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モバイルプロジェクターおすすめ10選!種類や選び方、注意点も徹底解説
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従来のプロジェクターと比べて、非常にコンパクトで軽量なモバイルプロジェクターが人気です。
モバイルプロジェクターは小型であるため持ち運びもしやすくて、外出先でスクリーンに投影するなどの用途にも最適です。
しかし、モバイルプロジェクターを使ってみたいと思っても、どのような商品を選べば良いのかわからない人もいるのではないでしょうか。
本記事では、モバイルプロジェクターの機能やおすすめの商品をご紹介します。
目次
モバイルプロジェクターの種類
モバイルプロジェクターの性能を見る上で重要となるのが、パネルタイプの種類です。
そこで、まずモバイルプロジェクターのパネルタイプの種類から見ていきましょう。
モバイルプロジェクターのパネルには、大きく分けて「3LCD」「DLP」「LCOS」の3種類があります。ここでは、それぞれの性能や特徴について詳しく見ていきます。
3LCDタイプ
LCDとは、リキッド・クリスタル・ディスプレイ、すなわち、液晶ディスプレイのことです。3LCDタイプは3枚の液晶ディスプレイを搭載しています。
光の三原色である、赤・緑・青の光で映像を投影しています。明るく、鮮やかな映像を映せるのが特徴的で、このタイプでは、比較的安価のモバイルプロジェクターが多数あります。
また、「カラーブレークアップ」と呼ばれる虹模様が現れず、目に優しい綺麗な映像が楽しめます。
DLPタイプ
DLPとは、デジタル・ライト・プロセッシングの略です。マイクロミラー反射型パネルを採用しています。
DLPは、映像のコントロールを行いやすいという特徴があります。そのため、映像を途切らせること無く、スムーズに表示させることができるというメリットを持っています。
さらにコントラスト比が高いため、鮮やかな映像を表示させることが可能となっています。
残像が残りにくいため、スポーツのような素早い動きがある映像の表示にも適しています。
また、小型という特徴もあって、モバイルプロジェクターにもぴったりのパネルタイプとも言えます。
LCOSタイプ
LCOSとは、リキッド・クリスタル・オン・シリコンの略で、ミラーではなく液晶を採用しているパネルのタイプです。
元々ハイエンド機で多く採用されていたパネルタイプで、高画質ではあるけれども、価格は高いという特徴があります。滑らかな映像表示を得意としているパネルタイプ方式です。
予算をあまり気にせず、とにかく画質にこだわるという人にはおすすめできるパネルタイプとも言えます。
モバイルプロジェクターおすすめの選び方
モバイルプロジェクターも各社から様々な商品が出揃ってきているため、商品選びに迷ってしまうかもしれません。
モバイルプロジェクターを選ぶ際には、「パネルのタイプ」「プロジェクターの明るさ」「内蔵バッテリーの容量」「本体の重さと大きさ」などを選定基準にして選ぶと良いです。
ここからは、具体的にモバイルプロジェクターのおすすめの選び方について見ていきましょう。
パネルのタイプで選ぶ
パネルタイプは、前述の「3LCDタイプ」「DLP」「LCOS」のいずれかです。
3LCDは、色が鮮やかで、価格はDLPとLCOSの中間です。
高画質なのはLCOSですが、価格も高いので、予算と使用目的に見合った物を選ぶことが大切です。
DLPは小型という特徴があるため、持ち運ぶ機会が多い場合にはDLPを選ぶという方法もあります。また、DLPのほうが比較的安価なため、予算に制限がある場合も、DLPが有力な選択肢となります。
高画質にこだわるのであればLCOS、持ち運びのしやすさや予算が厳しい場合はDLPの商品を検討するのがおすすめです。
3LCDタイプはこれらの中間をとったようなものですね。
プロジェクターの明るさを考える
プロジェクターの明るさを基準にして選ぶのも、モバイルプロジェクターの良い選び方です。
プロジェクターの明るさは、ルーメン(lm)と呼ばれる単位で表記されます。
モバイルプロジェクターの明るさは、大体25~800ルーメンの間です。ルーメンの数値が大きい程、明るくなりますが、その分、バッテリーの消耗も早くなります。
必要なルーメンの目安としては、完全に真っ暗な場所で使用するのであれば100ルーメン、明るい場所で使うのであれば、500ルーメン以上欲しいところです。
プロジェクターの明るさを示すルーメンが高いほど明るい場所でも使用できますが、バッテリーの消耗度も高くなるため、用途に応じた最適なバランスをみることが大切です。
投射距離で選ぶ
投射距離とは、プロジェクターのレンズからスクリーンまでの距離のこと。プロジェクターには、それぞれ適正な投射距離があります。
これがあっていないと、ピントが合わず映像がぼやけて投影されることがありますので注意が必要です。使用したい場面を考えて、適切な投射距離を把握しておきましょう。
内蔵バッテリーの容量も確認
通常のプロジェクターとは違い、モバイルプロジェクターならではの選ぶ基準としてバッテリーがあります。
一般的に持ち運ぶことが多いと思われるモバイルバッテリーでは、バッテリーの持ち時間は非常に重要なポイントです。
モバイルプロジェクターのバッテリーの駆動時間は、2時間から5時間の間が一般的です。
自分の用途や目的に合わせて、バッテリーの容量の確認もしておきたいところです。目安としては、4,000Ah以上の商品を選ぶと良いでしょう。
重さと大きさで選ぶ
モバイルバッテリーは据え置くのではなく、持ち運びすることを想定している場合が多いかと思います。
そのため、本体の重さと大きさも商品を選ぶ上での重要なポイントです。
モバイルプロジェクターの中には700gくらいの重さのものもありますが、頻繁に持ち運ぶことを想定しているのであれば、軽めで200gくらいのものを選ぶのがおすすめです。
また、大きさも手の平に収まる程度のものだと持ち運びしやすくて便利です。
モバイルプロジェクターのおすすめメーカー
ここからは、モバイルプロジェクターのおすすめメーカーを紹介します。ぜひ、プロジェクター選びの参考にしてください。
Anker
Ankerは、中国深圳市に本社を置く、スマートフォン・タブレット関連製品のハードウェアメーカー。Anker Japanはその日本法人です。
Ankerの製品は、米国・日本・欧州のEC市場でトップクラスの販売実績を誇ります。特に、高性能モバイルバッテリーが有名ですね。
このメーカーによるモバイルバッテリーは、Nebulaというブランドで展開されています。操作が簡単でコンパクトながら、ハイクオリティな映像とサウンドが体験できますよ。
SONY
SONYは、東京都港区に本社を置く日本の総合電機メーカー。創業は1940年代で、歴史のある大手ブランドです。
SONYのモバイルプロジェクターは特に性能が高く、その分、価格も高いです。4KやHDRに対応した高解像度モデルも多数あります。
超薄型のコンパクトなタイプもあり、ハイスペックなモデルが揃っていますね。
参考:SONY公式サイト
EPSON
EPSONは、情報関連機器や精密機器を取り扱う日本の電機メーカー。セイコーグループの1社です。
プリンター・プロジェクター・半導体などを製造していることで有名です。
エプソンのモバイルプロジェクターは、ラインアップが豊富で、幅広いニーズに対応しています。
参考:EPSON公式サイト
モバイルプロジェクターおすすめ10選
ここからは、モバイルプロジェクターのおすすめ10選を紹介します。
インターネットで購入可能で人気かつコスパが良いものを選びました。最も低価格で求めやすいのは、DLPタイプのモバイルプロジェクターです。
カジュアルに使いたいなら、DLPタイプ一択ですよ。
3LCDタイプ【色が鮮やか・中価格】
ここでは、色が鮮やかな3LCDタイプのモバイルプロジェクターを紹介します。一般に、価格は、DLPタイプよりは高く、LCOSタイプより低いでしょう。
EPSON| EF-100BATV
こちらは、Android TV端末同梱の小型でおしゃれなプロジェクター。3LCD方式なので、映像の鮮やかな色合いが特徴的です。
解像度は1280×800、明るさは最大2000ルーメン、コントラスト比 2,500,000:1。最大300インチサイズで投影できる本格的なプロジェクターです。
デザイン性が高く、少し良いモバイルプロジェクターが欲しい方にはこちらがおすすめです。ただし、小型とはいえ、携帯には適していないので注意してください。
EPSON| EF-11
こちらは、コンパクトサイズのFullHD高画質プロジェクター。価格は10万円前後です。
解像度は1280×800、明るさは1000ルーメン、コントラスト比 2,500,000:1。重さは1.2㎏です。
Android TV端末を差してWiFi接続すれば、NetflixやYouTubeなどの動画配信サービスを楽しめて便利です。
DLPタイプ【小型・低価格】
ここでは、小型で低価格なDLPタイプのモバイルプロジェクターを紹介します。また、一部、高性能で高価なものも含まれています。
Anker| Nebula Astro
AnkerによるNebula Astroは、Android 7.1搭載の球体型モバイルプロジェクター。価格は3万円前後と、モバイルプロジェクターの中では最も安い部類に入ります。
りんご程度のコンパクトサイズかつ約380gの軽量設計で気軽に持ち運びができます。
最大100インチの画面、約2.5時間の連続再生、輝度100ANSIルーメン、アスペクト比16:9、解像度854×480。
Anker| Nebula Apollo
AnkerによるNebula Apolloは、350ml缶サイズの超軽量モバイルプロジェクター。
200ANSIルーメンの明るさと854×480画素の高精細映像を最大100インチの大画面で体験できます。
Android 7.1搭載かつタッチパネル搭載なので、便利で操作が簡単にできるプロジェクターですね。
ASUS| モバイルプロジェクター
パソコンで有名なASUS製のモバイルプロジェクターです。
この商品は、手の平サイズで画質が良いという特徴があります。そのため、持ち運び用としても適した商品です。冷却ファンの音が小さめなのも嬉しい特徴です。
商品の特徴として、状況に応じて明るさを切り替えることができる機能が付いています。
バッテリーモードは明るさが50ルーメンでバッテリー持続時間が3時間、プレゼンテーションモードだと明るさが70ルーメンでバッテリー継続時間は1.5時間となります。
30インチ~100インチのスクリーンに投影可能で、内蔵バッテリーは、最大3時間使用可能となっています。
映像入力端子は、HDMI, MHLが付いています。また、オーディオ出力端子は、ステレオミニジャックが一つとなっています。
DBPOWER| ミニLEDプロジェクター
明るさ1500ルーメンで、非常に明るいモバイルプロジェクターです。
また、LED使用のため、ライトの寿命は50,000時間以上と非常に長持ちする製品となっています。冷却ファンの音は小さめです。
USB/SDカード/HDMI/AV/VGAなどをサポートしていて、パソコンやスマホと接続して使用することも可能となっています。
本体サイズがコンパクトなモバイルプロジェクターでありながら、1080PフルHDにも対応という高品質の商品でもあります。
画面のアスペクト比は4:3と16:9の両方に対応しています。32インチから176インチまでのスクリーンに投影することが可能です。
Anker| Nebula Capsule II
数々のアワードを受賞した高性能モバイルプロジェクター。2020年度 GOOD DESIGN AWARDや、2020年家電批評ベストバイ・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。
500ml缶より小さなサイズでバッテリーを内蔵していて、持ち運びに便利です。また、Android TVを搭載していて、多彩なコンテンツが再生できるのが特徴的。
解像度:1280 x 720 画素、輝度:200 ANSI ルーメン、ランプ寿命:約30,000時間、アスペクト比:16:9、台形補正機能、動画再生時間:約3時間といったスペックを揃えています。
LG| LED ポータブル プロジェクター
小型で持ち運びにも便利なモバイルプロジェクターです。
本体サイズは小型で重量も約1キログラムと軽量ながら明るさは600ルーメンで、高コントラストで鮮やかな映像と、大画面でも高精細な画像を写すことができるという特徴を持った商品です。
内蔵バッテリーは、最大2.5時間連続再生が可能となっています。
他のモバイルプロジェクターにはあまり見かけない機能として、Bluetoothを搭載しています。
そのため、好みのスピーカーからワイヤレスで音声を出力するということもできるようになっています。
LESHIP| 1080P HD ミニプロジェクター
1500ルーメンの明るさを持ったモバイルプロジェクターです。真っ暗な部屋ではなくても、鮮やかな映像が楽しめる商品となっています。
冷却ファンの音が小さめで、さらにLEDランプ使用で長寿命の商品です。30~120インチのスクリーンに投影可能です。
USB / SDカード/ HDMI / AV / VGという非常に多くのインターフェースに対応している他、台形型の歪みを簡単に調整できるキーストーン補正機能を搭載しています。
LCOSタイプ【高画質・高価格】
ここでは、高画質かつ高価格なLCOSタイプのモバイルプロジェクターを紹介します。
SONY| ポータブル超短焦点プロジェクター LSPX-P1
SONYによる高画質のポータブル超短焦点プロジェクターです。
独自開発した小型超短焦点レンズが搭載されていて、最大80インチの大きさで映像が映せます。ソニーの独自デバイスSXRDを搭載し、高精細でクリアな映像が楽しめます。
輝度は100ルーメン、コントラスト比は4000 :1。BluetoothやWIFI対応の商品になっています。
モバイルプロジェクターの注意点
モバイルプロジェクターを活用するためには、特性や機能を十分に理解することが大切です。
ここからは、モバイルプロジェクターを使用する上での注意点について、詳しく見ていきましょう。
使用する場所の明るさに注意
モバイルプロジェクターは小型なため、画面が暗くなってしまうということに注意する必要があります。
明るい場所での使用は、どうしても画面が暗くて見づらくなってしまいます。
そのため明るい部屋では使用せず、なるべく暗い場所で使用するようにしましょう。
細かい文字がつぶれてしまうことに注意
通常のプロジェクターと比べると、モバイルプロジェクターの解像度は低くなっています。
そのため、一般的なモバイルプロジェクターの解像度では、Power Pointなどで作成された資料の細かい文字がつぶれてしまうことがあります。
モバイルプロジェクターは、細かい文字を伴うプレゼンなどには向いていません。特に仕事で使用する場合には注意しましょう。
使用する場所の広さに注意
モバイルプロジェクターは小型で出力も限られているため、投影するスクリーンの大きさには限界があります。
多くのモバイルプロジェクターは、大体100インチ程度のスクリーンへの投影が限界のため、大きい部屋や大人数で画面を見る場合には適していません。
もしそのような場所でプロジェクターが必要な場合は、従来のプロジェクターを使用するのが望ましいです。
モバイルプロジェクターに適した広さの例を一つ挙げると、5~6人の会議室くらいの大きさであれば、モバイルプロジェクターでも十分と言えます。
モバイルプロジェクターを外出先で使用したいという人は多いかと思いますが、そのような場合には、事前に外出先のスクリーンの大きさを確認しておきましょう。
こちらの記事では、おすすめの家庭用プロジェクターや自分に合った選び方を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
モバイルプロジェクターはレンタルがおすすめ!
短期間だけモバイルプロジェクターを使いたい場合や購入前に一度試してみたい場合は、ゲオあれこれレンタルやDMMいろいろレンタルなどのレンタルサービスを利用するのがおすすめです。
様々な機種から選べるので、自分の希望やシーンに合ったアイテムが見つかります。
こちらの記事では、モバイルプロジェクターがレンタルできるおすすめサービスを比較して紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
モバイルプロジェクターは小型で持ち運びもしやすいため、外出先でも使用できて大変便利です。
モバイルプロジェクターを選ぶ際には、パネルタイプや画面の明るさ、バッテリーの持ち時間、本体の大きさや重さを選定基準にして選ぶと良いでしょう。
モバイルプロジェクターは、特徴をしっかり把握してうまく活用すれば大変便利な製品です。
ぜひこの機会に、あなたの用途に応じたモバイルプロジェクターを選んで思う存分使いこなしましょう。
また、プロジェクターのレンタルサービスについては、こちらの記事で解説しています。短期間の利用であれば、レンタルも視野に入れてみてはいかがでしょうか?
ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター
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