LIFESTYLE

更新

冬の電気代節約法4選を紹介!暖房器具を適切に使おう

暖房器具はどのような特性があるのでしょうか。電気代を節約するために、どのように暖房器具を使えばよいかを考えてみましょう。ここでは、電気代を節約する方法や、電力の自由化についても確認していきます。適切な使い方をすると電気代は節約できます。
冬の電気代節約法4選を紹介!暖房器具を適切に使おう

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

暖房器具の選択は、冬場の電気代を大きく左右します。無駄な使い方をしていると、すぐに翌月の電気料金として跳ね返ってきます。暖房器具の性質を押さえておき、電気を節約して使える方法を考えてみましょう。

暖房器具にはそれぞれ一長一短あり、どれがよいとは一概には言えません。使い方や部屋の広さによっても変わるので、それぞれに合った使い方をすることが大切です。

特に小さいお子様のいる家庭では、暖房器具の選択は、安全性を重視する必要があります。用途に合わせて工夫して使いましょう。

暖房器具の概要をチェック

資産形成の種類

まずは個別に5つの種類の暖房器具をチェックし、それぞれのメリットとデメリット、向いている用途などを理解しておきましょう。

家族暮らしでも一人暮らしでも使用する「エアコン」

エアコンは比較的万能で、今では賃貸の家などに標準装備していたりするので、設置費用面でも負担が少なく導入できる暖房器具です。

電気代は年式や整備状況によって大きく異なりますが、1時間あたり約2.8円~53.5円程度です。設定温度に達するまでに電気代が多くかかり、部屋の温度維持に対しては、あまり電力を使いません。

部屋全体を温められることと、安全性がメリットです。一方で部屋の上部から暖気が出るため、部屋全体を暖めるには少し時間がかかります。古い形式のエアコンでは乾燥しやすいので、加湿器等を同時に使用する必要があります。

最新式のものは空気を察知するセンサーがついており、湿度の管理も任せることが可能です。また部屋にいる人を検知するセンサー等で、その人のいる場所にポイントで温風を吹きかけることができたりと、かなり進化しています。

部屋の暖め等もIOT化によって、外部からコントロール出来て事前に外出先から操作出来たりと、暖房器具としても万能です。年々省エネエアコンに人気が集まりつつあり、夏と冬両方使える点も便利です。

手足が温まる「こたつ」

とてもコスパのよい暖房器具がこたつです。頭寒足熱といって、冷えやすい足を中心に温めることができると、寒さを感じにくいです。

暖める場所も狭いこたつの中だけなので、電気代もあまりかかりません。電気こたつを昼間使用した場合には、1時間あたり約4~5円となります。

デメリットとしては、部屋全体を暖めることができない点です。また、こたつを置くスペースを取ってしまう点や、テイストとして全ての住居に合うともいえない点も挙げられるでしょう。

古くから使われているもので、省エネ性能が高いのと、「こたつむり」といった言葉もあるように入ったら出られないなどと言われることも多く、日本人にはなじみ深い暖房器具ではないでしょうか。

短時間で温かい「電気ストーブ」

部屋を短時間で暖めたいのなら、電気ストーブが向いています。電気コストは1時間あたり約8.9~27円です。電気ストーブは熱源に近いところから温めていきますので、狭い範囲を暖めるには最適です。キッチンやお風呂の脱衣場など、狭い範囲に上手に活用すると、効率的に暖めることができます。

デメリットは、部屋全体を暖めることには不向きで、範囲が広ければ広いほど、熱源に遠ければ遠いほど効果が低くなります。

また特にお子さんのいる家庭では、触ってしまうなど火傷の心配もあります。また、一酸化炭素が発生するため、換気を定期的に行わなければなりません。

電気ストーブと同じような特性を持っている石油ストーブは、比較的強力で、部屋を手早く暖めることができます。ストーブを使用するケースでは、電気ストーブは部分的に、石油ストーブは大きな部屋に使用するとよいでしょう。石油ストーブについては電気代はあまり関係ありません。

電気ストーブにもさまざまな種類があるので、使い方を考えながら用途に合うものを見つけましょう。

広い部屋も足元がじんわり温まる「カーペット」

電気カーペットは、エアコンなど場所を全体的に温めるものとは違い、足元などをピンポイントで温めます。直接熱源に接するため、温かさを感じやすいでしょう。

サイズは部屋に合っているものであれば問題ありません。もしくは長時間いる場所だけを部分的にカーペットで暖めてもよいでしょう。サイズによって電気代も違いますが300kWh~400kWhのもので1時間当たり約7円~11円かかります。

電気カーペットの上に長時間いると、低温やけどが心配です。その場合は、電源を切るようにしましょう。足元を中心に温めるので、部屋全体を暖かい空気で覆うには電気カーペットだけでは不十分です。

じんわり足元が温かくなる「床暖房」

近年の住宅では床暖房を整備している家庭も多くなりました。またリフォーム等で床暖房を選択するケースも増えています。安全性と足元から温めることができて、危険性も少ないと小さなお子さまがいる家庭を中心に人気です。

主に電気式と給湯器からお湯を巡らせる方式の2つがあり、電気式に関しては1時間当たり約25.9円~77円と、今まで紹介している暖房器具の中では一番電気代がかかります。お湯を巡らせる形式でもガス代が常にかかったりと比較的暖房効率に対してのコストが高めです。

また設置費用も高額になります。リフォームで12畳のリビングを床暖房にした場合には、業者によっても異なりますが、およそ88万円です。これにお湯を巡らせるものであれば、配管工事等がプラス10万円程度かかります。

ただ太陽光を使っているスマートシステムを導入している家庭は、床暖房設置の住宅もコストが抑えられますので、状況に合わせ選択肢として考えておきましょう。

暖房の電気代を節約するには

暖房器具の使い方を工夫したり、組み合わせを考えたりすることが大事です。また古い暖房器具の場合は、見直すことやすこし暖かい服装をしてみることなども考えてみましょう。

電力自由化で電気会社を選択することができるようになった点にも触れながら、総合的に電気代を節約する方法を考えてみましょう。

暖房器具を上手に使う

暖房器具は単体では一長一短ですが、それぞれの特徴を考えて組み合わせると、効率よく使用できます。主に考えられる組み合わせは以下の通りです。

  • エアコンと電気(石油)ストーブ
  • エアコンとこたつ
  • 電気カーペットや床暖房とエアコン
  • 電気(石油)ストーブとこたつ

エアコンとストーブの組み合わせは、部屋全体を早く暖め、そして維持することに向いている組み合わせです。エアコンは付けはじめに大きな電力を消費することから、そのときだけストーブでアシストすると、より効率的に部屋が暖まります。

エアコンとこたつは、お互いのデメリットをカバーする組み合わせです。部屋が暖まるまでこたつを使用し、エアコンの設定温度を控えめにすると、電気代を節約できます。

電気カーペットや床暖房とエアコンも、足元などをピンポイントで暖めることが苦手なエアコンと、その反対の性質である電気カーペットや床暖房を併用することで、早く効率よく暖まります。

エアコンを設置していない家庭では、ストーブとこたつの組み合わせが一番ベーシックです。ストーブの設定温度を低めにして、省エネモードで運転していると、より効率よく使えます。

このように1つの暖房器具に頼るだけでなく、組み合わせてそれぞれのメリットを活かし、効率よく部屋全体を暖める方法を用いると電気代を抑えることができます。

また、洗面所などの狭い場所には電気ストーブ、寝室では電気毛布を活用するなど、部分的に使用することもおすすめです。

省エネ家電に見直す

エアコンの年式が古いケースは、新しいエアコンに買い替えるほうがお得です。年々エアコンは省エネ化と暖房効率のよいものに変化しており、電気代を考えると、古いものを使用し続けるよりも安くなることも大いに考えられます。

選ぶメーカーや部屋の大きさなどにもよりますが、旧式(2000年発売)と新型(2018年発売)とを比較すると年間で電気代が3万円~10万円も差があると言われており、購入費用や設置費用がかかるとはいえ、数年で元はとれてしまうでしょう。

エアコンだけでなく、電化製品全体で省エネ化が進んでおり、古いものを壊れるまで使い続けるより、買い替えてしまったほうが得になるケースが多いです。

特に電気代を気にするのなら、省エネ家電に注目して、年間の電気代を確認してみましょう。どのくらいの年数で購入費用等の初期投資が賄えるかを考えてみるとよいでしょう。

暖房器具を使用する以外の工夫をプラスする

暖房器具を考える以外に省エネをする方法を考えてみて、実践してみるとこれが意外に効果があったりします。

あったかファッションに変える

寝るときには毛布、ルームウェアは暖かいもの、さらにスリッパや靴下などにもこだわって、家でも防寒する意識をもつと、暖房の設定温度が変わります。

リビングではブランケットを使用してみたり、着る毛布や、温かい素材のシューズなど、いろいろな商品が販売されています。温かいファッションをして、エアコンの設定温度を下げてみましょう。

冷えやすい窓を断熱する

部屋の壁の材質や暖房性能よりも大事なポイントは、熱を逃がさないことです。部屋で熱が一番逃げる場所は、窓です。冬には窓際が一番冷え込みます。

したがって、窓に対策を講じておくと、逃げる熱が減り、暖房効率がアップします。冬場は厚手で丈が床に届くようなカーテンに変更したり、断熱シートを窓ガラスに貼るなどの対策をしておきましょう。

寒い地域では、二重窓が主流になっています。このような窓には対策の必要はありません。

エアコンのフィルターは綺麗にして使う

エアコンは、使用前にフィルターを掃除してから使うようにしましょう。衛生面もありますが、暖房効率から見てもその方がよいです。エアコンのフィルターに埃などが溜まっていると、性能が落ちてしまいます。掃除する頻度は2週間に1度くらいがベストです。

電力会社を見直してみる

電力自由化と電力会社の選び方も電気代には大きな影響を与えます。この2つの項目についてしっかりと押さえておきましょう。

電力自由化により電力会社を選べるようになった

2016年4月から電力自由化になり、それまでほぼ専売であった現在の電力会社だけでなく、新規に参入してくる電力会社からも自由に選べるようになりました。

電力産業は8兆円近くのマーケットであり、新しい企業にとっては大きなチャンスです。新しい企業が参入することにより、競争による電気料金の引き下げやサービスの向上といった点が期待できます。

電力会社を選ぶには

どの電力会社がよいかというのは、一概には言えません。地域差が大きく、サービスも多様化しているからです。ただし、知名度のみで選ぶといくらか割高になる傾向があります。

またセット割にした場合でも、どちらかというと電気料金だけは割高になるようです。

しかし、全体的には割安になる傾向なので、自分の生活スタイルに合っている電力会社を選ぶとよいでしょう。

また、今後は新規エネルギー開拓がされた時には、そのプロジェクトに参加している電力会社が割安になる可能性もあります。

暖房器具の使い方を見直して節約しよう

暖房器具は組み合わせを考えて、用途に合ったものを選びましょう。それぞれメリットとデメリットがあるので、上手に組み合わせて、効率よく部屋を暖めましょう。

効率面を重視することは電気代の節約につながります。暖房器具は、使い方を用途に合わせて上手に選択することが大切です。

電力が自由化され、いろいろな電力会社の中から選べるようになりましたが、地域差があり現状はプラスの付加価値で自分のライフスタイルに合っている会社を選びましょう。暖房器具の使い方をもう一度考えて、電気料金の節約をしましょう。

マーケットエンタープライズフィールドセールス

ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

趣味と出逢うメディアサイト「ビギナーズ」の編集部です。趣味を見つけたい方を応援します。

ビギナーズTOPページ