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双眼鏡のおすすめ10選をシーン別で紹介|種類、選び方も徹底解説

双眼鏡のおすすめ10選をシーン別で紹介|種類、選び方も徹底解説

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

野球、サッカー、登山、コンサートなど、様々な場面で役立つ双眼鏡。

例えば、サッカー観戦に来たけど、遠くてよく見えないといったように、スポーツ観戦の際に活躍します。

しかし、いざ店舗やインターネットで選ぼうとしても、値段や大きさ、重さは様々です。

書かれている性能表示を見ても、よくわからないのではないでしょうか。

なんとなく倍率が高いから良さそうなど、よくわからないままに選ぶと失敗してしまうこともあります。

快適な観戦のためにも、双眼鏡選びの正しい知識を身につけましょう。

今回は、初めて双眼鏡の購入を検討される方向けに、選ぶ際のポイントや、シーン別のおすすめ双眼鏡をご紹介します。

双眼鏡の種類

双眼鏡は、大きく「ポロプリズムタイプ」「ダハプリズムタイプ」の2タイプに分けられます。ここでは、これらを詳しく解説します。

ポロプリズムタイプ

覗くレンズの位置よりも、対象物レンズが幅広の位置にあるのが、ポロプリズムタイプです。

同じ金額ならばポロプリズムタイプの方が、良く見える双眼鏡であることが多いです。

ダハプリズムタイプ

接眼レンズ(覗く側のレンズ)と対物レンズ(除く方の反対側)が一直線的になっているのが、ダハプリズムタイプ。

ダハプリズムタイプはポロプリズムタイプよりコンパクトで持ち運びに便利な反面、高額になりがちです。

双眼鏡の選び方

店舗やネットショップで双眼鏡の性能表示を見ても、何を示しているのかわからずに、戸惑う方も多いのではないでしょうか。

そこで、双眼鏡の選び方についてポイントをいくつかご紹介します。

倍率で選ぶ

倍率とは、肉眼で見たときと比べて、どの程度大きく見えるかの割合を示した数値です。

例えば倍率が10倍なら、100m先にあるものを10mの距離から肉眼で見るのと同じ状態ということになります。

イメージが掴みやすいので、ついつい高倍率の物を選んでしまいがちですが、高倍率=良い双眼鏡というわけではありません。

倍率が高い双眼鏡は、視野が狭くなったり手ブレの影響が大きくなったりと、デメリットもあります。

初心者でも扱いやすいのは、10倍までといわれています。

対物レンズ有効経で選ぶ

対物レンズ(覗き込むレンズの反対側)の口径です。

この数値が大きいほど集光力があり、解像度が高くなります。

ただし、対物レンズが大きくなるということは、双眼鏡自体も必然的に大型になり、重くなってしまうというデメリットがあります。

本格的な双眼鏡は30~50mm程度、持ち運びの利便性を重視される方は20mm台の双眼鏡がおすすめです。

実視界/見掛け視界で選ぶ

見える角度も重要な要素です。角度について、見掛け視界=実視界×倍率で計算されます。

実視界

双眼鏡を動かさずに見える角度で、この数値が大きいほど見える範囲が広くなります。

実視界が5~6°ですと、対象物を視界に入れることが難しいので、初心者の方は実視界が7°以上の物を選ぶと良いでしょう。

ただし、実視界の性能が良い物は、より高額になります。

見掛け視界

双眼鏡を覗いたときに、その視野が広がって見える角度です。

見掛け視界が大きければ、高倍率でも実視界が広くなるのでとても見やすく、迫力のある見え方になります。

アイレリーフで選ぶ

双眼鏡の接眼レンズ(覗き込む方のレンズ)と眼までの適正距離です。

アイレリーフが短いと、より近くで覗き込まなければなりません。

逆に長ければ、メガネをかけたままでも快適に見ることができます。

明るさで選ぶ

双眼鏡を覗き込んだときの明るさを示す数値で、ひとみ径を2乗することで算出されます。

この数値が大きいほど明るい双眼鏡といえるのですが、あくまでこれは理論値です。

実際覗いたときの明るさは、個々の双眼鏡のレンズ枚数や、コーティングの種類などによって異なります。

機能で選ぶ

双眼鏡には様々な機能が付いているものがあります。ここでは、代表的な機能を紹介しますので、双眼鏡選びの参考にしてください。

マルチコート

マルチコートとは、レンズの表面にかける反射防止加工のこと。金属質の薄い膜をコーティングすることで、反射を防止してくれます。

これにより、はっきりとした自然に近い視野が得られます。

防振

防振機能があると、手ブレを抑えてくれます。防振スイッチを一度押すか、押し続けると振動を抑制してくれます。

サッカーの試合やコンサートなど、激しい動きを追いたい場合に便利ですね。

防水

屋外で観戦する場合は突然雨が降ってくることもあります。

防水仕様になっている物を選べば、いざというときも安心です。

双眼鏡のおすすめメーカー

双眼鏡のメーカーはたくさんあり、どのメーカーのものが良いのか迷い方もいると思います。ここでは、有名なメーカーを紹介します。

双眼鏡選びの参考にしてみてください。

Nikon

Nikonは、東京都港区に本社を置く日本の光学機器メーカー。光学関連装置を扱う大手メーカーとして有名です。

双眼鏡の商品ラインアップが豊富で、高価格かつ高品質のモデルからスポーツ観戦に適したモデルまで幅広く取り扱っています。

また、レンズには、独自の多層膜コーティング技術を使用し、明るくシャープな映りが特徴です。

参考:Nikon公式サイト

Canon

canonは、東京都大田区に本社を置く、日本の大手精密機器メーカー。映像機器・事務機器・デジタルマルチメディア機器など精密機器を幅広く取り扱っています。

特にカメラが世界的に有名ですね。Canonの双眼鏡は、ニーズに合わせた商品を幅広く扱っています。

防水機能を搭載したハイスペックなものや、軽量かつコンパクトなものなど、ニーズに合わせたハイスペックな商品が多数あります。

参考:Canon公式サイト

Vixen

Vixenは、埼玉県に本社を置く、日本の総合光学機器メーカー。天体望遠鏡や双眼鏡、顕微鏡などを扱っています。

Vixenは、天体望遠鏡のメーカーとして有名で、高い光学性能を誇ります。双眼鏡も同様に高性能です。

ダハプリズムタイプとポロプリズムタイプの両方を販売しています。

参考:Vixen公式サイト

Celestron

Celestronは、アメリカ合衆国カリフォルニア州に本社を置く、天体望遠鏡・双眼鏡・顕微鏡メーカーです。

天体望遠鏡の世界シェアが1位の有名なメーカーです。双眼鏡では、天体観測用のタイプを取り扱っています。

天体観測に使用したい方にはこちらがおすすめです。

参考:Celestron公式サイト

おすすめ双眼鏡10選【シーン別】

自然を見るのか、はたまた、サッカーやバスケットなどの動きが激しいスポーツを見るのか、それとも野球のように静止シーンが多いスポーツを見るのかによって、選ぶ双眼鏡の種類は変わってきます。

双眼鏡を使用するシーン別で重視するポイントやおすすめの双眼鏡をご紹介します。

ライブ・コンサート向け

ライブ・コンサートでは、長時間双眼鏡を使用し、人の動きを追う必要があります。そのため、軽量で防振機能が付いているものが良いでしょう。

また、演者から遠い場所からの観戦や薄暗い場所での観戦の可能性もあり、8倍以上の高倍率で明るく映るモデルが最適でしょう。

Canon| BINOCULARS 10×30 IS II

光学式手ブレ補正機構を搭載した双眼鏡。最大9時間手ブレ補正が持続します。

アイレリーフが約14.5mmなので、メガネを付けながらの使用も問題なく行えるでしょう。

タイプ ポロプリズム
倍率 10倍
有効径 30mm
実視界
アイレリーフ 14.5
最短合焦距離 約4.2m
重さ 約600g
手ブレ補正方式 バリアングルプリズムによる光学補正方式

OLYMPUS| Trip light

重さが190gと超軽量で、コンサートなど長時間見ても疲れにくいタイプです。

また、暗い場所でも見やすい仕様になっています。

タイプ ダハプリズム
倍率 8倍
有効径 21mm
実視界 5.1°
アイレリーフ 9.5mm
明るさ 4.4
重さ 190g
コーティング マルチコーティング、単層コーティング

アウトドア向け

アウトドア用には、防水仕様のものがおすすめです。また、大口径の対物レンズ搭載のモデルであれば、視野が広くなって良いですね。

昆虫や植物を鑑賞したいなら、最短合焦距離が短いもの、風景を見たいならその距離が長いものが良いでしょう

Nicon| MONARCH 7 8×30

ハイクオリティな性能とデザインが特徴の双眼鏡。優れた光学性能により、自然な見え味が体験できます。

自然を見るのに最適な双眼鏡です。明るさはなんと、14.4を誇ります。

タイプ ダハプリズム
倍率 8倍
有効径 30mm
実視界 8.3°
アイレリーフ 15.1mm
明るさ 14.4
重さ 435g
防水性能 1mの水深に10分間浸かっても問題なし

OLYMPUS| 8×25 WP II

最短合焦距離1.5mなので、昆虫や植物の観察に適しています。また、水深1メートルの水中に5分間つけても問題ないので、沢渡りなどのアウトドアに最適です。

フェーズコーティングと全面マルチコーティングにより、高精細で高コントラストな視野を実現しています。

タイプ ダハプリズム
倍率 10倍
有効径 25mm
実視界 6.5°
アイレリーフ 12mm
明るさ 6.3
重さ 285g
コーティング 全面マルチコーティング、フェーズコーティング

天体観測向け

天体観測では、明るく見える双眼鏡がおすすめです。暗闇との対比でハイコントラストな視野が得られるものが良いでしょう。

また、三脚等がついているものであれば手ブレを抑えられ、天体観測に集中できて良いですね。

Vixen| 双眼鏡 SG2.1×42

星座観察用の超低倍率双眼鏡。肉眼で見るよりも星が明るく見え、星空観察を楽しむことができます。

広い範囲を見渡せるため、通常の双眼鏡に比べて開放感があります。

タイプ
倍率 2.1倍
有効径 42mm
眼幅範囲 55-74mm
アイレリーフ 8.4mm
重さ 410g
コーティング フーリーマルチコート
三脚取付 不可

Celestron| Skymaster 20×80

セレストンの大口径双眼鏡SkyMasterシリーズの1つ。天体観測と地上での長距離観測に最適です。

高品質のBAK-4プリズムとマルチコート光学部品により高いコントラストを実現しています。三脚に固定できるアダプター付き。

タイプ ポロプリズム
倍率 20倍
有効径 80mm
実視界 3.2°
アイレリーフ 17mm
明るさ
重さ 約2㎏
コーティング マルチコーティング
三脚取付

サッカー観戦向け

サッカー観戦では、各選手の激しい動きを追いかけることが多いので、倍率は8倍程度が適しています。

逆に10倍を超えると、視野が狭くなる上に手ブレが大きくなってしまうので、おすすめできません。

夜間の場合は明るさも気になるところですが、スタジアムはある程度照度が確保されているので、特段気にする必要はないでしょう。

また、雨の中でも試合が行われることが多いので、防水加工がされていれば安心です。

Nicon| アキュロン T01 ACT018X21BL

195gのダハプリズム式のため、とにかく持ち運びが便利な双眼鏡です。

5000円台とリーズナブルなのも見逃せません。

タイプ ダハプリズム
倍率 8倍
有効径 21mm
実視界 6.3°
アイレリーフ 10.3
明るさ 6.8
重さ 195g
防水 ×

Nicon| プロスタッフ PS7S8X30

明るくくっきりと遠くが見渡せる、高性能な双眼鏡です。

コンパクトで持ち運びにも便利な上に、防水機能も備えています。

サッカー以外にも、ラグビーやアメリカンフットボールの観戦にも適しているでしょう。

タイプ ダハプリズム
倍率 8倍
有効径 30mm
実視界 6.5°
アイレリーフ 15.4
明るさ 14.4
重さ 413g
防水

野球観戦向け

野球はサッカーに比べると静止する場面が多いので、サッカーよりも倍率が高い、10倍の物を選ぶと良いでしょう。

手ブレが気になる方には、手ブレ防止加工がされている物もあります。

また、試合時間が3時間以上になることがほとんどなので、重量にもこだわりたいところです。

OLYMPUS| 10X25 WP II

倍率10倍でしっかり遠くを見通せる上に、重量も260gと軽量です。

防水機能もついているので、外野席で急な降雨に遭遇した際も安心です。

タイプ ダハプリズム
倍率 10倍
有効径 25mm
実視界 6.5°
アイレリーフ 12
明るさ 6.3
重さ 260g
防水

バスケットボール観戦向け

屋内で観戦するバスケットボールは、野球やサッカーと比べると、明るさは最低限でかまいません。

また、体育館内なので、倍率も低めの4~8倍程度で十分です。

コート内を選手やボールが高速で往復するので、なるべく双眼鏡を動かさずに済むように、実視界が広い物を選ぶと良いでしょう。

Bushnell| Xtra-Wide 900

広大な有効径と実視界で、試合中はほとんど双眼鏡を動かさずに、全体を眺めることができます。

倍率が4倍とあって手ブレも少ないので、激しい動きをするバスケットボール向きの一品といえるでしょう。

倍率 4倍
有効径 30mm
実視界 17.1°
アイレリーフ 10
明るさ 36
重さ 411g
防水

まとめ

スポーツ観戦用の双眼鏡を選ぶには、競技の特性を考えて選ぶ必要があります。

今回挙げなかったスポーツを観戦される際も、動きの多さ、屋内・屋外、昼・夜といった要素を考慮し、選ぶと良いでしょう。

また、持っている双眼鏡がスポーツ観戦向きでない場合も考えられますので、レンタルで使い心地を試した上で買い替える、というのも一つの手かもしれません。

双眼鏡で、スポーツ観戦ライフを楽しみましょう。

マーケットエンタープライズフィールドセールス

タカ /
ビギナーズ編集部 ライター

ホワイト企業を退職後、世界一周の旅に。アフリカや中南米、中東などを巡る。帰国後は雑誌社勤務を経て、フリーのライターとして活動中。

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