引越しの予約はいつからできる？予定が決まったら早めに見積り依頼を

引越しをすることになったとしたら、何から始めればよいのかわからなくなる人は多いのではないでしょうか。急に決まったとしても、引越しをするまでに時間はあるはずです。引越しをすることが決定したら、早めに予約をして気持ちにゆとりを持つことが大切です。

計画的に予定を組むことも大切ですが、業者選びも大切です。業者によっては、急な引越しに対応不可とするところもあるため、業者情報を把握しておくなどして慎重に選びましょう。

【引っ越し前後のやることリスト】スムーズに行うポイントは？

引っ越しというのはとても大変で面倒な作業ですが、それが終わればすべて解放されますので新しい生活が待っています。引っ越しという大きなイベントは、慣れてくると意外と大変なものではないと感じます。中には引っ越し好きという人...

引っ越し1ヶ月前からやることは？必要な手続きを確認しよう！

新しい家に引っ越しが決まると、新居のレイアウトやカーテンの新調などワクワクすることを考えてしまいがちですが、荷作りや住所変更の手続きなどしなければならないことも多く発生します。マンションの退去連絡が契約の期日よりも遅...

引っ越しは人生の中でも多くて数回程度。やることも多くて目が回りそうになりますよね。引っ越しの前にやるべきことや、手順をまとめているのでご参考ください。

本記事では、なぜ早めの引越し予約が大切かについて詳しく解説し、いつ予約をすればよいのか、業者選びのポイントについても紹介していきます。

引っ越しの予約は何日前までに済ますべきか

引越しの予定が分かっていても、どのタイミングで予約を取ればよいのかわからないという方は多いです。次のことを確認し、予約をするタイミングを逃さずに手続きを済ませましょう。

3カ月前から予約ができる業者もある

明確に何日前と明記している業者はありませんが、3カ月前から予約可能な業者もあります。ただし、住んでいるエリアや業者によっては、対応していないところもあります。3カ月前に予約をして、その間に他の業者と比較をしてもよいでしょう。

業者を比較するといってものんびり決めるのではなく、早めに業者を決めて連絡をすることが大切です。間際になってからのキャンセルはマナー違反となり、場合によってはキャンセル料が発生することもあります。

確実に引越しが確定しているのであれば、早めの予約が基本となります。最初から1社に決めるのではなく、複数社で見積もりを出してもらって納得できる業者に予約をすることです。

遅くとも2週間から1カ月前には予約が必要

急な引越しの場合に、引越し予定日の2日前まで見積り予約を受けている業者もありますが、希望が沿わないこともあるので注意しましょう。大手の引越し業者のサイトでも、遅くとも2週間前と表記されていることが多いです。

引越しの時期によっては、2週間前でも対応してくれない場合があります。このことを考慮すると、1カ月前など早めの予約がおすすめです。トラブルを回避するためにも、早めに計画を立てて進めていきましょう。

早めの引越し予約が必要な理由

引っ越しの予約を入れるのは、早い方がよいとされるのには理由があります。5つの理由について、詳しく見ていきましょう。

配運送業界の人手不足が深刻

ネットショッピングの増加や人口減少の影響で、トラックドライバーは慢性的な人手不足の状態であることを、認識しておきましょう。

引越しの時期云々ではなく、配送業界の人手が足りないという、深刻な状況が続いています。このため、突然の引越しの依頼に対応できないというケースは、決して珍しいことではないのです。

通常時でも人手が足りないのですから、引越しの時期に突入すると、トラブルが多くなることが予想されます。早めに予約を入れることで、対応できるスタッフを増員でき、人手不足やトラブルを回避することにつなげられます。このようなことから、業者への予約は早めに行うとよいことがわかります。

年明けから春までが繁忙期

入学や就職、人事異動を理由に、引越しを必要とする人が増える時期で、年明けから春までは「引越しシーズン」とも呼ばれています。

引越しの時期が、この繁忙期と重なる時期になる場合、思うように予約が取れないことがあります。休日に予約を入れたくても、全て埋まっている状態や、平日しか空いていないというケースもあります。

特に、繁忙期とされる時期には、早めに予約を入れることが大切です。また、繁忙期中の間際の予約は、対応不可とする業者もあります。引越しする予定が分かっているのであれば、早々に予約を入れましょう。

引越し希望日が選べなくなる可能性も

どの業者も、トラック数やスタッフの人数に限りがあるので、受けられる件数に限りがあります。万が一予約が遅くなると、引越し希望日に依頼を受け付けてもらえないこともあります。

そのため、引越しをすることが明確にわかった時点で、業者を選んで予約を入れておくようにしましょう。

「いつでもよい」とのんびり気分でいると、予約すら受け付けてくれない事態になりかねません。引越し時には何かとトラブルが起きやすく、神経も張り詰めた状態になります。

自分の希望日で引越しができるということは、自分のタイミングで動けるということです。変なストレスを抱えることが嫌な方は、予約を入れるタイミングも早めにすることです。　

ネットや電話での見積りはできないことも

単身での引越しなど荷物が少ない場合は、ネットや電話での見積もりが可能の業者も増えています。ただし、一家での引越しや大きな家財道具などがある場合には、トラックの大きさの確認や、スタッフの人数を決める必要があります。

よって、訪問見積りが必要になるので、すぐに引っ越しの見積もりを確認できないということ、を理解しておきましょう。

荷物が多い場合や距離が遠い場合は、複数社に見積もりを依頼することが鉄則です。ただしその場合は、実際に業者を決めるまでに日数がかかるので、早めに見積もり依頼をして業者を決定しましょう。

業者都合に合わせると割引があることも

業者によって異なりますが、引越し希望日の前後2日間で、業者が都合のよい日に設定すると、割引いてくれる会社もあります。

また、土・日を避けて月・火・水曜日を選ぶと割引してくれる業者もあるので、業者のサービスや割引対象などの情報も、チェックしてから決めるとよいです。

また、早めに予約を入れるだけで、割引をしてくれる業者もあります。引越しのタイミングに融通が利く場合、引越し日を業者側の都合に合わせれば、割引を受けられるということは魅力的です。自分が引越ししなければならない日から大きく外れないように、業者にも合わせて予約を入れるとよいでしょう。

まずは一括見積りを出して引越し業者を検討

時期や距離、荷物量などによって引越し料金が違うため、どの価格が平均で適切なのかの判断は、難しいのが正直なところです。

また、業者ごとのサイトから、それぞれ見積りを申込むことは意外に大変です。その場合、賃貸情報を探すサイトから引越しの一括見積りができるので、一括見積サイトを活用して検討することをおすすめします。

一括で見積もりが出せれば、時間を大幅に短縮でき、自分にかかるストレスも軽減できます。ただし、大雑把な金額で計算されている場合が多いため、実際の詳細は問い合わせて確認しましょう。

また、一括見積で複数社をピックアップし、それぞれに問い合わせて、詳しい見積もりを出してもらうという方法もよいでしょう。

引越し業者選びのポイント

業者選びのポイントとして、次のことが挙げられます。このことを押さえておくことで、引越しがスムーズにでき、トラブルも起きにくくなります。安さで選ぶのか、サービスを重視したいのかによっても異なるので、詳しく見ていきましょう。

できるだけ価格の安いところを選ぶ

トラックの復路を利用したり、混載での引越しを利用したりすると、通常よりも価格が安くなります。復路の場合、約束の時間よりも前後するケースがありますが、安さで選ぶなら、復路便を活用できる業者を選ぶことです。

また、同じ方面へ向かう「混載便」を利用することでも安くなるのですが、荷物が大容量の場合は、対応してくれない場合があります。

特に引越しのシーズンの場合は、混載便にしやすい時期ですが、悪天候や交通事情によって変わる場合があります。したがって引越しの予定は、余裕を持ってスケジュールを考えるようにしましょう。　

オプションプランも確認

電気工事や梱包の手伝い、清掃などのオプションが豊富な業者も増えています。引越しのプロに、徹底的にお願いしたいという方は、オプションプランの利用もおすすめです。業者によってプラン内容は異なりますが、例えばエアコンの洗浄やハウスクリーニング、地震対策サービスなどもあります。

特に、荷物が大容量である場合や大切で重要な荷物がある場合、または戸建てへ引越しする際に活用する方が多いです。

業者によっては、ハウスリフォームや、乗用車の輸送も対応してくれるところもあります。そのため、業者をすぐに決めるのではなく、会社の特徴やサービス、口コミもチェックしてから決めていきましょう。

訪問見積りの際のスタッフの様子を確認

訪問見積りに来てもらった際は、スタッフの靴下がきれいか、挨拶や質問への対応の仕方、不審な様子がないかなどを確認するとよいです。

見積もりの際のスタッフをチェックすることで、その会社の対応がわかります。親身になって依頼を受けてくれる業者なのか、単なるお客さんの一人として軽く対応するのか、礼儀やマナーを見ることで察することができます。

お客さんの一人という事実は曲げられませんが、できるだけ親身に対応してくれる業者を選びたいところです。対応が悪いスタッフだと感じた場合は、見積もりの際にキャンセルを伝えるようにしましょう。

転居先が近ければ軽貨物運送業者も選択肢に

赤帽などの軽貨物運送業者は、荷物の搬送しかしませんが、繁忙期でもスケジュール調整が比較的容易で、料金も安いことが特徴です。

力のある男性で、荷物は自分でも運ぶという方におすすめの選択肢です。引越し業者とは異なり、希望日間際でも対応してくれます。

もしも、引っ越し先が近かったり荷物が少なかったりする場合、引越し業者にお願いするよりも、軽貨物運送業者に依頼したほうが経済的です。しかし、引越しのサービスは行っていないため、荷物の配置やオプションサービスがないことは、考慮しておきましょう。

女性のスタッフで選ぶ

一人暮らしの若い女性で、家に男性スタッフは入って欲しくないという人もいるでしょう。その場合は、女性スタッフのみで、対応してくれる業者を選択すると安心です。

ただし、女性スタッフ自体少ないため、やはり早めの予約が必要になり、女性スタッフ希望という旨を伝えることが大切です。

一人暮らしの場合は、荷物も少ないため対応できることが予想されますが、女性スタッフがいない業者もあるので、事前に確認を取るようにしましょう。

早めに見積もり確認を入れることで、対応可能な業者を選べます。女性一人で引越しは何かと不安なので、対応できる業者を探し、安心できる引越しにしましょう。

業者を比較検討して早めに引越し予約を

引っ越しすることが決まったら、まずは業者を選び、見積もりを取ることから始めましょう。一括見積サイトを活用してもよいですし、業者に直接依頼をしてもよいでしょう。

複数社の見積もりを把握して、業者の特徴やサービス等もチェックし、親身に対応してくれるところを選ぶことが大切です。

「有名な引越し業者なら安心できる」というイメージがありますが、対応するスタッフによっては、トラブルに発展する可能性もあります。

余裕を持って日程を組むことで、自分自身にも余裕ができ、トラブル回避にもつなげられます。したがって、引越しの予約は2カ月前～1カ月前には済ませて、スムーズな引越しができるように計画を立てておきましょう。