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スノボワックスのおすすめと選び方|種類や使い方をマスターしよう

スノボワックスのおすすめと選び方|種類や使い方をマスターしよう

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昨年まで使っていたスノーボードを、メンテナンスせずにそのまま使用すると、雪が引っかかって転んでしまったり、操作性が悪くなったりなど、技術面で影響が出てしまいます。早急、汚れをきれいに落としてワックスでメンテナンスをしてあげる必要があります。

しかし初心者の場合、自分でワックスを塗ったことがない人も多いでしょう。また、種類が多くて、どれを使えばよいのかよくわからないという人もいます。

そこで、初心者から上級者の人向けにおすすめのスノボワックスを種類別に紹介していくので、ボードの滑走性アップに役立ててみてください。

スノボワックスの種類は3つ

スノボワックスの種類は、大きくわけて以下のように3種類あります。

  • スプレータイプのワックス
  • ペーストタイプのワックス
  • ホットワックス

どれも板の耐久性を強化して、滑りやすくするためのものですが、違うところといえばワックスの持続性です。スプレータイプやペーストタイプは初心者でも簡単に使用できますが、持続性がありません。

一方、ホットワックスは持続性があり、3つの中で一番効果が高いものとなります。しかし、作業に必要な道具をそろえなければならず、手間がかかって少し面倒なデメリットがあります。とはいえ、道具を揃えれば作業の内容自体はとても簡単なものなので、覚えておくとよいでしょう。

スノボワックスの選び方

ここでは、スノボワックスの選び方を解説します。

幅広い雪質や雪温に対応しているものを選ぶ

ワックスと雪には相性がありますが、初心者は特にワックスの使い分けや複数用意するのは大変です。スノボワックスを選ぶ際には、幅広い雪質や雪温に対応しているものを選ぶと便利です。

簡易ワックスは持続性・携帯性の高いものを選ぶ

スプレータイプといった簡易ワックスは、手軽に使用できることから、初心者の人の中には既に購入した人もいるかもしれません。

簡易ワックスを選ぶ際は、携帯しやすいようなコンパクトな大きさで、なるべく持続性効果の高いものを選ぶようにしましょう。しっかりワックスをかけていても雪山のコンディションによっては継ぎ足しが必要になる場合もありますので、携帯性も大切です。

[タイプ別]おすすめのスノボワックス

ここでは、おすすめのスノボワックスをご紹介します。

[スプレータイプ]おすすめ商品

まずは初心者向けのスプレーワックスについて、おすすめ商品をご紹介します。

GALLIUM(ガリウム)

こちらのガリウムスプレータイプワックスは、全雪質に対応で、100mlのポケットサイズです。パラフィンしか配合されていない普通のスプレーに比べて、5~8倍の持続力が期待できます。

大きさもコンパクトなので、持ち運びにも便利。「1回スプレーしただけで1日効果が持続した」「たまに滑りに行く程度であればこれで十分」といった口コミもあり、おすすめの商品です。

SWIX(スウィックス)

こちらは、フッ素配合のスプレータイプのスノボワックス。国内生産されたブランド「スウィックス」のワックススプレーなので、安心して使用できます。

滑走直前に塗ることはもちろん、アイロンを使うホットワックスと併用して使う方法も、より滑走性があがるのでおすすめです。

TOKO(トコ)

TOKO(トコ)のワックスは、環境に配慮してベンジンやフッ素を配合していません。フッ素まではいらない人は、こちらがおすすめです。

ボードをタワシで擦ってクリーニングしてから拭きつけ、キッチンペーパーで拭き取ったあと、仕上げにコルクで擦ると完成です。どんな雪質にも対応できます。

[ペーストタイプ]おすすめ商品

スプレータイプと同じぐらいに手間や時間がかからないのに、効果は2倍以上期待できるのが、ペーストタイプ(半練り状)のワックスです。おすすめ商品を紹介していきます。

GALLIUM(ガリウム)

「塗りやすい」「簡単」「コスパ最強」といった口コミが多い、ガリウムのペーストタイプのワックス。フッ素が配合してあるので、滑りやすさがほかと全く違うことを実感できるはずです。スプレータイプよりも持続力を効かせたい、ホットワックスほど手間をかけたくないという人におすすめの商品です。

Zardoz(ザードス)

ザードス・ノットワックスは、ペーストというより液体ワックスですが、塗りやすさ、滑りやすさ抜群の簡易ワックスです。ボードを先に、ブラシやクリーナーでクリーニングしたあとに塗りつけるだけで、面倒なアイロン、スクレイピング、コルクがけといった作業は不要です。

どんな雪にも対応して、摩擦に強いデュポン社の100%純粋液体フッ素を配合。ほかのワックスとの併用も可能ですが、フッ素を配合していない、純パラフィン系のワックスを使うようにしましょう。

マツモトワックス

マツモトワックスも、スノーボーダーに人気のメーカーですが、中でもこの極楽ワックスは「よく滑る」「簡単」「コスパ最強」と話題のスノボワックスです。缶の中にはスポンジ、缶の下にはコルクが付いていて、ほかに道具をそろえる必要もなく、ゲレンデで手軽に使用できます。

そして、滑ったあとのアフターケアにも使えることが、このワックスのおすすめポイント。ワックスを塗って、汚れを浮かせたあとでスクレイパーで削れば、面白いくらいに汚れがゴソっと落とせます。また錆やすいエッジに塗っておけば、錆予防にもなります。

[ホットワックス]おすすめ商品

ここでは、ホットワックスのおすすめ商品をご紹介していきます。

Zardoz(ザードス) 

通常のホットワックスは、ベース用を数回かけたあと滑走用を塗るといった2段階の作業が必要となってしまいますが、こちらのワックスはフッ素が配合されているため、ベース用のみで使用するだけで、十分な効果が期待できます。

ホットワックスだけでなく、生塗りのペーストタイプとしても使用できることも人気の秘訣。生塗りだけでも丸1日よく滑ると口コミも多いです。

スノボワックスの使い方

ここでは、それぞれのタイプのワックスの使い方をご紹介します。

スプレータイプワックスの使い方

一般的にスプレータイプは持続性がなく、板に直接スプレーして滑走しても、半日と持たないことが現実です。スプレーワックスを上手に利用するためには、以下の2つを試してみましょう。

  • ほかの固形ワックスと併用して使う
  • ゲレンデで継ぎ足し用に使うものと割り切る

スプレーワックスには、フッ素が配合されているものが多いです。そのため、生塗りタイプの固形ワックスを塗ったあとに併用して使うようにすると、滑走性能も上がってレベルの高いワクシングができます。

あとは、ゲレンデで継ぎ足し用に使用するためのものと割り切って、こまめに使用するしかありません。

ペーストタイプワックスの使い方

ペーストタイプのワックスの使い方を詳しく見ていきましょう。

用意するものと手順

ペーストタイプのワックス、ブラシ、コルク、キッチンペーパーを用意し、以下の手順で行います。

  1. ボードのソール面をブラシで何度も擦り汚れのカスを浮かせる
  2. 浮き出た汚れのカスをキッチンペーパーで拭き取る
  3. ペーストタイプのワックスをソール面に塗りつける
  4. その上をコルクで擦り、ソール面にワックスを染み込ませる
  5. 最後にもう一度ブラシで擦り、余分なワックスを落とす

最後に行ったブラッシングは、ソール面にあるストラクチャーにかかったワックスを、落とすために必要な作業です。ストラクチャーとは、滑走性を高めるために、故意に付けられた細かい傷のことをいいます。ストラクチャーを行うだけで、滑走性能がぐっとアップします。

ホットワックスの使い方

ホットワックスは手間がかかるイメージですが、やってみると意外に簡単で楽しいものです。中には、スノボよりワックスがけのほうにはまってしまってしまうような人も。スノーボードの上達と、愛着ある大切なボードを守るため、ぜひマスターしてみてください。

用意するものと手順

ホットワックス、アイロン、ブラシ、キッチンペーパー、ワクシングペーパー、スクレイパー、リムーバー、フィニッシングクロス、ワックス台を用意し、以下の手順で行います。

  1. 下に新聞紙を敷いて養生し、ワックス台があればスノボをセットする
  2. キッチンペーパーにリムーバーを染み込ませ、ソール面に圧力をかけながら全体の汚れを拭き取る。(汚れがキッチンペーパーに付かなくなるまで)
  3. ソール面が乾いたら、ブラシで擦って粉状になったゴミを掻き出す(体重をかけて、一定方向へ力強く擦るのがコツ。表面に浮いたゴミは、キッチンペーパーで拭き取る)
  4. アイロンを温め、ホットワックスをアイロンに当てて溶かし、ボードのソール面の全体にポタポタと垂らす(垂らしすぎないように注意)
  5. 4の上にワクシングペーパーを敷いてアイロンを当て、ペーパーの端を片方の手で引っ張るようにしてゆっくり伸ばす(アイロンは止めずに動かす)
  6. 20~30分、ソール面が冷えるまで待ち、冷えたらスクレイパーを両手で持って、斜め45度に傾けてソール面に当てる。一定方向へ向かって、ワックスをゴシゴシ削り取っていく
  7. 3と同様にブラッシングをして、余分なワックスのカスを除去して滑走性を高める
  8. 最後にフィニッシングクロスを使って擦る

ここまでの作業を終えると、ワックスが剥がれてサラッとした表面を実感するはずです。ワックスの固まりなどを発見したら、再度スクレイパーで削るところからやり直してください。

揃える手間いらず!スノボワックスのおすすめセット商品

ホットワックスを挑戦してみたい気持ちはあるものの、準備しなければならないアイテムを見ただけで、気持ちがなえてしまいそうになりますよね。そんな人は、必要な道具をすべて兼ね備えたセット購入をおすすめします。

SWIX(スウィックス)|ワクシング6種セット

アイロン、ナイロンブラシ、ファイバーレーンプロS、ベースワックス、スクレーパー、リムーバーといった、ホットワックスに必要最低限なアイテム6種類が入ったセットです。

ワックスも最小化されておらず、きちんとした分量が入っているので、長く使用できます。

ガリウム|トライアルワクシングセット&ワックススタンド

アイロンだけでなく、ワックス台からそろえたい人は必見です。ワックス台は女性でも持ち運び便利なコンパクトサイズで、ブラック、レッド、パープルのバリエーションから選べます。

ほかにもアイロン、ナイロン、ブロンズ、ボアの3種ブラシ、スクレーパー、コルク、クリーナー、リムーバー、ファイバーテックス、ワキシングペーパー、チューニングシートといった、ワックスがけに必要なアイテムが充実し、詳しく書いたマニュアルつきです。頼もしいワクシングセットです。

ガリウム|ペーストワックスセット

スプレータイプを携帯用に保持する人が多いのですが、半練り状のペーストタイプのセットもおすすめです。スプレーに比べて持ちがよく、1日中ワックス落ちを気にすることなく滑れます。ゲレンデに行くのは、年に数回といった初心者の人なら、試してほしいセットアイテムです。

こちらの記事では、スノボを収納するバッグのおすすめ商品をご紹介しています。

ワックスを制する者はスノボを制す

なかなかスノボが上達しないなら、愛着あるスノボを一度メンテナンスしてみませんか。ホットワックスのスクレイピングは、骨が折れる作業です。しかし、スクレイパーで少しずつ削っていきタワシで擦るという、手を動かしながら作業を進めていくことで、不思議と心も洗われ清々しい気持ちになります。

心がリセットされると、集中力が高まります。きれいにメンテナンスされたスノボは、そんなあなたを後押ししてくれて、いつもと違った滑りが実感できるはずです。

こちらの記事では、スノボのデッキパッドのおすすめ商品をご紹介しています。

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ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

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