【入門ガイド】初めてのギター選びにおすすめ4選｜後悔しない選び方

初めて手に取ったギターは、弾き込むごとに愛着が湧くものです。

それはプロであっても変わりません。世界的に有名なギタリストも、学生時代や下積み時代に買った、最初の1本を大切にしている方が多いそうです。

これからエレキギターを始める方が行うべきことは、自身の相棒となるギター探しです。

楽器店で探すのが基本となりますが、場合によっては、ネット通販も視野に入ってきます。

無理のない範囲で予算を決め、最初の1本を探しましょう。

パターンは大きくわけて2通り！購入予算の決め方

エレキギターのみならず、趣味を始める前にまず決めたいのが、予算です。

大半の趣味には初期費用が必要であり、最低限のアイテムを揃えなければなりません。

たとえば、これからエレキギターを始めるのであれば、以下のアイテムを揃える必要があります。

• エレキギター本体
• ギターアンプ
• シールドケーブル
• ピック
• チューナー

エレキギターは、アンプありきの楽器です。

生音で楽しむこともできますが、エレキならではのサウンドや魅力を活かすことができません。

これらは初心者セットとして販売されている他、それぞれ単体でも購入可能です。

肝心の予算決めですが、楽しみ方によっても額は変わります。

たとえば、とりあえずギターを弾いてみたいという方は、予算をなるべく抑えた3万円前後の初心者セットが良いでしょう。

腰を据えてギターを楽しみたい方であれば、初心者セットではなく、6万円前後で機材を単体購入する手もあります。

近年では、1万円前後で購入できるギターも販売されていますが、価格と質を考えると、最低でも3万円前後は確保しておきたいところです。

【予算3万円前後】初心者セットの購入がベスト

初心者セットには、エレキギターを演奏する上で必要なアイテムが、全て含まれています。

ギター本体はもちろん、アンプやシールドケーブル、チューナーなど、必要最低限のアイテムをセットにした商品です。

この初心者セットは、多くのメーカーから販売されており、1万円前後で購入できるセットも少なくありません。

ただし、本体を含めて1万円前後ですから、短期間お試しで使うためのギターと思った方が良いでしょう。

予算3万円前後でおすすめなのは、YAMAHAの「PACIFICA」シリーズの初心者セット。

このギター自体がビギナー向けですが、本体の作りやサウンドクオリティはそこまで悪くありません。

また、リアピックアップがハムバッカーなのもポイントです。

多彩なサウンドメイクができるため、幅広い音楽ジャンルで活躍します。

【予算6万円前後】ギターとアンプは単体購入がおすすめ

6万円は半端な数字だと思われたかもしれませんが、この予算設定には理由があります。

• 4万円前後の新品ギター＋2万円前後の新品アンプ＋残った予算でアクセサリー
• 5万円前後の中古ギター＋1万円前後の中古アンプ＋残った予算でアクセサリー

初めてのギター選びにおいて、とにかくフォーカスされるのがギター本体の金額です。

どちらかというとアンプは疎かにされており、音が鳴ればいいという扱いさえ見受けられます。

しかし、エレキギターのサウンドを決定付けるのはギターアンプです。

どれだけハイスペックなギターを使っても、粗悪なアンプでは、本来の性能・サウンドを発揮できません。

そこで、ギターアンプの費用を確保するために、予算を6万円としました。

この予算中で購入できる、ギターとアンプをいくつかご紹介します。

【新品ギター】4万円前後の「Epiphone」

レスポールギターをお探しなら、やはりEpiphoneがおすすめです。

Epiphoneは、本家Gibsonの廉価ブランドとなりますが、品質は決して悪くありません。

太くて甘く、力強いサウンドは、やはり純粋なレスポールならではといえるでしょう。

というのも、各メーカーから販売されているレスポールギターは、あくまでもレスポールタイプに過ぎません。

レスポールと名乗っていいのはGIBSONと、その廉価ブランドにあたるEpiphoneだけです。

スペックとクオリティ面では、30万円近くする本家にはさすがに敵いませんが、初めての1本としては十分です。

やや個体差があるので、試奏してからの購入をおすすめします。

【新品ギター】4万円前後の「BACCHUS」

数あるエレキギターの中でも、とりわけ高いコストパフォーマンスを誇るのがBACCHUSの1本。

同ブランドは、1万円前後で買えるユニバースシリーズが有名ですが、注目すべきは4万円前後のモデルです。

この価格帯とは思えないほどの、丁寧な作りとサウンドクオリティが好評です。

そして、ストラトキャスタータイプやレスポールタイプ、テレキャスタータイプなど、同じ価格帯で選択肢が豊富。

Fenderなどに比べると、楽器店ではあまり見かけないかもしれませんが、見つけたらぜひ試奏してみてください。

【中古ギター】5万円前後の「フジゲン製・Fender Japan」

全国各地どこの楽器屋にも、日本製Fenderの1本が置かれているはずです。

これまで、安価な日本製のFenderギターは入門機、という認識が定着していました。

しかし、輸入代理店である山野楽器とのライセンス契約が終了したため、2015年4月以降は価格が高騰しています。

後に販売されたJapan Exclusiveシリーズの1本は、入門機と呼べる価格帯ではなくなったため、ギター初心者にとっては少々敷居が高くなっています。

そこでおすすめしたいのが、1980年代から90年後半までに製造されたフジゲン製・Fender Japanです。

いわゆるヴィンテージギターに分類されますが、5万円前で購入できるモデルも少なくありません。

この時代のフジゲン製・Fender Japanは非常に丁寧な作りであり、状態さえ良ければ、10万円以上の現行モデルに匹敵する仕上がりです。

楽器としての完成度はもちろん、サウンドクオリティも折り紙付き。

運良く出会えたら、ぜひ試奏してみてください。

【ギターアンプ】2万円前後の「デジタルモデリングアンプ」

ギターアンプは、サウンドを決定付ける要となります。

数千円程度で購入できるモデルもありますが、可能な限りアンプにも予算を割きたいところです。

前提として、自宅練習用のギターアンプに出力は不要です。出力よりも、機能やサイズを重視して選びましょう。

おすすめはやはり、デジタルモデリングアンプです。

MUSTANG Iのように、複数のアンプモデル(サウンド)とエフェクトを搭載したものがベストです。

1台で演奏と音作りが楽しめる他、コンパクトサイズなので邪魔になりません。

加えて、ヘッドフォン端子で夜間の練習にも対応し、自宅練習に必要な機能をほぼ網羅しています。

なお、機能面が充実した新品のモデリングアンプは、2万円前後が中心です。

中古であれば、1万円前後で手に入ることもあるので、楽器屋やネット通販で探してみましょう。

機材はどこで探すべき？楽器屋が定番？

ここまで予算と機材に焦点を当ててきましたが、購入する場所についても検討しなければなりません。

楽器や機材を購入できる場所は大きく分けて2つあります。

楽器屋で購入するメリットは？

第1候補として挙げられるのが楽器屋です。

これからギターを探す初心者の方は、最優先で訪れるべき場所といえます。

楽器屋でギターを購入するメリットは以下の通りです。

• 実物に触って試奏できる
• 店員さんからアドバイスがもらえる
• 中古ギターのコンディションチェックができる

楽器の購入に試奏は必須です。

ある程度知識のある中～上級者ならともかく、初心者の内は試奏してから購入すべきでしょう。

なぜなら、楽器には個体差があり、同じモデルでも弾き心地が異なるものです。

ボディの身体への当たり方、ネックの太さ、重量など、手に取らなければわからないことがあります。

それを自分の手と耳で把握するためにも、試奏は必ず行いましょう。

また、楽器のプロである店員さんからアドバイスがもらえるのもメリットの1つです。

「○○のようなギターが欲しい」というイメージを伝えれば、要望に添った1本を紹介してくれるでしょう。

ネット通販で購入するメリットは？

Amazonなどの大手通販サイトをはじめ、今日では様々なショッピングサイトで楽器が販売されています。

もちろん、イケベ楽器や島村楽器といった、大手楽器店も通販サイトを構えているのです。

ネット通販を利用するメリットは、以下の通りです。

• 店頭よりも安く買えることが多い
• 店頭には売られていないレアモデルが買えることがある

とにかく安さを追求するなら、ネット通販がおすすめです。

ただし、購入前の試奏ができないというデメリットもあります。

どちらかというと中～上級者向けですが、予算に限りがある場合は検討してみましょう。

まとめ

気になるギターは見つかったでしょうか？現在では安さと性能を併せ持った素晴らしいギターが数多く売られています。その中でもお気に入りの1本を見つけてギターライフを楽しんでください。

また、こちらの記事ではおすすめのレスポールタイプのギターを紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね。