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6番アイアンはなぜ難しいのか|その理由と対処法を徹底解説

6番アイアンは、なぜ難しいのでしょうか。ここではその理由を解説するとともに、6番アイアンの特徴や効果的な練習方法を紹介します。ぜひこの機会に、6番アイアンを上手く打てるようになって、ゴルフをもっと楽しめるようになりましょう。
6番アイアンはなぜ難しいのか|その理由と対処法を徹底解説

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ショートアイアンは比較的うまく打つことができるのに、ミドルアイアンは難しいと感じる人が多いようです。

特にミドルアイアンのなかでも6番アイアンの扱い方や、打ち方で苦戦している人は多いのではないでしょうか。

6番アイアンでショットで打つと、どうしてもミスショットになってしまうという人もいるかもしれません。

本記事では、難しいと言われることが多い6番アイアンの扱い方や特徴、正しい打ち方などを解説します。

ぜひこの機会に、6番アイアンを上手に使って、更なるスコアアップを目指しましょう。

ショートアイアンより難しいとされる理由

まず、6番アイアンがショートアイアンより難しいとされる理由について、詳しく見ていきます。

6番アイアンでもうまく打てるようになるために、まずはこれらの理由をしっかり把握しておきましょう。

シャフトが長くなる

クラブは番手が上がるごとに、シャフトが0.5インチ程度長くなります。

一般的に、シャフトは長くなればなるほど、操作性が下がると言われています。6番アイアンはアイアンの中でも番手が上のため、シャフトも長いクラブです。

つまり、6番アイアンは操作性が低く、コントロールすることが難しいクラブと言えるでしょう。

そのような理由から、6番アイアンが苦手という人も多いという結果に繋がっていると考えられます。

スイートスポットが狭い

スイートスポットとは、クラブのヘッドで、そこに当たるとボールが最も飛ぶとされている場所です。

クラブは番手が上がるごとにスイートスポットが狭くなるため、スイートスポットに当てるのが難しくなっていきます。

クラブのスイートスポットを外してしまうと、クラブが持っている適正な飛距離をしっかりと出すことができないほか、思わぬ弾道になってしまうこともあります。

自分の理想通りのボールを打つためには、的確にスイートスポットに当てることが重要です。

同じ6番アイアンのでも、メーカーやシリーズによってスイートスポットの大きさは異なります。

もし、6番アイアンでうまくスイートスポットに当てられなくて苦労しているようであれば、スイートスポットが大きめの6番アイアンを出しているメーカーのものを使用すると良いでしょう。

基本的にヘッドが大きいほど、スイートスポットも大きいという傾向があります。

ロフト角が小さく上げにくい

ロフト角が大きいとボールは上がりやすくなります。逆にロフト角が小さいと、ボールは上がりにくくなります。

同じ番手でもメーカーによってロフト角は異なりますが、6番アイアンは、基本的にロフト角が小さめのクラブです。そのため、ボールが上がりにくいという特徴を持っています。

どうしても6番アイアンでうまくボールを上げられない場合は、まずティーアップした状態で練習するのがおすすめです。

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あらためて6番アイアンの特徴について学ぼう

ここからは、あらためて6番アイアンの特徴について学んでいきましょう。

アイアンに求められるもの

一般的に、アイアンに求められるのは飛距離ではなく、アプローチの延長線上にあるものです。

ボールを遠くへ飛ばすのが目的のクラブではなく、ボールをピンポイントで狙った場所に落とすのが目的のクラブとも言えるかもしれません。

具体的には、ボールをグリーンまで運ぶときなどが、アイアンの代表的な使われ方です。

飛距離はどれくらいなのか

そもそも、アイアンの飛距離とはどれくらいなのでしょうか。

一般的に6番アイアンであれば、ヘッドスピード40m/sのスイングで約150ヤードの飛距離が出るくらいが目安となります。

もしこの基準に大きく満たないようであれば、自身のスイングを見直す必要があると考えて良いでしょう。

また、自分のヘッドスピードに合ったゴルフボールを使っているかも再確認したほうが良いかもしれません。

自分のヘッドスピードに合っていないゴルフボールを使っていた場合は、自分のヘッドスピードに合ったボールに変えるだけで、飛距離を大幅に改善できる可能性があります。

なお、ヘッドスピードは大抵のゴルフショップで計測してもらう事ができます。

自分のヘッドスピードがわからないという場合は、一度計測してもらうと良いかもしれません。自分のヘッドスピードがわかっていると、クラブやボールを選ぶ際の参考になって便利です。

番手よりもロフト角を確認しよう

ゴルフクラブは、ブランドやモデルによって、同じ番手でもロフト角は異なります。

大抵のゴルフクラブは、番手とロフト角の両方が表記されているかと思いますが、クラブを選ぶ際には番手を基準にして選ばずに、実際のロフト角で選ぶようにしましょう。

近年はストロングロフトのクラブが多く、6番アイアンの平均的なロフト角は27度前後となっています。

ロフト角が大きくなるとボールは上がりやすくなりますが、その分飛距離は減ります。

ミドルアイアンを打つ時のポイント

ここからは、6番アイアンなどのミドルアイアンを打つ時のポイントについて、詳しく見ていきます。

飛ばそうとするのはやめよう

6番アイアンなどのいわゆるミドルアイアンと呼ばれるクラブで、ボールを遠くへ飛ばそうとするのは止めましょう。

飛距離を意識してしまうと力みを生んで、ボールを遠くに飛ばすどころか、ミスショットへと繋がってしまいます。

ミドルアイアンを打つ時には、身体の力を適度に抜いてリラックスした状態でスイングすることが大切です。

6番アイアンに苦手意識がある場合は、打ちっぱなしで練習するのもおすすめです。

その際もただ打つのではなく、目標のポイントを決めて、そこにボールが飛ぶように意識してスイングを繰り返すと良いでしょう。

何回も一定の場所を狙ってスイングをするうちに、少しずつでも、6番アイアンで思い通りのショットを打てるようにしていくと良いです。

焦らず、じっくりと取り組みましょう。

右かかと線上を目印にスイング

ミドルアイアンはシャフトが長いため、スイングをする際には、スタンスが広がって低めの重心をとった姿勢となります。

その姿勢のため、ショートアイアンでスイングをする際には、スイング弧が緩やかなスイングになりがちです。

この状態で、ショートアイアンのようなイメージでスイングをすると、ボールがスライスしてしまうリスクがあるため、注意しましょう。

そのようなリスクを避けるために、右足のかかと線上に目印を置いて、ダウンスイング時にはその目標めがけて振り下ろすようなイメージでスイングするのがおすすめです。

意識としては、ミドルアイアンでも他のアイアンと同じようなスイングをイメージすると良いでしょう。

そのようなスイングができれば、スイートスポットに当たりやすくなって、しっかりしたボールが打てます。

スタンスは一足分右側へ

ミドルアイアンはショートアイアンと比べてシャフトが長くなる分、それに対応するため、右足のつま先を一足分広げた状態でアドレスをとると良いでしょう。

そうすると重心が下がって、スイング弧も緩やかになります。その際、トップはシャフトが地面と並行になるくらい深くなっても大丈夫です。

ダウンスイングでは体重移動を意識しつつ、腰を使ってターンすることを意識してください。

スイングは、遠回りの軌道で振り下ろすイメージを持つと良いでしょう。

そのような意識でクラブ振り下ろして、インパクトの直前にはほんの気持ち少しだけ、ヘッドが浮いている状態を作れたらベストです。

このようにすると、ショートアイアンをスイングする時と同じような感じで、スイングの力を一番うまくボールに伝えられるポイントで当てることができます。

積極的に6番で練習してみよう

苦手だからこそ、重点的にそのクラブを振る回数を増やすべきです。

もし6番アイアンが苦手であれば、6番アイアンを積極的に練習するのがおすすめです。正しい練習を繰り返し行えば、少しずつでも上達はしていくはずです。

打ちっぱなしで、スタンスやスイングの軌道などを意識しながらスイングするのも効果的な練習方法です。

あらためて言うまでもなく、上達するために一番有効なのは練習をすることです。

どうしても苦手な場合はユーティリティに入替えを

ここまで、6番アイアンについて、その特徴や練習方法を見てきました。

しかし、どうしても6番アイアンではうまくいかない場合は、ユーティリティに入れ替えるという選択肢もあります。

ユーティリティはアイアンやウッドに比べると歴史の浅いクラブですが、その便利さから使っている人が増えているクラブです。

ここでは、ミドルアイアンとしても使用できる「ユーティリティ」というクラブについて、詳しく見ていきましょう。

ユーティリティの利点

ユーティリティというクラブを簡単に説明すると、フェアウェイウッドとアイアンのいいとこ取りをしたクラブという言い方ができます。

アイアンよりスイートスポットが広くて、高弾道で飛距離も出しやすい上に、ダフリにくいという特徴を持っています。

また、ショートウッドよりボールをミートしやすくて、ランが稼ぎやすいという利点も持っています。

また、ユーティリティのシャフトは、フェアウェイウッドよりも短くアイアンより長いため、フェアウェイウッドより操作性が良くて、アイアンより飛距離を出すことができるクラブです。

ユーティリティもロフト角で選ぼう

前述の通り、ゴルフクラブの飛距離はロフト角が大きく影響します。

同じ番手でもメーカーによってロフト角が異なるのはよくあることです。

番手を基準にして選んでしまうと、入れ換えたい6番アイアンと全く違うロフト角のクラブを選んでしまうことになり、結果的に同じ飛距離のクラブが2本になってしまう場合があります。

そのため、6番アイアンとユーティリティを入れ替えるのであれば、入れ替えたい6番アイアンのロフト角と同じくらいのユーティリティを選ぶと良いでしょう。

6番アイアンの特徴をおさえて上達をめざそう

6番アイアンは、一般的に打つのが難しいクラブと言われています。

苦戦している人も多いかもしれませんが、まず6番アイアンをうまくなろうと思ったら、まずはその特徴を理解しましょう。

そのうえで6番アイアンで打つ時の理想のスイングを知って、そのスイングに近づくように練習をすることが大切です。

こちらの記事では、自宅で簡単にできる効率的な練習方法をご紹介しています。

ぜひ、より一層、上達してゴルフをもっと楽しみましょう。

ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

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