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練習用ゴルフボールとコースボールの違いとは?
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ゴルフをしている人なら感じたことがあるかもしれませんが、練習場では思ったようにボールが飛ばないという声がよく聞かれます。
何気なく打っているボールですが、実は練習場で使われているものとコースで使われているものは別物で、それぞれに特徴があることをご存知でしたか?
本記事では、練習用ゴルフボールとコース用ゴルフボールでは実際にどのような違いがあるのか、練習用ボールの商品特徴を解説します。
それぞれの違いや特徴を詳しく知って、効率よくゴルフ上達を目指しましょう。
目次
練習用ボールの特徴
実際のところ、練習ボール(レンジボール)はどのような特徴があるのでしょうか?
飛距離や構造だけでなく、練習用だからこその特徴もあるようです。
練習用ボールとコースボールの違い
構造が違う
ゴルフボールの構造は、中心のコアの周りに1ピースから4ピースの層が重なってできています。
3ピースや4ピースなど多層になるほど飛距離やスピンなど、目指す性能に特化しており、コースボールでは一般的にこれらのボールが使われています。
一方で、打ちっぱなしのような練習場では、性能よりも耐久性とコストが重視されます。そのため、硬めのカバーを使用した2ピースや、経年劣化に強い1ピースが一般的です。
ディンプルと呼ばれる、ボール表面の凹凸の形状や個数も違いがあります。ディンプルの形状の違いは、飛距離や弾道に違いが出ますが、これらをウリとして発売されているものもあります。
練習用ボールは、このディンプルによって、あえて飛距離や高さを抑えられているものもあります。
練習用ボールの方が柔らかい
練習用ボールは、周りの層は耐久性に優れた硬めのものが使われていますが、中心のコアは柔らかい作造りになっていることがほとんどです。
そのため、打感もソフトなものが多く、逆に硬く感じるものは劣化していると考えてよいでしょう。
練習用ボールがこのような造りになっているのは、ネットから飛び出したり近隣の住居などに当たるのを防ぐ目的があります。
バックスピンがかかりにくい
コアが柔らかい造りということは、インパクトでボールが潰れやすくなっています。
そのため、バックスピンやサイドスピンがかかりにくくなり、弾道が低くなっているものが多いです。
飛距離が出にくい
上記のようにバックスピンがかかりにくくなっているため、飛距離も出にくくなっています。
一般的なコースボールよりも約10%ほどは飛距離が落ちると言われており、ハードヒッターと呼ばれるような良く飛ばす人であれば、50ヤードほども違いが出ることもあるようです。
逆に、ヘッドスピードの遅い人の場合は、あまりコアが潰れないためアイアンのショットでも影響は少ないようです。
以上のように、練習場はあえて飛距離が出にくくなっているので、思ったような飛距離が出なかったからといってフォームを変えたりスイングを崩したりしないように、注意が必要です。
体やクラブに負担がかかりにくい
練習用ボールは、たくさん打たれることを想定して作られています。
コースボールのように打感が硬いと、打つ回数が増えるほど疲労感もたまり、金属でできているゴルフクラブにも負担がかかり、破損の原因となることもあります。
その点、コアが柔らかく潰れやすいということは、繰り返し打っても疲労感が出にくくなっており、またクラブへの負担も少なくなっています。
また練習場側から見ても、たくさん打ってもらえる方が利益になる為、あえて打感のソフトなものが取り入れられているという側面もあるようです。
表面のコンディションが悪い
コースボールであれば、傷が付いたり汚れたりした場合には、気づいた時点ですぐに交換されることがほとんどです。
一方練習用ボールの場合は、コストなどの面からよっぽど酷いものでない限りは、傷や汚れがついていてもそのまま使われることが一般的です。
ボール表面の傷や汚れは、飛距離などボールの飛び方に大きな影響を及ぼすため、練習場での打球にはバラつきがあり、正確な飛距離やコースなどを測る材料にはならないと考えておいた方が良さそうです。
練習用ボールの種類とおすすめ練習用ボール
ほとんどの練習場では、ダンロップやブリヂストンのボールが使われていることがほとんどです。
それぞれの特徴を知っておくことで、対策を講じられるようにしておきましょう。
ダンロップの練習用ボール
ダンロップの練習用ボールはオープン価格となっているものが多く、大体は日本製です。
スリクソン ゼットスター
ダンロップの技術と松山英樹プロの感性から作られたボールで、2017年2月に発売されました。
世界で一番飛ぶツアーボールを目指したと銘打っているように、圧倒的な飛距離とスピン性能、打感の柔らかさが特徴です。
大径のコアが飛行中の空気抵抗が低減し、風に強く伸びのある弾道で大きな飛距離が得られ、スーパーソフトウレタンカバーと新コーティングにより、あらゆるショットでのスピン性能も優れたものになっています。
スリクソン エックス
2017年8月に発売されたこちらのボールは、「飛びすぎ X」という別名からもわかるように、ドライバーの飛距離のみに徹底的に特化した4ピースボールです。
高反発アイオノマー薄カバーにより、剛性が高いカバーを薄く加工することでボール全体の外剛内柔に貢献し、高い打ち出しと低スピンが期待できます。
またディンプルの形状にもこだわり、打ち出し直後の空気抵抗を抑え、弾道頂点以降は大きく伸びるような造りになっています。
スリクソン AD333 ツアー
全てのショットでソフトなフィーリングを得られるよう、ソフト系の頂点を目指して2018年3月に発売されたウレタンカバー3ピースボールです。
「スリクソンゼットスターシリーズ」に搭載されているソフトなコーティングと、「AD333 ツアー」専用設計のソフトなウレタンカバー、そして高反発のスーパーソフト大径コアとの組み合わせにより、ソフトなフィーリングとツアーボールに匹敵する優れたスピン性能を発揮します。
さらに「高反発アイオノマーミッド」と「強弾道338スピードディンプル」との相乗効果によりドライバー、アイアンでの大きな飛びが実現できます。
ゼクシオ プレミアム
2018年3月に発売された高反発スーパーソフト3ピースです。
ゼクシオプレミアムの特徴は、大きな飛距離とソフトなフィーリング、そしてなんといっても、その輝きです。
打ち出し直後の空気抵抗を抑え、頂点以降はさらに大きく飛ぶ「高弾道338スピードディンプル」により、高弾道で直進性が高く大きな飛距離が得ることができます。
さらにソフト化したカバーにより、優れたアプローチスピン性能と、心地よい非常にソフトなフィーリングを実現することができます。ボール性能に加えて、高級感のある外観で贈答品としても人気が高く、ギフト用として需要の高い「60」「70」などのナンバーを常時特注限定で対応しているようです。
V10 limited
2014年2月に発売されたこちらの商品は、飛距離、スピン融合タイプのウレタンカバー3ピースとなっています。
V10史上最も柔らかく設計されたコアが、アマチュアの平均的なヘッドスピードでもインパクトでの大きな変形と高い反発力を生み、余分なドライブスピンを減少させることで、曲がりにくく飛距離アップにつなげます。
また、採用されているウレタンカバーは柔軟性に非常に優れており、カバーの耐久性も大幅にアップさせることで、傷つきにくく性能が長持ちできるようになりました。
本記事ではご紹介しきれませんでしたが、ディスタンス系やスピン系といった種類別、価格帯別におすすめのゴルフボールをまとめた記事もあります。
様々なゴルフボールを吟味して選びたい方は、ぜひこちらも参考にしてください。ボールの特徴を理解して練習に活かそう
いかがでしたでしょうか?
ゴルフ上達のために練習しているというのに、練習用ボールとコースボールの違いを知らないままフォームの崩れなどを起こしてしまっては、元も子もないですよね。
練習用ボールとコースボールには違いがあるということと、それぞれの特徴を知り、ぜひスコアアップを目指してください。
ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター
趣味と出逢うメディアサイト「ビギナーズ」の編集部です。趣味を見つけたい方を応援します。