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おすすめエレアコ8選|エレアコメーカーの特徴まとめ
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多彩な音楽ジャンルに対応し、初心者でも比較的簡単に演奏を楽しめるアコースティックギター。
あなたはギターアンプと接続して使うアコースティックギターがあることをご存じでしょうか?。その名も「エレアコ」。ライブからレコードまで、今日では幅広いシーンで使われる楽器です。
そこで今回は、エレアコの基礎知識や選ぶ際のポイントに加え、筆者おすすめのモデルをいくつかご紹介します。エレアコ選びにお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね。
エレアコってどんな楽器?エレキギターとの違いは?
まずは、エレアコの仕組みについてお話しましょう。一般的なアコースティックギターやエレキギターとは、どのような点に違いがあるのでしょうか?
エレアコとは?
エレアコの正式名称は、「エレクトリック・アコースティックギター」です。
基本構造はアコースティックギター同様で、肝心のサウンドやプレイフィールは殆ど代わりません。一般的なアコースティックギターと同じ感覚で演奏が楽しめます。
ただし、エレアコの本体には「ピックアップ」と呼ばれるパーツが搭載されています。これにより、ギターアンプに接続すれば大音量を鳴らせたり、サウンドを変化させたりできるのです。この点は、エレキギターと同じ仕組みですね。
エレアコは本来、ライブで他の楽器と演奏する際に「音量不足を解消する」目的で使われていました。ただ、近年はレコーディングにおいても、使用される機会が増えています。
また、従来のアコースティックギターにピックアップを後付けし、“エレアコ化”することも可能です。楽器屋では、様々な種類のピックアップやサーキットが販売されており、それを後付けすれば、低コストでエレアコが手に入りますよ。
エレアコとアコースティックギター、エレキギターとの違いは?
エレアコはギターアンプを使用するため、エレキギターの仲間と思われがちです。
事実、ピックアップが電気信号を拾ってギターアンプに送り、アンプ側が信号を増幅し、大音量に変換する仕組み自体は共通します。ピックアップを搭載したギター全般をエレキギターと呼ぶのであれば、エレコアも同様に分類されるでしょう。
ただ、楽器としての役割やサウンドは、エレキギターとは違います。元々は、アコースティックギターの音量不足をカバーする目的で開発されたため、アコースティックギター寄りのサウンドとなっています。
まとめると、音を鳴らす仕組み自体はエレキギター、サウンド傾向はアコースティックギターです。つまりエレアコは「エレキとアコギの中間に位置する楽器」といえますね。エレアコの選び方は?
近年は、様々なギターメーカーがエレアコをリリースしており、その選択肢も豊富です。数が多すぎるからこそ、「どれを選べばよいの……?」と悩んでしまう初心者は少なくありません。
そこで、基本的なエレアコの選び方を初心者向けに解説します。以下でご紹介する「基準」をもとに、最適なエレキを選んでみてくださいね。
ボディシェイプで選ぶ
エレアコ選びの1つ目の基準が、ボディシェイプ(形状)です。エレアコによっては、アンプを通すだけでなく、生楽器としても使用します。そのようなタイプの場合、一般的なアコースティックギターと同じボディシェイプを採用する傾向にあります。
一方、生演奏には対応せず、アンプ演奏を前提に設計されるモデルもあります。その場合、ボディシェイプの自由度は一気に高くなります。
例えば、アコースティックギターの特徴であるサウンドホールがないモデルや、エレキギターのようにカッタウェイを設けたモデルなど、「これがアコースティックギター!?」と驚くような1本が見つかることも。ボディシェイプは弾き心地・弾きやすさを左右するため、実際に弾いて確かめることが大切です。
いずれにしても、生音での演奏も楽しみたい場合は、一般的なアコギシェイプのエレアコがおすすめ。逆にアンプ演奏一択なら、様々なボディシェイプのエレアコを試し、弾きやすさやデザイン的な好みで選びましょう。
ピックアップの方式で選ぶ
エレアコのサウンドを決定付ける要素が、ピックアップのタイプです。エレアコのピックアップは、大きくわけて3種類あります。
現在もっとも一般的なのが、ボディの振動を直接拾うピエゾタイプです。クリアかつ生々しいアコースティックサウンドを出力できますので、ライブはもちろんのこと、自宅レコーディングでも活躍します。
もう1つは、ボディ内で実際に鳴っている音を拾うマイクタイプ。エアー感あるサウンドが特徴で、そのギターならではの“鳴り”をしっかりと表現できます。一方、ノイズやハウリングなどに弱いという側面もあります。
また、エレキギターのようにマグネットで弦の振動を拾うタイプのピックアップもあります。ナチュラルなアコースティックサウンドではありませんが、その個性的なサウンド好むアーティストは少なくありません。
エレアコによっては、複数のピックアップを搭載し、切り替えたりミックスできたりするモデルもあります。ピックアップごとにサウンド傾向が全く違うので、色々なタイプを試すことが大切です。
機能(コントロール)で選ぶ
機能面もエレアコ選びの重要なポイントです。中にはエレキギター同様の機能を備えたモデルも。ボリュームやトーンコントロールのみでなく、グラフィックイコライザーやチューナーを搭載したエレアコさえあります。
手元で音色をコントロールできれば、その分だけ演奏の幅が広がるもの。エレアコで様々なジャンルを演奏したい方は、いわゆる「多機能モデル」を試してみてください。
エレアコの色を決める
エレアコにはたくさん色があります。アコースティックギター特有の木の材質を全面的に押し出した木目調のエレアコや、色付きの塗料がエレアコ全体に塗られているものもあります。
あとでおすすめのエレアコについてはご紹介しますが、エレアコは長く付き合っていく存在となります。
エレアコは実際に写真で色や形を見比べ、余裕があるなら近くの楽器屋に行って試奏(試し弾き)をさせてもらうと、欲しいエレアコの種類が決まってくるでしょう。
また、塗料に光沢があるタイプとないタイプなどもあります。塗料に光沢がないタイプのギターをつや消しタイプと言います。
エレアコの価格で決める
エレアコの価格は本当にピンキリです。安いエレアコなら1万円台で買えるものもありますが、上を見ると数十万円以上と言うエレアコもかなり多く存在します。
もしあなたがギター初心者なら、始めのうちはお小遣いで購入できる程度(15万円くらいまで)のエレアコがおすすめです。
理由は、エレアコを弾いていくに連れてどんどんできる演奏も増えていきます。腕が上達した時に今とは違った悩みが必ず出てきます。
それは「もっと高音が出るエレアコが欲しい」とか「イコライザーの種類ってそんなにあるんだ」と知った時に2本目のエレアコがきっと欲しくなるでしょう。
高いエレアコは確かにいい音がします。しかし、音は好みもかなり分かれますので、あなたが好きなエレアコのサウンドが決まってからでも高い値段のエレアコを買うのは遅くないと思います。
人と違ったエレアコを選ぶ
エレアコはアコースティックギターにピックアップと言うエレアコ専用のマイクが内蔵されていて、エレアコをアンプに繋げばそのままライブが出来るので「ライブに使用したい」と言ったように用途が決まっている場合におすすめです。
更に周りと違ったエレアコを買って一目置かれたいあなたにおすすめ出来るエレアコもご紹介しております。エレアコの色や形、そして種類を知って、エレアコを選ぶ際の基準にしていただければと思います。
おすすめのエレアコメーカー
世界中の様々なギターメーカーがエレアコを製造・販売しています。ここでは代表的なエレアコメーカーとその特徴についてご紹介します。
ヤマハ
日本を代表する楽器メーカー、ヤマハ。もともとアコースティックギターに定評のあるメーカーで、スタンダードなアコギシェイプのモデルや、プレイアビリティを高めるためにカッタウェイを施したエレコアなどをラインナップしています。
サーキットの種類も豊富で、様々なジャンルやプレイスタイルに対応する多機能モデルが多くみられます。数万円のエントリーモデルからプロ志向の本格モデルまで、多彩なエレアコをラインナップしています。
タカミネ
タカミネは、エレアコを中心に製造する専門メーカー。本体の作りはもちろんのこと、ピックアップやサーキットの選定・セットアップにも定評があります。
どのモデルもサウンドメイクの幅が広く、プレイアビリティに長けた “優等生的なモデル”が多くみられます。
テイラー
カナダのギターメーカー、テイラー。良質なマテリアルを高い精度で組み立てることにより、木材本来の“鳴り”が楽しめるギターを多数手がけています。
ピックアップやサーキットも厳選しており、極めて完成度の高いエレアコが多くみられます。
世界中のトップアーティストが愛用するだけあって、エレアコ1本1本のお値段は張ります。ただ、クオリティは申し分ないので、とにかく高品質なエレアコを探している方におすすめしたいメーカーですね。
オベーション
独自のボディデザインを採用し、個性的なエレアコを製造しているギターメーカーがオベーションです。
そのルックスから「特殊なギター」というイメージが定着しているものの、サウンドはナチュラルで素直。あらゆるジャンルに対応できる“優等生的モデル”が豊富です。
おすすめのエレアコ8選
ここからは、筆者おすすめのエレアコ8選をご紹介していきます。各モデルの特徴にも触れますので、それぞれ比較しながらお気に入りの1本を探してみてください。
1. YAMAHA|APX series APX700II
高い演奏性とオリジナル・ピックアップシステムによる高品質なサウンドで人気のAPXシリーズ。実売価格5万円台とは思えないサウンドクオリティで、ギター初心者はもちろんのこと、中・上級者の方も満足できる仕上がりです。
トップにはスプルースの単板を使用。生演奏時の “鳴り”もしっかりと楽しめます。コスパにこだわってエレアコを選びたい方におすすめですね。
2. OVATION|Celebrity Elite Exotic Mid Depth CE44P
実売価格8万円台ながら、オベーションならではの「マルチサウンドホール設計」や「ラウンド形状ボディ」を継承した人気モデルです。この構造によって、一般的なエレアコにはないバランスの取れた美しいサウンドが楽しめます。
トップ材にはエキゾチックウッドがラミネートされており、高級感溢れる仕上がり。「周りが持っていないギターが欲しい!」という方は、ぜひお試しください。
3. Takamine|PTU121C
コンパクトボディとシングルカッタウェイの採用により、高い演奏性を実現したタカミネの人気シリーズです。ショートスケールを採用しており、ギター初心者や手の小さい方でも、無理なく演奏できる仕様になっています。
コンパクトなエレアコですが、サウンドは本格的。独自開発のプリアンプを搭載することで、価格以上のハイレベルなサウンドが楽しめます。3バンドイコライザーやチューナーなど、様々な機能を搭載している多機能モデルの一種です。
4. Taylor|414ce ROSEWOOD V-class
サイド・バックにローズウッドを採用した、テイラーの本格派モデル。使用マテリアルのクオリティを考えると、実売価格36万円が安く感じられるほどです。
また、テイラー独自のブレージングを採用し、他にはないハイクオリティなサウンドを楽しめる1本。まさしく“一生モノ”のエレアコですね。
5. Godin|A6 Ultra Natural
ゴダンのスティール弦仕様モデルです。薄型のボディにナローネックを採用することで、エレキギターに近いプレイフィールを実現してました。
普段はエレキギターを中心にプレイし、アコースティックギターの演奏は苦手という方でも、違和感なく持ち替えられます。サウンドはもちろんのこと、プレイアビリティにもこだわりたい方におすすめです。
6. OVATION|Celebrity Elite CE44-5
このエレアコはアコースティックギターとはまた違ったovation(オベーション)という形のエレアコです。オベーションの特徴は普通のアコースティックギターでは奏でることのできない独特の音色が出せることです。
専門用語ですが、音には倍音と呼ばれる種類の音があって、人はこの倍音を聞くと癒されると言われており、ovationは他のエレアコに比べ、倍音が少し多いです。
音の好みに関しては本当に人それぞれにはなってくるのですが、あなたが好きなアーティストが実はovationを使用していた。と言った場合、好きなアーティストと同じサウンドを演奏出来るのでovationはおすすめです。
7. Gretsch|G5022CWFE Rancher Falcon
「世界一美しいギター」として有名なホワイトファルコンを作ったメーカーとして有名な「Gretsch」。そのGretschの作ったエレアコが「Rancher Falcon」です。
Rancher Falconの大きな特徴としては、インパクト大の美しいルックスでしょう。ホワイトのボディにゴールドパーツ、グレッチらしいVシェイプヘッドは一度見ると忘れられないような印象を持ちます。
Gretsch製というだけありルックスだけでなく、肝心の音も整っているのも印象的です。Fishmanピックアップ・プリアンプが採用されており、バンドサウンドの中でも埋もれない音を鳴らすことができます。
とにかくオシャレでライブにも使えるエレアコが欲しい方におすすめのギターです。
8. ZEMAITIS|CAG-100HW-E
こちらのメーカーはゼマイティスと読みます。
ゼマイティスの特徴としてハート型のサウンドホールを採用していて、見た目の可愛さから若い女性にも注目されているゼマイティスのエレアコですが、その見た目の可愛さからは想像出来ない程、力強いサウンドを奏でます。
ゼマイティスのエレアコは価格と音のバランスを考えた時に、コストパフォーマンスがかなりいいと思います。なぜなら、この価格で同じくらいの音を探そうと思うと10万円以上はします。
また、ゼマイティスのエレアコは、チューニングが狂いにくい構造になっているので、外で演奏する際にもおすすめです。
一度レンタルしてみるのもおすすめ
「いいギターが欲しいけど自分に合うかどうか分からない…」といったお悩みは非常に多いのではないでしょうか?そこでこういった悩みの解決方法として「ギターのレンタル」をおすすめします。
ここで紹介する「スターペグミュージック」では、最低1ヵ月からエレアコを含むギターをレンタルすることができます。本体だけではなく、アンプやシールド、チューナーや教則本など、届いた日からすぐにギターを始められるようにレンタルが可能です。
1ヵ月もレンタルできれば店で試奏をするよりもじっくりと弾きこむことができるのが大きなメリットですね。また、延長する場合も手続き不要で延長可能が非常に手軽です。
ホームページからレンタルしたいギターを選んで申し込むだけなので、面倒くさい手続きなどは不要。ちなみに今回紹介した「Taylor」などのギターもレンタルが可能です。
様々なギターを取り揃えているので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
スターペグミュージックでギターをレンタルするまとめ
その豊富な種類から、「どれを選べばよいかわからない……」と悩んでしまうエレアコ。一見アコースティックギターと同じにみえますが、サウンドやプレイフィールは全くの別物です。そのため、初心者には選ぶのが難しい楽器といえるでしょう。
本記事ではエレアコの基礎知識をはじめ、選び方のヒントとなる情報をまとめました。それらを参考に、あなたも理想のエレアコを探してみてはいかがでしょうか?
また、こちらの記事でもおすすめのエレアコを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター
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