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歴史的な音楽家の名言・格言集 音楽の果てに見出したモノとは

ベートーヴェン・バッハなどの歴史的な音楽家。多くの人の心に残る素晴らしい音楽を生み出した彼らですが、人の心に訴えかける音楽を作曲していく中で見出した人生観はどのようなものなのか?彼らの名言からそれらを感じていきましょう。
歴史的な音楽家の名言・格言集 音楽の果てに見出したモノとは

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

経営者・スポーツ選手の名言をよく耳にすることがあると思いますが、彼らのキャリアを通して蓄積されたモノの考え方、価値観・人生観というものは我々にいつも発見と刺激を与えてくれます。

また武将や政治家など歴史上の偉人たちの名言からも学ぶことが多くありますが、今回のテーマでもある音楽家の名言と言うのはあまり耳にしたことがありません。

果たして音楽という芸術表現の中に見出されるものとは?ベートーヴェン・バッハ・モーツァルトなどを始めとする世界的に偉大な音楽家たちは音楽を通じてどのような人生観・価値観を形成したのでしょうか。

今回は世界的な音楽家たちの名言からその真相に迫っていければと思います。もしかすると音楽をより好きになるきっかけになるかもしれません!

ベートーヴェン

交響曲「英雄」「運命、」「交響曲第9番」などで知られるドイツの作曲家。28歳頃から聴覚障害を抱えていたと言われておりますが、それでも音楽史に於いては欠かすことの出来ないほどの人物であり、古典派音楽の完成車と位置づけられている人物です。

逆境にも屈しない人生観

苦難の時に動揺しないこと。これが真に賞賛すべき卓越した人物の証拠である。

真に称賛できる人物とは、逆境に直面したときに、自分の生き方を貫ける人間なのだ

ベートーヴェンの名言には辛い運命や逆境に立ち向かい乗り越えることに対するものが複数存在します。聴覚障害をw患うという厳しい運命に立ち向かい作曲を続けたベートーヴェンならではの考え方のように思えます。

作曲をすることへの誇り

多くの人々に幸せや喜びを与えること以上に、崇高で素晴らしいものはない。

音楽はあらゆる知恵や哲学よりも高度な啓示である。

音楽を作ることに対してとてつもないほど強い誇り感じていたベートーヴェンならではの名言です。でも仮に自分が人前で楽器を演奏したとして誰かがその演奏で喜んでくれるのならそれは確かに素晴らしいことですよね。

音楽感と熱量

音楽とは男の心から炎を打ち出すものでなければならない。
そして女の目から涙を引き出すものでなければならない。

非常に格好いい名言です。音楽の持つストーリー・メッセージに女性は感動して涙を流す、男性は音楽を聴くことで得た感動を自らのチカラ、心のなかで灯る炎に転換するべきだという名言だと思われます。

若くして聴覚を失うという運命にありながらも作曲、音楽を生み出すことへの情熱を失わなかったことを強く感じる名言たちでした。一つのことを突き詰めていった先に見える境地なのかもしれません。

モーツァルト

ベートーヴェン・ハイドンと並ぶウィーン古典の巨匠。交響曲第41番 ジュピター、トルコ行進曲、きらきら星変奏曲などの代表曲で知られる。幼少期から作家ゲーテにその才能を文学のシェイクスピアに並ぶと評されたといわれております。

気高き精神

僕は貴族ではないが、貴族にもまさる高貴な心をもっている。人間を高めるのは、身分ではなく、心だ

他人の賞賛や非難など一切気にしない。自分自身の感性に従うのみだ。

幼少期から音楽家である父に見初められ高度な音楽的教養を学んだモーツァルト。各国の宮廷に仕えながら音楽家として活動していく中で研ぎ澄まされた感性。ベートーヴェン同様に作曲家としての誇りを大切にしていたように思えます。

天才の定義

天才を作るのは高度な知性でも想像力でもない。知性と想像力を合わせても天才はできない。愛、それこそが天才の魂である

尊貴な学位も想像力も、その両方を足したものも、天才の誕生には至らない。愛、愛、愛。それこそが天才の神髄なんだ

天才が語る天才の定義ですが、その才能を支えるのは勉強であるとも語っている名言もありますが、人物・物事に対してへの熱い気持ち、愛こそがその真髄という内容です。

人生観・価値観

私達の財産、それは私達の頭の中にあります

夢を見るから、人生は輝く。

先程の天才を生み出す愛についての名言と同様に、頭のなかにあるものに人生においての価値、原動力を見出すような内容ですね。

ショパン

春 ト短調 遺作集「17の歌曲」より、別れの曲などで遊麺なポーランドの前期ロマン派音楽を代表する作曲家であるショパン。ピアノの詩人とも呼ばれるほど作曲のほとんどがピアノ独奏曲であり、ピアノの演奏技術・表現様式の革新に積極的に挑みピアノ音楽を開拓していった。

革新的思考

常識というが、これは非常に小さな要素に違いない。というのは常識がぼくの頭からすべてのほかの考えを引き出すほど強力なものではないのだから

自分の中の常識にとらわれて生み出した発想で革新を生み出すことは難しい。自分の常識の外にある新鮮なアイデアこそが、多くの人にとっての革新に成り得るものかもしれません。

成功の定義

成功に必要なのは完全無欠です。だから極端にまで研究し尽くされ、また評価されるのです

成功とはその成功を裏付けられるほどに完成されたものでなくてはならないという考え方です。確かに音楽においても有名曲は案学ジャンルを問わず研究されつくされているものですね。作曲・演奏において、細かな工夫を凝らす重要性を感じる名言です。

音楽・演奏への考え方

彼は何千人もの人に聴かせるように弾くが、私はただ一人の人に聴かせるために弾く

自分の耳が許す音だけが音楽である

自分で音楽を奏でる人間にとって大事な考え方のように思えます。特にショパンは女流作家ジョルジュ・サンドとの9年に及ぶ交際の間に数多くの名曲を残しています。感情を音楽に乗せることもまた重要な要素なのですね。

J.S.バッハ

主よ人の望みの喜びよ、G線上のアリア、アヴェ・マリア(グノー)などの代表曲で知られるバロック音楽において重要なドイツの作曲家。日本では音楽の父とも称される西洋音楽の源流とも言える人物。

音楽のと人の心

音楽は世界語であり、翻訳の必要がない。そこにおいては、魂が魂に話し掛けている。

風は見えなくても風車は回っている。 音楽は見えなくても心に響いてくる、囁きかける。

音楽を通して表現する世界観や感情は言葉を介さずとも伝わるものだと言うことですが、たしかにその通りです。だからこそ多くの音楽家たちは作曲という行為をなによりも高尚なものであると考えたのかもしれません。

まとめ

世界的な音楽家たちの名言、残してきた功績からその言葉の重みがありますね。何より共通して作曲をすること・演奏することを楽しみ、また強い誇りを感じる事がその原動力に鳴っていることがわかります。

仕事以外でも同様に何か心からこれだ!と思える何かに出会えたのであれば私達もこの境地に近づけるのかもしれませんね。

また、こちらの記事では多くの作曲家に愛されたフェンダーのギターについて紹介しています。ぜひ一読してみてください。

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Koji Kawando /
ビギナーズ編集部 ライター

高校時代には吹奏楽部、大学時代にはビッグバンドと軽音楽部に所属。最近では一眼レフを衝動買いしたのでカメラの勉強中。無類の飲み会好き。

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