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【ゴルフ初心者向け】アイアンは何番がおすすめ?選び方と種類について
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アイアンはボールをグリーンへ運ぶために使われます。
ゴルフはカップにボールを入れることが最終目的ですから、まずこのグリーンへと首尾よく運ぶことが大切です。
しかし、アイアンは地面から打つことが多いため、初心者にとって非常にミスの出やすい難関です。
ボールの手前を打ってしまう「ダフリ」やボールの上部を打ってゴロになってしまう「トップ」といったありがちなミスは、アイアンで起こりやすいです。
このようなミスが頻発すると、せっかく始めたゴルフが楽しくなくなってしまい、週末を憂鬱な気分で過ごすことになりかねません。
何事も楽しく上達するには最初が肝心ですから、自分に合ったアイアン用のゴルフクラブを選んで、ミスショットを減らしましょう。
目次
アイアンを正しく理解する
アイアンは数本を所持して使い分けることがほとんどです。
自分に合ったアイアンを選ぶ前に、どのような使い分けをするのか知り、アイアンについて理解を深めましょう。
アイアンの役割とは何か
よく「アイアンは飛距離ではなく方向のコントロールが大切」といわれます。
アイアンはあくまでカップのあるグリーンに運ぶためのものなので、いくら長い距離を飛ばせても、狙った方向とあべこべのところに飛ばしてしまっては、飛距離もアダとなってしまうからです。
ドライバーが飛距離を稼ぐクラブとするならば、アイアンはボールを狙ったところに運ぶクラブ。
そのため、より正確に距離を打ち分けやすいように本数がたくさんあるのです。
飛距離はロフト角で決まる
距離を打ち分けるために、アイアンのクラブにはロフト角の違いが付いています。
ロフト角とは、シャフトを地面に対して垂直に持った時の垂直平面とフェース平面との間の角度のことです。
このロフト角が大きいほどボールは上に上がり、飛距離は短くなります。反対にロフト角が小さいほどボールは上がらず、飛距離が長くなります。
一般的には、番手ごとにロフト角が4度ずつ変わる設定が多く、それによって10~15ヤードずつフルスイングの飛距離が変わります。
ロフト角の異なるアイアンを5~7本持つと、かなり飛距離を打ち分けることができます。
ちなみに、男性がフルスイングした場合の飛距離が120~140ヤードのものをショートアイアン、150~170ヤードのものをミドルアイアン、180~200ヤードのものをロングアイアンと呼びます。
初心者向けアイアン選びのポイント
アイアンにもいろいろな形状がある
アイアンは、飛距離によって呼び方に違いがあるほかに、ヘッドの形状によっても分けられます。
どのような種類と特徴があるのか見ていきましょう。
一般的なヘッドの形状は3タイプ
アイアンのヘッドは代表的なもので「マッスルバック」、「キャビティバック」、「中空」という3タイプの形状があります。
また、最近は設計や技術の進歩によりさらに多種多様になっているようです。
たとえば、キャビティバックのボールを当てる部分をより深くえぐれた形状にした「ポケットキャビティ」というものがあります。ポケットキャビティは打ちやすさが魅力です。
初心者はキャビティバックアイアンがおすすめ
ヘッドのボールを当てるのに最適な部分をスイートスポットと呼びます。
マッスルバックアイアンと中空アイアンはヘッドが比較的小さく、スイートスポットが狭いので、初心者には難しいといわれます。
これに対してキャビティバックアイアンはヘッド自体が大きいことに加えて、スイートスポットが広くえぐれた形状になっています。
マッスルと中空はスイートスポットが溝の形状で、キャビティバックはトレーのような形状になっているのです。
スイートスポットが広い方がボールが最適な場所に当たる確率が高いので、初心者にはキャビティバックアイアンがおすすめといえます。
ダフリやトップといったミスも起こしにくくなるでしょう。
ソールの広さによる難易度の違い
アイアンを選ぶ際にもう一つポイントとなる箇所が「ソール」です。
初心者に向いているのはどのような形状のソールなのか見ていきましょう。
ソールの幅が広いほどミスに強い
ソールとはアイアンのヘッドが地面と接している部分のこと。
ソールの幅の広さによっても、ボールを打つ難易度が変わるのです。ソールの幅が広いほどボールが上がりやすく、ミスが出にくくなります。
また、たとえミスショットをしたとしても、ソールが広いほど地面をよく滑り、ミスが軽減されます。
初心者向きなのはソールの幅が広めのクラブ
そんなに練習に時間がとれないけれど、せっかくなら思いっきりショットを打ってスカッとしたい…そんな初心者におすすめなのは、ソールの幅が広いアイアンです。
ボールが高く上がり、ミスも少なくなるので、早めにゴルフを楽しめるようになるでしょう。
ソールが狭いアイアンはボールが上がりにくい反面、方向のコントロールがしやすいという利点があります。
その分ちょっとしたミスがボールの方向に大きな影響を及ぼしてしまうので注意が必要です。アイアンの扱いに慣れてきてもう少し挑戦したい時には適しています。
初めのうちは、ショットを打ち分けることよりミスを少なくしていくことが大切になってくるので、なるべくソールの幅が広いアイアンを選ぶとよいです。
体格や体力も考慮する
初心者向けのアイアンには、多くの場合カーボンや軽量のスチールのシャフトが装着されています。
かつてはカーボンは軽くスチールは重いというのが定説でしたが、最近は技術の進歩により、重いカーボンと軽いスチールも登場しているのです。
重さのほかに硬さもボールに影響します。
カーボンシャフトは比較的やわらかく作ることができるため、ボールのスピン量を増やすことができ、ボールが高く上がりやすいという特徴があります。
スチールシャフトはカーボンより硬めなので、スピン量と高さを抑えたボールを打ち出すのに適しています。
最近では素材の特性と重量の組み合わせに自由度が出てきているので、選択肢は様々です。
体力に自信がない人や体格の小さめな人、スイングスピードが遅めな人には、軽くて柔らかいシャフトが向いています。
しかし、体力があり体格の大きめな人、スイングスピードが早い人が使用すると、クラブが暴れて、方向性が定まらなくなってしまいます。
できれば実際に持ってみて、自分の体格やスイングスピードに合ったクラブを選ぶことが望ましいです。
初心者におすすめのアイアン
ここまでの内容をふまえると、初心者に向いているのは以下の3点を満たしているアイアンといえます。
- 一般的なロフト角のもの
- キャビティバックでヘッドが大きめのもの
- ソールの幅が広めのもの
とはいっても、たくさんの種類があるアイアンから見つけるのは少し骨が折れますよね。
休日の限られた時間で実際にお店で見てみたいともなれば、候補のアイアンに目星を付けていきたいものです。
条件を満たしているアイアンの中から特に人気のものをおさえておきましょう。
テーラーメイド M2
キャビティバックのアイアンです。おすすめポイントはなんといっても、ヘッドが大きいので構えた時に安心感を与えてくれるところ。
スイートスポットを外してしまっても、広い懐で受け止めてくれるテーラーメイド M2なら大丈夫。極端な飛距離のロスや思いがけない曲がりを抑えてくれます。
初心者でも真っすぐに飛ばしやすく、楽に飛距離を稼ぐことができるととても評判の良いモデルです。
キャロウェイ XR
こちらもキャビティバックのアイアンです。
ヘッドが大きくて分厚いため、ミスを起こしにくく、起こしたとしても軽減する効果がのぞめます。グリップはやや太めの印象。
最大の特徴は、フェース部分をボディ側まで回り込んだ部分まで一体成型していることです。
こうすることで、飛距離のロスを減らし、他のアイアンと比べて特にフェースの上下のズレによるミスを起こしにくくなっています。
ヤマハ リミックス216
キャビティバックのアイアンです。ソールの幅が広いので、特にダフリのミスに強い特徴があります。
ダフリをしてボールの手前を打ってしまっても、ソール幅が広いことによりクラブが滑り、ミスの影響を軽くしてくれるのです。
オリジナルの軽量スチールを使用しており、手元はしっかりしていながら中間から先端にかけてよくしなり、気持ちの良い弾き感のインパクトを得られます。
打った際に高めの金属音が鳴り、気持ちがよいという評判なので、音でも爽快感を味わいたいという人にもおすすめです。
ピン G
キャビティバックのアイアンですが、特徴はヘッドが大きくて全体的に丸い形をしていることです。
他と比べてフェース面が少し長いので、フェース面がボールに当たる瞬間のインパクトで曲がりの原因となる横スピンがかかりにくくなっています。
また、フェース設計が非常に薄く、フェース全体が一体となってたわむ「コア アイ テクノロジー」を搭載。
高初速で高弾道ながらグリーンでしっかり止まるというコントロール力を実現しました。
ロングアイアンでも高さを出すことができるという評価も得ています。
やさしいアイアンを手に入れてまずはゴルフを楽しもう
一口にアイアンといっても、さまざまな素材があり、形状にも特徴があります。
初心者がアイアンを選ぶ際に重要な点をふまえたうえで、自分の体格や打ち方の特性を知り、それらを活かすことのできるアイアンを選ぶことが大切です。
たとえば、ボールにクラブが当たらないことを恐れて振りかぶるときに自信がなくなってしまう人には、テーラーメイド M2のようにヘッドの大きなアイアンが助けになるかもしれません。
スイングの軸が安定せず、なかなか思うようにボールが飛ばない、真上に吹き上げてしまう…という悩みがある人には、キャロウェイ XRが向いています。
ダフリが多い人にはヤマハ リミックス216、ボールの軌道が意思に反して曲がってしまう…という人にはピン Gというように、よく起こるミスを自覚しておけば、アイアン選びによって未然に起こりにくい状況を作り出すことも可能なのです。
自分の体格に本当に合っているかどうかを見極めるには、お店で試打をさせてもらうのもおすすめです。
構えてみてしっくりくるかどうか確かめることで、後悔しない選択ができます。
大きなゴルフ専門店ではシーズンごとに大試打会を開催するところもあります。参加費は無料なことが多いので、近くのお店でやっていないか調べて、行ってみるのがよいでしょう。
一度にいろいろなメーカーのクラブを試してみることができます。
自分に合ったやさしいアイアンを選んで、ミスを恐れずに思いっきりゴルフを楽しみましょう。
ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター
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