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カメラの種類を知ろう!デジカメと一眼レフとミラーレスの違いとは?
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
カメラには様々な種類があります。特に近年はミラーレス一眼が続々販売され、カメラ選びも迷ってしまいますね。
カメラの種類には、それぞれにメリットとデメリットがあるのも事実です。
今回は、初心者が知っておきたいカメラの基礎知識を、種類別に詳しくご紹介します。
目次
デジタルカメラの種類について
現在カメラの主流となっている種類は「デジタルカメラ」です。
フィルムカメラと違い、画像をデジタルデータとして管理するので、フィルムカメラのような現像が必要ありません。(RAWで撮影した場合は、現像が必要となりますが、ここでは一般的なJPEGでの撮影としてお話しします。)
また、フィルムでは撮影できる枚数が限られていますが、デジタルカメラはメモリーカードの容量が多ければ、失敗も気にせずたくさんの写真が撮れます。
デジタルカメラの種類は主に、一眼レフ、ミラーレス一眼、コンパクトデジカメの3種類にわけられます。アクションカムや360°VR撮影用カメラも、デジタルカメラの1種です。
デジタル一眼レフカメラ
カメラといえば一眼レフというくらい、カメラの種類では最もポピュラーな名前でしょう。
「一眼レフ」の一眼って?レフって何?と思われる方も多いのではないでしょうか。構造と名前を把握して、実際の撮影に活かしてみましょう。
デジタル一眼レフカメラの特徴
デジタル一眼レフカメラは、レンズ装着部分が1ヶ所の「レフレックスカメラ」を指します。
レフレックス(reflex)とは直訳すると「光を反射する」という意味です。
レンズから入った光をミラーに反射させ、ペンタプリズムを通ってファインダーで被写体を確認するのが、一眼レフカメラの基本構造になります。
実際に今見ている被写体を撮影できるのが、一眼レフカメラです。
デジタル一眼レフカメラは、フィルムの代わりに画像センサーによって写真を記録します。
デジタル一眼レフカメラのメリット/デメリット
デジタル一眼レフカメラは、撮影する実際の画像をファインダーで確認できるので、大事な一瞬を逃さず撮影できるメリットがあります。
また、他の種類のカメラと比べても、使われている画像センサーのサイズが大きく、フィルムと同じ36ミリフルサイズや、APS-Cといった、高画質での撮影が可能です。
交換レンズの種類も多く、メーカー純正品だけでなくレンズ専門メーカーのレンズも使えるため、接近したマクロ撮影から、広大な風景の望遠撮影まで、あらゆるシーンで活用できる種類です。
デメリットとしては、やはり値段が高めで、重くかさばるという点にあります。
一眼レフの使用感や重さに腕が慣れるまで、中古やレンタルで試してから購入しても遅くはないでしょう。
おすすめの一眼レフカメラ
一眼レフのおすすめ機種をご紹介しました。
初心者でも一眼レフに挑戦したい!という方には予算別、メーカー別、シーン別でわけているこちらの記事もおすすめです。
ミラーレス一眼カメラ
最近流行のカメラともいえる『ミラーレス一眼カメラ』は、レンズ交換式でありながら、軽くて小型なサイズ感が特徴のカメラです。
SNS投稿も簡単な機種が多く、カメラ初心者でも扱いやすい種類といえます。
ミラーレス一眼カメラの特徴
光を反射させてファインダーに送るミラーがないのが、ミラーレス一眼の大きな特徴です。
後に詳しく説明しますが、内部構造がシンプルなため、全体のサイズが小さく、重さも軽い機種が多いカメラです。
もちろん、一眼カメラとしてレンズ交換ができるので、カメラを趣味にしたい初心者にも魅力的な種類といえます。
ミラーレス一眼カメラを選ぶメリット/デメリット
ミラーレス一眼カメラのメリットは、デジタル一眼レフよりも遥かに軽いという点です。
また、被写体をデジタル処理した状態で確認できるので、撮影の失敗を最小限に抑えられるメリットがあります。
Wi-FiやNFCなどの通信機能がある機種が多いため、撮影後すぐにSNS投稿を簡単にできるのもミラーレス一眼のメリットです。
レンズから入った被写体の情報を、一旦デジタル処理してから、液晶や電子ビューファインダーで確認するため瞬間的な写真を撮るには不向きです。
また、交換レンズの種類が少ないため、特に望遠での撮影には限界があります。
ミラーレス一眼には電子ビューファインダーが付いている種類もありますので、液晶だけの確認が不安な場合は、実際に触って比較してみると良いでしょう。
おすすめのミラーレス一眼
おすすめのミラーレス一眼をメーカー別にご紹介しているので、ぜひこちらも読んでみてください。
これからカメラを始めるという方にもぴったりの機種を厳選しています。
コンパクトデジタルカメラ
持ち運びが楽なカメラの種類は、やはりコンパクトデジカメです。
ポケットにも入ってしまう小型カメラでも、画質のよいカメラが多数販売されています。
コンパクトデジカメの特徴
コンパクトデジタルカメラといえば、小さくて軽く、レンズ交換不要でカラフルという印象があります。
レンズ交換ができない分、高倍率ズームレンズや、多彩な撮影モードなど機能が充実しています。
コンパクトデジカメを選ぶメリット/デメリット
コンパクトデジタルカメラはサイズだけでなく、価格もコンパクトに設定されている種類です。
特に、カメラの新製品が出回る3~5月にかけては、コンデジも多数新しいデザインが発表されるため、機能として遜色ない「型落ち」カメラが値下がりしやすいというメリットもあります。
ただし、高品質のレンズを採用しているコンデジでは、型落ちした一眼レフカメラよりも高価な種類もありますので、購入の際は気を付けてください。
コンパクトデジカメでは、使われる画像センサーが 1/1.7型~1/2.3型と小さく、本格的な撮影にはやはり不向きです。
一眼レフカメラのサブ機として、手軽に持つ種類ととらえたほうが良いでしょう。
おすすめのコンパクトデジカメ
扱いやすく、サイズもコンパクトなデジカメは旅行やアウトドアでも大活躍です。
最新のおすすめ機種や、お出かけにぴったりなデジカメはこちらで詳しくご紹介しています。
▼旅行先でデジカメを使うメリットについて詳しくご紹介しています。▼2018年最新のおすすめ機種についてご紹介しています。
ミラーレス一眼と一眼レフの違いとは?
『ミラーレス一眼カメラ』と『一眼レフカメラ』。名前も見た目も似ていますし、一眼でレンズを交換できるという共通点があります。
実際にどこが違うのか、詳しく見ていきましょう。
ミラーレスのミラーとは?構造の違いとファインダーの有無
デジタル一眼レフカメラは、レンズから入った光を最初に鏡で受け、ペンタプリズムで屈折させてファインダーで確認します。
対してミラーレス一眼カメラは鏡がないため、光は画像センサーで検知されてから、液晶モニターで確認して撮影します。
デジタル一眼レフはレンズでとらえた光を即座にファインダーへと送っているので、構図や被写体の確認がスムーズです。
ミラーレス一眼の場合は、画像センサーで処理された画像を液晶モニターかデジタルファインダーで確認するため、デジタル一眼レフに比べると若干のタイムラグを感じます。
しかし、撮影前に画像を調整できないのがデジタル一眼レフです。
ミラーレス一眼では、出来上がりの画像を手元で確認してからシャッターが切れるという特徴があります。
被写体の確認のスピードを取るか、失敗のない画像を選ぶかが比較のポイントと言えます。
カメラ全体のサイズの違いについて
ミラーレス一眼は、デジタル一眼レフのように内部にミラーやペンタプリズムが無い分、全体的に薄くスリムなボディーに仕上がっています。
本体もレンズも軽いものが多く、街歩きや観光で気軽に撮るなら、ミラーレス一眼は持ち運びやすい種類といえます。
デジタル一眼レフカメラは、重い・大きいというイメージが先行しますが、EOS Kissシリーズや、PENTAX KPなどのように、内部構造は一緒でも外観を小型化した種類もあります。
また、デジタル一眼レフでは、本体グリップをしっかり握ることで、手ブレを最小限に抑えて撮影できます。
おすすめのミラーレス一眼
おすすめの一眼レフ
画質の違いと画像センサーサイズ
デジタルカメラは、フィルムの代わりに画像センサーで光の情報を写真として取り込みます。
この画像センサーには大きさによって、フルサイズ、APS-C、フォーサーズ、1型、1/2.3型など様々なサイズがあります。
フルサイズは36ミリフィルムと同じサイズのセンサーで、光の情報を最も多く集められる画像センサーです。
デジタル一眼レフで主流となっているのがフルサイズ~APS-Cですが、ミラーレス一眼となると、1型~フォーサーズ、機種によっては1/1.7型など、小さい画像センサーサイズになってしまいます。
画像センサーサイズが小さくなればなるほど、集められる光の量は少なくなり、最終的には画質にも影響します。
特にトリミングや拡大など加工した時や、写真店でプリントした場合に、差がハッキリ出てしまいす。
ただし、ソニーのαシリーズなどミラーレス一眼でもフルサイズの種類もあるので、一概にミラーレス=画像センサーが小さいとは言えません。
購入の際はカタログやメーカーサイト、店頭などで確認してから購入しましょう。
画像センサーサイズAPS-Cについてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
APS-Cについてもう少し詳しく知りたい方、フルサイズ機との違いについて知りたい方は特におすすめです。
フィルムカメラの特徴と種類
デジタルカメラが主流の現在ですが、昔の主役「フィルムカメラ」も、その良さが見直されています。
撮れる枚数は少ないものの、現像する楽しみが体験できるのが、フィルムカメラの良さです。
インスタントフィルムカメラ|チェキ
撮ったその場で現像・プリントしてくれるカメラが『チェキ』です。
本体に専用フィルムを装着し、あとはシャッターを押すだけ。最新の機種では、二重露光撮影やバルブモードなど、ハイエンドなインスタントカメラといえます。
クラシック調や、ポップカラーなど可愛いカメラを持ちたい方にはおすすめです。
おすすめのチェキ
FUJIFILM 富士フィルム チェキ instax mini 90 INS MINI 90 NC
FUJIFILM 富士フィルム チェキ instax mini 8+ INS MINI 8P MINT
レンズ付きフィルム|写ルンです
フィルムにレンズを付けた…という解釈の簡易的なフィルムカメラが『写ルンです』です。
フィルムカメラのように、最初の撮影と撮影毎にフィルムを巻き取る作業が必要になります。
全ての枚数を撮り終えたら、写真店で現像とプリントをして、はじめてどんな風に写っているかがわかるというものです。
レンズや外ケース、内部の電池などは全てリサイクルに回されるため、エコなカメラといえます。
インスタントカメラの選び方やおすすめの機種については、こちらで詳しくご紹介しています。
定番のインスタントカメラから、一風変わった写真が撮れる機種まで幅広く集めているので、ぜひご一読ください。
まとめ
ミラーレス一眼の登場により、カメラの種類も幅広くなりました。
それぞれの種類のメリットとデメリットを比較し、今一番撮りたいものは何か?を見極めると、カメラの種類も選びやすくなるはずです。
気になる種類のカメラは、購入前にレンタルで手にし、撮影感を経験してみるのも、おすすめの方法です。
簡単で手軽に人気のカメラを借りることができるので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
藤加祐子 /
ビギナーズ編集部 ライター
仙台市出身在住。フリーライター・写真家・タティングレース作家。古書店巡りとフルート演奏が趣味。仙台フィルの演奏を聴くのが自分へのご褒美です。