CAMERA

更新

防水カメラの選び方とおすすめ5選を解説!

海や川に行ったときに防水カメラや水中カメラがあるととっても楽しいですよ!海や川の生き物たちと水の中で幻想的な写真を撮影することができます。今回はアウトドアに活躍する防水・水中カメラやアクションカメラをご紹介します。初めて使う方にもわかりやすい基礎知識の解説もあります。
防水カメラの選び方とおすすめ5選を解説!

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

アウトドアにピッタリのカメラといえば、防水カメラです。

水辺近くでのキャンプや釣りにも、防水カメラであれば安心して、持ち歩けます。

また、サーフィンやスキューバダイビングなどのマリンスポーツが好きなら、水中カメラも一緒に持っていきたいですよね。

そこで今回は、防水カメラ・水中カメラの特徴と、人気の防水カメラをご紹介します。

防水カメラ・水中カメラの防水規格とスペック

防水カメラは、水やホコリがカメラ内部に入らないよう、厳しい基準が設けられています。

カメラ本体とレンズは一体型で、コンパクトカメラの一種に分類されます。

水中での安全性を考え、操作はシンプルで且つ撮影のための設定はオート機能が充実してます。

防水性能の表示の「IP○」の意味とは?

防水カメラを選ぶ際、商品情報には「水深◯メートルまで可能」など表記されています。

他にも、カメラ内部に水が入らないよう、厳しい規格が設定されています。

目的に応じてカメラの防水レベルを知っておくのがポイントです。

アウトドアでは水だけでなく、砂埃や小さなゴミ、キャンプ時の灰など細かな塵がカメラを覆うことも想定されます。

そこで、防水カメラを選ぶ際には、防水/防塵両方の基準規格を知っておくと良いでしょう。

防水カメラには『IP○』などの表記が見られます。
これは、防滴のレベルを表し、国際基準と日本での基準(JIS)があります。

表記されている数字と、防滴/防塵の規格は、どちらもほぼ同一の基準と考えて差し支えないでしょう。

国際規格では、IEC(国際電気標準会議)が『IP規格』(International Protection)を決め、日本国内では日本工業規格『JIS規格』が基準となっています。

参考:https://kikakurui.com/c0/C0920-2003-01.html

画素数/絞り/ISO感度

防水カメラといえど、写真はきれいに残したいものです。

また、水辺ではカメラの細かい設定が難しいため、水中では、カメラの操作がしにくくなるため、防水カメラでは、フルオートでピントや露出が合うタイプが主流となっています。

有効画素数は1000万画素以上のスペックであれば、十分になめらかな画像が残せます。

暗い場所での撮影に影響するISO感度は、さほど高くなくても問題ありません。ISO感度100~800あれば十分でしょう。

手ブレ補正機能

防水カメラには、通常手ぶれ補正機能(スタビライザー)が搭載されています。

防水カメラを使うシーンでは、片手持ちやウエアラブル(身につける)ことが多いため、手ブレ防止は必須の機能といえます。

カメラの機種によってスタビライザーON/OFF切り替え可能なものがありますが、初心者のうちは常に手ぶれ補正機能ONの状態で、撮影に慣れたほうが無難です。

防水カメラで撮ってみたい!おすすめ撮影シーン

防水カメラで撮影できるシーンには、浅い水深から深い海の底まで様々です。
動画を参考に、行ってみたい場所に適した防水カメラを選んでみてください。

キャンプや川遊びには、コンパクトな防水カメラを

川辺でキャンプをする時や、釣りに出かける時には、コンパクトなサイズの防水カメラがおすすめです。

『オリンパスTough TG-5』は幅113mm× 高さ66mm×厚さ31.9mmと手のひらサイズ。

荷物の多くなる釣りやキャンプには、小さめでタフな防水カメラが最適です。

シュノーケリング(素潜り)で、動画も静止画も撮ってみよう

海での利用には、水深10m以上の防水カメラがおすすめです。
水深が深くなればなるほど、水の圧力を多く受けることになります。

動画で使用している『Nikon COOLPIX S33』は水深10m、60分までの撮影が可能です。

長い時間潜るのでなければ、静止画も動画も撮れる、防水カメラが良いでしょう。

スキューバダイビングは防水カメラ+プロテクター

防水カメラに、専用の水中用プロテクターを装着するだけで、水中カメラとしてスキューバダイビングでの撮影が可能となります。

『オリンパスTough TG-5』は水深15mまでの防水カメラですが、防水プロテクター『PT-058』と組み合わせることで、水深45mまで撮影が可能となります。

サーフィンなど動画はGoProにおまかせ

防水カメラで動画を撮影したい場合には、GoProなどウエアラブルカメラがおすすめです。

動く水の迫力と、自分が見た風景をそのまま動画として残せます。

スマホと接続しSNSへの投稿も簡単なGoProは、防水ビデオカメラとして活用度の高いアイテムです。

メーカー別|人気の防水カメラ・水中カメラ

防水カメラにはメーカーごとの個性が感じられます。

スタイリッシュなカメラから、衝撃にも強いタフなモデルまで、カメラを使うシーンに合わせて選んでみて下さい。

富士フィルム: FinePix XP130

長年防水カメラを作り続けてきた富士フィルムから、人気のFinePix XPシリーズに新しくXP130 が加わりました。

有効画素数1690万画素でコンパクトカメラとしては、高スペックといえます。

また、3インチのバックモニターで画像の確認がしやすいのが特徴です。

Bluetooth接続でスマホに写真を簡単に転送でき、SNSへの投稿も簡単です。

別売りの『instax SHARE』(スマホdeチェキ)とBluetooth接続すれば、その場でプリントアウトができます。

オリンパス: Tough TG-5

海外で先行発売となっていた、オリンパスの防水カメラ『Tough TG-5』が日本でも発売され、既に人気を集めています。

防水性はもちろん、防塵・耐衝撃性など、前機種のTG-4よりもさらにタフになった新しい防水カメラです。

水深15mまでプロテクター無しでの撮影が可能です。

また、F2.0と非常に明るいレンズを採用しているため、シャッタースピードが速くでき、動きの早い被写体でもきれいに撮影ができます。

Tough TG-5公式サイト 

TG-5の前機種はTG-4で、こちらも防水カメラとして長く人気のある機種です。

防水カメラを買うまえに、レンタルで試してみるのもおすすめです。

ReReレンタルでTG-4をレンタルする

ニコン : COOLPIX W100

水深10mまでの防水性能と、1.8mの耐衝撃性能となっています。

また、-10℃の耐寒仕様となっているため、スキーやスノボにも安心して持っていけます。

『COOLPIX W100』は”親子で楽しく”をコンセプトとしており、顔認識システムが充実しています。

水の中でもカメラが顔を自動認識するので、お子さんや友達を水中で撮影するにも、的確なフレーミングで撮影できます。

リコー:WG-50 BK

個性的なデザインのリコーの防水カメラ『WG-50』も人気の機種です。
カラーはブラックとイエローで、タフな相棒といったイメージです。
水深14m防水、耐衝撃性1.6m、耐寒-10℃と、季節を問わずに使用できます。

『WG-50』の特徴は液晶画面が2段階に調節可能な点です。

晴れた屋外では暗くて見えにくい部分を明るく、夜景ではまぶしさを抑えるなど、環境に応じてモニターが見やすく調節できます。

また、水中専用の「マーメイドモード」を選ぶと、水中でありがちな撮影時の「青色かぶり」を抑え、鮮やかな色合いで撮影できます。

防水カメラには使い捨てタイプがある!

富士フィルムのレンズ付きフィルム『写ルンです』には防水タイプがあります。

フィルムですので、撮影枚数が決まっており、現像が必要ですが、防水仕様で使い捨てですので、気軽に水辺に持っていくには良いアイテムです。

フィルムカメラに慣れていないと、「フィルムを巻く」という操作を忘れてしまいます。

写真を一枚撮影したら、上部のダイヤルでフィルムを巻き取ることで、次の撮影ができます。

マリンスポーツは頻繁にしないけど、ちょっと水中を撮影してみたいな…という場合には、使い捨ての防水カメラで撮影してみるのも楽しそうです。

プロテクターでOK!防水カメラを水中カメラにする方法

既にカメラを持っている場合には、機種に合わせてプロテクターを付けることで、防水仕様にできます。

『水中カメラケースSea Frogs Canon EOS 5D Mark III 5D Mark IV』

一眼レフカメラ用の防水ケースです。
メーカー純正品でない場合は、手持ちのカメラの機種と合うプロテクターを選びましょう。

中身は防水されていないため、プロテクターを付けた後は設定を変えるのが難しくなる場合があります。

水辺に出かける前に、操作性を確認しておくと良いでしょう。

こちらは、キヤノン Canon EOS 5D Mark III用の防水プロテクターです。

防水国際保護等級IPX8で、水深40mまでの防水が可能です。

また、環境に優しい素材のPVCを採用しています。
海、プール、ダイビング、キャンプ、スキー・スノボなど、水や衝撃に関わるあらゆるシーンでの撮影が可能となります。

『OLYMPUS TG-5用 防水プロテクター PT-058』

もともと防水カメラである、オリンパスTG-5専用のプロテクターです。

プロテクターを付けることで水深45mまで撮影が可能となります。

スキューバーダイビングなど、比較的深く、長時間水に潜る場合には、防水カメラ+ケースで万全の体制で撮影に望みましょう。

ケース本体の前面がブラックですので、余計な映り込みが防げます。

また、カメラの操作がしやすく、水の中でも露出補正などの操作が可能です。

外部フラッシュを付ければ、太陽の光が届きにくい暗い水中でも、美しい写真や動画が撮影できます。

まとめ

防水カメラは平均して水深10m前後に対応するタイプが多くあります。

構造としてはコンパクトカメラが基本となっていますので、フルオートでの簡単な操作性となっています。

また、専用のプロテクターと組み合わせて、水中カメラとしてダイビングなどで使うことも可能です。

特に撮影を目的としたスクーバダイビングの場合は、ダイビングショップでカメラについて相談してみるのも良いでしょう。

キャンプや釣りなど、気軽に出かける時の相棒として防水カメラを選ぶ場合は、持ち運びしやすいサイズ感がポイントです。

また、頻繁に水辺に出かけない時には、使い捨ての防水カメラで、フィルム撮影も楽しそうです。

水辺にカメラを持っていく場合は、安全性も考慮し、あらかじめ基本の設定を済ませてから出かけるようにしましょう。

また、防水カメラをレンタルできるサービスもあります。旅行などで使いたい方はレンタルを利用してみてはいかがでしょうか?

マーケットエンタープライズフィールドセールス

藤加祐子 /
ビギナーズ編集部 ライター

仙台市出身在住。フリーライター・写真家・タティングレース作家。古書店巡りとフルート演奏が趣味。仙台フィルの演奏を聴くのが自分へのご褒美です。

ビギナーズTOPページ