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【ロードバイク】ホイールのおすすめ5選を紹介!種類や価格・構造も解説

休日にロードバイクで走ることが趣味という男性も増えています。これから新しくロードバイクを購入する人やカスタマイズしたい人のために、ホイールの基本的な知識や、選ぶときのポイント、またおすすめのホイールブランドなどについて取り上げていきます。
【ロードバイク】ホイールのおすすめ5選を紹介!種類や価格・構造も解説

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ロードバイクの車輪のことをホイールと呼びます。ロードバイク走行の基本となり快適な走りに影響を与える重要なパーツです。

しかし、現在ロードバイクのホイールはさまざまなメーカーから販売されていて、サイズや素材、特徴も多様です。そのために、初心者などは一体どのようなホイールを購入したらよいのかが分からず、迷ってしまいます。

そこで、今回はロードバイク用ホイールの主な種類や選び方、そして厳選したおすすめ商品などを紹介していきます。性能がよく自分の走りに合ったホイールを手に入れ、より快適な走行を楽しみましょう。

ホイールの種類を知ろう

ホイールといってもその種類は多数あり、素材や特徴もそれぞれ違います。ロードバイクを選ぶ際に、ホイールも重視して選びたいものですね。ここでは、ホイールの種類とおおよその価格について掘り下げていきます。

ホイールのリムの構造別の種類や素材別、また大きさやブレーキタイプ別のホイールの種類などについてみていきましょう。

ホイールの価格と種類

ロードバイクを新しく購入するときに考えることの一つが、ホイールには一体どのくらい費用が掛かるのだろうか、という点です。初心者でない場合でもこれは永遠のテーマかもしれません。なるべく速く軽やかな走りを期待するならば、50,000円ほどの価格帯のホイールが最低限必要とみておきましょう。

一般的にもホイールを最初に変える場合は、50,000円前後のモデルを購入している人がとても多いのです。より上質で軽い乗り心地を求めるのであれば、100,000円前後のモデルを検討するなど自分の予算に合わせて選びましょう。

アルミホイールの価格帯は大きく分けると次のように分類されますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

  • エントリークラス 20,000円~30,000円
  • ミドルクラス   40,000円~70,000円
  • ハイエンドクラス 90,000円~15万円

ホイールのリムの構造別に紹介

ホイールの部分名称である「リム」とは、ホイールの外枠の部分のことです。リムはタイヤをはめるパーツになり、種類もさまざまあります。また素材によって重さが異なりますので、ホイール全体の重量にも関連してきます。ここではリムの主な種類と特徴をみていきましょう。 

一般的な構造「クリンチャーホイール」

最も一般的な構造のホイールが「クリンチャーホイール」です。完成品のロードバイクは、ほとんどがクリンチャーホイールが標準装備されています。

このタイプはタイヤの中にチューブを入れて、コの字型のリムに空気圧で押しつけ固定する方式で、種類も大変豊富です。

クリンチャーホイールは修理がしやすく扱いやすいため、初心者や長距離の自転車旅を楽しみたい人に向いています。

このタイプのメリットは、チューブとタイヤの組み合わせが自由で、チューブが安価なのでランニングコストがかからないという点です。

クリンチャーホイールのデメリットは、リムの強度が必要になり部品も多くなるため、比較的重量が重くなりがちなことです。

リム打ちによるパンクが起こる可能性がある点も難点といえます。リム打ちによるパンクとは、自転車とタイヤのチューブに瞬間的に大きな圧がかかり、チューブがつぶれて穴が開き空気が漏れてしまいパンクする現象です。

プロも使用する構造「チューブラーホイール」

「チューブラーホイール」は、チューブ状のタイヤの中にチューブが縫い込まれているものを指します。筒状のリムに専用の接着剤や両面テープを使用して貼り付ける構造で、最も古い形式です。短距離レースなどの際に適したタイプで、プロのライダーも実際に使用しています。

チューブラーホイールのメリットは、構造が簡単なためリムの強度が大変高く軽いという点です。これによりパンクもしにくいというところも魅力ですね。

逆にデメリットは、使用するにあたりランニングコストがかかる点です。タイヤを交換するときに専用の接着剤が必要となるなどタイヤがパンクしたときの修理が他のタイプよりも難しくなってしまう点もデメリットといえます。

ニュータイプ構造「チューブレスホイール」

「チューブレスホイール」とは、チューブなしでタイヤのみで使用できるようになっているホイールのことです。チューブがないことでより軽量化を実現し、タイヤからリムへ直接動力が伝達されるという特徴があります。近年復旧し始めた新しいタイプで、その構造はクリンチャーホイールに似ています。

チューブレスホイールを使用すると、低圧での走行ができるようになり乗り心地がとてもソフトで下り坂も安定するというメリットがありますます。

また、パンクしにくく、万が一パンクしても空気がゆっくりと漏れていくので、安心して乗ることができます。

チューブレスホイールのデメリットは、商品のラインナップが乏しいことと、タイヤをはめるときにかなりの力が必要だという点です。

また、クリンチャーホイールと比較すると割高で、ホイールとの相性によっては空気漏れが多く発生する場合もあることもデメリットといえます。

リムの高さの種類

ホイール選びをする際に大切になるポイントの一つは、リムの高さ(サイズ)です。リムの高さは低いほど軽量になるため、高さがあるほど空力に優れ剛性が高まります。

例えば、30mm以下のロープロファイルは、軽さに優れていてヒルクライムに向いているといえます。

一方で、50mm前後のディープモデルは空気抵抗が少ないため、高速巡行をする人向きです。また、リムの高さと同じくらい大切なのが、リムの幅です。リムの幅で取り付けるタイヤの太さが限定されてきます。

ロードバイクを買うにあたって、タイヤの太さはバイクの乗り心地に影響する要です。もし速度を重視したいのであれば、細いタイヤが有利になるため、適合したリムにする必要性があります。

ホイールの素材の種類

ホイールの素材は一つだけではありません。ここでは初心者のおすすめのアルミ製と、中級者におすすめのカーボン製のホイールについてチェックしてみましょう。

初心者におすすめ「アルミ製」

素材の中でもアルミ製と呼ばれているものは、ピュアアルミではなく「アルミ合金全般(Alloy)」の素材です。アルミ製ホイールは、初心者におすすめの素材で、数多くのメーカーがかなりの幅広い価格を設定して製造・販売しています。

ビギナーからミドルクラスまでのロードバイク完成車についているホイールは、ほぼアルミ製です。このタイプのホイールのメリットは、放熱性が高くリムが損傷しにくいため、ブレーキ時にリムが損傷しにくいという点です。これによりブレーキの制御力がアップします。

また、アルミ製の良さは、熱に強いだけでなく錆びにくく耐久性に優れているということも挙げられます。

中上級者におすすめ「カーボン製」

カーボン素材を使用したホイールとは、アクリルを高温で加工して作られるものです。カーボン製ホイールのメリットは、走行性に優れていて剛性が高いことです。また軽量である点も見逃せません。

一方で、カーボン製ホイールのデメリットは価格が高いことです。加工のためには技術が高い職人が必要となるためです。カーボン製ホイールは最低ライン10万円代からの価格となります。

また、ブレーキの摩擦熱がリム部分に溜め込まれますので、破損する危険が潜んでいるところもデメリットといえます。

ホイールサイズの種類

ホイールのサイズを選ぶときには、どのようなことを目安にして選ぶとよいのでしょうか。一般的に、ロードバイクのサイズは身長と股下の長さに合わせて選びます。そしてホイールの標準サイズは「700cc」です。これは、直径が700mmサイズを意味しています。

また、身長が小柄だという人には、一回り小さい650cc(直径650mm)をおすすめします。自分の体のサイズに合うホイールを選ぶと、ハンドル操作の際により自由に動かすことが可能になります。このため、⾝⻑が160cmを下回る人は、650ccサイズを購入するとよいでしょう。

ブレーキタイプ別の種類

ホイールは、ブレーキタイプでも分類がなされています。購入するときには、対応ブレーキをよく確認してから買うようにしましょう。確認をせずに購入すると使用できない場合もあるので注意が必要です。

一般的なタイプ「キャリパーブレーキ」

キャリパータイプのブレーキは日本で最もオーソドックスなブレーキで、元々はこのタイプのブレーキでほとんど占められていました。ホイールのリムにゴムや樹脂パーツを押し付け、摩擦の力でブレーキをかける仕組みになっています。

リムは路面に近いため、雨などに濡れたり汚れが付くと、その影響で摩擦がおきにくくなるというデメリットがあります。

プロのロードレースでも採用されている「ディスクブレーキ」

ディスクブレーキは、モーターバイクの世界では標準的なタイプのブレーキです。ホイールのハブにディスク状のローターを装着し、これに摩擦をかけてブレーキをかける仕組みのブレーキです。ハブとは、自転車の車輪の中心にある円筒状の部品で、車輪を支えて回転させる役割があります。

ディスクが路面から離れているために比較的汚れにくく、制動力はとても安定的しています。ディスクブレーキのデメリットは、キャリパータイプと比較した場合、重量が重いという点です。

ディスクブレーキはプロのロードレースで採用されて注目を浴び、それ以降一般的なロードバイクの愛好家の間にもだんだん普及してきました。 

ロードバイクのおすすめホイール

ここでは実際に販売されているロードバイク用のホイールの中から、おすすめしたい商品5選を取り上げていきます。初心者にもおすすめで、軽量タイプのものを中心にピックアップしてみました。また、走行性が高いことにも重点をおき厳選してみましたので、ぜひ参考にしてみて下さいね。

シマノ WH-RS500 チューブレス・クリンチャー対応 アルミホイール EWHRS500

こちらのホイールは、エアロスポーク本数がフロント16本、リアは20本で、ハブフランジなども搭載されていて軽量なところがポイントです。どんな場面にも対応できる万能ホイールで、とてもコストパフォーマンスが高い良製品といえます。

上位コンポーネントに引けを取らない設計で、左右非対称なオフセットリムを採用し、駆動効率にも優れた商品。このホイールに適したタイヤは、クリンチャータイプや、ロードチューブレスなどです。

リムにはスポーク穴がないため、ニップルの調整は外側で行うタイプです。また、ハブにはデジタルアジャストシステムが採用されています。内部のベアリングを自分で清掃することも可能となっていて、メンテナンスがしやすいところも魅力ですね。上級者の練習用としてもピッタリです。

シマノ ホイール WH-R501 前後 ブラック 31285

「シマノ ホイール WH-R501」は、普段使いに最適なコストパフォーマンスに優れたエントリーモデルです。値段的に約10,000円で前後セットまで手に入るので、初心者にもおすすめの商品。シマノホイールの伝統の技術と信頼性を体感できる商品といえるでしょう。

クリンチャータイヤ対応のエントリーモデルで、スポークタイプはラウンド型です。サイズは700Cでリムは24mmリムが採用されています。コストパフォーマンスが大変いいことから、過酷な練習用や、通勤、ローラー台など幅広く活躍するおすすめの商品です。

Compagnolo(カンパニョーロ)ZONDA C17 WO クリンチャー 前後セット シマノ用 ゾンダ

カンパニョーロのZONDA C17 WOは、同社のホイールを代表するモデルの一つです。その特徴は、大変軽く乗り心地がよいところ。世界中の多くのライダーから絶大な信頼を集めていて、ベストセラー・ホイールとしても名高い商品です。

現在も世界中の多くのトップ・プロ選手もトレーニングで使用しているなど、そのパフォーマンスへの信頼性が際立っています。 

FULCRUM(フルクラム) RACING ZERO C17 クリンチャーホイール前後セット

こちらのホイールはRACING ZEROがワイドリム化し、モデルチェンジしたものです。その特徴は、滑らかな走行と脚力に自信のない初心者でも楽にその乗り心地の変化を楽しめるところです。レーシングゼロは多数存在する高価なアルミ製ロードホイールの中でも、事実上の標準となっているモデルです。

サイズは700Cで標準タイプ。初心者がグレードアップをする際にもおすすめのホイールで、その性能の良さを実感します。また上級者にもおすすめで、ヒルクライムやクリテリウムなどのレースでも活躍する機能を兼ね備えています。

ALEXRIMS(アレックスリム)ホイール ALX473 EVO 700C ロード F/R 100/130 ブラック

こちらのアレックスリムのホイールは、圧倒的なコストパフォーマンスをもち、超軽量という特徴のオールラウンドホイールです。ラージ&ワイドフランジという新設計ハブを取り入れることで、横剛性と回転性能を向上させています。

この高精度ベアリングが搭載されていることで、滑らかで軽い走りを実現しています。また、使用しているリム専用特殊アルミ合金EXAは、強度や剛性、耐久性などに優れ、あらゆるハイパフォーマンスで満足のいく走りを実感できます。

完成車を購入した後にアップグレードする場合や、普段の練習、趣味で使う人にもおすすめしたいホイールです。

ホイールからカスタマイズを始めてみよう

ロードバイクは完成品を購入して楽しむ以外にも、自分でカスタマイズしてより快適な走りを楽しむ方法があり、近年この楽しみ方をする人が増えています。

初心者の場合は完成品のバイクでも充分に楽むことができます。しかし、中級者以上になると自分の経験をもとにカスタマイズしたくなるものです。ロードバイクのパーツの中でも、ホイールは乗り心地や速度などに繋がる大事なパーツです。

また、カスタマイズするときに、自分で知識を得て好みの仕様にチェンジしやすいパーツでもあります。ホイールはサイズや素材が多数あり、メーカーによってもその特徴はさまざま。ホイールを選ぶ際には、自分が理想とする快適な走りができるものを選ぶようにしましょう。

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ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

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