日傘のおすすめ商品は？選ぶ際のポイントから長く使うコツまで解説

日傘は、紫外線から肌を守るだけでなく、暑さ対策にも活用できる便利な傘です。この記事では、日傘を使用することで得られる具体的な効果や選ぶときのポイント、長持ちさせるコツ、おすすめの商品などについて解説します。

日傘と一言でいっても、その種類や特徴は様々です。選ぶ際のポイントを踏まえたうえで自身にあったものを選ぶようにしましょう。

日傘の効果

日傘を使用することで得られる効果は様々あります。ここでは、日傘の具体的な効果を2つご紹介します。「日傘を使う意味ってあるの？」と思っている人もぜひ参考にしてください。

紫外線から肌を守る

日傘の主な効果の1つが紫外線からの肌の保護です。

夏場はもちろん、そのほかの季節でも紫外線による日焼けやシミ、乾燥など肌トラブルに悩む人は多いのではないでしょうか。このような場合長袖を着用することで紫外線対策ができますが、夏の暑い季節にいつも長袖を着ることは簡単ではありません。

そのようなときに役立つのが日傘です。日傘を使用することで長袖を着用しなくても紫外線をカットすることができます。

涼しさを得る

日傘を使用することで直射日光を遮ることができるため、涼しさを得ることができます。特に夏場は、紫外線に加え暑さも気になる時期であるため、日傘を使用することで紫外線対策だけでなく暑さ対策にもなるでしょう。

大きいサイズの日傘を使用すれば、体全体を覆ってくれるため、より涼しさを感じることもできます。また、傘によっては独自のコーティングを施しており、体感温度をさらに下げているものもあります。

日傘を選ぶときのポイント

ここでは、日傘を選ぶ際に押さえておきたいポイントをご紹介します。選ぶポイントは様々であるため、自身の目的やニーズを踏まえたうえで選ぶ際の参考にしてください。

紫外線遮蔽率をチェック

紫外線対策のために日傘を購入する人は、紫外線遮蔽率をチェックすることが大切です。紫外線遮蔽率とは、紫外線をどのくらい遮ることができるかを示している値のことです。つまり、この値が高ければ高いほど紫外線をカットしてくれるということになります。

また、素材や生地もあわせてチェックしておきましょう。日本工業規格（JIS規格）では、試験によって遮光率が99%であるとされた生地のことを「一級遮光生地」と呼んでいます。

ただし、遮光率や遮熱の表記は布地の性能であり、UVカット加工が施されている日傘でも縫い目や地面からの照り返しなどの影響で紫外線を浴びることもあります。そのため、1つの目安としてチェックするといいでしょう。

内側が黒い日傘を選ぶ

地面からの照り返しで紫外線を浴びるケースもあるため、照り返し対策まで行いたい人は内側が黒い日傘を選ぶことをおすすめします。

これは、内側が黒いことで、照り返しの光の反射を防げるためです。一方で、内側がシルバーなどの日傘はレフ板のように機能するため、地面からの照り返しを傘に集めてしまい顔などに照り返しが当たりやすくなってしまいます。

涼しさ対策をチェック

暑さや熱中症に対応するために日傘を利用する場合、涼しさ対策をチェックしておきましょう。

例えば、体全体を覆うことのできる大きさの日傘を選ぶ、生地に太陽熱を跳ね返すコーティングが施されている日傘を選ぶといったことができます。また、日傘によっては「ひんやり傘」や「クール傘」などの表示が付いているものもあります。

一方で、日傘の外側が黒いと太陽の熱を傘が吸収してしまうため、熱気がたまり暑くなりやすいため注意してください。ポリエステル素材の淡色の日傘であれば熱を反射してくれるため、日傘の中が暑くなりにくいでしょう。

ファッション性重視すると機能性が下がる恐れ

人によっては日傘の使用頻度が高いため、ファッション性を重視する人もいるかもしれませんが、ファッション性を重視すると機能性が低下する可能性があるため、注意しなければなりません。

例えば、麻やレース、刺繍が施された日傘は見た目には魅力的に見え、コーディネートにも合わせやすいかもしれませんが、遮光性はそこまで効果が高いわけではありません。例えば、刺繍が施されている日傘は、刺繍部分から光が漏れてくる可能性があります。

また、虫食いやシミ対策として、こまめなメンテナンスが必要になるケースもあるでしょう。耐用年数も長くはないため、短いスパンで買い換えることになるかもしれません。

一方で、化学繊維が施されている日傘は、見た目のおしゃれさにはかけますが、機能性は高いという特徴を持ちます。

日傘選びで何を重視するかによって、ファッション性をとるか機能性をとるかが変わってくるため、選ぶ際にはこの点についても考えてみてください。

扱いやすさ

日傘は日常的に使用するものであるため、扱いやすいかどうかは選ぶうえで非常に重要なポイントとなります。

例えば、「通勤や通学の際に使用するため、携帯性の高い日傘がいい」「屋内と屋外を何度も行き来するため、ワンタッチで開けられる開閉のしやすい日傘がいい」「長く使用したいから耐久性の高い日傘がいい」など、使い方によって扱いやすいものを選びましょう。

晴雨兼用か

日傘の中には、晴れの日のみならず雨の日でも使用できる晴雨兼用のものもあります。

紫外線の量が増える初夏から夏場にかけては、梅雨や台風などで雨が降ることもよくあります。そのため、急な雨でもいつでも対応できるように晴雨兼用のものがあると便利でしょう。晴雨兼用であれば、日傘と雨傘をそれぞれ持ち歩く必要がないため、荷物も減らせます。

日傘のタイプをチェック

日傘と一言でいっても、そのタイプは「長傘」と「折りたたみ傘」に分けることができます。それぞれのタイプにメリット・デメリットがあるため、特徴を理解したうえで自身にあったものを選ぶことが大切です。

長傘タイプは、サイズが大きいものが多いため、体を紫外線からしっかりと守ってくれる点が特徴です。また、開閉が簡単にできるため、使用頻度が高い人にもおすすめです。さらに、晴雨兼用の商品も多く梅雨や台風の季節などにも活躍してくれるでしょう。

一方で、折りたたみタイプと比べると重さがあり持ち運びのしやすさという点では劣っています。

折りたたみタイプは、その名の通り日傘を折りたたむことができるため、携帯性に優れている点が特徴です。商品によってはカバンにすっぽりと納められるものもあるため、手荷物をできるだけ減らしたい人に適しています。

ただし、長傘タイプと比べると、強度が落ちてしまう点に注意しなければなりません。

日傘のお手入れ方法

日傘を長く使用するためには、日頃からこまめにお手入れをすることが大切です。

例えば、日傘の表面にコーティングが施されている場合は、傘をゴシゴシと強く洗わないようにしましょう。これは、強く洗うことでコーティングが痛んでしまうためです。もし、汚れが気になるようであれば、固く絞った雑巾などを使って拭いたうえで陰干しをするようにしましょう。

また、UVカット加工のみが施されている日傘は中性洗剤をぬるま湯で薄めたうえでスポンジを使って撫でるように汚れている箇所を拭き取るようにしてください。汚れを拭き取ったら洗剤を洗い流しこちらも陰干しをします。

日傘を長持ちさせるポイント

日傘を使用する際、いくつかのポイントを押さえておくことでより長く使用することができます。

具体的には、まず傘を開く際は数回傘を揺らしてほぐしてから開くようにしましょう。また、自動開閉式の傘である場合は、真上に向けて開閉することもポイントです。

そして、たたむ際はシワがつかないように丁寧にたたんでください。たたみ方によっては、シワがつく恐れがあるほか、生地同士がくっついてしまう恐れもあり、生地を傷めかねないため注意が必要です。

ちょっとした一手間をかけるだけでも、日傘は長持ちするためぜひ試してみてください。

おすすめの日傘

ここでは、おすすめの日傘を3つご紹介します。それぞれ異なる特徴を持った日傘であるため、日傘の購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

ロサブラン

ロサブランは、日本製の生地を使って作られている遮光性へのこだわりを持って作られた日傘です。

日傘の中には低コストで生産するために、海外で作られた加工生地を使用しているケースもありますが、記事によって遮光率にムラがあるなど安定性に欠ける側面もあります。そのような中で、ロサブランは日本製の加工生地を採用し、遮光性の維持に努めています。

また、傘の内側にはブラックラミネート加工が施されているため、地面の照り返しからもしっかりと肌を守ってくれます。

コンパクト折りたたみタイプであるため、携帯性にも優れているほか、撥水加工により雨の日でも使用できるなど、利便性の高い日傘だといえます。

Adoric

Adoricは、グラスファイバーと航空機用のアルミ合金を傘骨に使用することで、高い耐久性と軽量化を実現した日傘です。その重量は約195gとなっており、1本の缶コーヒーとほとんど同じ重さとなっています。

また、全長18cmとコンパクトなサイズであるため、カバンに入れても重さを気にすることなく、かさばることなく気軽に持ち運ぶことができます。

こちらの日傘は晴雨兼用となっているため、一年を通して使用することができます。通勤や通学などで日傘を使用する人、いざというときのために雨傘を用意しておきたい人などにとってはぴったりの商品です。

makez

makezは、特殊構造によって強風に煽られても風の力を受け流すことができる晴雨兼用の日傘です。傘が風の力を受けた場合、反り返るため使用者が転倒するリスクを軽減することができます。反り返った傘は折りたためば再び使用できるため、安心してください。

また、こちらの日傘で使用している記事は、高い遮光性とUVカット効果、さらに高い撥水性を備えている点も特徴です。使用時のサイズは直径約96cmと大きいサイズであるため、紫外線や雨からもしっかりと守ってくれるでしょう。

まとめ

今回は日傘について、具体的な効果や選ぶ際のポイント、長く使うためのポイント、おすすめの商品などについて解説しました。日傘は紫外線から肌を守るだけでなく、夏場の暑さ対策にも活用できるものです。選ぶ際は、遮蔽率や内側、外側の生地の色、扱いやすさなどをチェックしてみてください。

こちらの記事では、軽量折り畳み傘10選をまとめています。晴雨兼用タイプもあるので、日傘選びの参考にしてくださいね。