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シェア畑で始める週末農業|手軽料金と選び方のポイントについて
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人手不足が深刻な農業ですが、実は農業に興味があって趣味で畑を耕している人が増えているのは知っていましたか。
ガーデニングなど自宅の畑ではなく、立派な畑を持って野菜を栽培しています。それを可能にしているのが「レンタル農園」というサービスです。
今回はそんなレンタル農園について、どのように畑を選べばいいのか、おすすめの畑を探せるサービスまでを紹介します。
家庭菜園をしているけど物足りないという方、農業に興味があるけど何から始めたらいいか分からないという方はぜひ参考にしてください。
目次
レンタル農園とは
レンタル農園はとはその名の通り、農地や畑を貸すことです。
実はその歴史は長く、大正の時代から共同で畑を使う文化というのは確立していました。
通常、農業を始めるには土地を買って、野菜を耕せる土地にするなど、最初のハードルが高いですが、畑のままで借りられるなら農業を始めるハードルがぐっと下がりますよね。
そんなレンタル農園にはいくつか種類があるため、それぞれの特徴を紹介していきます。
市民農園
農園を借りるのに最もシンプルなのが、通常の市民農園です。
単に土地を貸しているだけなので、苗や農具といったものは全て自分で用意しなければなりません。
使わなくなった畑を貸し出している場合もあれば、人に貸し出すために休息施設を作っている場所などさまざまです。
料金は比較的安く、決められた区画内であれば好きな野菜を育てられるため、ある程度農業に慣れている方は特に楽しめるでしょう。
多くの市民農園は農協や地方自治体、NPOなどによって運営されています。
クラインガルテン
滞在型のレンタル農園で、別荘とレンタル農園が一緒になったと思えばイメージしやすいでしょう。
ドイツでは古くから人気だった農地の賃貸制度が原型であり、日本語に直訳すると「小さな庭」を表します。
寝泊りできる施設と農機具も一式揃っているので、週末に別荘に遊びにいく感覚で農業にチャレンジできます。
地元の農家さんとも交流できる施設もあり、栽培指導や作った野菜の加工技術もアドバイスしてもらえるサービスもあるため、自分たちだけ農業を始めるのが不安な方にもおすすめです。
体験農園
民間企業が農家さんをアドバイザーとしてレンタルしている農園です。
農家さんにアドバイスをもらいながら農業を始められるので、初めてで何から始めていいか分からないと言う人にもピッタリです。
苗や農具も農園で揃えてくれているので、手ぶらで農業ができるのも魅力ですよ。
農家さんによる講習の日程に合わせたり、育てられる野菜が限られている場合もあるので、事前に確認が必要です。
レンタル農園の選び方
レンタル農園はそれぞれタイプにも、たくさんのサービスがあるため、どのサービスで農業を始めるか迷ってしまいます。
ここではレンタル農園を選ぶ際にチェックしたいポイントを紹介するので、参考にして選んでください。
料金
多くの人が気になるのが、サービスを使う料金だと思います。
確かに重要なのですが、単に金額を並べるだけでは正確に比較できないので注意しましょう。
市民農園は他のサービスに比べて格安ですが、苗や農具は自分で用意しなければならないため、別途料金がかかります。
料金に何が含まれているか確認して、自分に合ったサービスを選びましょう。
農具が揃っているか
農具の貸し出しも行っていて、手ぶらで始められるかも大きなポイントです。
本格的に農業をしていて、今後も続けていくのであれば買ってもいいですが、お試し感覚の場合は農具が揃っているサービスを選びましょう。
また車を持っていればいいですが、電車で農地に通う場合などは農具を持ち運ぶだけでも体力を使います。
ゼロから農業を始めたいという方は農具が揃っているサービスを選ぶのが安心です。
指導員がいるか
栽培のアドバイスをしてくれる指導員がいるかもサービスを選ぶ上で重要です。
野菜は生き物なので、どんなに本などを読んで勉強してもその通りに育っていくとは限りません。
自分の予想外のことが起きた時に、気軽に相談できる指導員がいるかどうかで安心が全くかわります。
また指導員が常駐している畑は、何かあった時に迅速に対応していもらえるのも魅力です。
駐車場やトイレなどの設備が整っているか
使われていない農地を貸し出しているだけの場合、駐車場や休息のスペースが用意されていない場合もあります。
もとから人にレンタルするために作られている場所ではないとき、駐車場や休息できるスペースを後から付け足して不便な位置にある可能性もゼロではありません。
それに対してレンタルする目的で作られた農園では、駐車場や休息スペースなどが使いやすいように接地されているため、ストレスなく農業を続けられるでしょう。
通いやすいか
農業はどうしても農地に足を運ばなければなりません。毎日は難しくても週に1度は通える範囲から選びましょう。
クラインガルテンの中長期で借りるなら話は別ですが、野菜が収穫できるまでの、数か月間毎週通える場所というとある程度限られてきます。
農園をレンタルするなら「シェア畑」がおすすめ
レンタル農園について説明してきましたが、農園を借りて農業を始めるなら「シェア畑」というサービスがおすすめです。
手軽に農業を始められる手厚いサポートが人気で、利用者が増えています。どんな魅力があるのか見ていきましょう。
手ぶらで農家が始められる
シェア畑は、通常の市民農園に比べて割高ですが、その料金には種や苗、農具にその他の資材の料金も含まれています。
用意されている苗は、ユーザーからの声を反映して作られる作付け計画によって揃えられているので、自分が育てたい苗がある場合は相談することも可能です。
必要な農具は自由に使える他、支柱や防虫ネットも用意されており、使い方も教えてもらえるため、何も持っていかなくても農業を楽しめるのです。
手厚いバックアップで安心
シェア畑には経験豊富な菜園アドバイザーが週4以上で勤務しているため、何か不安がある場合は気軽に相談できます。
定期的に講習会も開いているため、農業初心者でも育てながら勉強していけるのです。
栽培に関するさまざまな資料も作成して配布しているため、アドバイザーがいない時でも資料に沿って栽培を進めていけます。
徹底した畑管理で安全な野菜作り
せっかく手作りをするなら、肥料などにもこだわって安心な野菜を作りたいですよね。
シェア畑の畑は化学農薬や殺虫剤などを一切使わない無農薬で耕しているため、大人も子供も安心して野菜にかぶりつけます。
栽培時に使う肥料もたい肥や油かすなどの有機肥料のみを使用して、自然の力のみで育っているので、味も栄養もぎゅっとと詰まっています。
何より、とれたての野菜をその日のうちに食べられるため、市販の野菜では味わえない野菜の魅力を感じられるでしょう。
充実した施設とイベントで楽しみながら続けられる
シェア畑の畑には水道も近くに設置されているため、水やりや農具を洗う際にも気軽に行えます。
水道があれば靴を洗って帰ることもできるため、帰りに車が泥で汚れる心配もありません。
ほとんどの畑には簡易トイレが設置されている他、休めるスペースも用意されています。
特に子供たちを畑に連れていきたいと思った時に、休息スペースがあることは子供たちにとっても嬉しいですね。
四季に合わせて納涼祭や芋煮会など、美味しい野菜を楽しむイベントも用意されているので、楽しみながら農業を続けていけます。
週1回の来園でも農業が始められる
シェア畑の畑は地下に水が蓄えられているため、野菜の根が地下に向けてぐんぐん伸びています。そのため、プランターで育てている時のように、頻繁に水やりをする必要がないのです。
それでも雑草の処理や虫が寄り付かないようにする必要があるため、週に1回程度は来園して、野菜の育ち具合を確認しましょう。
週に1回も来園できない場合には、お世話つきのプランや、単発で栽培代行をしてくれるオプションもあるため、必要に応じて活用しましょう。
運営会社が定期的に無料説明会を開催
シェア畑に興味はあるけど、仕事が忙しくてなかなか農地に足を運べないという方もいるでしょう。
そんな方のために、シェア畑を運営しているアグリメディアは新宿の本社に無料の説明会を開催しています。平日の夜に開催しているため、仕事がある人でも気軽に足を運べます。
説明会ではシェア畑の使い方を教えてもらえる他、細かい質問にも丁寧に答えてもらえるので、不安があってなかなか始められないという方の不安を解消してくれます。
参加者は全員栽培テキストももらえるので、野菜を作りたい気持ちが加速するでしょう。
農園を借りてアマチュア農家になろう
ストレス社会と言われる現代において、農業というのは実はとても有意義な趣味です。
野菜を育てるには案外身体を動かす必要もありますし、休日に陽の光を浴びることで、ストレスを忘れさせてくれます。
自然の緑にはリラックス効果もあるため、日常のストレスや疲れをいやしてくれる効果も期待できるでしょう。
そして何より、自分が作った美味しい野菜をそのまま自分で食べるのは健康にもとてもいいです。
もし何か身体にいい趣味を探しているという方は、身体にも心にもいい農業を始めてみませんか。
これまでハードルが高く感じていたかもしれませんが、農園をレンタルすれば手軽に始められますよ。
鈴木光平 /
ビギナーズ編集部 ライター
フリーのライター、趣味は料理とダンス。たまに公園で踊ってます。見かけたら声かけてください。喜びます。結婚してからは料理男子。妻の美容と健康のために頑張ったらハワイでモテる身体に近づけてしまいました。