更新

レコードプレーヤーのおすすめと選び方|初心者向け・簡単操作でインテリアにも

人気が再燃してきている「レコードプレーヤー」。音質が良いだけではなく、おしゃれな見た目からインテリアとして購入する方も増えてきています。性能だけではなく、見た目もおしゃれなレコードプレーヤー。今回は操作も比較的簡単な初心者向け商品のおすすめをご紹介します。
レコードプレーヤーのおすすめと選び方|初心者向け・簡単操作でインテリアにも

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

レコードプレーヤーをご存知ですか?知っている方も多いと思いますが、意外と若い世代にはあまり馴染みがないかもしれません。

そんなレコードプレーヤーは最近じわじわと人気が再燃してきています。インテリアとしてもおしゃれなレコードプレーヤーは若い世代にもおすすめできる商品です。

そんなレコードプレーヤーについて選び方から種類、そしておすすめのレコードプレーヤーをご紹介していきます。

レコードプレーヤーの種類と選び方のポイント

まず、レコードプレーヤーとは何なのでしょうか。レコードプレーヤーはレコードを再生する機器(音楽再生機器)のことです。

レコードとは、音響情報を樹脂などでできた円盤に刻み込んで記録したメディアの一種です。CDよりも二回りほどサイズが大きく、一般的なLPレコードは12インチ(約30cm×30cm)です。

特徴はまさに音質がいいことです。デジタル化が進む世の中で、音質を求めてレコードを選ぶという人も増えてきています。

また、人気アーティストがCDの発売に合わせてレコードを発売するという傾向も最近見られます。サイズが大きいため一般的にはレコードプレーヤーで再生する音楽を家の中かレコードプレーヤーを置いているお店などで聴く人が多いです。

レコードプレーヤーとはレコードを再生する機器なので基本的には大きいレコードをのせるためのターンテーブルがあり、これを支えバランスを保つトーンアームからなります。

レコードプレーヤーの種類は?

レコードプレーヤーには主に3つのタイプに分かれています。

  • フォノイコライザー内蔵プレーヤー
  • カートリッジ付属プレーヤー
  • カートリッジ別売りのプレーヤー

大きな違いはフォノイコライザーとカートリッジが内蔵・付属しているかの違いとなってきます。

「フォノイコライザーとは?」「カートリッジとは?」この2つの説明についてはレコードプレーヤーの選び方ポイント3にて紹介します。

話を戻して、このタイプの違いによってつなぎ方も変わってきます。

  • フォノイコライザーが内蔵されていないプレーヤー:
    別途フォノイコライザーを購入する必要あり
  • カートリッジ別売りのプレーヤー:
    別途カートリッジを購入する必要あり

また、どのタイプも共通で必要なのがアンプとスピーカーです。CDコンポや音量調整付きのアクティブスピーカーを所有している方はそれらを接続することでレコードを聴くこともできます。

アンプもスピーカーもないという方はカートリッジからアンプ・スピーカーまで一体型になったレコードプレーヤーもあるのでチェックしてみましょう。

次にレコードプレーヤーにはいくつか選ぶポイントがあるので、それをご紹介していきます。

選び方のポイント1.トーンアームの形状で選ぶ

まずチェックしておきたいのがトーンアームの形状です。トーンアームにはターンテーブルを支える役割があり、とても重要なパーツです。

そんなトーンアームには様々な形状があります。1つ目はトーンアームの長さです。ショートアームとロングアームがあります。

  • ショートアーム:アームの動きやバランスが維持しやすい
  • ロングアーム:トラッキングエラーが少なくなりますが、アームが長い分レコードプレーヤーのサイズが大きくなる

その他に、

  • J字型タイプ
  • S字型タイプ
  • ストレートタイプ
  • ユニバーサルアーム
  • インテグレーテッドアーム

などがあります。J字型~ストレートタイプはそれぞれアームの形状が異なるためオフセット角(カートリッジに角度)をとっていたり、バランスが取りやすかったり特徴があります。

また、先端形状が違うものもあり、ユニバーサルアームはアーム先端のヘッドシェル(カートリッジを固定し、電気信号をトーンアームケーブルに送るパーツ)が取り外し可能、インテグレーテッドアームはヘッドシェルとトーンアームが一体型になっているタイプです。

選び方のポイント2.回転方式や回転数で選ぶ

回転方式はフォノモーターと呼ばれるモーターの駆動方式によって違います。駆動方式は主に3つあります。

  • ベルトドライブ方式:
    レコードを置く回転盤とモーターが別々になっていて、ベルトで繋ぐ方式。ベルトがモーターの振動を吸収するので振動の少ない滑らかな回転が特徴。回転は滑らかだが、モーターと回転盤に距離があるので回転ムラ※再生音の音程やテンポが揺れる現象(ワウフラッター)が起こりやすいデメリットがある。
  • アイドラードライブ方式:
    アイドラーとはターンテーブルに接した・内臓されたローラーのこと。アイドラーを介して、モーターの回転をターンテーブルにダイレクトに伝えるしくみをアイドラードライブ方式という。ダイレクト伝達で力強い音再生が可能だが、モーター振動まで伝えてしまうデメリットも。
  • ダイレクトドライブ方式:
    モーターの軸に直接、レコードを置く回転盤を取り付けたタイプ。回転ムラが少なく動作が安定しているのが特徴。非常に低い回転速度を維持したまま、高いトルク(ねじりの強さ)と高度な回転精度が必要で、それらが得られない場合はワウフラッターが発生する。現在このモーターを製造しているメーカーが少ないため、消耗したらほぼ修理が難しいのがデメリットの1つ。
  • 長くなりましたが、それぞれ安定度が違います。

    選び方のポイント3.フォノイコライザー・カートリッジ対応かで選ぶ

    「フォノイコライザー」とはレコードプレーヤーにつなぐことでレコードに刻まれた信号をフラットにし、ラインレベルまで振幅を大きくする装置です。

    最近のレコードプレーヤーではフォノイコライザーが内蔵されているプレーヤーも多いのでしっかりと確認しましょう。

    「カートリッジ(レコード針)」はレコードから音を拾う役割があります。こちらも内蔵されているプレーヤーがあるので要確認です。

    選び方のポイント4.本体の材質や品質で選ぶ

    それぞれの商品でパーツに使用されている材質にこだわっている場合があります。

    例えばプラッターの振動を抑える役割のラバーマットの厚みが違ったり、プラッターの材質が違ったり商品によって様々です。

    購入する前にしっかりとここもチェックしましょう。さらには、インシュレーター(オーディオ機器が発生させる振動と、設置面との作用で生じる振動の双方を減少させて、音質を向上させるアイテム)などのパーツの品質や機能によって外部振動の伝わり方が変わってきます。

    キャビネットはドライブの機構などが入っている土台部分で、水平な場所に置く必要があります。

    インシュレーターはキャビネットの足の部分で、商品によっては高さが調節可能です。他にもプレーヤーにホコリ等がつくことを防ぐダストカバーの有無もチェックしましょう。

    選び方のポイント5.その他機能(録音・保存など)で選ぶ

    商品によってパソコンで録音・保存ができる機能が搭載されていたり、音楽プレーヤーで再生できる機能があったりと様々です。

    ハイレゾに対応しているレコードプレーヤーもあるようなので商品の説明をしっかりと読みましょう。

    おすすめレコードプレーヤー5選

    今回、おしゃれで操作も比較的簡単な初心者向けのレコードプレーヤーをご紹介していきます。

    スタイリッシュな見た目から、お部屋のコーディネートを邪魔しないのでインテリアにもおすすめです。

    おすすめ1.オーディオテクニカ レコードプレーヤー(ブラック) AT-PL300 BK

    • 簡単操作のフルオート再生プレーヤー
    • フォノイコライザー機能を内蔵
    • アルミダイカスト仕上げのターンテーブル

    「オーディオテクニカ AT-PL300 BK」はフルオート再生が可能なのでレコードをセットして、スタートボタンを押すだけの簡単操作でレコードを聴くことが可能です。

    また、フォノイコライザー機能を内蔵しているので別で購入する必要がありません。ターンテーブルはアルミダイカスト仕上げとなっていて、音質や耐久性が上がりました。

    回転ムラも抑えられることが特徴です。初心者の方でも簡単にレコードを聴くことができるレコードプレーヤーです。

    おすすめ2.TEAC TN-4D-WA [ウォルナット]

    • ダイレクトドライブモーターを採用
    • スタイリッシュでおしゃれな薄型ボディ
    • ナイフエッジトーンアームを採用

    「TEAC TN-4D-WA」は新開発のダイレクトドライブ用モーターで、プラシレスDCモーターを薄型にしたことによりスタイリッシュでおしゃれな薄型ボディを実現させました。

    ナイフエッジトーンアームを採用したことにより、上下方向により繊細な動きが可能になりました。USBデジタル出力にも対応しているので、CDクオリティのデーターをPCに保存可能です。

    インシュレーターはアルミ削り出しの金属製シェルが採用されていて、衝撃吸収性能に優れています。

    おすすめ3.ヤマハ TT-S303B ターンテーブル レコードプレーヤー ブラック

    • スタティックバランス型のストレートトーンアームを採用
    • フォノイコライザーアンプを搭載
    • シンプルで高級感のあるデザイン

    「ヤマハ TT-S303B」は軽量で強度のあるアルミ素材を使用したスタティックバランス型のストレートトーンアームを採用しており、開放感のある音質を楽しむことができます。

    さらにはMM型カートリッジも付属しているので、別で購入する必要がありません。フォノイコライザーアンプも搭載しており、スピーカーと接続するだけですぐに使用することができます。シンプルで高級感のあるデザインはグロス塗装を施しています。

    おすすめ4.ONKYO CP-1050(D)

    • 本格派のマニュアルレコードプレーヤー
    • キャビネットにMDF材を採用
    • クォーツロック・ダイレクトドライブ方式を採用

    ダイレクトドライブ方式でアルミダイキャスト性プラッターなどを使用しているマニュアルレコードプレーヤーです。高感度トーンアームはS字型タイプで音溝を正確に追随してくれます。

    キャビネットはMDG製で強度があります。インシュレーターは高さ調節が可能なので、外部振動を効果的に抑えることができます。この製品にはフォノイコライザーは搭載されていないので注意しましょう。

    おすすめ5.SONY PS-HX500

    • アナログレコードを高品位に再生可能
    • ハイレゾフォーマットでPCに録音・保存ができる
    • ウォークマンなどハイレゾ再生機器で聴ける
    • 簡単に録音・編集ができるPCアプリが使える

    「SONY PS-HX500」の特徴はなんといってもハイレゾフォーマットでPCに録音・保存ができることです。最大DSD 5.6MHz、リニアPCM 192kHz/24bitの高音質を実現し、ハイレゾ再生機器で聴くこともできます。

    軽量のシェル一体型ストレートアームを使用していて、安定したトレースを実現しています。また、新開発のPCアプリ“Hi-Res Audio Recorder”では簡単に録音や編集が可能です。

    レコードプレーヤーで至福のひとときを楽しもう!

    いかかでしたでしょうか。レコードプレーヤーの世界は奥が深いですね。初心者の方でも手軽に聴くことができるようになってきたレコードプレーヤー。

    家で音楽鑑賞をよくする、高音質で音楽が聴きたいという方は持っていて損はない商品ではないでしょうか。レコードプレーヤーで至福の時間を楽しみましょう。

    こちらでも入門タイプから中級者までのおすすめレコードプレーヤーをご紹介しています。

    マーケットエンタープライズフィールドセールス

ひろこがね /
ビギナーズ編集部 ライター

趣味は映画を観ることと、パソコンをいじることです。柴犬が大好きです。アメリカにはたまに足を運びます。

ビギナーズTOPページ