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MIDIキーボードを選ぶときのポイントとおすすめモデルを解説

DTMを楽しむ人ならmidiキーボードはとても便利なツールです。midiキーボードにはたくさんの選択肢があり、自分に合ったものを選ぶことができます。ここではmidiキーボードを選ぶときのポイントを解説しているので購入の際の参考にして下さい。
MIDIキーボードを選ぶときのポイントとおすすめモデルを解説

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MIDIキーボードというツールがあることをご存知でしょうか。DTMを行う人にとっては欠かせないツールとなっています。

どんなツールかというと、パソコン上で作曲をするときに、MIDIキーボードを利用すると、正確に早く入力を行えます。また、音の修正も簡単にできます。強弱をつけたりビブラートをつけて演奏の質を上げられます。

本記事ではMIDIキーボードを選ぶときのポイントや注意すべき点などを解説しています。MIDIキーボードを使いこなして、更に演奏の幅を広げDTMを楽しんでみましょう。

MIDIキーボードって?

MIDIは電子楽器で演奏したデジタルデータの規格のことです。MIDIキーボードでこのデジタルデータ情報を伝えるのがキーボードの役割です。

MIDI(ミディ)とは

電子楽器で演奏した音のデータの情報を転送するための規格をMIDI(ミディ)と言います。この規格は30年以上前から使われている、世界共通の規格です。音程や音の強弱、音の長さなど全てデジタル化することができます。

そして、メロディを作ったときに、電子機器からパソコンへとMIDI(ミディ)の情報を伝える指示を出すのが、MIDIキーボードです。

そのため、MIDIキーボードは単体では音は出せません。パソコンにつないで、作曲用のソフトをつなぐと音が出せるようになります。また、MIDIはデジタル情報なので、一部分だけの音程を変えたり、リズムを変えたりすることも簡単に行えます。

DTMなどの音楽制作で利用

DTMとはDesk Top Musicの略で、パソコンや電子楽器を使用して音楽制作を行うことです。この際に利用されているのがMIDIキーボードです。MIDIキーボードを使うと、実際にピアノを弾区ような感じで音を確認でき、同時に入力も行えます。

MIDIキーボードがないと、マウスで一音一音クリックして音を出さなければならないため、手間もかかりミスも増えます。MIDIキーボードを利用することで、効率的に正確にメロディを入力できるので、音楽制作を行う時にはとても便利なツールです。

音を鳴らすための指示を出すモノ

MIDIキーボードはシンセサイザーや電子ピアノと違い、鍵盤をたたいたからと言って単体で音がだせるわけではありません。このキーボードはMIDIの信号をコンピューターに伝える役目です。そのため、作曲用ソフトへそのMIDI情報を入力することで、記憶させたり音を出すことができるようになります。

そのため、パソコン上で音楽の制作を行う時にはこのMIDIキーボードを利用することで、鍵盤で演奏したものを確実に早く、簡単に入力できます。

MIDIキーボードの選び方【3つのポイント】

MIDIキーボードを選ぶときには、設置するスペースや演奏するかどうかなどを考えながら、鍵盤数、キーの重さ、コントローラーの仕様を参考にしながら選ぶとよいでしょう。

鍵盤数

鍵盤の数は25鍵から32鍵、49鍵、61鍵、88鍵とたくさんの種類があります。持ち運びがしやすいコンパクトなサイズから、アップライトのピアノと同等の長さがある鍵盤までさまざまです。

実際にピアノを演奏するような感じで両手で弾きながら音の入力を行いたいのであれば、88鍵や61鍵あると打ち込みやすいでしょう。5オクターブはあるので広い音域のメロディを作れます。

ただし、置くために広いスペースが必要なので、スペースの確認をしてからの購入がよいでしょう。49鍵だと長さ長さが80cm前後になるので、パソコンの前において音楽制作をする人にはぴったりです。

また、音の打ち込みを行うだけや、簡単なメロディを作るだけなら32鍵や25鍵のMIDIキーボードでもできます。持ち運びの必要がある人もこのサイズなら持ち運びにも便利です。

キータッチ

MIDIキーボードを選ぶときに気になるのが、鍵盤の弾き心地です。多くのMIDIキーボードは「ライトウェイト」と呼ばれる軽いタッチのものが多いです。

中には「セミウェイト」のものもありますが、MIDIキーボードを始めて使う場合や、ピアノを弾いたことがない人には「ライトウェイト」のものが扱いやすいようです。

一方、ピアノを弾く人は「ライトウェイト」のものだと物足りない感じがするかもしれません。そのため、「ピアノタッチ」のものを探して選ぶとよいでしょう。

また、キーボードの鍵盤のサイズも2種類あり、ピアノと同じサイズのフルサイズと小さい鍵盤のミニサイズがあるので、実際に弾いてみて弾きやすい方を選ぶとよいです。

コントローラーの仕様

MIDIキーボードにはさまざまな音を作り上げるための機能を搭載したスイッチが付いているものがあります。

ドラムの演奏を行うためのパッドであったり、音のボリュームの調整を行うフェーダーやリボンコントローラーが付いているものもあります。

自分の作る音楽のジャンルやメロディに必要な、よく使うコントローラーが付いているかを見て、MIDIキーボードを選ぶとよいでしょう。

おすすめMIDIキーボード5選

MIDIキーボードのおすすめのモデルを見てみましょう。コンパクトで持ち運びしやすいものから、弾き心地にこだわった本格的なキーボードまであります。

KORG|microKEY-25

「BCN AWARD 2019」でDTM関連機器部門で最優秀賞を取得した機種です。ミニキーを利用した25鍵のMIDIキーボードなのでとてもコンパクトにできており、落ち運びにも外出先での演奏にもとても便利です。

コンパクトで薄型ながらも、必要最低限の機能をぎゅっと詰め込んだコストパフォーマンスの高いキーボードです。

USBバスパワー方式なので接続しているデバイスから充電ができます。そのため、MIDIキーボード本体の充電は不要です。また、iPadと接続して利用することも可能です。

そして、オクターブシフトボタンとトランスポーズを搭載しているので、広い音域を出せます。また、弾き心地にもこだわっていて、ベロシティにも対応しナチュラルな弾き心地が特徴です。  

M-Audio|Keystation 88

老舗のオーディオブランド、M-Audioから発売されている「Keystation 88」は、フルキー88鍵のベロシティ対応MIDIキーボードです。

セミウェイトのしっかりとした弾き心地で、ピアノの演奏はもちろん、シンセサイザーやドラムの打ち込みにも高い評価を得ています。音の強弱が付けやすいため、表現の幅が広がります。

USBケーブル対応の機種でパソコンやiPhone、iPadを利用してソフトへの打ち込みが可能です。ピッチベントやモジュレーション、オクターブコントロールなどが搭載されていて、幅広い演奏を行えます。

USBバスパワー方式を利用したMIDIキーボードです。そして、88鍵で大きいながらもとても軽量なので、ライブのための持ち運びや設置もしやすくなっています。

また、機能を最低限にすることで88鍵のMIDIキーボードの中では比較的安く手に入れることができます。

Roland|A-49

ローランドのA-49はフルキー49鍵のコンパクトなMIDIキーボードです。ベロシティにも対応したキーボードで、弾き心地にもこだわった本格的なシンセ鍵盤を採用しています。

キーをタッチする時のねじれやぶれをなくすことやキーノイズを減らす構造で、演奏性を重視したつくりになっています。

連打やグリッサンドができ、幅広い音楽表現ができます。また、D-DREAMが搭載されていて手をかざすだけでピッチの調整などができ、パフォーマンス性も向上しています。

MacやWindows、iPadに対応しておりさまざまなシーンで利用できるキーボードです。

Akai Professional USB MIDIキーボードコントローラー Ableton Live Lite付属 APC KEY 25

AkaiのAPC KEY 25は、Ableton Live用のキーボード付きコントローラーです。もちろん、ほかのDAWにも対応しています。

25鍵のシンセアクション・ミニ・キーボードなのでとてもコンパクトなつくりです。このコンパクトな中に、40のクリップ・ラウンチ・マトリクスがあり、3色のバックライトで表示されています。このバックライトの色でクリップの状態を把握できるため、色をみて直感的な操作が可能です。

キータッチはセミウェイトでアサインできる8つのコントロール・ノブがあります。そして、USB接続でMacやWindowsに対応しています。ライブパフォーマンスを最大限に引き出せるキーボードです。

M-Audio|Keystation49

Keystation49は「Abelton Live Lite」が付属されていて、パワフルなライブパフォーマンスを表現できるキーボードです。ベロシティにも対応した49鍵のキーボードで、作曲やライブパフォーマンス、レコーディングにも利用できます。

シンプルでコンパクトな上に2.1kgというとても軽量設計なので、ライブの時の持ち運びやセッティングにも適しています。

ピッチベントやモジュレーションホイール、フェーダー、サスティンペダルを利用して、演奏をより質の高いものにできます。

MIDIキーボードの接続方法

MIDIキーボードで演奏するにはDAWソフトが必要です。USBケーブルでパソコンにつないで演奏することもできますし、Bluetoothを利用してiPadにつないで演奏することもできます。

DAWソフトウェア(作曲ソフト)は必要

MIDIキーボードは単体で音を出すことはできません。USBケーブルでパソコンにつなぎ、DAWソフトを使用することで音を出すことができます。MIDIキーボードにはソフトが付属している場合が多いので、それを使って音を出すことが可能です。

このようにソフトウェアにある音源をピアノを弾く要領で演奏できるのが、MIDIキーボードです。MIDIキーボードを利用することで、音の打ち込みが効率化され、音をすぐに確認することができます。キーボードには多くのコントローラーも付いているので、さまざまな演奏を楽しむことができます。 

パソコンへの接続方法

パソコンに接続する時には、USBケーブルを使って優先でつなぐ方法とBluetoothを利用して無線でつなぐ方法があります。USBケーブルでつなぐタイプにはUSBバスパワー方式のものが多く、MIDIを充電する手間を省けます。

また、Bluetoothを利用した無線タイプは、パソコンで作成した音楽をiPadで再生することができます。無線の場合には、配線などを気にすることもありません。

そして、持ち運びにもとても便利です。有線ならバッテリーを気にすることなく長時間の利用が可能です。

購入前にMIDIキーボードのポイントをおさえよう

MIDIキーボードを選ぶときには、たくさんのチェックポイントがあります。鍵盤の数は演奏する音楽のジャンルや作るメロディによっても必要な数が変わります。

MIDIキーボードを使うと、パソコン上で作曲ソフトを使って音楽を作るときに、マウスを使うよりも効率的に作曲できます。

音を聞きながら作曲できるので、音の調整も簡単にできます。また、作った音の確認もすぐに行うことが可能です。

MIDIキーボードを使えば、演奏の幅広がり深みのある表現ができます。MIDIキーボードを使いこなして、DTMを楽しみましょう。

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ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

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