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3番ウッドの必要性|打ち方を変えればロングの2オンも夢じゃない

5番ウッドに慣れてきたら、次は飛距離が期待できる3番ウッドを使いこなしたいところ。3番ウッドは、打つのが少し難しいクラブですが、使いこなせればロングホールで2オンも可能です。3番ウッドの必要性や打つときのポイント、クラブ選び方のコツを説明します。
3番ウッドの必要性|打ち方を変えればロングの2オンも夢じゃない

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3番ウッド(通称スプーン)は、ドライバーの次にシャフトが長く、ロフトが立っているクラブで、フェアウェイウッドの中でも一番飛距離が出るクラブです。

3番ウッドの特徴とは?

3番ウッドは使うのが難しいクラブと言われていますが、例えばロングホールのセカンドショットで距離を稼ぎたいなど、ユーティリティやロングアイアンより遠くに飛ばしたい時に活躍するのが3番ウッド。

3番ウッドの形状は、ドライバーを小さくしたようなもので、アイアンに比べ、ソールが滑ることにより芝に刺さりにくく、少々のダフリでもミスを回避しやすいクラブです。

打ち方によってはアイアンよりもボールが上がりやすいクラブでもあります。

3番ウッドは必要のないクラブ?

3番ウッドは飛距離の出るクラブですが、フェアウェイウッドの中でも難しいためミスが多く、スコアに影響するクラブでもあります。

セットでクラブを購入すると初めから3番ウッドが入っていたりしますが、これから購入を考えている場合、フェアウェイウッドが苦手な方や初心者は、少し先送りしてもいいかもしれません。

抜いてしまうのも選択肢の1つ

いくら飛距離が出る性能の良い3番ウッドでも、一般的なヘッドスピードでは打ちこなすのが難しいのも事実です。

上手く打てない3番ウッドより、打ちやすい4番、5番あたりのフェアウェイウッドやユーティリティの方が飛距離が出る場合もあります。

平坦な練習場ではそこそこ打つことができても、コースでは打つたびにライ(ボールを打つ時の芝などの状態)が変わり、傾斜もあるのでさらに難しくなります。

芝の上で3番ウッドを使ってみるのもよいですが、あまり自信がなかったりスコアメイクしたいときは、一発逆転より確実な線でいくのが賢明です。

ラウンドの際、キャディバッグにクラブを入れられるのは14本までです。

自分の飛距離に合わせて打ち分けやすい番手のクラブセッティングを考え、フェアウェイウッドの必要性が低ければ無理して使わず、楽しくゴルフをするという考え方もあります。

クラブセッティングで気を付けたいのは、そのクラブで一番飛んだことのある距離を目安にしないこと。

それは自分の中でも最高のショットであり、毎回それを打てるわけではないからです。

自分の平均的な飛距離を普段から把握しておき、不安なときは余裕のある番手をバッグに入れておきましょう。

難しいからこそ練習すればゴルフがうまくなる

そうはいっても、やはりゴルフはボールをより遠くへ飛ばすと気持ちのよいものです。

難しいと言われる3番ウッドが打てるようになれば、他のクラブもさらに上達していくはず。

3番ウッドがうまく打てない人は、どこかにウィークポイントがあるわけですから、それを克服するために練習クラブとして3番ウッドを使ってみると、改善ポイントがわかるかもしれません。

3番ウッドで直接芝の上から打つのが難しい場合、まず長めのショートホールなどでティーアップした状態から打ってみることをおすすめします。

また、最初はクラブを短めに持って打ってみるのもよいでしょう。

3番ウッドの打ち方のコツ

ゴルフに慣れてスコアもアップしてきたら、やはり使ってみたいのが3番ウッド。

ドライバーで飛距離が出たら、続く3番ウッドでロングの2オンというのも夢じゃないですし、2打目でグリーン近くまで飛べばパーオンの可能性が高くなります。

3番ウッドで打つ時のポイントや、ミスをしてしまうときにありがちな傾向を押さえて練習してみましょう。

ちょっとしたことに気づくことで、ゴルフは上達するものです。

ボールを正しい位置に置く

ボールを置く位置によって、同じ打ち方でも打球は変わってきます。

ティーアップするかしないかでも違いますが、上手く打てない場合は、ボールの位置を少しずらしながら自分に合ったポジションを探してみましょう。

ティーアップして打つ場合

右利きのケースで説明します。

ボールを高く上げたいという思いから、ボールの位置をドライバーと同じように置いてしまうと、引っかけたりボールの上部をかすめるように打ってしまったりする原因になります。

3番ウッドはドライバーのシャフトよりは短いですから、目安は左足かかと線上よりも少し右に置くようにします。

また、ティーの高さはボールの1/4程度がヘッドから出る高さを目安とし、合わなければほんの少しだけ高めにしてみたり工夫してみてください。

芝の上から打つ場合

フェアウェイの芝から直接打つ場合、ティーグラウンドより地面も柔らかく、傾斜も多いため打つ時にバランスを崩しやすくなります。

そのため、スタンスを少し広めにして打ってみましょう。ボールを置く位置は、ティーアップした時よりさらに右寄りです。

左足かかと線上よりボール半個~2個分程度右に置く感じで、左胸のあたりをイメージしていただくとよいかと思います。

もちろんこれが正解というのはなく、持ち球(ドローやフェード)によっても変えていいと思います。

ハンドファーストで構える

アドレス時のグリップを握る手元の位置を変えるだけでも、打球は変わります。

低く遠くへ飛ばしたい、高く上げたいなど、状況に合わせて使い分けられるよう練習してみてください。

ハンドファーストとハンドレイトの違い

ハンドファーストとは、アドレスで両手がクラブヘッドよりも前(打つ方向)にあることを言い、ハンドレイトとは、アドレスで両手がクラブヘッドよりも後ろにあることを言います。

ハンドファーストは普通に構えたあと、グリップエンドが左の太ももの付け根あたりを指す方向にし、右手がスタンスのセンターになるようにします。

ただし、極端に手を左に持って行ってしまうと、フックしやすいので気を付けましょう。

打つ時は、右手のコックはそのまま角度を変えずに打ち出していきます。ダフリやトップといったミスが少なくなり、飛距離もアップします。

また、ハンドファーストはロフトが立っている状態で、ボールを低く強く打て、飛距離が伸びる打ち方です。

例えば、アゲインストの風でボールを低く打ち出したいときなどにも使えます。いつもと同じようにテークバックしやすく、慣れればすぐ飛ぶようになりますので練習してみましょう。

ハンドレイトは、ヘッドに対して両手が打球方向と逆側にくる状態です。グリップの位置は、体の中心より右側に来るように構え、右の手首が真っすぐになるようにします。

ロフトが寝ている状態でインパクトするので、池越えやロブショットなど高い球を打ちたいときに使います。

ハンドレイトでは高弾道にはなりますが、距離は出ない打ち方です。

アプローチなどでよく使われているテクニックで、ウッドで飛ばすのは難しく、ハンドレイトではどちらかというとスライスが出やすい傾向があります。

なぜハンドファーストがよいのか

ダウンスイングでインサイドから振りやすくなり、スイング中にフェースが開きにくくなるため、ボールを芯でとらえやすくなります。

ボールが芯に当たらない場合やスライスが出ることが多い場合、ハンドレイトで構えているケースが少なくないので、鏡などでフォームを確認してみるのもよいと思います。

構えた時にフェースがきちんと自分が打ちたい方向に向いているかもチェックしましょう。

ハンドファーストをマスターできれば、今までよりも真っすぐ遠くへボールを打ち出せるようになります。状況に応じて使い分けられるよう意識して練習してみてください。

スイングスピードを調整する

飛ばそうという思いと苦手意識から心と体が緊張し、どうしても動作が早くなりがちになります。

クラブを上げて下すといった感じで、ゆっくりと6割程度の力でスイングしてみましょう。

まずしっかり芯に当てる感覚を身につけてから、スイングスピードを少しずつ上げていくと、感覚をつかみやすいと思います。

特に元々ヘッドスピードのある方は、スピンがかかったりして曲がりやすく、ボールのコントロールが難しくなりますので、スイングが早くなりすぎないように気を付けてみてください。

アドレスでは右肩が左肩が少し下がっていることを確認し、スイングする時はヘッドをインサイドから振るよう意識して練習してみましょう。

飛距離を調整する

スイングのリズムを崩しがちなのが、とにかく遠くに飛ばしたいという思い。

あえてフルスイングの飛距離から10ヤード程度短いポイントを狙ってみるといいかもしれません。

セカンドショットのミスは飛ばそうと力が入ってしまったり、ナイスショットのドライバーの後、2オンを狙ったりとメンタルが影響されることも多々あります。

ですから、この程度飛べばいいと飛距離にリミットを設けることでメンタル面でも楽になり、スイングのリズムも整えやすくなります。

ダウンブロー気味に打つ 

フェアウェイウッドはシャフト部分が長いので、ドライバーと同じ感覚でセカンドショットに臨むと、ティーアップしていない分トップしやすくなります。

フェアウェイウッドは、そもそもソールが滑りやすくダフリにくい構造で作られているので、ボール1つ手前でダフッたとしても地面に刺さりにくい様になっているので、怖がらずに打っていきましょう。

ダウンブローとアッパーブローの違い

ダウンブローとは、クラブヘッドが最下点に達する手前でボールをがヘッドに当たる打ち方。

一般的にアイアンは、ダウンブロー軌道でボールを捉えます。相性が良い組み合わせは、ハンドレイトとダウンブロー。

例えばハンドレイトで構えたら、ボールの下にクラブを入れたいのでダウンブローにする、といった具合です。

アッパーブローとは、最下点を過ぎてクラブヘッドが上がり始めたところで、ボールを打つことです。ドライバーでは、このスイングで飛距離が出やすくなります。

また、芝の上から打つ場合、ハンドファーストでダウンブローにすると地面に刺さってしまうので、アッパーブローで打つようにします。

コースではその時の状況に応じて、相性の良いハンドレイトとダウンブロー、ハンドファーストとアッパーブローを組み合わせて使うことも大切です。

なぜダウンブロー気味がよいのか

3番ウッドのミスの多くは、ボールを上げようとすくい打ちになりがちです。

クラブにはロフトがそれぞれあり、きちんとボールに当てればその角度に応じて飛ぶようになっています。

無理に高く上げようとせず、スイングの軌道やリズムを崩さないようにしましょう。ダウンブロー気味にインパクトし、ソールを地面と水平に滑らす感じに打つことでミスが少なくなります。

特に、最近のフェアウェイウッドは重心が低くなっているので、ダウンブローで打つことによりボールが上がりやすくなります。

3番ウッドの選び方のポイント

3番ウッドは元々ボールが上がりにくいクラブであるため、ボールの上がりやすさを優先して選ぶとよいと思います。

飛ぶと評判の最近のクラブでも、ボールが上がらなければ飛距離は出ないので注意が必要です。

ヘッドにはディープフェイス(フェースの高さが高い)とシャローフェイス(フェースの高さが低い)があります。

ディープフェイスの場合は、スイートエリア(エネルギーを効率よく伝えられるエリア)が広く、多少のミスヒットにも対応でき真っすぐ飛びやすいのが特徴です。

シャローフェイスのクラブは、ボールが高く上がりやすい傾向にあります。どちらかというとやさしいのは、ディープフェイスのモデルです。

またドライバーよりもシャフトが短いのに重量の軽いウッドを選んでしまうと、スイングが変わったりする場合がありますので、クラブの重さにも注目してみてください。

3番ウッドを使いこなしてスコアアップを目指そう

ゴルフは、条件がいつも違うから難しいし、面白いしものでもあります。

自分に合った3番ウッドを見つけて芝の上からうまく打てたら、気持ちいいこと間違いなしです。

状況に応じた打ち方がマスターできるよう、練習場ではいつも同じ打ち方をするのではなく、ぜひ色々な打ち方をトライしてみてください。

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ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

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