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オーボエのお手入れ方法・グッズの使い方|スワブ・羽・キーオイル

佐藤麗華 / ビギナーズ編集部 ライター

オーボエのお手入れ方法とお手入れ用品8選を解説します。スワブの通し方や、キーオイル、クリーニングペーパー、羽の使い方やトーンホールの掃除方法をまとめました。オーボエの掃除方法・お手入れ方法がわからない、季節のお手入れ方法やおすすめのお手入れセットが知りたい方必見です。
オーボエのお手入れ方法・グッズの使い方|スワブ・羽・キーオイル

オーボエは繊細な楽器のため、日頃のお手入れやメンテナンスが必要です。

演奏後そのままにしておくと劣化が早まってしまいますが、お手入れをすることで寿命を延ばし、オーボエを良い状態に保つことができます。

自分で手軽にオーボエのお手入れができれば、お手入れ費用が浮くだけでなく、オーボエが壊れる可能性もぐっと低くなるのです。

本記事では、オーボエのお手入れに必要な道具や、具体的なお手入れの手順を解説します。

大切なオーボエを長く使いたい方は、ぜひ参考にしてください。

オーボエのお手入れに必要な道具8選

キーオイル

キーオイルは、名前の通り木管楽器のキーに差すオイルのことです。キーオイルを差すことで、キーとキーの間にオイルの膜ができ、キーの金属を保護することができます。

具体的には、キーの金属が擦れてノイズが出たり、キーのガタつきが出たりすることを抑えてくれます。

粘度によってヘビー、ミディアム、ライトとありますが、オーボエはライトのキーオイルを使いましょう。

コルクグリス

オーボエを組み立てる際、オーボエとオーボエのつなぎ目(ジョイント)のコルクに塗るのがコルクグリスです。

オーボエの組み立てを滑らかにするだけでなく、演奏前に塗ることでコルクの防湿をし、劣化を防ぐ役割もあります。

スワブ

スワブは、オーボエ内部の水分を除去するために使う布のことで、クリーニングスワブとも呼ばれます。

挿入した反対側から抜き取るタイプのものと、挿入した側から引き戻して使うタイプの2種類です。

スワブと同じく、オーボエ内部の水分を取るために使うものです。

スワブを使うよりも素早く手軽に掃除ができる一方、羽が抜ける、劣化しやすいという特徴もあります。

小羽

小羽はリードの掃除をするためのものなので、オーボエ本体のお手入れには厳密には含まれません。

しかし、リード表面と内部の汚れを取り除き、リードの寿命を延ばすことにつながります。

クロス

オーボエの表面やキー表面は、クロス(ポリシングクロス)で拭いて手入れをします。

乾いた状態で拭くだけで、キーの汚れが簡単に落とせる優れものです。

クリーニングペーパー

タンポとトーンホールの間の汚れや水分を取り除くために使います。

オーボエのパーツの中でも特に劣化しやすいのがタンポですが、湿った状態で放置されることが1番の劣化の原因です。

クリーニングペーパーで水分を拭き取ることでタンポの寿命が延び、ベストな状態で演奏することができます。

モイスレガート

モイスという名前から想像できる通り、湿度調整をするお手入れグッズです。

オーボエケースの中に入れておくだけで、湿度を高く保ち、ヒビ割れや歪みを防いでくれます。

以上8点がオーボエの基本のお手入れグッズですが、一気に8点揃えるのは難しいかもしれません。

もしこれからお手入れ用品を購入するのであれば、あらかじめ必要なものがセットになったお手入れセットを買うのも1つの手です。

YAMAHAの管楽器お手入れセットでは、ご紹介したキーオイル、コルクグリス、クロス、スワブ等がセットになっています。

一旦こちらのセットを購入し、後から必要に感じるものを買い足すのも良いですね。

オーボエのお手入れ方法|演奏前

オーボエに必要なお手入れ用品を一通りご紹介しました。

ここからは、日常的なお手入れ方法を、演奏前と演奏後に分けて解説します。

コルクグリスを塗ってオーボエを組み立てる

組み立てをスムーズにするために、オーボエの下管と上管のジョイント部分にコルクグリスを塗ります。

ただし、ゴミや埃が付着しやすくなるので、コルクグリスの塗りすぎには注意が必要です。

コルクグリスなしでスムーズに組み立てられる場合は、使用しなくても問題ありません。

あくまで組み立て時の潤滑油の役割なので、演奏後はオーボエを解体し、コルクグリスを拭き取りましょう。

オーボエのお手入れ方法|演奏後

演奏後のオーボエは水分や手垢で汚れています。

オーボエケースと一緒にお手入れグッズを持ち歩き、演奏後のメンテナンスを習慣づけると楽です。

オーボエ表面・キーのお手入れ

オーボエ表面とキー表面をクロスで拭き、手垢等の汚れを落とします。

オーボエ専用のクロスは、表面の汚れを取るのに適したきめ細かな繊維でできています。

軽く拭くだけで十分に汚れが落ちるので、ゴシゴシ力を入れて傷つけないように注意してください。

オーボエ内部のお手入れ

スワブか羽を使用し、オーボエ内部の水分を取り除きます。

オーボエの上管はとても細いので、スワブは下管側から挿入し、同じく下管側から抜くと詰まる心配がありません。

スワブを入れたら、上下左右に動かすだけで簡単にオーボエ内を掃除できます。使用後は乾燥させ、定期的に洗濯して清潔に保ちましょう。

羽を使う場合もスワブ同様下管から入れ、使用後にしっかりと乾燥させます。

スワブに比べて劣化しやすいため、毛がよく抜ける、表面がぼそぼそして水分を吸わなくなったら買い替え時です。

タンポのお手入れ

オーボエ管内と同じく、タンポとトーンホールの間の水分も取り除きましょう。

お手入れ方法は簡単で、タンポとトーンホールの間にクリーニングペーパーを挟み、キーを何度か押すだけです。

自然と出てきた汚れや水分を、クリーニングペーパーが吸い取ってくれます。

ReReレンタル|オーボエ

オーボエの月に1度のお手入れ方法

キーは金属でできているため、使っているとガタつきや錆びつきが出てきます。

そのため、月に1回程度キーにオイルを差す定期メンテナンスをしましょう。

メンテナンス方法はとても簡単です。キーとキーポストの間にキーオイルを少量挿し、はみ出したオイルを拭き取るだけです。

コルクグリス同様、演奏の度にオイルを差しているとゴミが付着しやすくなってしまうので、月に1回程度で問題ありません。

オーボエの季節ごとのお手入れ方法

オーボエの日常的・定期的なお手入れ方法について、ご理解いただけたかと思います。

既にお手入れ方法をマスターしている方は、1ランク上の季節ごとのお手入れ方法について学びましょう。

梅雨の時期のお手入れ方法

梅雨の時期は、普段に比べて湿気が多い日が続きます。温度変化や湿度変化はオーボエの割れの原因となるため、適度な湿度を保つことが必要です。

梅雨の湿気対策には、オーボエ管内の水分量を適切に保つ、ボアオイルを使ってみてはいかがでしょうか。

使用方法は、新品のスワブにボアオイルを少ししみこませ、演奏後の水分除去の要領で内部にオイルを行き渡らせるだけです。

オイルの薄い膜ができるので、梅雨でもヒビ割れの心配なく演奏することができます。

冬の時期のお手入れ方法

お手入れとは少し異なりますが、気温の低い冬は、オーボエが室内の温度に慣れてから吹くようにしましょう。

オーボエの管は木でできているため、気温の変化で膨張したり収縮したりします。

つまり、急激な温度の変化は、オーボエの歪みやヒビ割れにつながる危険性があるのです。

寒い外から温かい室内に入ったときはすぐに吹き始めるのではなく、オーボエが室温に戻るまで待ちましょう。

また、梅雨の時期とは反対に、冬はオーボエの乾燥を防ぐお手入れが大切です。

乾燥を防ぐには、オーボエケースの中にモイスガートを入れるだけ。楽器保管に適した40~60%の湿度に保たれます。

簡単にできるので、冬の時期はぜひ試してみてください。

定期メンテナンス中はレンタルを利用しよう

日常的なメンテナンスをしていても、2年、3年と使っていれば、当然タンポもキーも劣化します。

オーボエ内部やキーに問題がないか見てもらったり、劣化したパーツを交換してもらったりするには、プロの楽器修理業者に依頼しましょう。

修理する箇所や修理業者によって期間は違いますが、修理業者によっては見積もりに数週間、修理にもう数週間かかる場合もあります。

発表会前で修理中も練習したい方や、練習のペースを崩したくないという方には、オーボエのレンタルが便利でおすすめです。

オーボエのレンタルを行っているReReレンタルでは、借りたい期間だけオーボエを格安で借りることができます。

数十万円~数百万円するオーボエを3泊4日9,280円~借りることができ、1ヶ月以上の長期レンタルも受け付けています。

いつもと違うオーボエを吹いて気分転換にもなるので、メンテナンス以外でもぜひ利用したいサービスですね。

ReReレンタルでオーボエをレンタルする

お手入れで大切なオーボエが長持ちする!

オーボエを長持ちさせるお手入れグッズや、お手入れ手順についてご紹介しました。

これまでお手入れをしたことが無い方は、少し面倒に思えるかもしれません。

しかし、お手入れをするだけで、キーが押しづらいといった演奏ストレスが軽減し、見た目と音色の美しさを保つことができます。

加えて、オーボエのメンテナンスをしていくことで、オーボエ自体にも愛着が沸いてくるでしょう。

ぜひ、この記事を参考にして、オーボエのお手入れを始めてみてはいかがでしょうか。

ReReレンタルでオーボエをレンタルする

佐藤麗華 /
ビギナーズ編集部 ライター

大学時代は軽音サークルでベースを担当。カフェラテの摂取量に定評のあるカフェイン中毒。趣味はグルメ漫画とミステリー・SF映画鑑賞。