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ベースシールドおすすめ10選と選び方!初心者~上級者まで
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シールドは、ベースをアンプに繋ぐときに誰もが使っていると思います。
普段何気なく使っているベースのシールドですが、実はシールドでベースの音が変わるというのはご存知でしたか?
本記事では、ベースシールドで音が変わる理由や、出したい音に合わせたシールドの選び方やおすすめをまとめました。
あまりベースシールドにこだわっていなかった方は、ぜひこの機会に自分のシールドを見直してみましょう!
目次
ベースシールドで音は変わる?
冒頭で、シールドによってベースの音が変わるとお伝えしました。
しかしこれは、良いシールドを使えばベースの音が良くなるという意味ではありません。
ベースシールドは、ベースから出された音をエフェクターやアンプに伝えるという役割を持っています。
良いシールドというのは、ベースから出された音を劣化させずに、次の機材に伝えられるシールドのことです。
そのため、ベース自体の音があまり良くなければ、良いシールドを使っても音が良くならないのは当然といえます。
もしシールドを変えて音が良くなった場合は、元々のシールドがベースの音を十分にアンプに伝えられていなかったのかもしれません。
ベースシールドは、あくまで音の通り道と覚えておきましょう。
ベースシールドの種類
ベースシールドには、役割によって大きく2つに分けることができます。
それぞれの役割や特徴を見ていきましょう。
パッチケーブル
パッチケーブルは、エフェクター同士を繋ぐ際に使われる短いシールドのことです。
長さが短いため、たくさんのエフェクターを繋いでもケーブルが絡まる心配がありません。
後述するスピーカーケーブルはベース用やギター用が販売されていますが、パッチケーブルは区別されずに売られていることが多いです。
スピーカーケーブル
シールドと言って多くの方が思い浮かべるのが、スピーカーケーブルです。本記事では、こちらのスピーカーケーブルをシールドと呼んでいます。
パッチケーブルは黒いものがほとんどですが、スピーカーケーブルは赤や青等様々な色が販売されています。
また、長さもメーカーや商品によって異なり、用途に合わせて選ぶことが可能です。
プラグ(挿し込み口)の形はストレート型とL字型の2つがあります。
詳しくは、「ベース シールドの選び方」を参照してください。ベースシールドの選び方
この項では、価格・長さ・プラグの形・音の4つに分けてベースシールドの選び方をまとめました。
価格
ベースシールドを購入する際に真っ先に考えるのが、シールドの価格ではないでしょうか。
長さやモデルによって価格は異なりますが、安いもので1,000円~2,000円、高いものだと数十万~数百万円するものもあります。
価格が高い方がもちろん性能が良い傾向にありますが、シールドは消耗品です。
また、エフェクターを使う場合は最低でも2本必要になるので、必要な本数と価格を考えて選びましょう。
長さ
ベースシールドには様々な長さがあります。自宅で練習するときに使うだけであれば、1m~3mほどでも問題ないかと思います。
一方、ライブ等の本番で使うときは、あまりに短いと移動した際にシールドが抜けてしまう危険があります。
本番で使う場合5m以上は欲しいところなので、使う場面によって選ぶと良いです。
プラグの形
シールドのプラグ(挿し込み口)には、ストレート型とL字型の2種類があります。
ストレート型は文字通りプラグが真っ直ぐになっており、L字型はL字に曲がっているシールドです。
L字型だと、引っ張られてもシールドが抜けにくいというメリットがあります。
ただし、ベースの形状によっては、L字型だと挿し込みにくい場合もあるので注意が必要です。
音
ベースシールドには、元々の音をなるべく変えないように作られたものと、シールドによって音を変えるように作られたものとがあります。
元々のベース音のまま演奏したい方や、エフェクターやプリアンプだけで音作りをしたいという方は、原音重視のシールドを選ぶべきです。
逆に、シールドで音を太くしたい、ロックな音に変えたいといった思いがある方は、自分の出したい音に近づけられるシールドを探すべきでしょう。
初心者におすすめのベースシールド5選
ベース初心者の方やシールドにあまりこだわっていなかった方に、まずは使っていただきたいシールドを厳選しました。
シールドの役割をしっかり果たし、ある程度の耐久性があるおすすめのベースシールドです。
CAJ/Custom Audio Japan IL-5M
Custom Audio Japanは、プロミュージシャンからも絶大な信頼を得ている楽器関係の機材メーカーです。
ベース本来の音を大切にしながらも、音質がクリアになると評判です。
また、シールド部分が柔らかいので、しまうときもストレスなく取り回しができます。
10mでも3,000円台で購入できる、コストパフォーマンスに優れたベースシールドです。
CANARE G-05
音響ケーブルの老舗メーカーである、CANAREのベースシールドです。
GS-6というギターシールドは、なんと8万回の屈曲実験でも壊れなかったという実験結果が残っています。
かなり耐久性に優れているので、すぐにシールドが壊れてしまうという方に特におすすめです。
壊れにくいだけでなく、安くてノイズが少ないという文句なしのベースシールドです。
Providence H207
プロアーティストのライブやレコーディング向けのシールドを販売しているのが、Providenceです。
元々パッチケーブルで人気だったH203というモデルを、スピーカーケーブル用に作ってほしいという要望を受けて作られました。
基本構造はH203と同じですが、ベース用に低域が出やすいように改良されています。
また、一般的なシールドよりもやや太めの作りなので、断線や接触不良にも強いベースシールドです。
EX-PRO FL SERISES
EX-PROは、国内外で人気のハイエンドオーディオケーブルのメーカーです。
EX-PROのシールドには、歪みサウンドが作れるFAシリーズと、ナチュラルなサウンドに適したFLシリーズがあります。
おすすめするFLシリーズは「100%伝送」を絶対テーマに掲げ、余計な味付けを一切しないのが特徴です。
初心者向けの中ではやや値段が張りますが、原音重視のベーシストには最適といえるでしょう。
VOX VCC90
アンプ等でも有名なVOXのベースシールドです。VOXのシールドといえば、カールコードと呼ばれるくるくるとした形状のシールドが有名。
VCC90は、音ヤセするどころか、音圧を増して迫力あるサウンドを出すことができます。
ただし、シールドが重いと感じる方もいるようなので、練習や自宅用に向いているかもしれません。
中~上級者におすすめのベースシールド5選
ベース中級者~上級者におすすめのシールドを集めました。
中~上級者向けとしましたが、初心者にも使っていただきたい上質なベースシールドばかりです。
Belden 8412
ベースシールドの定番中の定番となっているのが、このBelden 8412です。
このシールドを使うだけで音が太くなる上、中低音域に強いので、非常にベース向きといえます。
バンドアンサンブルでも埋もれることがなく、ロックバンドでも活躍するベースシールドです。
ただし、シールド部分がやや硬めなので、取り回ししづらいと感じる方もいるようです。
KAMINARI Electric Bass Cable
KAMINARIは、「旧き良き時代のモノを現代に供給する」という信念の元、楽器や機材を制作しているメーカーです。
KAMINARIのベースケーブルは中音域を引き締め、低音と高音を自然に引き立たせてくれます。
特製のケーブルポーチが付属することからも、メーカー自体がシールドを大切にしていることが感じられるでしょう。
存在感のあるベースサウンドを作りたい方におすすめのシールドです。
HISTORY HC-755
HISTORYは、島村楽器のオリジナルブランドです。ギターとベースそれぞれに適したシールドを、国内ハンドメイドで制作しています。
STANDARD、PRO SERIESとありますが、中級者~上級者の方には、音抜けの良いPRO SERIESがぴったりです。
耐久性が高いだけでなく、5年間の長期保証も付いているので安心です。
低音が目立ったベース音が好きな方は、一度試してみてはいかがでしょうか?
Monster Cable BASS2-12
Monster Cableは、ハイエンドシールドの先駆けとなったシールドです。
Monster Cableを使えば、エフェクターのようにシールドで様々な音色を作ることができます。
BASS2-12は、プリアンプで調整したかのような、中低音域が強調された音を作ることが可能です。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシスト、フリーも愛用しているモデルです。
ANALYSIS Plus Bass Oval
Analysis Plusも、Monster Cable同様ハイエンドに位置づけられるシールドメーカーです。
特許を取得した「ホロウ・オーバル構造」が、音ヤセの原因となる電流伝送のロスを最小限に抑えてくれます。
3m以上のシールドでは、プラグの耐久性を高くした「モールドプラグ」という独自のものを用いています。
ちなみに、シールド全てに純金メッキを使用したGOLDEN OVALというモデルは、100万円~500万円で販売されています。
少々値段は張りますが、音質を追及したいベーシストの方はぜひとも使ってみてください。
シールドを変えればベースの音も変わる!
ベースシールドの役割や、初心者~上級者におすすめのベースケースをご紹介しました。
解説した通り、ベースにとってシールドはもちろん大切ですが、プリアンプでしっかり音作りをすることが大前提です。
こちらの記事ではベースのプリアンプごとの音の特徴やおすすめプリアンプを紹介しています。
ベースシールドを新しくして、よりよい音を作りましょう!
Reika Sato /
ビギナーズ編集部 ライター
大学時代は軽音サークルでベースを担当。カフェラテの摂取量に定評のあるカフェイン中毒。趣味はグルメ漫画とミステリー・SF映画鑑賞。