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[2018]フジロック出演バンドの使用楽器・ギター・機材まとめ

2018年フジロック出演バンドのギターや使用楽器・機材をご紹介します。浅井健一 & THE INTERCHANGE KILLS、ユニコーン(奥田民生)、The Birthday、マキシマム・ザ・ホルモン、Suchmos等、これまでに使用したギターもご紹介します。
[2018]フジロック出演バンドの使用楽器・ギター・機材まとめ

今やすっかり夏の風物詩となったロックフェス。

日本の夏フェスの代名詞的といえば、やはり「フジロックフェスティバル」です。

国内フェスの中でも長い歴史を誇り、毎年多くの大物アーティストが参加することで知られています。

もちろん、2018年もフジロックは無事開催され、多くの観客を魅了しました。

今年は一部アーティストの演奏がYouTubeで無料公開されたこともあり、現地だけでなく、自宅で楽しんだ人もいたのではないでしょうか。

そんなロックフェスでは、様々なアーティストの演奏を間近でみることができます。

本記事では、ギターを中心にフジロック出演バンド・アーティストの使用機材をいくつかご紹介します。

フジロック常連バンドの楽器・機材

夏フェスといえば、比較的若手アーティストが出演しているイメージがあります。

しかし、フジロックは若手だけでなく、ベテランアーティストも数多く出演しているのです。

長いキャリアで培った円熟のテクニックを肌で感じられるのは、フジロックならではの魅力といえます。

まずは、ベテランバンド・アーティストの使用ギターをチェックしていきましょう。

【浅井健一 & THE INTERCHANGE KILLS】浅井健一の使用ギター・機材

まずは、ソロプロジェクトの「浅井健一 & THE INTERCHANGE KILLS」として出演したベンジーこと、浅井健一からチェック。

90年代からブランキー・ジェット・シティのフロントマンとして活躍し、そのキャリアは30年を超えます。

現在でもソロプロジェクトや、いくつかのバンドで活動を続けているギタリストです。彼はブランキー・ジェット・シティ時代からのフジロックの常連でもあります。

プロジェクトやバンドは変わっても毎年のように出演しており、いわば「フジロックの顔」いっても過言ではありません。

とりわけ今年は、インターネット中継の対象にもなっていたので、ご覧になった方もいたのではないでしょうか。

▲参考:Gretsch 6119 Tennessean

そんな浅井健一が、キャリアのほとんどでメインギターとして使ってきたのが、グレッチのテネシアンです。

1960年代前半のヴィンテージであり、ほぼオリジナルのまま使用しています。

テネシアンはフルアコースティック構造のギターですが、他のモデルに比べてボディが薄めとなっています。

その音はソリッド感があり、彼のサウンドを特徴付けているのです。

アンプについては、マッチレスをはじめとする複数のアンプを使用しています。

ただし、メインはマーシャルです。2018年のフジロックでも、グレッチ+マーシャルの組み合わせでした。

この他のギターとして、近年だとギブソンのレスポールスペシャルの登場頻度が高くなっています。

また、キャリア初期からのサブギターであるギブソン・レスポールカスタムや、フェンダー・テレキャスターなども度々使用するようです。

【ユニコーン】奥田民生の使用ギター・機材

ユニコーンのフロントマンとしてデビューし、同バンドの解散後はソロアーティストとしてキャリアを重ねてきた奥田民生。

2009年にユニコーンを再結成し、2018年のフジロックにも登場しました。

▲参考:Gibson Custom Shop 1958 Les Paul Standard

そんな奥田民生のメインギターといえば、1958年製のギブソン・レスポールスタンダードです。

「ヴィンテージギターの王様」をライブでも多用している点はさすがの一言。

もちろん、ヴィンテージギターならではの枯れたサウンドをしっかりと活かしています。

また、彼はギターコレクターとしても有名です。上記のレスポール以外にも、様々なギターを使い分けています。

ここ数年だと、準メイン的なポジションで愛用しているのが、ギブソン・レスポールスペシャルのホワイトモデル。

そもそも、オリジナルのレスポールスペシャルのカラーバリエーションにホワイトは存在しません。

あえてカスタムショップ製のホワイトをセレクトするあたりに、奥田民生ならではのこだわりが感じられます。

レスポール系ギターのイメージが強い一方で、グレッチやフェンダー・テレキャスターなど、多彩なギターでプレイするのが彼のスタイルです。

ライブの際にはどんなモデルが登場するのか、この点もひとつのお楽しみとなっています。

【The Birthday】チバユウスケの使用ギター・機材

浅井健一率いるブランキー・ジェット・シティと共に、90年代のロックンロールシーンを牽引したミッシェル・ガン・エレファント。

同バンドのフロントマンとして活躍したのがチバユウスケです。

バンド解散後もギター・ボーカリストとして活動を続け、現在ではロックバンド・The Birthdayの活動が中心となっています。

常に素晴らしいギタリストとステージに立つ彼ですが、ボーカリストでありながら、自身も必ずギターを手にしています。

テクニカルではないものの、そのエモーショナルなプレイとサウンドに魅了されているという方も多いのではないでしょうか。

▲参考:Gretsch /G6119 Chet Atkins Tennessee Rose

さて、チバユウスケがメインギターとして愛用し続けているのは、グレッチのテネシー・ローズです。

先ほどご紹介した浅井健一の愛器である、テネシアンの系譜を現代に受け継ぐモデルにあたります。

豪快なコードストロークとグレッチのサウンドは実によく合うもので、楽曲の要となっていますね。

基本的に彼はグレッチのギターを好み、テネシー・ローズの他にもホワイトファルコンやアニバーサリー、ジェットといったモデルを使用。

全体的にヴィンテージよりも近年のモデルを使用することが多く、どちらかというと新しいギターが好みなのかもしれません。

事実、グレッチは時代によっては個体差が極めて大きく、同じ時代に製造されたものであってもサウンドが全く異なるケースも少なくありません。

グレッチに限っては、ヴィンテージより現行モデルが好きというギタリストも実は多いのです。

フジロック個性派バンドの使用楽器・機材

かつて日本では、あまりにも個性的なバンドは、長期にわたって人気を維持することができませんでした。

しかし、時代は変わり、現在では存分に個性的なバンドほど支持を集めるようになっています。

彼等が邦楽のロックシーンを築く時代が到来しているのです。フジロックにも多くの個性派バンドが出演しています。

そこで、日本が誇る個性派バンドの使用機材をチェックしていきましょう。

【マキシマム・ザ・ホルモン】マキシマムザ亮君の使用ギター

2000年代のロックシーンにおけるメインストリームとなったミクスチャーロック。

現在ではロックの定番ジャンルとして定着しています。

もちろん、日本でも多くのミクスチャーロックバンドが活躍していますが、中でもクオリティの高い楽曲と、個性的な歌詞によって夏フェスの常連となっているのがマキシマム・ザ・ホルモンです。

ラウドさとポップさの両方を兼ね備えたそのサウンドは、マキシマムザ亮君のギターによって演出されています。

彼のキャリアの初期において、不動のメインギターとなっていたのはギブソン・レスポールスタンダードでした。

大きなモディファイは施していないものの、ピックアップセレクターをリアポジションにし、ガムテープで固定しています。

この仕様からもわかる通り、基本的にリアピックアップのみでサウンドメイクしているようです。

▲参考:Paul Reed Smith/Single Cut 10Top

近年のメインギターとなっているのは、ポール・リード・スミスのシングルカットモデル。

レスポールによく似たシェイプのモデルで、プレイアビリティやサウンドも似た傾向にあります。

ここ数年は、レコーディングやライブをポール・リード・スミスのみで行っているようです。

丁度メインギターが変わった時期から、サウンドメイクやプレイも変化しています。初期の荒々しいプレイから、繊細な表現へと移行しているのです。

ギタリストがメインギターを変える場合、サウンドだけでなくプレイスタイルも変化することがあります。

この辺にも注目してみると、新しい発見ができるかもしれません。

【Suchmos】TAIKINGの使用ギター・機材

ブラックミュージックに強い影響を受け、独自のサウンドで人気を集めているSuchmos。

先日のロシアワールドカップのテーマソングを担当したのが記憶に新しいところです。

テレビCMなどにも次々と楽曲が採用されており、彼らのバンド名は知らなくても、楽曲は耳にしたことがある方が多いことでしょう。

▲参考:FULLERTONE GUITAR/STROKE 60 HEAVY RUSTED

そんな同バンドのギタリストがTAIKINGです。

クリーントーン中心でキレのよいサウンドを奏でる彼は、実に様々なギター使用しています。

中でも、ライブでの使用頻度が高い1本がフラートーンのストラトキャスター。

あまり耳馴染みのないブランド名かもしれませんが、大手楽器店の「ミュージックランドKEY」がプロデュースしているブランドです。

ヴィンテージレプリカモデルに定評があり、プロギタリストの愛用者も少なくありません。

同じくソリッドボディのギターとして、登場頻度が高いギブソン・SGスペシャル。

SGスタンダードから一部の装飾などを省略した廉価モデルですが、ミドルが豊かな独特のサウンドをしっかりと受け継いでいます。

また、PVなどでも登場する機会が多いES-335。ギブソンのセミアコースティックギターの代表格です。

こちらは音域のバランスのよさを活かし、どちらかというとドライブサウンドとの相性のよい1本となります。

ルックスもオシャレでスタイリッシュなので、バンドの雰囲気によく似合っていますね。


フジロックを見て楽器を始めたくなったら

大物アーティストや人気バンドが一堂に会するフジロックは、音楽や楽器の魅力を改めて感じる機会でもあります。

当然、フジロックに感化されて楽器を始めてみたいと思った方も多いはず。

そんな方は、まず楽器のレンタルから始めてみるのはいかがでしょうか。

楽器のレンタルを行っているReReレンタルでは、手軽に楽器を借りることができます。

本格的に楽器を始めるか検討中の方も、お試しで楽器の演奏ができる上、気に入れば1ヶ月以上の長期間レンタルも可能です。

一からギターを始める方であれば、1ヶ月13,780円~借りられる、ギターの初心者セットがおすすめです。

初心者入門セットはこちらの記事で詳しくご紹介してるので、気になる方は読んでみてくださいね!

もちろん、ギター以外にも電子ドラムやシンセサイザー、アンプやエフェクター等の機材レンタルも行っているので、色々な楽器を演奏したい方も利用できます。

ぜひ楽器をレンタルして、憧れのバンドの曲を練習してみましょう。

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ポメラニアン高橋 /
ビギナーズ編集部 ライター

ラーメンとロックをこよなく愛する洋犬ライター

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