カメラメーカーの特徴に迫る！日本4大メーカーの比較とおすすめ機種

カメラ選びでは、どのメーカーにするかを先に決めたいと考える方も多いでしょう。

カメラは機能やデザインだけでなく、撮影後の写真にもメーカーごとに特徴があります。

風景撮影はどのメーカーのカメラが得意か？人物の写真はどのメーカーのカメラが綺麗に写るのか？など、メーカーによって得意な撮影シーンがあるものです。

今回は、日本のカメラメーカーの特徴と、おすすめカメラを合わせてご紹介します。

キヤノン(Canon)

「世界をもっと鮮やかに」をテーマにしているキヤノンは、1934年に最初のカメラ『ハンザキヤノン』を発売後、レンズの自社生産、複合機などを開発してきました。

1995年には初のデジタル一眼レフカメラ『EOSDC3』を発売し、世界初の手ブレ補正ズームレンズを発売しました。

以来、国内シェアNo.1のカメラメーカーとしてたくさんの機種を発表しています。

キヤノンの特徴

キヤノンのカメラの大きな特徴としては、

• オートフォーカスが早い
• 肌色の色合いが美しく表現できる
• 操作しやすく初心者でも扱いやすい

等が挙げられます。

特に、オートフォーカスの速さは、動く子供や動物、モータースポーツの撮影などに最適といえます。

EOSシリーズは、プロ仕様のフルサイズモデルから、ミラーレス一眼まで操作がしやすいのが特徴です。

2018年に発売されたEOSシリーズの1つ、EOS Kiss Mは竹内結子さんのTVCMでも話題になりました。

肌色の感知に優れており、バリアングルモニターで自撮りが簡単にできるなど、人を撮影するのが得意な点が、キヤノンの大きな魅力でもあります。

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キヤノンのカメラが得意な撮影シーン

キヤノンが得意な撮影シーンといえば、子供の運動会や結婚式など、「肌の色を美しく撮りたい」シーンです。

デジタル一眼レフ／ミラーレス一／コンパクトデジカメのどの機種でも、人の顔を検知するスピードには定評があります。

また、オートフォーカスが非常に速いためモータースポーツや野鳥など、スピードのある被写体を撮影するのにも向いています。

その他、サードパーティ製品(互換性レンズ)やアクセサリーも豊富で、カメラ本体とレンズの組み合わせも多様です。

初心者からプロまで、人を美しく撮るならキヤノンのカメラがおすすめです。

作品例はこちら

キヤノンの一押し！カメラ

EOS Kiss X8iダブルズームキット

「一眼レフはじめてのママに」をコンセプトに作られた『EOS Kiss X8i』。

どこに動くかわからない赤ちゃんさえも、的確にとらえるオールクロス19点のAFセンサーが特徴です。

有効画素数は約2420万画素です。連続撮影は毎秒5コマと、走り回るペットもラクラク追って撮影できます。

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ニコン(Nikon)

報道カメラマンがニコンのカメラを構えているのを、テレビで目にした方も多いのではないでしょうか？

ニコンは質実剛健を行くカメラメーカーとして、あらゆる現場の今を撮影できるカメラを販売しています。

ニコンの特徴

「ひらめきを、つかまえる」―D5600
「興奮をわかちあう」―D7500
「その刹那に、かつてない精彩を」―D850

ニコンはカメラの機種によって、はっきりとしたテーマ性を持って開発・販売されています。

また、ニコン愛好家が集まる「ニッコールクラブ」では、撮影会やフォトセミナー、コンテストなどが開催され、ニコン好きが集まっています。

ニコンのカメラの特徴としては、

• オートフォーカスの精度が高い
• ホワイトバランスが実物に忠実である
• タフで過酷な環境下での撮影もできる

などがあります。

実物を高精細で撮れる画質は、プロカメラマンにも評価が高く、報道機関や建築現場で使われています。

またニコンはNASA(米国航空宇宙局)の公式カメラでもあります。

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ニコンのカメラが得意な撮影シーン

ネイチャーフォトグラファーが愛用するニコンのカメラは、やはり「風景や商品(ブツ撮り)」などを得意としています。

デジタルカメラでは、人の目に見えない光の色もそのまま撮れてしまい、写真全体に色が着く場合があります。これを補正するのが「ホワイトバランス」です。

ニコンのカメラでは、高機能なオートホワイトバランスによって、赤みや青みに偏らないバランスの良い写真が撮影できます。

自然だけでなく、建物や夜景、世界遺産などあらゆる風景を、見たままの色合いで鮮やかに残せるのが、ニコンのカメラといえます。

※ニコンでは、一般的に「ミラーレス一眼」と呼ばれるカメラについては「レンズ交換式アドバンドカメラ」と表記しています。

ニコンの一押し！カメラ

D5600ダブルズームキット

「ファミリーニコン」として愛用者の多い『D5600』は一眼レフ初心者にも扱いやすいニコンのカメラです。

有効画素数約2416万画素と、エントリーモデルとして十分な画素数になっています。

D5600は、撮影のたびにスマホへ自動転送する機能を搭載しています。InstagramなどSNSの投稿用に便利な一眼レフですよ。

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オリンパス(OLYMPUS)

「いつでもどんな場面でも」をテーマにしているオリンパスでは、一眼レフカメラの他に、双眼鏡や工業写真用カメラも販売しています。

現在販売されているOM-Dシリーズは、「一眼レフを越えるミラーレスと、新しい世界へ」と銘打って、小型軽量と高画質を両立させたカメラとなっています。

オリンパスの特徴

オリンパスのカメラの特徴として、

• 5軸手ブレ補正でブレのない写真が撮れる
• 砂埃や風雨に強い、防塵防滴仕様の機種が多い
• シンプルでおしゃれなデザインのカメラが多い

などが挙げられます。

オリンパスのカメラに使われる画像センサーは「マイクロフォーサーズ」と呼び、オリンパスとパナソニックが開発した、ミラーレス一眼用のイメージセンサーです。

大きさ自体はフォーサーズ(4/3型：約17.3mm×13mm)ですが、これをミラーレス一眼用に最適化したものです。

また、5軸手ブレ補正機能を搭載し、夕方や室内など手ブレが起きやすいシーンでも、的確な画作りができるカメラが多くあります。

手ブレ補正機能の高さは、カメラ初心者には嬉しい機能です。

オリンパスでは女性にも手に取りやすいデザインと、シンプルな操作性を重視し、CMには宮崎あおいさんを起用し注目を集めています。

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オリンパスのカメラが得意な撮影シーン

オリンパスのカメラは、「操作が簡単」なことから、カメラ初心者向きといえます。

ボディー内5軸手プレ補正で、撮影者が動き回ってもブレのない綺麗な写真が撮れます。

特にOM-Dシリーズは、パパ、ママが子供を撮るときの入門機として、おすすめのミラーレス一眼です。

また、スタイリッシュな本体と、オシャレなアクセサリーもあるオリンパスPENシリーズは、女性に人気のカメラです。

アーティスティックな写真が簡単に撮影でき、またどんなファッションにも合わせやすいデザインが、「カメラ女子」の人気を集める理由ともいえます。

こちらの記事では、カメラ女子におすすめのデジカメやミラーレス一眼をご紹介しています。

カメラに合うストラップがあれば、持ち歩くのも楽しくなりそうですね。

＊オリンパス 『Tough』で撮影した水中写真

コンパクトデジカメの『Tough』(タフ)シリーズは、アウトドアシーンで使える、防水・耐寒・防塵設計となっており、水中撮影や登山、雪の中での撮影が得意なカメラです。

登山家の方には、防水・防塵で携帯しやすいこちらのカメラをぜひ使ってみてください。

オリンパスの一押し！カメラ

PEN E-PL8 EZ ダブルズームキット

カメラメーカーとしては珍しく、ファッション性の高いPENシリーズは、ミラーレス一眼初心者にも扱いやすいカメラです。

自撮りのときでも構えやすいグリップと、見た目の可愛らしさから、女性に人気の機種でもあります。

ミラーレス一眼の良さはレンズが交換できることです。ダブルズームキットなら、レンズ交換で望遠撮影も楽しめます。

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ソニー(SONY)

オーディオ機器で知られるソニーも、カメラメーカーとしての顔があります。

特にフルサイズ機の開発に力を入れ、精細で冴えのあるシャープな画作りが得意なカメラを発表しています。

ソニーの特徴

ソニーのカメラは、フルサイズのイメージセンサーが主流となっています。

フィルムと同じサイズのフルサイズは、光の情報を最大限に記録できるイメージセンサーとして、プロ仕様とも言われています。

ミラーレス一眼でフルサイズを採用しているメーカーがあまりない中、ソニーのαシリーズは、ミラーレス一眼でもフルサイズと基本としています。

イメージセンサーの大きさは画質の良さにも表れます。ASP-Cでは再現できなかった、微細な部分までも、鮮やかでスマートに描写できるのが、ソニーのカメラの大きな特徴です。

カメラ初心者の方が実際にSONYのカメラを使ってみたレビュー記事はこちらです。

コンパクトで持ち運びに便利な他、簡単にプロ仕様の写真が撮れることがわかります。

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ソニーのカメラが得意な撮影シーン

ソニーのカメラは、特に夜景やスポーツ、ファッションなど瞬間の精彩さを必要とする撮影が得意なカメラといえます。

具体的にはファッションやメイクなどの細かなディティールを、手に取るように再現したい場面や、街灯の少ない空港付近の飛行機撮影などにも、高感度IOSで見事に再現してくれます。

高画像・高感度・4Kと機能的に優れたソニーのカメラは、やはり値段が高いというのが気になる点です。

それでも、写真に妥協したくない中級レベルの方には、おすすめのカメラメーカーと言えるでしょう。

ソニーの一押し！カメラ

α7 II ズームレンズキット ILCE-7M2K

ソニーのα7 IIは、角度ブレ(上下／左右)、シフトブレ(上下／左右)回転ブレの5種類の手ブレに対応しています。

この5軸手ブレ補正はフルサイズのカメラとしては世界初とされています。(2014年11月広報発表時点)

簡単に購入できないフルサイズカメラも、レンタルならその画像の美しさを気軽に体験できますよ。

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まとめ

肌色が美しく撮れるキヤノン、厳しい環境とホワイトバランスに強いニコン、スタイリッシュなデザインが話題のオリンパス、フルサイズセンサーでシャープな画作りができるソニー、などメーカーによってカメラにも個性があることがわかりました。

自分は何を撮りたいのか？によって、メーカー選びの基準が決まってきます。また、カメラ全体のデザインもメーカーの個性であり、カメラ選びの重要なポイントといえます。

どのメーカーのカメラも一度はその個性を体験してみたいものですが、カメラ店の店頭では、実際にどう撮れるのかまでは確認できません。

レンタルを利用すれば、違うメーカーのカメラを比較して「どう撮れるのか」を体験できます。

まずは、触ってみて自分と相性の良いメーカーを探すという方法もおすすめです。

ReReレンタルでカメラをレンタルする

どのカメラメーカーにするか決まったという方は、次はどの種類のカメラにするかを決めなければならないですよね。

以下の記事では、カメラの種類について詳しく解説しています。

「ミラーレス一眼と一眼レフってよく聞くけどどう違うの？」という方や、「それぞれの特徴が知りたい！」という方は必見です！

ぜひ種類選びの参考にしてくださいね。