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パスポート申請・更新・変更には何が必要?場所・書類・料金についてまとめました
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
初めての海外旅行を思い立った方が最初にぶつかる関門が、パスポートの申請です。
手続きが難しそうと億劫になってしまい、海外旅行自体を諦めてしまう方もいるのではないでしょうか。
実は、パスポート申請は全く難しくありません。
本記事では新規申請の方法や費用から、期限切れの更新方法、時間がない方向けの代行サービスまで詳しくご説明します。
目次
旅のはじまりはパスポートの取得から!
アンコールワットが見たい、パリのお洒落なカフェ巡りをしたい等、海外旅行の計画を立てるのはとても楽しいものですね。
ただし、他の何を忘れても、これだけは絶対に忘れてはいけない物があります。そう、パスポートです。
旅の最必需品ともいえるパスポートですが、初めて海外旅行に行かれる方は、取得する場所や費用がわからないのではないでしょうか。
申請場所から必要書類まで解説していきます。
新規でパスポートを申請する手順
パスポートを新規で申請するには、以下の2つの方法があります。
- パスポートセンターで自分で申請する
- 代行業者に依頼する
まず本項では、自分で申請する場合の手順についてご説明します。
どこで申請するの?
パスポートの申請は、住民票がある都道府県のパスポートセンターで行うことができます。
最寄りのパスポートセンターの場所は、こちらをご参照ください。
申請に必要な書類は?
パスポートの申請に必要な書類から見ていきましょう。
一般旅券発行申請書
パスポートには有効期限が5年と10年の2種類があり、それぞれ申請書が違います。20歳未満の方は5年のみ申請可能です。
申請書はパスポートセンターや役所に置いてあるので現地まで行き、その場で記入する必要があります。
なお、2018年10月1日からは外務省のHPからダウンロードして事前に記入できるようになる予定です。
写真
背景なしの無帽で撮影する必要があります。
サイズはタテ45mm×ヨコ35mmと定められており、履歴書などに使用するサイズとは異なるので注意が必要です。
パスポートセンター付近にも写真撮影機が設置されていることが多いですが、場所によっては2000円などかなり高額なことも。
自宅近所のスピード写真撮影機などで撮影しておくのがいいでしょう。
本人確認書類
本人確認書類には、1点のみでよい書類と2点必要な書類があります。
国が発行する写真付きの証明書は1点でも大丈夫と覚えておくといいですね。
- 【1点のみでよい本人確認書類】
- 運転免許証(仮運転免許証でも可)
- マイナンバーカード
- 住民基本台帳カード(要写真)
- 身体障害者手帳(要写真)
【2点必要な本人確認書類】
2点必要な書類に関しては、「A欄から2点」もしくは「A・B欄から1点ずつ」が必要になります。
- A欄
- 健康保険被保険者証
- 国民健康保険被保険者証
- 船員保険被保険者証
- 介護保険被保険者証
- 共済組合員証
- 後期高齢者医療被保険者証
- 国民年金手帳
- 国民年金証書
- 厚生年金保険年金証書
- 船員保険年金証書
- 共済年金証書
- 恩給証書
- 印鑑登録証明書と実印
- B欄
- 学生証(要写真)
- 生徒手帳(要写真)
- 会社等の身分証明書(要写真)
戸籍抄本または戸籍謄本
6ヶ月以内に発行された、戸籍抄本または戸籍謄本が必要です。
本籍地が現住所と離れている場合は、郵送で取得する方法もあります。
各自治体によって必要な日数が違うので、事前に調べておきましょう。
住民票
申請日前6か月以内に発行された原本のみ有効です。
ただし、住民票のある地域以外で申請する場合のみ必要なので、人によってはいらない場合もあります。
申請してから受け取りまでは?
パスポートセンターで申請してから、6日目(土日祝日および12月29日~1月3日を除く)以降に受け取ることができます。
申請日当日に作ることはできませんので、日程に余裕を持って申請しましょう。
戸籍謄本を郵送で申請する方はその分の日程も考慮する必要がありますので、逆算して準備を始めることをおすすめします。
なお、代理人による申請も可能ですが、受け取りだけは本人に限定されていますのでご注意ください。
申請費用はどれくらいかかる?
申請費用は、それぞれ期限5年(紺色)が11,000円、期限10年(赤色)が16,000円です。
パスポートを受領する際に、窓口で収入印紙を自動販売機で購入して支払います。
期限切れや紛失など、新規以外の申請方法は?
紛失や盗難、期限切れといった、新規以外でパスポートを申請する方法についてご説明します。
有効期限が残り1年以内の場合
有効期限が1年未満となった場合、更新申請(切替申請)を行うことができます。
基本的には新規申請と手順は同じですが、本籍地や氏名に変更がない場合は戸籍謄本(抄本)が不要なため、特に本籍地が住居から離れている方は期限到来前に申請をしておくとよいでしょう。
なお、必要書類は以下の通りです。
- 申請書
- 写真
- 有効期限が残っているパスポート
- 戸籍謄本(抄本)
前パスポートと本籍地の都道府県に変更がない場合は不要 - 住民票
住民票のある地域以外で申請する場合のみ必要
有効期限切れの場合
有効期限が切れた場合は、期限切れのパスポートを返納した上で申請することで、新規に発給を受けることができます。
- 申請書
- 写真
- 本人確認書類
新規申請のA欄に有効期限切れのパスポートを含める - 有効期限切れのパスポート
- 戸籍謄本(抄本)
前パスポートと記載事項に変更ない場合は不要 - 住民票
住民票のある地域以外で申請する場合のみ必要
余白がなくなった場合
頻繁に海外旅行や出張に行かれる方だと、有効期限前に出国・入国スタンプ欄が埋め尽くされてしまうことも。
その場合、ページ追加の申請を行うことができます。
増やせるのは1冊のパスワードにつき1度のみで、追加されるのは40ページ、料金は2,500円になります。
申請書類は以下の通りで、申請してから約2時間後に受け取ることができます。
なお、新規発給時にあらかじめページを増やす申請を行うことも可能です。
- 一般旅券査証欄増補申請書
- 有効期限が残っているパスポート
- 申請する自治体に在住していることが証明できる書類
氏名や本籍に変更があった場合
結婚などで氏名に変更があった方や本籍地の都道府県に変更があった方は、申請することで氏名表示などを変更したパスポートを受け取ることができます。
なおその場合、受け取るパスポートを下記2つから選択することができます。
- 有効期限そのままのパスポートを受け取る(手数料6,000円)
- 新規にパスポートを受け取る(手数料は有効期限5年が11,000円、10年が16,000円)
- 一般旅券発給申請書(記載事項変更用)
- 氏名や本籍地変更が確認できる、戸籍謄本または抄本
- 写真
- 有効期限が残っているパスポート
紛失した場合
国内でパスポートを紛失した場合、「紛失届を出す必要があります。その際に、新規申請も同時に行うことができます。
- 紛失一般旅券等届出書
- 写真
- 本人確認書類
- 紛失や盗難を証明する書類
手続きが面倒・忙しい方は「代行業者」へ依頼しよう
パスポートの申請は、必要書類さえ整えてしまえば難しくないということがおわかりいただけたのではないでしょうか。
ただ、仕事が忙しくその時間さえ惜しいという方もいるかと思います。
そんな方には、代行業者によるパスポートの代理申請がおすすめです。
様々な業者が代行サービスを展開しており、用意するのは写真と本人確認書類だけというケースも多く、非常に楽です。
中には戸籍謄本の取得申請までオプションとして用意しているところもあります。
パスポート取得代行の流れ
代行サービスの一般的な流れについてご説明します。
流れは業者によって異なりますので、詳しくは各社のホームページをご参照ください。
①ホームページや電話で申し込みます。
サービス内容についても再確認しておきましょう。
②代行費用を振込みます。
③代行業者から郵送されてくる申請書に署名の上、本人確認書類と写真を同封して返送します。
申請書には基本的に業者側で記入するので、心配は不要です。
④代行業者から本人確認書類が返送されてきます。
⑤業者から連絡を受けたら、パスポートセンターへパスポートの受け取りに行きます。
これだけは本人が行く必要がありますのでご注意ください。
パスポート取得代行費用は?
業者によって違いますが、7,000円~9,000円程度が相場のようです。何社か比較してみるのもいいですね。
ページを増やす申請(増補申請)や戸籍謄本の申請をオプションで用意していることもあるので、必要な方は適宜申し込みましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
パスポート取得に必要な書類や費用、パスポートの代理取得をしてくれる業者をまとめました。
いずれの場合も、パスポートの取得には時間に余裕を持つことが必要です。
パスポート申請という海外旅行最初の壁を乗り越えて、旅行を楽しんでくださいね。
タカ /
ビギナーズ編集部 ライター
ホワイト企業を退職後、世界一周の旅に。アフリカや中南米、中東などを巡る。帰国後は雑誌社勤務を経て、フリーのライターとして活動中。