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『猫の恩返し』を無料で視聴できる動画配信サービスはあるの?

こちらは、『猫の恩返し』を視聴できる動画配信サービスについて紹介した記事です。『猫の恩返し』のあらすじや魅力も詳しく解説しています。『猫の恩返し』やスタジオジブリ作品が気になっている人は、ぜひ読んでみてください。
『猫の恩返し』を無料で視聴できる動画配信サービスはあるの?

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

2002年に上映された『猫の恩返し』は、スタジオジブリ制作のアニメです。なかには「え、これってジブリだったの?」と思った方もいるかと思います。

『猫の恩返し』は、上映から20年経った現在も金曜ロードショーで放送されるほどの人気作です。ジブリ作品の中では珍しく、コメディ中心の作品となっていることから、子どもでも見やすい作品だといえるでしょう。

本記事では、『猫の恩返し』を視聴できる動画配信サービスを紹介していきます。また、『猫の恩返し』のあらすじや視聴順も解説します。ぜひ最後まで読んでみてください。

『猫の恩返し』を視聴できる動画配信サービスは?

『猫の恩返し』を視聴できる動画配信サービスは?

『猫の恩返し』を視聴できる動画配信サービスはTSUTAYA DISCASのみです。

TSUTAYA DISCAS

TSUTAYA DISCASの特徴
  • 月額料金:2,052円(税込)
  • 30日間の無料体験
  • 配信作品数は35万本以上
  • 配送オンリーだから自宅に引きこもっても動画鑑賞できる

TSUTAYA DISCASを活用することで『猫の恩返し』を無料で視聴できます。

TSUTAYA DISCASは、名前でわかる通りTSUTAYAが運営しているサービスです。そのため、TSUTAYAが所有している作品のほとんどを視聴できます。そのボリュームは、なんと35万本以上です。CDもレンタルできます。

基本的に、旧作は何枚でもレンタルできます。『猫の恩返し』はもちろん旧作ですし、スタジオジブリ作品の大半は旧作なので、自由にレンタルできそうです。

また、Blu-rayもレンタルできるので、スタジオジブリ制作の素晴らしい作画を楽しむ他にも、Blu-rayでレンタルすることをおすすめします。

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なぜ動画配信サービスで視聴できないのか

しかし『猫の恩返し』は、なぜ動画配信サービスで視聴できないのでしょうか。その理由「製作委員会方式」にあります。

元々、スタジオジブリ作品の多くは、製作委員会方式で資金を調達していました。その際に『アニメージュ』で有名な徳間書店や日本テレビが、スタジオジブリより多く出資していたのです。

そのため、権利の大半を徳間書店や日本テレビが所有する形になりました。その結果、動画配信サービスで配信されずに、年に1回程度の頻度で、金曜ロードショーで放送されるという形になったのです。

もちろん、製作委員会方式が悪かったわけではありません。スタジオジブリ作品は、高品質で制作するために、莫大な資金が必要だったからです。

アニメスタジオ1社だけで賄い切れる金額ではありませんでした。日本テレビなどの出資のおかげでスタジオジブリは高品質のアニメが制作できたわけです。

とはいえ、動画配信サービスで配信されないのは不便なので、いつかは解禁してほしいものです。

ビギナーズでは、ジブリの映画をフルで無料視聴できる動画配信サービスを紹介しています。ジブリ映画好きの方にはおすすめの記事です。ぜひご覧ください。

『猫の恩返し』とは?

『猫の恩返し』とは?

ここでは『猫の恩返し』の基本情報や、ジブリ作品のおすすめ視聴順を紹介していきます。

『猫の恩返し』の基本情報

『猫の恩返し』は、柊あおい先生のコミック『バロン 猫の男爵』を原作に、スタジオジブリがアニメ化した作品です。また、宮崎駿は企画段階で制作に携わっています。

劇場アニメの興行収入は約65億円を記録し、2002年の邦画で1位を記録しました。

原作 柊あおい
監督 森田宏幸
制作会社 スタジオジブリ
キャスト/声優 吉岡ハル/池脇千鶴、バロン/袴田吉彦、ユキ/前田亜希、ルーン/山田孝之、ひろみ/佐藤仁美、ナトリ/佐戸井けん太、ナトル/濱田マリ

参考:スタジオジブリ作品一覧

『猫の恩返し』のあらすじ

普通の女子高生として日常を過ごしていた吉岡ハルは、ある日、トラックに轢かれそうになった猫を、身を挺して守ります。すると、なんとその猫が立ち上がり言葉を喋り始めるのです。

そしてその後、猫の国からやってきた使者が、ハルを猫の国に強引に引っ張り込んでしまいます。猫の世界も悪くないかも、と思い始めるハルですが、自分の体がどんどん猫になっていくことに気づき、猫の世界から脱出することを決意。

猫の男爵のバロンや、バロンの仲間のルーンの力を借りて、ハルは元の姿に戻るために人間界への脱出を目指します。

『猫の恩返し』の視聴順

『猫の恩返し』は単独で視聴できる作品のため、基本的に視聴順は存在しません。ただし、『猫の恩返し』の前に必ず視聴するべき作品があります。それは『耳をすませば』です。

なぜなら『耳をすませば』に登場する月島雫が書いた小説こそが、『猫の恩返し』という設定だからです。月島雫が『猫の恩返し』を書き上げたのだと思うと、感慨深いものがあります。

また、作風の流れを追うためにもスタジオジブリ作品の過去作を視聴してから『猫の恩返し』を視聴することをおすすめします。その場合のロードマップは以下の通りです。

  1. 『天空の城ラピュタ』
  2. 『となりのトトロ』
  3. 『火垂るの墓』
  4. 『魔女の宅急便』
  5. 『おもひでぽろぽろ』
  6. 『紅の豚』
  7. 『平成狸合戦ぽんぽこ』
  8. 『耳をすませば』
  9. 『もののけ姫』
  10. 『ホーホケキョ となりの山田くん』
  11. 『千と千尋の神隠し』
  12. 『猫の恩返し』

こうして過去作を視聴していくと、『猫の恩返し』がスタジオジブリ作品の中でも独特の雰囲気を醸し出していることがわかるはずです。ぜひチャレンジしてみてください。

『猫の恩返し』の魅力とは?

『猫の恩返し』の魅力とは?

ここでは『猫の恩返し』の魅力について解説していきます。

スタジオジブリ初の続編作品

『猫の恩返し』は単独で視聴できる作品なので、予備知識なしでも十分楽しめる作品となっています。しかし設定の部分では『耳をすませば』の影響を強く受けていることから、事実上の続編的な作品として扱われています。

つまり『猫の恩返し』は、スタジオジブリ作品では非常に珍しい続編作品なのです。そのため、先ほども述べましたが『耳をすませば』を視聴してから、『猫の恩返し』を視聴することをおすすめします。

『耳をすませば』では主人公の月島雫が、中学3年生の受験シーズンの中で学業を放り投げて、自分の力を確かめるために小説執筆にのめり込みます。そんな月島雫が書いた小説が『猫の恩返し』なのです。

『猫の恩返し』の優しい世界観を月島雫が作り上げたのだと思うと感極まります。

また『猫の恩返し』に登場するバロンやルーンは、『耳をすませば』に登場する彫刻と猫がモデルとなっています。このように、『耳をすませば』の要素を探しながら『猫の恩返し』を鑑賞すると楽しいかもしれません。

コメディ要素が強いので安心して見られる

『猫の恩返し』は、スタジオジブリ作品の中でもコメディ要素が非常に強い作品です。シリアスなシーンは一切なく、誰かが死ぬということもありません。そのため、小さいお子さんでも気軽に楽しめる作品に仕上がっています。

また、ギャグのセンスもよく、思わず「フフッ」と笑ってしまうシーンがいくつもあります。

だからといって内容が全くないわけではなく、「自分の時間を大切にする」が1つのテーマになっています。ただまわりに流されるだけでなく、自分の意志でしっかり行動することが大切だと気づかせてくれる作品です。

猫の動きが可愛らしい

『猫の恩返し』といえば、やはり猫の動きが印象に残ります。

一般的に、動物の動きをアニメーションで表現するのは、むずかしい技術だとされています。人間とは異なる体の仕組みを理解しながら作画する必要があるためです。もちろん、猫の体の構造も人とは異なります。

そして『猫の恩返し』では、猫が二足歩行で行動します。その際にスタジオジブリは、猫の骨格を考慮しつつ二足歩行させているのです。それでいて動きも本物の猫のように可愛らしいので、視聴していて気持ちが和みます。

『猫の恩返し』を視聴するのであれば、猫の動きの1つ1つに注目してみるといいでしょう。

主題歌の『風になる』が名曲

『猫の恩返し』の主題歌の『風になる』が名曲です。

スタジオジブリ作品の主題歌というと、『さんぽ』のように少し童謡っぽかったり、逆に『もののけ姫』のように壮大な曲だったりします。

ですが『風になる』は爽やかでポップなナンバーです。そして『猫の恩返し』の特別バージョンということで、アコースティックの弾き語りテイストになっています。

メロディーも歌詞も現代的で、誰が聴いても気持ちのいい気分にさせてくれます。

いい意味でジブリらしくない

『猫の恩返し』は、スタジオジブリ作品の中でも異質な作品となっています。その要因は宮崎駿でも高畑勲でもなく森田宏幸が監督を担当し、脚本を吉田玲子が担当していることが挙げられるでしょう。

そのため、スタジオジブリ作品らしさがないのですが、それが逆に『猫の恩返し』を引き立てています。

一般的にスタジオジブリ作品に登場する主人公は、自分の芯を貫き通しながら少しずつ成長していきます。

しかし『猫の恩返し』では、主人公のハルはそこまで大きく成長しません。それがどこか、現代の女子高生を投影しているような気がしているのです。

『天空の城ラピュタ』のパズーや『もののけ姫』のアシタカのように勇敢である必要は一切なく、自分の時間をただ生きればいいということを『猫の恩返し』は教えてくれるのです。

まとめ

本記事のまとめ
  • 『猫の恩返し』はTSUTAYA DISCASで視聴できる
  • 『猫の恩返し』を視聴する前に『耳をすませば』は視聴しておくのがおすすめ
  • 色んな意味でジブリらしくないけれど、そこが新鮮に感じる

『猫の恩返し』を視聴するのであれば、TSUTAYA DISCASがおすすめです。無料期間を活用すれば、無料で『猫の恩返し』を視聴できるでしょう。

また、『耳をすませば』の続編的な立ち位置にあることから、『耳をすませば』を事前に視聴しておくことをおすすめします。

ちなみに2022年10月に『耳をすませば』の実写映画の公開が決定しています。原作漫画の10年後を描くオリジナルストーリーとなっているようで、もしかしたら『猫の恩返し』の設定も登場するのではないかと期待が高まっています。

実写映画に備えて、『猫の恩返し』と『耳をすませば』を振り返ってみるのもいいかもしれませんね。

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てるくん /
ビギナーズ編集部 ライター

2000年神奈川県生まれ。国内を旅しながら、ライターとして活動中。趣味は読書・アニメ鑑賞・ゲーム・筋トレ・旅・グルメなど…。特に読書・アニメが本当に大好きです。

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