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桜の写真を綺麗に撮る設定・コツ・テクニックは?夜桜・桜吹雪も!

春が来るたびに「桜の写真を綺麗に撮りたい!」そう思っている人も多いはず。 一眼レフ・デジカメ初心者でも美しい桜写真を撮るには最初の設定と撮影のコツを抑える必要があります。どんな設定・テクニックを使えばいいのか、ポイントと東京の桜名所もあわせてご紹介します。
桜の写真を綺麗に撮る設定・コツ・テクニックは?夜桜・桜吹雪も!

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

もうすぐ桜の季節の到来です。

誰しも魅了される桜ですが、誰をも魅了する桜の写真を撮ろうと思ったらやはりテクニックが必要です。

今回はカメラ初心者の方でも簡単に美しく桜を撮影する方法をご紹介します。

初心者向け!美しく咲き誇る桜の撮り方の4つのコツ

まずは桜を撮影する前に、カメラの撮影モードやiso感度、シャッタースピードを設定しましょう。各ポイントをお伝えしていきます。

[はじめに]拡張子はRAWデータに設定しておく(あとから色味や露出が調整できる)

一眼やデジカメで撮影する写真データは、JPEGで保存するのが一般的ですが、RAWデータに変更しておくことをおすすめします。RAWデータとは、撮影した画像の記録形式のひとつで、現像処理が行われていない「生」のデータのことを指します。

一眼やデジカメの液晶パネルでは明るく見えていても、実際にパソコンに取り込んでみると思っていた以上に暗かった…という経験はありませんか?

RAWデータなら、編集アプリを使えばホワイトバランスやコントラスト、明るさ、色彩バランスを自由自在に調整することができるのです。

ただし、RAWはJPEGに比べてデータ容量が大きいため、保存した写真はすぐにパソコンやHDDに移しておくようにしましょう。いざというときに、メモリカードの容量がいっぱいで撮影データを保存できないというケースを回避できます。

コツ1.絞り優先のオート設定

一眼レフカメラで撮影する場合は、絞り優先モード、F値は8~10、iso感度は100~200がベストです。

F値の数字が小さいほど、背景をぼかした雰囲気のある写真撮影を楽しむことができます。(レンズに取り込む光の量が多くなるため)ただし、F値が大きすぎると白飛びしてしまう可能性も。

ちなみに、白飛びとは風景が真っ白になってしまう現象のことです。晴れた日は空や桜も真っ白くなりPhotoshopでレタッチをしたくても復元することができません。F値やiso感度を色々試しながら、撮影してみてください。

コツ2.シャッタースピードを遅くしてみる

花びらが舞い散る、風情ある写真を撮影する場合はシャッタースピードを遅くしてみてください。

ただし、シャッタースピードを遅くすると手ぶれが起きやすくなります。三脚を使用すると手ぶれをカバーしつつ、花吹雪や風に揺れる幻想的な風景を撮影することが可能です。

コツ3.引きではなくアップで撮影する

写真の良し悪しは構図で決まると言っても過言ではありません。被写体に思いっきり寄ってアップで撮影してみるのも、桜をきれいに撮るひとつの方法です。

お花見シーズンは多くの見物客で賑わうため、引きで撮るとごちゃごちゃしてしまい「何を見せたいのか」が分かりづらい写真になってしまいます。

[応用編]ライトアップされた幻想的な夜桜を撮るならiso感度を上げる

昼間はiso感度100〜200でも十分ですが、夜は日が沈んで暗くなるためiso感度を800~1600前後にあげて撮影してみてください。黒つぶれもなく、暗闇に浮かび上がる神秘的な夜桜を撮影できます。

ただし、iso感度をあげ過ぎると画質が荒くなりザラついてしまうため、試し撮りをしながらベストな数値で撮影しましょう。

こちらはスマホで夜桜を撮影する場合のコツをお伝えしていますが、使えるテクニックもあるかと思います。

東京の桜の名所でいざ撮影!おすすめ桜スポット3選

撮り方のコツを会得したらあとは実践。

東京の桜の名所は本当に混みますが、その分撮影の腕は鍛えられるでしょう。

1.川沿いに咲き乱れる姿は圧巻「目黒川桜まつり」

日本有数の桜の観光名所といえば、「目黒川桜まつり」。例年3月下旬~4月上旬に見頃を迎え、約4~5kmの目黒沿いに立ち並ぶソメイヨシノの桜並木は圧巻の美しさです。

咲き誇る満開の桜をひと目見ようと、毎年全国各地から訪れる多くの見物客で賑わいを見せています。夜には、目黒川沿いにあしらわれた提灯に一斉に灯りが灯され、水面に映る桜の美しさはなんとも幻想的な雰囲気。

川沿いには、チュロスや桜の花びらをイメージしたシャンパン、イカ焼き、グリルチキンを販売する屋台も多数出店されています。撮影はもちろん、食べ歩きとお花見の両方を謳歌してみてはいかがでしょうか?

目黒川桜まつり(中目黒)

  • 例年の見ごろ:3月下旬~4月上旬
  • ライトアップ:17:00~21:00
  • 最寄り駅:中目黒駅・池尻大橋駅

2.ボートからのお花見も楽しめる「千鳥ヶ淵緑道」

続いてご紹介する「千鳥ヶ淵緑道」は、有名な桜の観光名所のひとつ。皇居西側千鳥ヶ淵の遊歩道には、全長約700mに渡って、ソメイヨシノやオオシマザクラを含めた260本の桜が咲き誇り、桜のトンネルをくぐっているかのような不思議な感覚です。

桜が見頃を迎える4月上旬を迎えると、日本全国から100万人以上もの見物客が訪れています。桜のライトアップ期間中は、千鳥ヶ淵ボート場から運行されているボートに乗って、川の上からのお花見も堪能できます。

沿道を歩きながらのお花見も良いものですが、せっかくならボートから桜の絶景を眺めてみてはいかがでしょうか?

千鳥ヶ淵緑道

  • 例年の見ごろ:3月下旬~4月上旬
  • ライトアップ:日没(18:00頃)~22:00
  • 最寄り駅:半蔵門駅・九段下駅・飯田橋駅・市ヶ谷駅

3.小高い丘の上に咲き誇る桜を一望「西郷山公園」

最後にご紹介するおすすめのお花見スポットは、「西郷山公園」の桜。数多くの書籍や雑誌を取り扱う代官山蔦屋書店から、歩いて10分ほどの場所に位置しています。

西郷山公園は見晴らしの良い丘の上にあるため、公園からは目黒川沿いに立ち並ぶ桜並木も一望することができます。ピンク色に染めた桜は、思わず時間を忘れてずっと見入ってしまうほどの美しさ。

公園内には、ベンチや子供用の遊具が完備されているほか、「グリーンカフェ 西郷山」も併設されています。「キーマカレー」や「タコス」、「紅茶のシフォン」といったカフェメニューが充実。

テラス席で春の心地よい風を感じながら、日本ならではのお花見を堪能してみてください。

西郷山公園

  • 例年の見ごろ:3月下旬~4月上
  • ライトアップ:なし
  • 最寄り駅:代官山駅・中目黒駅

まとめ

いかがでしたか?

木の幹や人物、背景に建物を入れたりしながらさまざまなアングルでの撮影を楽しんでみてください。頭であれこれ考えるよりも、色んな構図でたくさん撮ることで写真テクニックは上達するものです。

お花見シーズンはどの名所も観光客で混み合うため、撮影をするときは他の人の迷惑にならないようマナーを守りましょう。

すでにカメラを持っている人も、これからカメラを始めたい人も、カメラの特徴とレンタルサービスを知っておけば賢く利用することができます。

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渡辺結 /
ビギナーズ編集部 ライター

紙媒体の編集を経て、フリーのライターに。インフルエンサーでもなければ才能でもないですが、コツコツと地道に書いてます。年内にタイに移住する予定で、タイ語を猛勉強中。

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