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すぐできる簡単な節電方法を紹介!家電を買い替えるタイミングも重要

電気代が高いと思っている方は多いと思いますが、節電の方法を知らない人も多いはずです。意外なものが、家庭の電力使用量の上位に入っていることもあります。そのために簡単な節電方法と、家電の買い替えのタイミング、電力の自由化について説明します。
すぐできる簡単な節電方法を紹介!家電を買い替えるタイミングも重要

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電気代を安くするために、省電力仕様の家電を買うのも一つの手ですが、その前に簡単にできる電気の節約方法があります。また、どうしても家電を買い替える必要がある時には、なるべく安く買う方法も調べました。

そして、電力会社も見直してみるのも良い方法です。今は関東では東京電力だけでなく、ガス会社や、IT関連企業などから、料金が安いプランや、ポイントが貯まるお得なプランを用意しています。

家電を買い替える時に、電力会社の見直しも検討してみてはいかがでしょうか。

電気代を節約するための家電の使い方

家電を買い替える事や、料金プランを見直す以外にもできることがあります。まずは、高価な家電を買い替える前に、試してみたい事がたくさんあります。こまめに行えば、年間では馬鹿にならない程電気代を節約できる可能性があります。

冷蔵庫の設定温度を変える

家庭の電化製品の中で電気を一番使う機械は、資源エネルギー庁によると冷蔵庫です。24時間毎日毎日ずっと電気を入れっぱなしですし、大型家電なので当たり前のようにも思いますが、仕方がないとあきらめてしまう前にできることがあります。

1つは、冷蔵庫の設定温度を四季によってこまめに変えることです。夏の暑いときは冷蔵庫の設定温度を低く、冬の寒い時期には設定温度を高めに設定すれば冷やし過ぎを防ぎ、結果として電気代の節約につながります。

もう1つは、冷蔵庫の中の物を冷やす効率を上げることです。食品をぎゅうぎゅう詰めにするのではなく、ある程度余裕を持って庫内の壁に物が触れないようにして冷やすようにすると、冷蔵効率が上がります。

さらには、冷蔵庫の扉の開け閉めの時間や回数をできるだけ少なくすることも節電になります。

照明をすべてLED照明に変える

家庭の消費電力の使用量第2位は、照明器具です。これは意外に思えるかもしれませんが、年間ではエアコンなどよりもはるかに電力消費量は多いです。

こちらの対策としては、照明を全てLEDに換えてしまうことで、電気代の削減が見込めます。LED照明は、普通の蛍光灯などと比較すると高価です。

また、電力の消費量としてはやはりLEDの方が少なくなり、寿命がはるかに長いため、交換の必要が少なくなり、トータルの結果としては電気代を安くすることができます。

後は、全ての部屋の照明を付けっぱなしにせず、人のいない部屋は照明を必ず消すようにしましょう。無駄な照明を付けて置かないことが、省エネの第一歩です。

待機電力の無駄をなくす

テレビやオーディオ、DVDレコーダーなどはすぐに使用できるように、メインスイッチを切っても、わずかに電力を消費しています。

これを待機電力というのですが、家電の全てを合わせると意外に電気代がかかっています。待機電力が家庭の電力消費にかかる割合は5%~6%くらいです。

待機電力の使用量第1位は、ガス温水器です。以下、テレビ、エアコン、電話器、DVDレコーダーと続きます。待機電力だけで月に500円~750円使用しているとされています。

これらの待機電力を抑えるには、メインスイッチを切ること、コンセントを抜くこと、あるいはスイッチ付きの電源タップにすることです。

ただし、テレビやDVDレコーダーについては、コンセントを抜いてしまうと、録画予約や電子番組表が全てリセットされてしまい、次にテレビやレコーダーを付けた時にデータをダウンロードする電力が結構かかるそうなので、省エネモードが付いている機種はそれを使用するにとどめたほうが良さそうです。

電話を全く切るわけにはいきませんが、子機付きの機種で、子機を使用しなければ、充電のための電力が不要になります。

エアコンは、使用しないからと言ってコンセントを抜くと、エアコン内の冷媒を予熱する作業ができなくなってしまい、いきなり使用すると故障の原因になります。

コンセントを抜くのは、シーズンオフでしばらく使わない時だけにとどめたほうが良いでしょう。

電力消費の大きい家電

照明でも、全て付けっ放しにしていれば、電気代がかかりますが、家電の種類によっても、電力を特に消費する機器があります。その機器の節電方法について見てみましょう。

最も電気代のかかるエアコン

最も電気代のかかるエアコン夏と冬で分けて説明してみます。真夏の電気代は、午後2時くらいの一番暑いときは、エアコンの消費電力が家庭の全電力使用量の58%にも上るそうです。

また、部屋の広さによっても電気代にかなりの差があり、年間で6畳用エアコンでは約16,000円のところ、20畳用のエアコンでは約51,000円かかります。

夏のエアコンの節電方法は、

  • 扇風機、サーキュレーターを併用して、エアコンの働きを助ける。
  • フィルターの掃除を2週間に一度ほどする。
  • 自動運転にして、弱などにすると返って逆効果。
  • 30分くらいの外出なら、付けっ放しにしておく。こまめにスイッチを入れたり切ったりすると、最初にスイッチを入れた時に一番電気を食うので、電気代が高くなる。
  • 室外機まわりに物を置かない。
  • 15年も経つような古いエアコンなら、思い切って買い替える。

ということがあげられます。冬のエアコンは、実は電気ヒーターや石油ヒーターなどに比べても一番効率的な暖房方法なのですが、節電の余地はあります。

  • 扇風機、サーキュレーターを併用する。暖かい空気は天井に集まるので、扇風機等は上向きにする。
  • 自動運転にする、弱にはしない。
  • 人が起きている間は、基本的に付けっ放し。こまめにスイッチを切らない。
  • 乾燥すると、寒く感じるので、部屋の湿度を上げる。

と夏と同様のことがあげられます。

ほぼ毎日使う洗濯乾燥機

洗濯は、普通の家庭ならほぼ毎日使用するため(独身男性の中には全く使わない人も)年間で通してみると電気代は馬鹿になりません。

ドラム式、縦型など、機種にもよりますが大体5,800円~21,000円くらいかかると言われています。ドラム式は乾燥時の電気が安く済む代わりに汚れ落ちが若干悪く、縦型は汚れは良く落ちるが乾燥時に電力を使い、しかも乾きが悪いという特色があります。節電方法としては、

  • 晴れている時は乾燥機能を使用しないで、外に干す。
  • 洗濯物の量は適量に、大体80%くらいで、多すぎても、少なすぎても電力の無駄になる。
  • お急ぎコースのような、単純に運転時間の短いモードを使用する。
  • 夜間割引のある電力会社なら、タイマーで夜洗濯する。

これで、洗濯でも節電できます。

電気代を節約できる家電の選び方

電気代を節約できるということは、家計に優しいだけでなく、環境にも優しく済みます。今ではカタログにも環境性能という面でも性能が紹介されているくらいです。電気代のかからない家電製品の選び方を紹介していきます。

価格よりも省エネ性能を重視する

高価格の家電製品、例えば冷蔵庫や洗濯乾燥機などの白物家電やエアコンなどは、一度購入したら壊れない限り5年やそこらでは買換えないでしょう、おそらく10年以上は使用するものと思います。

さて、省エネ性能はやはり、最新の機種の方がはるかに優れているかというと、意外と数シーズン前の洗濯機や冷蔵庫とそれほど差がなかったりします。

もちろん、新しい機能や、デザインなどもありますから、最新機種がどうしても欲しいというのならば、それを購入してもかまいませんが、省エネ性能や、価格の面では型落ちの機種を購入するほうが、価格も安いです。(1シーズン経ただけで新品定価の6割程度になる)

省エネ性能はここ数年、頭打ちになっていて数年前の機種でもそれほど変わりませんから、電気代や、購入価格を含めたランニングコストでは、型落ち品を購入したほうがお得です。

ただし、まだ進歩を続けている商品、例えばTVは4Kや8Kなど性能が進歩しているため、こういった製品については、省エネ性能が変わらないからと言って、古い機種を購入することが良いとは、一概にはいえません。

節電に役立つ照明器具を選ぶ

現在では、署名器具として一般に販売されているものは、白熱灯、蛍光灯、LED灯があります。

このうち、省エネを考えれば、白熱電球は蛍光灯の6倍程度電気代が違いますし、寿命も白熱灯は1,000時間~2,000時間程度なのに比べ、蛍光灯は、最大13,000時間程度と圧倒的な差があり、価格は蛍光灯が白熱灯の3倍程度とはいえ、寿命だけでも13倍違うため、省エネの点からは白熱灯の出番はないでしょう。

次に蛍光灯と、LED灯の比較ですが、電気代は実は大きくは変わりません。LED灯の方が大体1割程度安いくらいです。しかし、寿命に圧倒的な差があります。蛍光灯は最大13,000時間程度に対し、LED灯は40,000時間という差です。

LED灯は高価ですが、それでも蛍光灯と比較すると2倍~4倍くらいであり、さらにどんどんLED灯が増えてきて価格が下がってきていることを考慮すると、交換回数まで見ればLED灯の方が安く済む可能性が高くなります。

照明器具に、人感センサーが付いている物や、暗くなると、自動的に点灯する照明があります。

今までの白熱電球や、蛍光灯では、点灯した時に大きな電力を使うのであまり節電には適していませんでしたが、LED灯は、点灯した時でも大電力を使用するわけではないため、LED灯に適した電灯だと言えるでしょう。

家電の電気代を節約するための注意点

古いものを大事に使う心構えは大切ですが、こと家電に関していえば、古い器械を壊れていないからといって使い続けると、損をする時が多いです。新しい家電は省エネ性能が進んでいるので、電力の消費量が馬鹿にならない程違います。

古い家電を使い続けるのはやめる

最近の白物家電は、数シーズンくらいではあまり省エネ性能に差はないですが、さすがに10~15年以上たった家電製品とは省エネ性能に大きな差が付きます。

比較して見ると15年前のエアコンは最新の機種と比較すると一カ月で3,000円以上、1年間で23,000円以上も電気代が違う場合もあります。

こういう機種は、思い切って、新しい製品に買い替えてしまうことをお勧めします。エアコンは9月以降になると安くなるので、シーズンオフを狙ったり、アウトレット商品をこまめに探したりすれば新しい機種を安く手に入れることができます。

使わない家電の処分を検討する

冷蔵庫を家庭用の大型と、小型の寝室用、またはワインクーラーのように2台以上持っている家庭が結構あります。

冷蔵庫の消費電力は、大きさほど差があるわけではないため、小さな物でも結構な電気代がかかってしまいます。もし、特に必要でないならば、処分してしまうほうが良いでしょう。

寝室で、冷たい飲み物を飲みたいならばクーラーボックスを使えばよいのではないでしょうか。

あるいはTVも各部屋に1台所有している家庭もあるかと思います。TVも電気代がかかる家電のひとつなので、リビングで一緒に見る習慣をつけたいものです。

もし同じ時間に、別の番組を見たいのであれば、今のTVにはハードディスクに録画できるので、昔のビデオテープに比べて、はるかに良い画質で録画した番組を楽しむことができます。

浴室乾燥機、除湿器なども付けっ放しにせず、なるべく使用しないようにして、電力を大切に使う習慣を身につけるべきです。

電気代の節約になる電力自由化とは

2016年4月から、今まで地域ごとに決まっていた電力会社を、自由に選択することができるようになりました。これにより、色々な業種から、電気事業に手を出す会社が増えました。消費者にとっては、どのようなメリットがあるのでしょう。

電力自由化の特徴としくみ

第二次世界大戦で、国土のインフラをほとんど失った日本は、産業復興のために、安定した電力の供給が必要でした。そのため、電気事業を電力会社に独占させて、その代わり安定した電力の供給を目指したわけです。

その効果で、日本の電力会社は、競争にさらされて価格競争に走ることなく、発電所や送電線などのインフラ整備に費用を投入することができた訳です。

そのため、日本の電力は、世界的に見てもほとんど停電が無く、安定供給される目標を達成することができました。

しかし、これからの時代は、様々な技術革新や新しいサービスを必要とする時代に入りました。電力会社の独占では、新しい発想や価格の競争などがどうしても他の国に対して遅れてしまうという弊害が発生するようになったのです。

しかも、現在では太陽光発電や風力発電、地熱発電など、比較的小規模なインフラが多くなってきました。蓄電の技術や電力供給をコントロールするIT技術も発達して、大規模な発電所を新設する必要が少なくなってきたのも大きいです。

そのため、比較的小規模な企業でも、電力産業に参入できるようになったのです。自由化された電気会社は、既存の電力会社から送配電線を借りて、電気を自由に小売りできるようになったのです。

電力自由化のメリット

現在では、商社からガス会社、他の地区の電力会社、自動車会社から家電メーカー、大手IT企業や携帯電話会社、果ては造船所や生協までと、多彩な業種から参入が始まりました。

電気料金を安くするサービスや、携帯電話とのセット割引、エコを前面に出して自然エネルギーのみしか使用しないなど、様々なサービスを展開しています。

このように、顧客の嗜好に応じて様々なサービスを提供できるようになりまして、ここでは主に電気料金に関して話しを進めますが、電力の小売り業者を変えるだけで1年間で17,000円以上も安くなる場合があります。

住んでいる地域にもよるでしょうが、年間で数千円以上は安くできると考えられます。

万が一、電力の小売り会社が倒産、廃業しても、小売業者は事前に顧客へ通知する義務があり、通知を受けた顧客は、余裕をもって業者を変更することができます。

また、2020年3月までは一般電気事業者(東京電力、中部電力など)が、2020年4月からは一般送配電事業者(一般電気事業者の「発電・小売部門」と「送配電部門」が別会社になる「発送電分離」が完了するため、発電・小売部門は他の電力供給業者と同じ立場になるため)が電気の供給を義務付けられているため、停電になることはありません。

家電の種類や使い方を見直して電気代を節約しよう

今まで、色々な電気代の節約方法を説明してみました。電灯などはこまめに消すだけで電気代の削減につながり、逆にエアコンはある程度付けっ放しのほうが良いこと、極端に古い家電は買い替えるとお得になることです。

電気代に対して意識して使い方を見直すだけでもかなりの節約になります。後は電気の小売業者を買えるだけでもかなりの違いがあります。

電力を使わないことは、電力を作るためにCO2を出して燃える石炭、石油やガス、河川を破壊する無駄なダムなどの使用を制限することになります。原子力は言うに及ばずです。

照明をこまめに消すだけで、地球の環境を守っていることにもつながります。電気代だけでなく、そのような視点からでも節約を心掛けるべきでしょう。

こちらの記事では、ガス代を節約する方法についてまとめてあります。ぜひ参考にしてください。

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ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

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