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冷蔵庫の電気代を節約する方法とは?プランの検討方法も合わせて解説

電化製品の中でも冷蔵庫のコストは高く、電気代の節約を考えるなら、冷蔵庫の使い方を見直さなければなりません。また、冷蔵庫の買い替えの検討や、料金プランの見直しも大切です。冷蔵庫の使い方を工夫しながら、電気代を節約する方法を紹介します。
冷蔵庫の電気代を節約する方法とは?プランの検討方法も合わせて解説

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冷蔵庫は生活に欠かせないアイテムであり、いくら電気代を節約したいからといって、これを処分することはできません。

しかし、電気代全体で見ると14%程度ものコストを占め、費用の割合はもっとも多いため、電気代の節約を考える上では、外せない部分とも言えます。生活に必須、かつ電化製品の中でもコストが高い冷蔵庫の使い方を見直し、上手に節約を図りましょう。

冷蔵庫の電気代のおすすめ節約方法

冷蔵庫はコンセントに繋ぎっぱなしで、24時間常に作動しているため、そもそも電気代を節約しようがないと考える人は多いでしょう。

確かに他の電化製品のようにこまめに電源を切るということはできませんが、それでも節約の方法はあります。冷蔵庫は日常的に少し工夫するだけで簡単に電気代が節約できるため、賢い使い方を知ることが大切です。

食品の詰め込み過ぎに気を付ける

せっかく容量があるなら、冷蔵庫内にはできるだけものを多く入れたほうが良いとイメージする人もいるでしょうが、これは間違いです。

庫内をパンパンにすると、冷気の循環が悪くなり、設定された温度に冷やすために余計な力を使ってしまいます。

つまり、通常時よりも消費電力が大きくなり、電気代が高くついてしまうため注意しなければなりません。同じ設定でも消費電力を下げるには、ある程度隙間を作り、庫内のスペースに余裕を持たせることが大切です。

物が多くならないよう、保存するものは最低限に絞ったり、少し多くなった場合でも、それぞれの距離を詰めず、間を開けたりすると良いでしょう。

冷気を循環させる道を作ることで、必要最小限のパワー庫内を冷やすことができ、消費電力の発生も抑えられます。

開け閉めを減らす

冷蔵庫はドアの開け閉めにも注意が必要で、回数はできるだけ減らすことが大切です。ドアを開けると庫内の冷気が外に飛び出し、一気に温度が上がってしまいます。

もちろん、何回も開け閉めしたからといって、それだけで中の食品が劣化するわけではありませんが、設定した温度よりは高くなってしまい、冷気の稼働パワーが高くなることは覚えておきましょう。

また、開け閉めの回数だけではなく、時間にも注意が必要で、できるだけ短時間で必要なものを取り出すようにしなければなりません。

たとえ回数が少なくても、1回の開け閉めでの時間が長すぎると、同様に庫内温度が上昇し、消費電力が上がってしまいます。冷蔵庫は必要な時にしか開けず、警告音がならないうちに閉めることを心がけましょう。

冷蔵庫内の温度調節をする

温度調整が可能な冷蔵庫なら、季節に合わせて設定を変更することが大切です。弱・中・強の3つがあるなら、冬場なら弱、夏場なら強とシーズンごとに使い分けることで、より効率的に庫内を冷やし、年間でのコストを下げられるでしょう。

冷蔵庫ごとに設定温度は少しずつ違い、地域によってもどの程度の温度で保管すべきかは異なります。そのため、比較的涼しいところなら、夏場でも弱や中にできる場合もあるため、使用環境に応じて設定は変更しましょう。

また、庫内の区画ごとに温度調整ができる場合は、それぞれに合った設定に変えることも大切です。冷凍、冷蔵、野菜室といった、保管場所に応じた適切な温度設定を見つけることで、冷却効率は上がり、消費電力も抑えられます。

設置には隙間を作る

電気代の節約を考えると、庫内のことばかりに目がいきがちですが、実は冷蔵庫本体の設置場所も重要です。冷蔵庫によって違いますが、大抵のものは背面か側面から放熱する仕組みになっているため、そこをふさがないよう設置する必要があります。

冷蔵庫はキッチンに設置するため、壁際に引っ付けたり、食器棚の横に置いたりすることもあるでしょう。この時完全に密着させると放熱の効率が悪くなり、電力が余計にかかりやすいため注意しなければなりません。設置の際には、放熱部分が空くように隙間を作ることを意識しましょう。

隙間を作って設置すると、電気代が抑えられることはもちろん、本体への負担もへり、より長持ちさせやすくなります。

熱いまま冷蔵庫に入れない

冷蔵庫の電気代を節約するには、とにかく庫内温度を上げないことが重要です。そのため、中に物を入れる際には、粗熱を取ることが大切で、熱いものをそのまま入れないようにしましょう。

熱いものを入れてしまうと、当然庫内温度は一気に上昇し、それを冷やすためにフルパワーで稼働して消費電力が増えます。

庫内温度を急激に高めてしまうと、他の食品の劣化にも繋がるため、ある程度冷めるのを待ってから冷蔵庫に入れることが大切です。

冷蔵庫本体を買い替えて節約

冷蔵庫は使い方を見直すだけでも電気代の節約はできますが、さらに根本的な部分から見直すなら、買い替えを検討するのもひとつの手です。

電化製品は消耗品であり、完全に故障しなくても数年すると劣化し、コストが高くなることも少なくありません。購入コストはかかるものの、長い目で見ると買い替えたほうがお得なケースもあることは覚えておきましょう。

新しい冷蔵庫は節約しやすい

そもそも買い替えを検討すべき最大の理由は、新しいものほど性能が上がっており、電気代も安くつくからです。古いモデルは消費電力が大きいものも多く、場合によっては温度調節が極端なものもあります。

新しいモデルは複数段階に分かれて温度調節ができ、さらに消臭や除菌といった、コスト面以外でのプラスになる機能が搭載されているものも多いです。

高性能で日々のコストも安いため、古いモデルを使い続けるより、思い切って新しいモデルに買い替えたほうが、便利かつお得な場合も多いでしょう。

特に冷蔵庫の場合は故障してから買い替えるのは大変なため、ある程度使っているなら、故障しないうちに買い替えるのがおすすめです。

新しい冷蔵庫を選ぶポイント

新しい冷蔵庫に買い替えたからといって、それだけで確実に節約ができるとは限りません。購入コストも当然かかり、物によっては10万円以上するものもあるため、選び方を間違えると損をします。

買い替えで節約するには、自分に合ったもの、よりお得に使えるものはどれかを上手に見極めなければなりません。

省エネ機能をチェック

近年発売されている冷蔵庫は、どれも性能が良く、コストは低めですが、節約を考えるなら中でも省エネ機能搭載モデルがおすすめです。省エネ機能といっても、内容はモデルごとに違うため細部まで確認しなければなりませんが、この有無で年間の電気代は大きく違ってくるでしょう。

省エネ機能搭載のもの同士で悩んでいる場合は、実際に電気代をシミュレーションしてもらい、どちらがいかにお得に購入できるか確認することが大切です。

家電量販店やメーカーの公式サイトなら、年間の電気代のシミュレーション結果を表示していることも多いため、それを参考に選ぶのも良いでしょう。

家庭に合ったサイズを選ぶ

買い替え時には容量もチェックすべきポイントで、大きすぎず、小さすぎない最適なサイズを選ばなければなりません。世帯人数によって必要な大きさは異なり、どれくらい冷蔵庫に保管したいかによっても、選ぶべきサイズは変わるでしょう。

例えば大家族であっても、毎日買い物に行き、買ったものはその日のうちにできるだけ使いきるようにしているなら、それほど大きくなくても構いません。反対に少人数の家族でも、作り置きが多いなら、やや大きめを選んだほうが良いでしょう。

小さすぎると必要なものが入れられず困り、庫内もパンパンになって消費電力が上がりやすいです。反対に大きすぎると、冷気は効率的に循環できて良いものの、購入コスト自体が高くなってしまいます。

どれくらいの容量が必要かは、今後のライフスタイルの変化も見越して考えましょう。

節約のために料金プランを見直す

そもそも電気代自体を見直すことも大切で、料金プランを組み替えることで、冷蔵庫の電気代に限らず、コスト全体の引き下げを狙うことも可能です。

全体のコストが下がるなら、当然それ以上お得なことはなく、最小限の費用で毎日の生活を送りやすくなります。何気なく使っている現在の料金プランが、実は自分に合っていない可能性もあるため、見直しは必ず行いましょう。

ライフスタイルに合うプランに変更

人によってライフスタイルは違うため、これに合わせて料金プランを見直すことが大切です。例えば電気の使用量が多いなら、安く使える大きめのプランが良く、反対にほとんど使わないなら、オプションを削って最低限のプランにできるでしょう。

また、電気を使用する時間帯にも目を向けることが大切で、メインで使用する時間帯はいつかを考え、その時間帯にお得に使えるプランを探すことも重要です。

アンペア数の見直しを検討する

契約しているアンペア数がいくらか確認し、必要以上に高い数値で契約しているなら、引き下げを考えましょう。アンペア数を下げると、その分基本料金が安くなり、根本的なコストダウンに繋がります。

ただし、下げ過ぎると一度に使用できる電気量も減ってしまうため、電化製品の同時使用でブレーカーが落ちやすくなることは覚えておきましょう。生活に支障をきたさない範囲でアンペア数を落とすことが、快適さを損なわずに節約する秘訣です。

電力自由化を利用して見直す

料金プランの見直しでは、電力の自由化が大きく関係します。2016年以降に施行された電力自由化を上手に使うことでも、電気代はより安くできます。電力自由化とはどのような制度なのか、またどのように利用すると節約に繋がるのか知っていきましょう。

電力自由化とは

電力自由化は、簡単に言えば電力事業が自由化され、異業種からも事業参入できるようになった制度です。もともとは電力事業は限られた事業者の独占状態にありましたが、自由化を受けて既存の企業以外も電力サービスの提供に乗り出しています。

消費者の観点から言うなら、利用できる電力サービスが増えたということであり、契約先の自由度が上がっているでしょう。自由化以前と比べて契約先、料金プランの選択肢が増えているため、より自分に合った内容で契約しやすくなったのが魅力です。

業者やプランを見直して電気代を節約

電力自由化で選択肢が増えたため、業者ごとのサービス、プランの違いを見ながら、乗り換えを考えることが大切です。業者ごとに提供内容や価格帯、割引サービスは異なるため、複数見比べて決めましょう。

場合によっては電気代以外のコストとまとめて支払うことで、よりお得な割引が受けられることもあるため、幅広い視点でコストダウンを考えることが大切です。

ただし、お得なサービスが受けやすい反面、契約先によっては契約期間が決められていることもあるため注意しなければなりません。契約期間を満了せずに解約すると、高い違約金を請求されることは頭に入れておきましょう。

プランや使い方を見直して冷蔵庫の電気代を節約しよう

冷蔵庫のコストは、電気代全体で見てももっとも高いため、節約を考えるなら一番に見直すべきポイントです。

電気代は冷蔵庫の使い方を工夫したり、料金プランを見直したりするだけで簡単に減らせます。節約はそれほど難しくないため、賢い使い方を学び、生活に支障をきたさない範囲内で、節約を行いましょう。

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ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

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