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乾燥機能付き除湿機の選び方とおすすめ10選を紹介!
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除湿機は夏場のようにジメジメした日に湿度を下げて快適にするものという印象をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
しかし実は、除湿機は洗濯乾燥にも大きな効力を発揮するのです。
本記事では、まず大きく3種類に分類できる除湿機の構造について、それぞれの長所・短所をご説明。
その上で、3タイプそれぞれについておすすめな衣類乾燥機能付き除湿機をご紹介します。
除湿機は大きく分けて3種類
除湿機は、除湿の方法によって、以下の3タイプに分類できます。
- コンプレッサー式
- デシカント式
- ハイブリッド式
上記3タイプはそれぞれ適した季節や電気代が違います。衣類乾燥機能が欲しくて除湿機購入を検討されている方も、各タイプの長所・短所を把握した上で選ぶことが大切です。
それでは、それぞれの長所・短所について順番に説明していきましょう。
コンプレッサー式は夏季使用におすすめ
コンプレッサー式の除湿機は、空気を取り込んで冷却します。そして、湿った空気を水滴に変えることで除湿する方式です。
クーラーと一体になったタイプの除湿機も、多く製造されています。
コンプレッサー式の長所
コンプレッサー式除湿機は冷気によって除湿するので、室温を下げる効果があります。
そのため、気温が高い夏場に最大の効果を発揮します。さらに、消費電力も次にご紹介するデシカント式よりも安いモデルが多いです。
コンプレッサー式の短所
室温が下がるのは夏場においては大きなメリットですが、逆に冬場にはデメリットとなります。
また、運転音が大きい機体が多いので、就寝中の使用を考えている方は注意が必要です。
デシカント式除湿機は冬季使用におすすめ
「ゼオライト式」という呼び方もされる、デシカント式。除湿機内部に搭載されている「ゼオライト」という乾燥材に取り込んだ空気を当てて、含まれる水分(湿気)を取り除きます。
そして、乾燥させた空気を、ヒーターの熱気を利用して排出する方式です。
デシカント式除湿機の長所
除湿時にはヒーターによって室温が上昇しますので、冬場の除湿・衣類乾燥には適したタイプです。また、コンプレッサー式と比べて運転音も静かです。
デシカント式除湿機の短所
コンプレッサー式よりも電気代が高いのがデメリットです。また、室温が上昇する機種が多いので、夏場の使用には不向きな機種が多いでしょう。
2タイプの特徴を併せ持つ、ハイブリッド式除湿機
最後にご紹介するのが、ハイブリッド式です。夏場はコンプレッサー式として、冬場はデシカント式として稼働します。
ハイブリッド式除湿機の長所
ハイブリッド式の特長はオールマイティーな点。夏には室温を下げつつ除湿するコンプレッサー式、冬には室温を上昇させつつ除湿するデシカント式として稼働するので、季節を選ばずに活躍してくれます。
ハイブリッド式除湿機の短所
非常に高性能なハイブリッド式ですが、コンプレッサー式・デシカント式両方の構造を有しているので機体が大型化・重量化しがちです。また、価格も高いものが多いです。
【厳選!】衣類乾燥機能付きコンプレッサー式除湿機5選
ここからは、前述した3つのタイプ別におすすめしたい、乾燥機能付き除湿機をご紹介していきます。
まずは、夏場に強い「コンプレッサー式」からです。コンプレッサー式は電気代が安い機種が多いので、クーラーをフル稼働させている家庭には嬉しいところですよね。
1.アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機DCE-6515
製品の特徴
ハイスペックな除湿力および乾燥能力を有している、コンプレッサー式除湿機。
洗濯物に風を直接当てやすい大型のフラップなので、大量の洗濯物も短時間で乾かせます。サイズもコンパクトで取手もついているので、部屋間の移動もスムーズ。
電気代も1時間あたり5円と安いので、家計にも優しい除湿機と言えるでしょう。除湿能力は6.5ℓ(60Hz)です。
2.シャープ プラズマクラスター除湿機 CV-G71-W
製品の特徴
衣類2㎏を約3時間程度で乾かせる、強力な衣類乾燥能力を持つ除湿機です。
さらに、シャープ独自の空気清浄技術「プラズマクラスター」を搭載。部屋中に漂う、洗濯物の生乾き臭や服にこびりついた汗・たばこ臭を綺麗に除去してくれます。
実際に購入した人からの評価も総じて高く、安心して購入できるでしょう。除湿能力は6.3ℓです。
3.三菱電機 SARARI(サラリ)MJ-P180NX-W
製品の特徴
大量の洗濯物でも短時間で乾かせる、優れた衣類乾燥能力を有しています。
除湿性能にも秀でており、木造なら19畳、コンクリート造なら39畳までの除湿に対応。広い部屋にお住まいの方には、特におすすめです。
また、一般的に冬場の使用には適さないコンプレッサー式の除湿機にもかかわらず、冬場も快適に使用できるのが特長。
低温時の除湿能力を強化する「冬モード」に設定すれば、室温1℃であっても除湿できるのです。除湿能力は15.5ℓです。
4.ナカトミ(NAKATOMI) コンプレッサー式除湿機
製品の特徴
25ℓ/日のハイパワー除湿と、1時間あたり1.75円という電気代の安さが最大の特長。
ワンタッチで簡単に操作できる上に満水時の自動停止装置も搭載されており、初心者でも扱いやすいのも嬉しいところ。
簡単に持ち運べるコンパクトサイズなので、カビの発生が気になるお風呂場や結露が気になる窓際など、スポットで設置するのにも向いています。
実際に使用した人からのレビューも上々ですので、安心して購入できますね。海外製ではありますが、日本語の説明書も付属しているので安心です。除湿能力は0.5ℓです。
5.アイリスオーヤマ 空気清浄機付き除湿機 DCE-120
製品の特徴
「ターボ運転」モードに設定するとフラップがスイングを開始。広範囲の洗濯物に直接風を当てられるので、素早く乾かせます。
さらに本機は、空気清浄機能も搭載。マイナスイオンを発生させてお部屋の空気を浄化します。除湿能力は12ℓです。
衣類乾燥機能付きデシカント式除湿機おすすめ3選!
次にご紹介するのは、デシカント式の除湿機です。空気が乾燥している冬は、洗濯物を室内干しする機会も多いはず。
そこで、衣類乾燥機能が搭載されているデシカント式除湿機のであれば、効果的に除湿をしつつスピーディーに洗濯物を乾かせるでしょう。
本項では、特におすすめなデシカント式除湿機3機種をご紹介します。
6.アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 IJD-H20-P
製品の特徴
風向きを微調整できるフラップで洗濯物へ直接風を当てる「ダイレクト乾燥」と「除湿」2つのアプローチで、素早く洗濯物を乾かせるのが本機の特長。
コンパクトサイズかつ取っ手も付いているので、普段は風呂場や部屋の除湿に使用して、洗濯時に移動して使うといった運用方法も可能です。除湿能力は2.2ℓです。
7.日立 衣類乾燥除湿機 HJS-D562
製品の特徴
前方向50°に上方向100°という、広範囲に送風できる「オートルーバー」が魅力の除湿機。
「1分でも早く乾かしたい」という方にはぜひともおすすめしたい機能で、送風範囲を絞って集中的に風を当てることで高速乾燥を可能としています。
さらに、動作音も30㏈程度と非常に静かですので夜間に稼働させても安心して眠れるでしょう。除湿能力は5.6ℓです。
8.アイリスオーヤマ 衣類乾燥除湿機 DDD-50E
製品の特徴
衣類乾燥に特化している除湿機で、3段階に調節できるサーキュレーターと左右・上下への首振りで、洗濯物の量に応じて自在に乾燥。
機体の上部にサーキュレーターが付いているので、高い位置に干している洗濯物にも風を当てやすくなっています。
タイマー機能も搭載しており、外出中に洗濯物を乾かすことも可能です。除湿能力は5.0ℓです。
衣類乾燥機付きハイブリッド式除湿機 おすすめ2選
最後にご紹介するのは、ハイブリッド式のおすすめ除湿機です。季節を問わずに活躍してくれるハイブリッド式は、年中部屋干しをする方にとっては非常に心強い味方となることでしょう。
9.パナソニック衣類乾燥除湿機 F-YHMX120-N
製品の特徴
洗濯乾燥能力に優れた、ハイブリッド式除湿機です。「ワイド送風」に設定することで、幅広い範囲に風を直接当てられます。
1度に大量の洗濯物をスピーディーに乾かせますので、毎日多くの洗濯物が発生する大家族には特におすすめ。
梅雨の時期には約43分、空気が乾燥していて乾きづらい冬場でも約59分で乾燥が完了してくれる高性能機です。除湿能力は除湿時12.5ℓ(50Hz)です。
10.パナソニック 衣類乾燥除湿機 F-YHRX200-S
製品の特徴
吹き出し口を二門揃えた「ツインルーバー」で、同時に2方向への送風を実現。1列干しと2列干しなど、異なる干し方をしている場合でも簡単に乾かせます。
さらに本機最大の特徴は「ナノイーX」です。従来のパナソニック製品に搭載されていた消臭技術「ナノイー」の10倍の消臭効果があり、洗濯物の生乾き臭・部屋干し臭を完全にシャットアウトしてくれるのです。
省エネ性能にも優れており、乾燥の進行具合や湿度・温度を加味して自動停止する「カラっとセンサー」により電力消費を抑えます。
価格は少々高めですが、ハイスペックな衣類乾燥除湿機をお探しの方を満足させられることでしょう。除湿能力は17ℓです。
まとめ
ここまで、おすすめの洗濯乾燥機能付き除湿機について紹介してきましたが、いかがでしょうか。
風を当てるだけでなく空気を除湿することで、洗濯機の乾燥機能よりも素早く乾かせる除湿機は、季節を問わずに活躍してくれるはず。
予算やサイズ、スペックを見ながら検討を重ねた上で、ご自分に合った除湿機を見つけてくださいね。
タカ /
ビギナーズ編集部 ライター
ホワイト企業を退職後、世界一周の旅に。アフリカや中南米、中東などを巡る。帰国後は雑誌社勤務を経て、フリーのライターとして活動中。