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ギターの王様?ギブソンエレキギターの魅力を徹底解明!
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
エレキギターに精通している方なら、ギターメーカーときいて真っ先にギブソンを思い浮かべるのではないでしょうか?
エレキギターの歴史を語る上で、ギブソンは絶対に外せない、ギター黎明期の頃から重要な役割を果たし続けてきました。
ギブソンは「レスポール」や「SG」はじめとする、エレキギターの歴史に名を残した名機をいくつも生み出し、現在のギターシーンに大きな影響を与えています。
そして、同メーカーが手がけたエレキギターは、今もなお世界中のギタリストたちに愛され続けています。
残念ながら2018年5月、他事業の不調から経営破綻し、事実上の経営破綻という形になってしまいました。
今後の雲行きは不透明となっているものの、何らかの形でギブソンブランドは受け継がれていくことになるでしょう。
ここでは、そんなギブソンギターの魅力についてお話したいと思います。
目次
ギブソン・エレキギターとは?
まずはギブソンギターの歴史や、代表的なモデルの特徴からご紹介しましょう。
ギブソンのエレキギターの歴史
一般的にエレキギターときいて、ほとんどの方がソリッドボディのモデルをイメージすることでしょう。
ソリッドボディとはいわば、“内部が空洞になっていないタイプ”のギターのことです。
例外こそあるものの、定番であるストラトキャスターやテレキャスターは、その多くがソリッドボディを採用しています。
そんなソリッドボディギターのルーツには諸説があり、ギブソンがギタリストのレス・ポール氏と共に開発した「レスポール」もその源流となったモデルのひとつです。
遡ること半世紀以上、最初のレスポールが生み出されたのは1952年のことでした。
50年代の後半には現在も製造され続けているレスポールの基本スペックを完成させ、フェンダーのストラトキャスターやテレキャスターと共に、エレキギターのスタンダードとなっていったのです。
また、50年代末になると現在でも変形ギターの代表モデルとして人気を集めているエクスプローラーやフライングVを、1960年代に入るとSGを開発し、エレキギターのトップメーカーとしてその名を轟かせたのです。
そして1960年代以降は、エリック・クラプトンをはじめとする多くの一流ギタリストに愛用されるようになります。
70年代に入ると、レスポールを中心にギブソンのエレキギターは多くのギタリストの憧れの的となったのです。
それに続くように、世界中の楽器メーカーがギブソンデザインを模倣したモデルを次々と製造するようになりました。
グレコやトーカイ、フェルナンデスといった日本のメーカーもギブソンのコピーモデルを製造しはじめたのです。
しかし1980年代に入ると、世界的なハードロックやヘヴィメタルブームの影響もあって、よりプレイアビリティの高い「ハイテク系」ギターの人気が高まります。
ギブソンはその競争に遅れを取ることになり、一時的ですが人気に陰りがみえ始めました。
それ以降はガンズ&ローゼスのブレイクや、昔ながらのロックンロールへの回帰志向の高まりから、再びレスポールを筆頭にギブソンエレキギターへの評価が高まる結果になりました。
冒頭で軽くお話しましたが、2018年5月に事実上の経営破綻をとなったのの、その品質の高さは折り紙付きです。
立て直しを支持するユーザーは実に多く、今後もギブソンを求めるギタリストたちは増えていくことでしょう。
レスポールの魅力とは?
ギブソンの代表モデルといえば、やはりレスポールです。
現在でもスタンダード・クラッシック・カスタム・スタジオ・ジュニア・ジュニアスペシャル・ダブルカッタウェイなど多くのモデルがラインナップされています。
スペックはその時代やモデルによって多少異なりますが、基本はボディにマホガニーとメイプルを貼り合わせたもので、ネックはマホガニー1ピースです。
指板はローズウッド、またはエボニーとなっています。
そして、2つのハムバッカーピックアップと、ロングサスティーンに定評のある「TOM(チューンOマチックブリッジ)」を搭載しています。
これらのパーツの組み合わせにより、太くて温かく、パワフルなサウンドをアウトプットしてくれます。
また、マホガニーのボディにハムバッカーピックアップを組み合わせると、どうしても音の輪郭が曖昧になりがちです。
この欠点は、輪郭が明瞭になりやすいメイプルをトップ材として貼り合わせて解消しているのです。
これは、ソリッドボディ・エレキギターにおける最大の発明といってもいいでしょう。
このサウンドがエレキギターのスタンダードとなり、現在のポピュラーミュージックの形が決まりました。
そのくらいにレスポールというギターは、音楽シーンにおいて重要な役割を担っていたのです。
SGの魅力とは?
続いて、1960年に登場したSGについてご紹介しましょう。
このエレキギター最大の特徴は、薄型のオールマホガニーボディ&ネック、そしてプレイビリティの高いダブルカッタウェイシェイプです。
ハードウエアは2つのハムバッカーピックアップとTOM(チューンOマチックブリッジ)が搭載されています。
もともとはレスポールの後継モデルとして登場しましたが、材質やシェイプ、サウンドを含め、あまりにも大きく変化しすぎていました。
そのため、レスポールとしては受け入れられず、すぐに別モデル「SG」に改称されます。
サウンドの傾向として、オールマホガニーボディであることから、ややハイが弱く、エッジはそれほど強くはない代わりに、ミドルが強調された温かいサウンドが特徴です。
また、薄型ボディのおかげで非常に軽量かつ取り回しがよいのも魅力になっています。
ダブルカッタウェイシェイプを採用していることから、シングルカッタウェイのレスポールに比べると、ハイポジションのプレイアビリティに優れています。
一方、ボディがあまりにも軽量であるため、滑りやすいストラップを使っていると、ヘッド落ちする欠点があります。
SGを握ってステージに立つ際には、ストラップ選びも気を遣わなければなりません。
フライングVの魅力とは?
いわゆる変形ギターの代表的モデルであるフライングVもみていきましょう。
このギターも1950年代後半に登場し、独特の形状がとても印象的な1本です。
登場したばかり頃は、コリーナ材を使ったモデルもありましたが、基本的にはボディ、ネックともにマホガニー材を採用しています。
ピックアップや、その他ハードウエアについても上述のSGとほぼ同じです。
サウンド面の特徴についても、材構成およびハードウエアが同様なことから、SGに近いミドル寄りサウンドとなっています。
なお、ブリッジ後部が大胆にカットされたシェイプのおかげでやや倍音が抑えられており、音の分離が良く、特殊なボディシェイプに似合わず、使いやすいサウンドのギターといえるでしょう。
70~80年代の特殊なレスポールたち
1970年代から80年代にかけて、レスポールは幾度となくモデルチェンジを行っています。
特に70年代にはボディバッグのマホガニーに薄い別の木材をサンドした「パンケーキ構造」のものが数多く製造されました。
続く70年代後半から80年代にかけては、ネック材にメイプルが採用されており、より硬質的なサウンドとなっていたのです。
しかし、最も人気を集めていた50年代後半に完成されたスペック・サウンドとは異なっているため、残念ながら評価は得られませんでした。
とはいえ、オリジナルとは違っていても、楽器としての完成度はとても高いといわれています。
ノーマルのレスポールはひと味違った1本が欲しいという方は、ぜひ探してみてください。
ギブソンのエレキギターによる名演
最後に、素晴らしいギタリストたちによるギブソンエレキギターを使った名演を聴いてみましょう。
スラッシュ×レスポール・スタンダード
まずご紹介するのはガンズ&ローゼスのギタリスト、スラッシュです。
90年代のレスポール再評価の火付け役となったギタリストのひとりです。
シンプルなロックンロールをベースとしたギタープレイは最高のお手本になります。レスポールならではのサウンドを活かしたプレイに注目です。
アンガス・ヤング×SG・スタンダード
SGもレスポールと並び、非常に多くのギタリストたちが愛用する名機になっています。
アンガス・ヤングもキャリアのほとんどをSGと共に過ごした偉大なギタリストです。
SGならではといえる、豊かにミドルが膨らむサウンドが、このバンドの大きな魅力となっています。
また取り回しの良さから激しいステージアクションにもぴったりとマッチすることが、この動画から伺えるはずです。
マイケル・シェンカー×フライングV
フライングVユーザーの代名詞といえるギタリスト、マイケル・シェンカー。
シェンカーならではのテクニカルなリードプレイは、ミドルが豊かなサウンドと相性抜群です。
フライングVの魅力を知りたいという方は、この映像をみることから始めてみましょう。
松本孝弘×レスポールスタンダード
日本ではじめてギブソンのエンドーサーとなったギタリストがB’zの松本孝弘です。
長いキャリアの中で、あらゆるギターをプレイしてきた彼ですが、1990年代後半からはレスポールを中心とするギブソンギターをメインとしています。
ハードに歪ませても分離が良く、バランスのいいレスポールサウンドは、日本が世界に誇るスーパーユニット・B’zを支えているといっても過言ではないでしょう。
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唯一無二のギブソンサウンドを楽しんでみよう!
ロックの歴史を創り続けてきたギブソンのエレキギター。あなたも、そんな唯一無二のエレキギターを弾いてみてはいかがでしょうか?
とはいえ、ギブソンはもちろんのこと、その傘下にあたるエピフォンのギターも決して安いとはいえません。
これからギターを始める初心者の方は尚更でしょう。
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レンタルサービスのおすすめはやはり「ReReレンタル」です。
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ギブソンギターは初心者にとって高嶺の花といえるでしょう。
それを自宅でじっくり試奏してみると、ギブソンがやはり“本物”であること気づくはずです。
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ポメラニアン高橋 /
ビギナーズ編集部 ライター
ラーメンとロックをこよなく愛する洋犬ライター