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おすすめの燻製器17選と選び方解説!キャンプ用・室内用別に人気のスモーカーを紹介

燻製器にはさまざまな素材のものや大きさがありますので、どれにするか迷ってしまいますよね。この記事では、自分に合う燻製器の選び方をご紹介します。
燻製を家庭で作りたいけれど、部屋に匂いが染みつきそうと心配の方は、自宅でも匂いがこもらず近所にも迷惑をかけないものを選びましょう。
燻製器は、インテリアとしてもさまになり、シンプルでおしゃれなものがたくさん発売されています。アウトドアにはもちろん、自宅で簡単に燻製が食べれますので、これを機に燻製器にこだわってみましょう。
燻製器の選び方

燻製器を選ぶ基準さえ押さえれば、お気に入りのものが見つかります。どのようなものを選べばよいのでしょうか。
家庭で使いたいのかキャンプなどの屋外で使いたいのか、それによって適した素材や形状が変わってきます。
- アウトドア用なら…ステンレス製、鉄製で壊れにくいものがおすすめ
- 室内でも使うなら…鍋型陶器、家電タイプなど煙を漏らさず密閉性の高いものがおすすめ
- 両用するなら…鉄製など、頑丈で熱伝導率が高く、密閉性があるものがおすすめ
ここから先は、燻製器の選び方を詳しくご紹介します。
素材で選ぶ
燻製器には、ステンレス製、鉄製、陶器、ホーロー、段ボールなどさまざまな素材があります。
アウトドア用で持ち運び重視ならステンレス製や段ボール製

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アウトドア用に使用するのであれば、壊れにくいステンレス製や鉄製などの金属がよいでしょう。持ち運びや捨てやすさといった手軽さを求めるなら段ボールタイプもあります。
鉄製は家庭でもアウトドアでも併用できる

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鉄製の燻製器は、直火のような強い火力に耐えられて熱伝導率も高いメリットがあります。
重さがある、錆びやすいといったデメリットがありますが、家庭でもアウトドアでも使いたい、本格的な燻製料理をしたいという方におすすめの素材です。
室内使用なら保温性もある陶器

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室内で使用したいのであれば、鉄製や陶器がおすすめです。煙やにおいを出さない密閉性の高いものが多く発売されています。
鍋型鉄製はさびやすく、陶器は割れやすいという点に注意が必要ですが、その分おいしい燻製が仕上がります。また、陶器は保温性に優れていて、土鍋料理のようにそのまま出しても見栄えがします。
燻製器は直火で使用するイメージがありますが、家電タイプにはIH対応のものもあります。使える熱源もあわせて確認しましょう。
サイズで選ぶ
燻製器を使って調理するとき、最初は小さめのものを燻製していても、だんだん慣れてくると大き目のものも燻製したくなります。
また、アウトドア・キャンプ用なら大人数で食べる分を調理できた方が良いですよね。そのときに小さすぎて入らないことがないように、大きめのものを選びましょう。
燻製器には深さも必要といわれています。おいしい燻製を作るためには、燻煙をまんべんなく循環させることが必要です。燻煙を循環させるには燻製器内の空間が広ければ広いほどよいのです。燻製器本体とフタを含めて、できるだけ深めになるものを選んでください。
形状もチェック
燻製器の形状には、縦型、横型、鍋型があります。
大きな食材を燻す際にはフックで吊るす高さが必要になりますので、高さ40cm以上の縦型がおすすめです。何段か仕切りをつければ一度にたくさん置いて燻すことができるので、キャンプ・アウトドア向きでもあります。
浅い横型はコンパクトで扱いやすく、持ち運びにも便利です。鍋型は深さがあるので、煙がいきわたりやすいメリットがあります。
密閉性
密封性が高い燻製器は、匂い対策だけでなく、煙の循環効率が良くなって仕上がりが美味しくなる効果もあります。
燻製器の形状は、縦長い形やコンパクトなお弁当のような横長、ドーム型などさまざまです。煙の循環効率を考えたら、煙がゆったり循環して、その循環する煙が逃げないものがおすすめです。
温度調節ができるか
温度調節ができない燻製器の場合は、冷燻のように温度を30度以下に保たなければならないような燻製はできません。温度調節ができないものですと、燻製ができる幅が狭くなります。
将来的に自分でスモークサーモンや生ハムを作りたいと思っている方は、温度調節ができる燻製器を選びましょう。
温度別の燻製方法
燻製方法には、熱燻法・温燻法・冷燻法があります。温度や燻す時間によって分けられます。
- 熱燻法:80度以上の高温で短時間燻す。初心者、アウトドア向き
- 温燻法:80度以下で数時間燻す。アウトドア向き
- 冷燻法:30度以下で数日間燻す。上級者向き
熱燻法は、80度以上の高温で10分~1時間程度で仕上がる燻製方法です。短時間で高温調理なので、鍋タイプの小型の燻製器でもできて初心者の方にもおすすめです。
温燻法は、30~80度程度で数時間から1日で仕上がる、最もスタンダードな燻製方法です。口当たりがやわらかく、塩分も少なめで香りもしっかりつきます。
アウトドアでもおすすめの方法で、燻製器は中型から少し大きめのものが良いでしょう。数時間をかけて燻すので、小さすぎると熱されすぎて食材が焼けてしまう可能性があるからです。
冷燻法は、15~30度以下の低温調理で数日から数週間、レシピによっては1ヵ月以上燻し続ける方法です。器具や調理環境を整える必要がありますが、食材の水分がしっかり抜けて長期保存できます。数日のキャンプで作るのには向かないですが、長期間燻すことで本格的な味わいが楽しめます。
人気アウトドアメーカーの燻製器なら簡単で手軽
もし手軽に燻製を楽しみたいなら、アウトドア向け燻製器を使用するのが近道です。
「SOTO(ソト)」「Coleman(コールマン)」「LOGOS(ロゴス)」のようなアウトドアブランドからも燻製器は販売されています。
必要なものが一式揃ったスターターキットもあり、簡単においしく作れるので、迷ったらアウトドアメーカーから選ぶというのもおすすめです。
▼SOTO(ソト)|スモークスターターキット チップ(4種) ミニウッド(1種) フック 温度計 セット
おすすめの燻製器|キャンプ・屋外用

おいしく燻製が仕上がるおすすめの商品をピックアップしました。自分のお気に入りを見つけてみましょう。
キャメロンズ|ステンレス製ミニスモーカー
横型でコンパクト、ガスはもちろんのこと炭火やオーブン、IHとマルチ対応のミニサイズのスモーカーです。アウトドアや家庭でも手軽に燻製料理が楽しめます。
ハンドルが折りたためますので収納もコンパクトです。燻製初心者でも簡単に作れます。
ソト(SOTO) |いぶし処 スモークスターターキット温度計付き
初心者から始めるには丁度よいキットです。スモークチップ、ウッド、温度計などがセットになっていて、初めてスモーク料理に挑戦する方向けのオールインワンセットです。
まずは燻製入門として購入してもよいでしょう。収納は折りたためて場所をとりません。
ソト(SOTO) |燻家 スモークハウス ST-114
まだ燻製器を買うのには勇気がいるという方に、ダンボールでできたお手軽スモークハウスはいかがでしょうか。火で燻せないのですが、煙で燻す「温燻」であれば、段ボールでも十分おいしい燻製が食べられます。
チーズやハムなど煙で燻すと香りのよくなる食材で、まずはスモーク料理を楽しんでみてください。
ロゴス(LOGOS)|ステンレス製スモーカー
バーナーがいらないという便利なスモーカーです。取っ手がついていて持ち運びが楽です。
スモークケースは引き出し式ですので、スモーク材の出し入れや継ぎ足しが簡単におこなえます。食材は吊ることも置くことも可能です。
コールマン|ステンレススモーカー2
ステンレス製ですので、サビに強く扱いやすいです。形状が円柱ですので、吊るしてもよいですし、網に乗せて燻すこともできます。
折りたためない分場所をとってしまいますが、スペースに余裕があるのでしたらおすすめの商品です。
スノーピーク|スモークマイスター モクーモ CS-095
日本のアウトドアメーカー「snow peak」のステンレス製スモーカーです。
1度に6段使いできて、大人数でのアウトドア派におすすめの燻製機です。煙が漏れにくい仕様で、食材に燻煙がまんべんなく当られる構造のため、香りがしっかりと食材になじみます。
ユニフレーム(UNIFLAME)|ステンレス製燻製器
重量感もありしっかりとしていますので、本格的に燻製を作りたい方にはぴったりです。ステンレス製ですので、後片付けも簡単にできます。お値段は少し高めですが、その分おいしい燻製ができます。
ユニフレーム(UNIFLAME)|インスタントスモーカー
組み立てると三角柱ですが、たたむと薄く、四角くなるので収納や持ち運びにも便利です。
棚網が3枚付属されているので、複数の食材を分けてスモークできます。温度計用孔付きで、スモーカー温度計を別途購入して使えます。
また、価格が5000円前後でリーズナブルな点も、初心者の方は手に取りやすくておすすめです。
ベルモント(Belmont) |鉄製燻製鍋27cm
下からガス火をだして熱燻しても金属部が傷むこともなく、何度使っても変形しません。鉄製で磁石が使えますので、フタの内側にペーパータオルを設置し磁石で固定して、水蒸気が落ちることを防ぐこともできます。掃除も簡単で重宝します。
キャプテンスタッグ|燻製ビギナーセット UG-1051
日本のアウトドアブランド「CAPTAIN STAG」の燻製ビギナー向けのセットです。スモーカー、スモーキングブロック(サクラ)、温度計、軍手、クイックチャッカー、そしてレシピ本まで付属されています。
価格も約5000円と安価で、届いたらすぐに燻製が始められます。リーズナブルでありながら、熱燻・温燻・冷燻に対応しているので、本格的に燻活を楽しみたい人にもおすすめです。
BBQコンロ スモーカー&グリル 燻製器 蒸し器 焼肉グリル 3in1
燻製器・蒸し器・焼肉グリルとしてこれ1台で3通りの使い方ができる3in1のBBQコンロスモーカー&グリル です。
薫製に必要な温度計もついており、天井蓋には魚などの食材を吊るす際に使用するステアーとフックがセットになっています。
見た目もアウトドア感のあるデザインで、薫製中はストーブのように暖をとることもできますよ。
おすすめの燻製器|室内・家庭用

ここでは、室内・家庭用におすすめの燻製器をご紹介します。
煙が出にくく、コンパクトなモデルです。
ロゴス(LOGOS)|クラフトスモーカー 81066020
見た目が華やかで、キッチンに置いていてもインテリアになるスモーカーです。細身の筒状なので、家庭で使う場合は換気扇の下に置いて使用すれば煙を効率的に逃がせます。
食材網も3段になっているので、様々な食材をスモークできます。段ボール製なので後片付けも簡単です。
アデリア|燻製ができる土鍋 万古焼 深さ5cm
三重県四日市市の伝統工芸品で、優れた耐熱性があります。フタは透明ガラス製ですので、調理されていく過程が見えて待ち時間も楽しめます。
また、ドーム型ですので煙や蒸気がムラなく循環し、おいしい仕上がりになります。スモーク料理やスチーム料理、鍋料理も炊飯もできて料理の幅がひろがる商品です。
長谷園|燻製器 いぶしぎん 小
伊賀の粗土が持つ遠赤外線効果や、吸水性を活かした燻製土鍋です。香りも煙も外に逃さず旨味をじっくりと食材に染み込ませていきます。
煙の香りも外に逃がさない陶製燻製器なので、自宅で燻製を楽しみたいけど匂いが心配な方におすすめです。
パナソニック|スモーク&ロースター 燻製器 けむらん亭
部屋で手軽に燻製が作れます。「切身」メニューで、小さく薄い切身でも水分を逃さず、ジューシーに焼き上げます。
掃除は脂汚れを分解する「オートクリーン」モードで、お手入れも簡単にできます。
アペルカ|テーブルトップスモーカー APS7000
卓上でも使用できるスモーカーです。特徴的な円錐の蓋には穴が開いており、木の部分を回すと煙の量を調整できます。
つまみのついた扱いやすいチップ皿は、網目が細かくてどんな食材もムラなく燻すことができます。スモークウッドもスモークチップもどちらも使用可能です。
燻製器 GREEN HOUSE GH-SMKB-SV
まるで水筒のようなスリムな見た目のスモーカー。このボトルは煙を発生させる装置として使うので、ボウルとサランラップを別途用意して使用します。
電池式なので屋外に持ち出しても使えますよ。収納や持ち運びに困らないスタイリッシュなスモーカーを探している方におすすめです。
燻製器を活用して食事を楽しもう

肉や魚などを丁寧に扱い、燻製にする作業はとても癒されます。自分だけのオリジナルの燻製を作り食卓に並べれば、日頃の喧騒から遠ざかった感じがするでしょう。
あえて燻製を手作りすることで、食に対してこだわりがでて日常も丁寧に暮らせるようになります。また、友人や恋人を招いて燻製パーティを開くのもよいです。燻製器は日々ゆったり大切に過ごせるアイテムです。
こちらの記事では、ホームパーティーがもっと楽しくなる時短調理家電をご紹介しています。
アウトドアシーンでも家庭料理でも、そのまま料理を出しておしゃれなスキレットのおすすめ商品を下記の記事でご紹介しています。

ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター
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