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【初心者必見】おすすめドローン5選を紹介!

人気のドローンの中でも主流であるFPVドローンのおすすめ機種をご紹介します。様々な種類があるFPVドローンが、比較的手に入りやすい価格で購入できるようになりました。この機会にパイロットになった気分を味わえる魅力を持つFPVドローンをあなたも始めてみませんか?
【初心者必見】おすすめドローン5選を紹介!

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ドローンはホビーのなかでもダントツの人気です。特に、FPVドローンが主流となってから、気軽に楽しめるホビードローンからドローンレースの練習用になる機種まで、様々なFPVドローンが比較的手に入りやすい価格で購入できるようになりました。

今回は、FPVドローン初心者でも手軽に始めやすい機種をご紹介します。

FPVドローンの「FPV」とは?

FPVとは、「ファースト・パーソン・ヴュー」(First Person View)の略で、「一人称視点を用いた遠隔操縦」という意味です。

簡単に言うと「自撮りドローン」ですね。といっても操縦する自分だけを写すだけでなく、ドローンの目線が確認できるという意味の「一人称」ということになります。

自分が見たいと思う風景を、ドローンに見てもらう、又はドローンが見ている風景を自分で確認しながら操縦できる。それがFPVドローンの大きな魅力です。

一人称視点は具体的に、ドローンに搭載されたカメラの映像を、無線などで送信し、専用のモニターやスマホなどで受信し、リアルタイムで映し出すという仕組みです。

ドローンが映している今の瞬間を見てドローンを操縦するので、まるで自分がコックピットに乗り込んだような感覚になれます。

「FPVドローン」が主体となってきたのは、搭載するカメラの性能が上がった点やスマホアプリの開発が進んだこと、ドローンの普及により価格が安定したことなどが挙げられます。

FPVドローンの人気の秘密は、やはり、自分も飛んでいるような「パイロット感覚」が気軽に体験できるという点にあります。

さらに、ドローンレースに出場するには、FPVドローンでの飛行経験が必要となります。レース出場までは…という方でも、ドローンの楽しさが倍増するのがFPVドローンの良さではないでしょうか。

FPV対応ドローンのおすすめ5機種

FPVドローンにも多くの機種があり、悩んでしまいそうです。FPVドローン初心者向けからプロ並みの映像が撮れる機種まで、FPVドローン、メーカー別に見てみましょう。

①HOLY STONE(ホーリーストーン) |SHADOW HS160

ドローン初心者でも、FPVドローンから始める方も増えています。一万円を大きく切る「SHADOW HS160」は、価格的にも初心者向けといえます。

ドローン初心者の場合、初めての操縦でスロットルの上げすぎで、ドローンをぶつけてしまうことが頻繁にあります。

HS160はワンキーで、起動・着陸が行えるため、最初の飛行で起こりがちなトラブルを回避しやすいのが特徴です。

また、アームを折りたたんで本体に羽根ごと収納できるため、とてもコンパクトに持ち運べます。ドローン所持の悩みの1つでもある収納場所の問題も、HS160では心配無用です。

HS160は720pHDカメラ搭載で、動画と静止画の両方が撮影可能です。また、気圧センサーによる「高度維持機能」が付いており、オートホバリングでの撮影が可能です。まさにFPVドローン初心者向けの機種といえます。

②Parrot(パロット)|Mambo FPV

Parrot(パロット)は、フランスの先端機器メーカーで、VRゴーグルもセットになっているFPVドローンが「Mambo FPV」です。

720pHDにより、動画のようにとてもきれいな映像が撮影できます。

Mambo FPVはVRゴーグルがセットになっているのが特徴です。手持ちのスマホ(4.6~6インチのスマートフォン対応)をVRゴーグルにセットするだけで、ゴーグルの準備完了です。

将来ドローンレースを目指す方にも、練習用FPVドローンとして適した機種といえます。

操縦モードは難易度により3段階に分かれています。

  • Easyモード:オートホバリングできる初心者モード。
  • Driftモード:水平安定機能を無効にし、急カーブ旋回などの操縦が可能な中級者モード。
  • Racingモード:安定飛行の機能をすべてOFFにした、レース向け上級モード。

操縦のテクニックを徐々にレベルアップできるのも、「Mambo FPV」の特徴です。

また、手からそっと投げて離すだけで飛行がスタートする、「フリーフォールテイクオフ」機能もあり、メンテナンスしながら長く安全に使えるFPVドローンといえます。

FPV用のスマホアプリは公式サイトから無料でダウンロードできます。

③EACHINE(イーチャイン)|E52-TX

ドローンでちょっと遊んでみたい、友達や子どもさんと撮影して楽しみたいなど、趣味で気軽に楽しめるポケットドローンがあります。「E52-TX」という単3電池4本ですぐに動く小型のFPVドローンです。

「E52-TX」の特徴はとにかく操作が簡単という点です。最初の垂直飛行は、フワっと浮き上がりオートホバリングするため、スロットルの影響を受けにくいスタートとなっています。

その後は、スティックで左右に動かし、極端な操作をしなければ、1~2回の練習で安定して飛ばせる手軽さです。

肝心のFPV機能ですが、「E52-TX」専用のアプリをスマホにダウンロードしWi-Fi接続します。アプリで録画をスタートさせ、動画はスマホのメモリーに記録されます。

カラーにより価格に差がありますが、ブラック/レッドとも¥5000前後という価格ですので、FPVドローンで遊んでみたいという方には、嬉しい価格帯といえます。

④Potensic(ポテンシック) | T25

FPVドローンで、専用モニターが付属しているタイプがPotensic のT25です。

FPVモニターの電源をONにするだけで、ドローンと自動接続されます。スマホ要らずで画像が確認できる点は手軽ですね。モニターには、録画できる残り時間と、静止画の撮影可能枚数が表示されます。

また、高度維持機能付きで、ワンキー着陸、ホバリングが可能となっています。6軸ジャイロ(角速度センサー3軸+加速度センサー3軸)搭載ですので、風に煽られてもバランスを修正しやすい躯体となっています。

ヘッドレストモードに設定すれば、ドローンの視点ではなく操縦者の視点で前後左右をコントロールでき、FPVドローンでの撮影に慣れていない方でも、馴染みやすいのが特徴です。

簡単な操作で、アクロバット飛行にチャレンジしたい方にぴったりの機種といえます。

⑤DJI | Mavic Air

DJIが2018年1月にニューヨークで開催したイベントで発表されたのが「Mavic Air」です。

本格4K動画が撮影できるとあって、発表直後からアメリカのYouTuberを中心に、人気が高まっている本格派のドローンです。

プロペラを折りたたんだ時のサイズは、168×83×49mmで、前モデルのMavic Proよりもさらにコンパクトに、かつ軽量化されています。

肝心の動画撮影ですが、3軸のジンバル(手ブレ補正機能)が搭載されており、画面がグラグラ乱れず滑らかな映像が撮影できます。

また、7つの内蔵カメラにより周囲の障害物を検知、回避する機能が搭載されています。

なんといっても、画質は参考動画の通りです。静止画でも有効画素数は1200万画素で切り出せます。

またワンタップで360度のパノラマ撮影も可能で、FPVドローンの可能性をさらに広げる機種となっています。飛行時間は最大20分で、最高速度は時速68kmで、迫力ある撮影ができます。

なお、本体総重量は430gとなりますので、航空法上の無人航空機扱いとなります。

飛行禁止空域で運用する場合は、申請が必要となります。詳しくは国土交通省のページをご確認ください。

参考:国土交通省 航空:無人飛行機(ドローン・ラジコン等)の飛行ルール

ドローンのプロペラは、とても軽く薄くできています。筆者もドローンの操縦体験をしたことがありますが、操縦に慣れないうちは、極端にスロットルを上げがちで、失速落下することが多々ありました。

プロペラは少し歪んだだけでも、飛行に影響してしまいます。安定した飛行をさせるため、取り替え用のプロペラを合わせて購入しておくことをおすすめします。

FPVドローンを飛ばすときには法律を守って安全に

FPVドローンを飛行させるには、国土交通省が定める、無線伝送のルールに則った機種を選ぶ必要があります。

具体的には、「第三級陸上特殊無線技士」以上の資格がない場合(無免許でホビードローンとして楽しむ場合)FPVドローンでは2.4GHz帯、出力10mW/MHzの機種のみ操縦可能となっています。

出典:総務省 電波利用ホームページ

無免許でもドローンを楽しむことはできますが、ドローンの認定資格が取れるドローンスクール等も存在しています。


ゆくゆくはドローンを仕事にしたい、真剣にドローンについて学びたい方は、こちらの記事も参考になります。

ホビードローンであってもFPVドローンの操縦者は、小電力の無線局となるので「技適マーク」(技術基準適合証明等)が付いた機種を選ぶ必要があります。

参照:総務省 ドローン等に用いられる無線設備について

また、ドローンを飛行させるには、国土交通省が定めたルールを守る必要があり、この規定以外の空域でドローンを操縦する場合は、具体的な許可が必要になります。

  1. [1] 日中(日出から日没まで)に飛行させること
  2. [2] 目視(肉眼で確認できる)範囲内で、FPVドローンとその周囲を常に監視して飛行させること
  3. [3] 人(第三者)又は物件(第三者の建物、自動車など)との間に「30m以上の距離」を保って飛行させること
  4. [4] お祭りや縁日など、多数の人が集まるイベント会場の上空で飛行させないこと
  5. [5] 爆発物など危険物を輸送しないこと
  6. [6] 無人航空機から物を投下しないこと

また、本体・カメラ・バッテリーを含む総重量が200g以上の機体については、航空法上の無人航空機に分類されます。

上記の飛行空域のルールを守り、適切な操縦での使用には問題ありませんが、飛行禁止空域での使用、運用については国土交通大臣の許可及び承認申請が必要となります。

参考:国土交通省 航空:無人飛行機(ドローン・ラジコン等)の飛行ルール

電波と飛行空域に関する2つのルールを守りながら、FPVドローンの操縦を楽しんでいただければと思います。

まとめ

FPVドローンと今までのドローンの違いは、リアルタイムで映像を確認しながら、ドローン操縦ができる点にあります。

機種によっては、ドローンレースの練習を想定してVRゴーグルがセットになっているものもあり、夢がふくらみますね。

FPVドローンはドローンとスマホの間で画像データを転送するわけですが、ここには守らねばならない電波法があります。

2.4GHz帯、出力10mW/MHz以内の機種で技適マークが付いたFPVドローンであれば、特別な免許や申請は必要ありません。

空中を飛んで撮影するものですので、周囲に気を付け、マナーを守って安全操縦でFPVドローンらしい素敵な映像撮影を楽しんでくださいね!

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藤加祐子 /
ビギナーズ編集部 ライター

仙台市出身在住。フリーライター・写真家・タティングレース作家。古書店巡りとフルート演奏が趣味。仙台フィルの演奏を聴くのが自分へのご褒美です。

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