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洗濯機の電気代節約方法まとめ|上手な使い方と選び方について

洗濯機の電気代節約方法まとめ|上手な使い方と選び方について

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近くにコインランドリーがあるなら洗濯自体は問題ありませんが、生活の便利さを求めるなら、洗濯機は必需品でしょう。洗濯は水道代がかかるのはもちろん、使用時には電気代もかかります。

洗濯物と洗剤を入れて回すだけのため、電気代の節約はできないように思われがちですが、実は使い方次第でコストダウンは可能です。

また、使用している洗濯機の種類でも節約効果は違うため、電気代節約のためにも、使い方、選び方を見直しましょう。

洗濯機の性能が電気代の節約効果を左右する

洗濯機の電気代を考える上で、もっとも重要なのが性能です。ひとくちに洗濯機といっても種類は多く、モデルによって、メーカーによって性能は異なります。

性能面の違いは電気代に多大な影響を及ぼすため、コストを削減するには、まずはここから見直さなければなりません。

旧型より最新型の洗濯機の方が電気代がお得

洗濯機の性能はモデルが新しくなるごとに高められており、電気代がもっとも安くなるのは、基本的には最新型と考えましょう。モデルの違いにもよりますが、旧型と最新型では洗濯時間が違っていることも多く、時間が短いほうが電気の使用時間も短く、コストは削減できます。

例えばかなり古い型なら、1回の洗濯で1時間程度かかることもあります。しかし、最新型なら30〜40分程度で終わるものも多く、消費電力が30〜40%程度カットされます。

洗濯機を買い替えるなら、当然安くない費用がかかりますが、それでも年間の消費電力の削減を考えるなら、長い目で見ると買い替えのほうがお得でしょう。

加えて、洗濯時間も短縮でき、洗浄力もアップしていることが多いため、利便性の高さから見ても、買い替えのメリットは大きいです。

乾燥機能付きの洗濯機は新旧の差が大きい

洗濯機には乾燥機能付きのものもありますが、これを使っている際も当然電気代はかかっています。乾燥機能の消費電力は非常に大きく、モデルごとの差も広いため注意しなければなりません。

旧型と最新型で比べるなら、洗濯から乾燥まで込みで使用した場合、消費電力が50%以上違うというケースもあります。

もちろん、比較するモデル間での年式の差がどれくらいあるかによっても違いますが、新旧比較すると、断然最新型のほうが安くなることは覚えておきましょう。

洗濯機の種類の違いで異なる電気代

洗濯機は大きく「縦型式」と「ドラム式」の2つに分けられ、これら種類の違いによっても、電気代は異なります。

電気代の節約を考えるなら、どちらを使用するかも重要なため、使用している種類によっても、買い替えを検討すべき場合があるでしょう。

洗浄能力が高い縦型式洗濯機

縦型式の洗濯機は、いわば古くからある従来モデルで、洗浄力が高いのが特徴です。大量の水の中で洗濯物をこすり合わせて洗うので洗浄力に違いがあります。

モデルの年式が同じなら、洗濯時の消費電力はドラム型ともそれほど差がありませんが、乾燥機能を使用する場合は、縦型式だとコストアップしやすいです。

縦型式とドラム式で比較すると、乾燥におけるコストが倍ほど違うこともあるため注意しなければなりません。乾燥機能を使わないなら、縦型式でも問題はありませんが、乾燥機能を良く使うなら、おすすめはできないでしょう。

乾燥・節水能力が高いドラム式洗濯機

乾燥機能のコストが安いのは、ドラム式は「ヒートポンプ式」という技術を採用しているからです。これは空気中の熱を集めて乾燥させる方法で、簡単に縦型式よりも効率的な乾燥方法で乾かしていると考えても良いでしょう。

乾燥機能を頻繁に使うなら、断然ドラム式がおすすめで、年間での電気代を考えると、大きな差になります。また、ドラム式だからといって、洗浄力が弱いわけでもなく、基本的には縦型式と同程度です。

むしろ節水効果が高い分、電気代以外のコストも削減でき、洗濯機能だけで見てもメリットは大きいでしょう。

また、ドラム式の場合は洗濯物の出し入れが簡単な点も魅力で、洗濯物が多い場合は、特に便利に使いやすいです。

電気代を節約するための洗濯機の使い方

洗濯機の性能や種類を上手に選ぶことは大切ですが、電気代の節約を図るには、それだけではなく使い方も工夫しなければなりません。

同じ性能、モデルの洗濯機でも、使い方次第で電気代は変わります。より電気代を節約するにはどのような使い方を心がけるべきか、5つのポイントを把握しておきましょう。

洗濯物はまとめて洗う

洗濯機は稼働中に電気を使用しているため、電気代を節約するなら、できるだけ使用回数を減らすことが大切です。毎日こまめに洗濯するよりも、ある程度まとめて洗濯したほうが、回数は減って電気代も安く済むでしょう。

まとめ洗いをしたほうがお得であり、こまめに何度もするより、まとめて一気に洗って干したほうが、手間も省けます。コスト面、労力面の両方から見ても、まとめ洗いのほうがおすすめでしょう。

洗濯物を詰め込み過ぎない

できるだけ洗濯回数を少なくするために、まとめ洗いすることが大切ですが、洗濯物を詰め過ぎるのはよくありません。いかにまとめ洗いをするからといって、パンパンの状態で回してしまうと、通常以上に消費電力が発生するため注意が必要です。

洗濯機はそれぞれで容量が決まっていますが、最適な洗濯量は大体80%程度です。ふたが閉まるぎりぎりのラインでは詰め過ぎのため、そこまで洗濯物を溜めないようにしましょう。

パンパンの状態で回すと、洗剤が上手く混ざらず、洗濯物に洗剤カスが付くことも少なくありません。

これは固形洗剤ではなく、液体洗剤でも起きるため、効率を考えても詰め過ぎは良くないでしょう。一度にまとめ過ぎたゆえに、洗い残しが出てしまい、もう一度洗い直しになることも少なくありません。

ある程度まとめ洗いすることは意識しながらも、量が多くなり過ぎないよう、上手にコントロールすることが大切です。

洗濯物の汚れに合わせた洗濯コースを選ぶ

洗濯機によって表記は違いますが、「標準」や「時短・短縮」「念入り」といった、複数の洗濯コースが搭載されているものは多いでしょう。

電気代は洗濯時間によって影響されるため、コースを上手に使い分け、可能な限り「時短・短縮」のコースを使うことが大切です。

それほど汚れていないのに「標準」や「念入り」のコースを使ってしまうと、洗濯時間が伸び、余計な電気代がかかってしまいます。

もちろん、汚れがあるなら、これらのコースでも問題はなく、反対に「時短・短縮」を使ってしまうと、汚れが落ち切らず、洗い直しになることもあります。

洗濯コースの使い分けは、電気代をコントロールするには非常に重要なため、お任せで常に標準コースを選ばず、その時々に合ったコースを洗濯することが大切です。

お風呂のお湯を再利用する

お風呂のお湯を再利用すると、水道代の節約にはなるのはもちろん、電気代の節約にも繋がります。夜に入った場合は、お湯は冷めているでしょうが、それでもぬるい程度で、蛇口の水より温かい場合がほとんどです。

洗濯時の水は温度が高いほど洗剤や汚れが溶けやすく、洗浄力も高められるため、より短い時間で洗濯を終えられます。浴槽から直接ホースを引けない場合でも、バケツから汲んで洗濯機に入れて使用も可能なため、余ったお湯は極力洗濯に使いましょう。

洗濯乾燥機をなるべく使わない

洗濯機でもっとも電気代がかかりやすいのは乾燥機能のため、節約を考えるならできるだけ使わないことが大切です。電気の良い日を狙って洗濯するなら、乾燥をかけずとも脱水だけで十分水気は取れ、後は太陽光で自然乾燥できます。

できるだけ自然乾燥を心がけると、洗濯だけの電力で済むため、年間でかなりのコスト削減になるでしょう。また、乾燥機を使用する場合も、量は少なめであることが大切で、詰め込み過ぎると熱が上手く伝わらず、消費電力が多くなるため注意が必要です。

乾燥機能を頻繁に使っているなら、こまめにフィルターの汚れや目詰まりがないかをチェックし、綺麗に掃除することも大切です。

フィルターが汚れていると乾燥の性能が落ち、余計な消費電力を発生させる可能性があるため、注意しなければなりません。

使い方を変えても電気代節約に繋がらないなら

洗濯機は使用するモデルや種類、使い方によって電気代を削減できますが、どれだけ工夫してもそれほど節約効果が見られないということもあるでしょう。その場合は、電気の料金プランそのものから見直すことが大切です。

料金プランは電気事業者によって違い、各社でサービス内容や割引特典も異なります。料金プランは複数あるため、その中から自分にもっとも合ったものを探し、乗り換えることが大切です。

何気なく使っている現在の料金プランが、実は自分には合わず、根本的な部分で損をしているということも少なくありません。

料金プランを見直すことで、洗濯機による電気代はもちろん、その他電化製品の使用によるコストも削減できるため、節約効果が一気に高められるでしょう。

電力自由化を利用して電気代を節約

料金プランの見直しに大きく関係するのが、電力自由化です。これは2016年に採用された制度であり、この制度を活用することで、電気代をよりお得に節約できるでしょう。

電力自由化どはどのような制度なのか、理解を深めて上手な活用方法を知ることが大切です。

電力自由化とは?節約効果は?

電力自由化は、簡単に言えば電気小売業への新規参入が自由化されたもので、既存の電力会社以外も、電力事業を展開できるようにした制度です。

もともと電力業界は複数の電力会社の独占状態にありましたが、新規参入が可能になったことで異業種からの参入も増え、消費者が利用できるサービスは格段に増えています。

つまり、従来なかった料金プランで契約できるということであり、契約先を上手に選ぶことで、より高い節約効果が期待できるでしょう。自由化に伴い、競走が激しくなったことで、電力会社内でも差別化を図ろうと動きが見られます。

企業ごとに異なるサービス、料金プランはもちろん、割引や特典も付与している場合が多いため、それらを上手に活用すると、さらにお得になるでしょう。

電力自由化で電気代がお得になる家庭

契約先を上手に選ぶことで、誰でも電力自由化の恩恵は受けられ、電気代は節約できます。しかし、もっともメリットになりやすいのは、「電気使用量が多い世帯」でしょう。

自由化にともない、電気の使用量が多い人向けのプランも提供が増えており、使用量が多い人ほど、お得に使えるプランも登場しています。

また、時間帯による割引をつけている場合も多く、メインで使用する時間帯を選び、生活環境に合わせた内容を選ぶことで、よりお得に利用できるでしょう。

もちろん、電気使用量が少ないひとり世帯でも、最小のプランに加入することで、電気代がより安く使えるため、多少なりともお得になるのは確かです。

しかし、そもそもの電気代がひとり世帯だと安い傾向にあるため、大幅にコストダウンでき、節約効果を感じやすいのは電気使用量が多い世帯と言えるでしょう。

洗濯機の使い方を工夫して電気代を節約しよう

日々の生活に欠かせない洗濯機は、使い方を少し工夫するだけで、簡単に節約が可能です。また、洗濯機の種類やモデルを変えたり、そもそも料金プランを見直したりすることでも、電気代は節約できます。

節約方法は複数あるため、自分に合ったやり方を見つけて、賢く生活コストを引き下げましょう。

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ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

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