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楽器保険の補償内容・金額まとめ|動産総合保険と家財保険

楽器保険のや補償内容や範囲、金額についてまとめました。高価な楽器を盗難や破損、火災等から守るためには、保険をかけておくことが必要です。高額なヴァイオリンやフルート等の管楽器や、大切な楽器を守るためにも、動産総合保険や家財保険といった、楽器保険の知識を正しく身につけましょう。
楽器保険の補償内容・金額まとめ|動産総合保険と家財保険

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

趣味で始めた楽器も、スキルが上がるに従って、音の違いや物の違いがわかるようになってくるものです。

技術が上がれば、購入する楽器の金額も自然と変わってくるでしょう。

最初は盗難や破損などのリスクを考えていなかった方も、楽器が高額になるにつれ、事故のリスクを不安を感じるのではないでしょうか。

そこで、高額な楽器を持つ方におすすめしたいのが、保険です。

楽器は、動産保険や家財保険という保険をかけることができます。

予期せぬ事故や盗難などのリスクに備え、安心して演奏を楽しめるよう、楽器の保険についてご紹介します。

楽器に保険をかけられることは浸透していない?

楽器を楽しむ方の内、楽器に保険を掛けている方は10%にも満たないといわれています。

ただし、これは楽器の盗難や事故に無頓着だというわけではありません。

保険をかけていない方でも、90%以上の方が楽器保険に興味があるというデータもあります。

しかし、楽器保険という名前の保険は無いので、楽器に保険を掛けたいけれどどうればいいかわからない、という方がほとんどのようです。

確かに、1本1億円もするバイオリンに保険をかけているという話は耳にするので、何千万もするような楽器でないと保険はかけられないのと思っている方も多いでしょう。

もちろん、一般的な価格の楽器にも、保険はかけることが可能です。

楽器に保険をかけるときは、「動産総合保険」か「家財保険」に申し込み!

楽器に保険をかける場合、動産総合保険家財保険でリスクをカバーすることになります。

動産総合保険とは、不動産と自動車・船舶・航空機・組み立て中の機械・設備以外のものを対象とし、保険をかけることができる保険をいいます。

保管中・運送中・展示中の偶然な事故による損害を補償してくれます。

ただし、自然災害(地震、噴火、津波、台風、竜巻、暴風雨、高潮など)によって生じた損害については対象外になりますから、注意する必要があります。

一方家財保険は、家財に火災保険をかけることをいいます。

火災保険と聞くと、火災に遭ったときを想像されるかもしれませんが、火災・落雷だけでなく、台風や集中豪雨などの水災、事故による水濡れや盗難、風災・雪災といったオールリスクでの補償が可能です。

どちらの保険にせよ、故意または重過失の事故や経年劣化による故障、修理後に音質が変わった等は対象になりません。

加入の際には、しっかりと補償内容を確認し、ご自身の現状に合ったものを選択するとよいでしょう。

楽器に保険をかけるといくらくらいかかるの?

補償の範囲をオプションで選択できたり、補償内容を厚くしたりすることで、金額も異なってきます。

そのため、条件により大きな違いが出てくるというのが前提になります。

一般的に動産総合保険の保険料は、楽器が新品の場合は購入金額、中古の場合は時価に対して、保険利率をかけて算定されます。保険利率は各損害保険会社で異なりますので、個別にご確認ください。

動産総合保険の場合、受取金の上限を100万円までとすると、1万円程度がおおよその目安となります。

通常、利用する場所を特定したほうが保険料は安くなりますが、楽器は持ち歩いて利用するものなので、利用場所を特定せずに保険に加入する方が多いようです。

家財保険の場合でも、保険料は大体1万円程度を相場として考えていいでしょう。

ただし、家財保険で保険加入する場合、自宅外への持ち出しが保険対象外となることもあります。

特約オプションにより、自宅外でも対象にできる場合もありますので、加入時にしっかり確認する必要があるでしょう。

また、プロ演奏家が所有するような高額の楽器の場合は、所有者と保険会社との話し合いで保険金額を個別に設定します。

世界的に活躍する演奏家の中には、世界に数台・数本しかないような逸品を、海外のコレクターから借りているケースもあります。

このような場合には、楽器は美術品として扱われ、海外の大手損害保険会社にて保険をかけている場合が多いようです。

海外に行く場合はどうしたらいいの?

楽器を携えて海外滞在や留学に行くこともあるでしょう。

そんなときは、長期滞在者用の海外旅行保険の生活用動産保険をかけるといいでしょう。海外で生活している人の、身の回りの物にかかるリスクを補償してくれます。

ただし、注意が必要なのは、1点あたりの保険金額に限度があることです。

1点あたり10万~20万程度の限度額があることが多いため、保険の限度額内で収まる金額であれば問題ないのですが、それ以上に高額な楽器の場合には、保険会社に個別に相談してみるのがいいでしょう。

また、現地保険会社で楽器に個別の保険をかける方が、日本で加入するよりも安くなることが多いようです。

また、海外に持ち込みする場合には、持ち運びに気をつける必要があります。

安全な運搬方法は、機内手荷物として座席近くで保管することです。

機内手荷物のサイズを超えてしまう場合は、楽器のために座席をいくつか購入して、スペースを確保するという方法もあるようです。

楽器の分の乗車料を支払うことに抵抗がある方もいるかと思いますが、貨物扱いの荷物は手荒に扱われがちです。

スーツケースやダンボールと同じ扱いをされて、楽器の音質が変わってしまったというトラブルにもなりかねません。

座席購入は、楽器を安全に運ぶ1つの手です。

加入の場合、どうやって保険会社を探せばよいの?

動産総合保険や家財保険に加入する場合には、まず保険代理店で相談するのがいいでしょう。

動産総合保険や家財保険に、ネットだけの申込みで入れることはほぼありません。

代理店系といわれる損害保険会社で加入することになると思いますが、代理店系の保険会社では、一部ネット加入が可能な保険以外は、直接保険会社に行っても加入できません。

まずは、街の保険代理店に行き、動産総合保険や家財保険を扱っている保険会社の商品を説明してもらい、ご自身にぴったりの保険を選択するのがオーソドックスな加入方法です。

自分の楽器を持ち運びたくない・修理中に楽器を借りたいならココ!

高価な楽器で持ち運びしたくない場合や、楽器を修理に出している場合など、楽器レンタルを希望されている方も多いのではないでしょうか。

そのようなときは、ReReレンタルで楽器を借りるのがとても便利です。

楽器の種類が豊富で、アンプや譜面台といった楽器周りの必需品も充実しているため、ReReレンタルだけで必要なものを全て揃えることができます。

レンタル手配先を演奏場所に指定することもできますから、身軽に会場に入ることもできますよ。

初心者におすすめマークがついているものは、入門セットとして教本・DVDがついています。

いきなり楽器を購入するのは抵抗があるという初心者の方が、お試しで使ってみるのに人気があります。

ReReレンタルで楽器をレンタルする

まとめ

いかがでしたか。

高価な楽器を使っていても、楽器の保険を知らなかったり、どうやって加入するかを知らなかったりで、保険に加入していない方も多くいます。

楽器は、不慮の事故以外にも盗難のリスクがありますから、楽器を守るためには保険をかけることが大切です。海外に行く場合は特に注意が必要でしょう。

また、こちらの記事ではおすすめのギターケースを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

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北野ゆき /
ビギナーズ編集部 ライター

国内外の金融会社に勤務後、カウンセラー・メンタルコーチとして独立。現在は、カウンセリングの他、webライターとしても活動中。一児の母。海外ドラマ好き。

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