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ジャズおすすめ曲とアーティスト&名盤をご紹介|初心者向けにベスト盤も
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「ジャズ」といえば、おしゃれなイメージのある音楽ジャンルです。聴いてみたくても「何から聴けばいいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
そんなジャズを初心者の方でもわかりやすいように、きっと聴いたことがあるジャズの名曲から初心者の方におすすめのアーティスト、そして、おすすめの名盤をそれぞれご紹介していきたいと思います。
この記事を読めばきっとあなたもジャズの虜になること間違いなしです。
そもそもジャズってどんな音楽?
ジャズは19世紀末から20世紀初頭にかけてアメリカで派生した音楽ジャンルです。西洋音楽とアフリカ音楽を組み合わせて発展した音楽と言われています。
使用される楽器はピアノやベース、ドラムやトランペットなど多岐にわたります。時代ごとにジャズの流行りのスタイルが違い、ジャズの中にも色々なジャンルがあります。年代ごとに追っていくと様々な形のジャズを聴くことができます。
ジャズをしっかりと聴いたことがない方でも一度は聴いたことがあるであろうジャズの名曲をご紹介していきますので、「あ~この曲か!」と思ったらぜひこの機会に曲名を覚えるとジャズの話題で使えます。
きっと知っているはず!ジャズの名曲3選
1.『シング・シング・シング』ベニー・グットマン(楽団代表・クラリネット奏者)
この曲はつい踊りだしたくなるような軽快なテンポが魅力的なナンバーです。ですが、なぜ聴いたことがあるのかな?と思っている方もいると思います。
実はこの曲は『スウィングガールズ』というジャズをテーマにした日本映画で使用されとても有名になりました。
ベニー・グッドマンについては後ほどご紹介します。
2.『イン・ザ・ムード』グレン・ミラー(楽団代表・トロンボーン奏者)
こちらの曲も一度は聴いたことがあるのではないでしょうか。多くのCMなどに使用されていて、最近ではハイボールのCMに使用されていました。
1939年にグレン・ミラー楽団の演奏によりヒットした楽曲で、軽快なテンポがとても魅力的な曲です。
グレン・ミラーについてもこの後にご紹介します。
3.『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』フランク・シナトラ(歌手・俳優)
この曲もとても有名な楽曲です。フランク・シナトラはアメリカ出身のジャズ歌手で、1950年代に大活躍しました。
この曲も日本の大人気アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』にも使用されたので、アニメファンの方なら一度は聴いたことがある曲なのではないでしょうか。
フランク・シナトラについてもこのあとご紹介します。
ジャズ初心者におすすめのアーティスト5選
次にご紹介したいのがジャズ初心者の方でも聴きやすいおすすめのジャズアーティストです。
時代ごとに様々な有名ジャズアーティストがいますが、今回は特に有名な5人のアーティストをご紹介していきます。
ベニー・グッドマン
ベニー・グッドマンは1909年アメリカ・シカゴ出身のクラリネット奏者で、「スウィングの王様」とも称されるジャズアーティストです。
1930年代に結成したベニー・グッドマン楽団は大人気になり全米をまわり、1938年にはカーネギーホールで最初のジャズコンサートを行いました。代表曲は先ほどご紹介した『シング・シング・シング』です。
グレン・ミラー
グレン・ミラーは1904年アメリカ・アイオア州出身で、トロンボーン奏者で作曲家や編曲家としても知られ、1930年代後半から活躍したジャズアーティストです。
ミラーはジャズのジャンルの1つであるスウィング・ジャズやビック・バンドの代表的な存在です。
代表曲である『イン・ザ・ムード』はビルボードのチャートにおいて12週連続1位を獲得し、大ヒットしました。
ミラーは第二次世界大戦時に慰問楽団を率いて演奏をしていましたが、乗っていた専用機が消息を絶ち亡くなったと言われています。ですが、様々な説があり真相は謎のままです。
フランク・シナトラ
フランク・シナトラ1915年アメリカ・ニュージャージー州出身の歌手。エンターテイナーとしてとても有名で、1940年代には大作映画からミュージカル映画まで出演し映画俳優としても活躍しました。
1950年代にレコード会社を変更したことから人気が再燃し、ジャズを取り入れた曲の数々で大人気となります。また、『フランク・シナトラ・ショー』という番組も放送され多くのファンを獲得しました。
その後、代表曲である『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』や『カム・フライ・ウィズ・ミー』、『マイウェイ』などを発表します。
晩年の1990年代には世界ツアーを行い、日本でもコンサートが開催されました。
マイルス・デイヴィス
マイルス・デイヴィス1926年アメリカ・オールトン生まれで「モダン・ジャズの帝王」と言われるジャズの巨匠の一人です。
トランペット奏者で作曲家・編曲家であるデイヴィスはクール・ジャズやモード・ジャズなど様々なジャンルのジャズに挑戦していた多彩な音楽性を持ちます。
後ほど紹介する名盤『カインド・オブ・ブルー』に収録された『ソー・ホワット』はデイヴィスの代表曲の1つで、落ち着いた曲調に魅了されます。
ビル・エヴァンス
ビル・エヴァンスは1929年アメリカ・ニュージャージー州生まれで、1960年代に主に活躍したジャズピアニストです。
モダン・ジャズを提唱したピアニストとして知られていて、クラシックに影響を受けたとされる和音や今までになかったアレンジを加えました。
彼の音楽は様々なジャズアーティストにも影響を与えています。代表曲は『ワルツ・フォー・デビー』です。
さらに彼が率いるバンドであるグレン・ミラー・オーケストラは最初にゴールドディスクを獲得したオーケストラです。
ジャズ初心者におすすめの名盤5選
最後にご紹介するのはジャズ初心者にも聴きやすいジャズの名盤です。
さきほどご紹介したジャズアーティストの名盤から、原題のジャズアーティストの名盤まで5枚の名盤をご紹介していきます。
『ワルツ・フォー・デビィ』ビル・エヴァンス
ビル・エヴァンスの『ワルツ・フォー・デビー』は1961年に行われたライブを収録したアルバムです。
このアルバムでは、ビル・エヴァンス・トリオのベーシストだったスコット・ラファロが交通事故で他界する前に録音した最後のアルバムで彼の演奏を存分に楽しむことができます。
エヴァンスの代表曲の1つ『ワルツ・フォー・デビー』のしっとりとしながらもリズミカルな演奏も聴くことができます。
ライブの雰囲気や、エヴァンスの世界観を味わってみたいという方におすすめのアルバムです。
『カインド・オブ・ブルー』マイルス・デイヴィス
マイルス・デイヴィスの『カインド・オブ・ブルー』はデイヴィスの1959年にリリースされた代表的なアルバムです。
モード・ジャズを代表する作品の1つで、全世界セールスは1000万枚を突破しています。
デイヴィスの代表曲『ソー・ホワット』も収録されています。
まさにモード・ジャズの傑作アルバム!サックスの音色に聞き惚れたいという方におすすめのアルバムです。
『カム・アウェイ・ウィズ・ミー』ノラ・ジョーンズ
ノラ・ジョーンズはアメリカ・ニューヨーク出身のジャズアーティストです。父はインドの音楽家であるシタール奏者ラヴィ・シャンカールで、音楽一家に生まれました。
2001年にデビューし、デビュー・アルバムである『カム・アウェイ・ウィズ・ミー』は世界的大ヒットに。ジャズにソウルやポップス、カントリー要素も取り入れた新しいスタイルで、世界的な人気を獲得しました。
様々なスタイルをジャズに取り入れているので、初心者の方でも聴きやすいアルバムです。ここからジャズの世界に足を踏み入れるというのもよいかと思います。
『ライヴ・アット・カーネギーホール1938 (完全版)』ベニー・グッドマン
このアルバムはまさに伝説と言えるベニー・グッドマン楽団が1938年に行ったカーネギーホールで行われたコンサートを収録した傑作アルバムです。
コンサートならではの臨場感と迫力が楽しめ、このときの演奏は名演といわれています。ベニー・グッドマンの名曲とジャズの迫力を感じたいのであれば一度は聴いておきたい名盤です。
『シナトラ、ザ・ベスト!』フランク・シナトラ
『シナトラ・ザ・ベスト!』はフランク・シナトラのベストアルバムです。先ほどご紹介した『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』や『マイウェイ』などシナトラのこれでもかとばかりの一度は聴いたことある代表曲を収録しています。
まずは、ジャズの有名な曲から聴いてみたいという初心者の方にはぜひおすすめしたいベストアルバムです。シナトラの歌声に聞き惚れましょう。
ジャズの世界観を楽しもう!
今回は初心者の方にもおすすめのジャズをご紹介してきました。ジャズは奥が深く様々なジャンルもあるので、自分の好きなスタイルやアーティストを見つけてみてはいかがでしょうか。
時代ごとに使用されている楽器やテンポも違うので、色々な時代のジャズを聴き比べてみることもおすすめです。
ジャズを聴いて今までとは違う音楽体験を楽しみましょう。
ジャズの世界に魅了されたら、オーディオ機器にもこだわるとさらに音に引き込まれます。
また、こちらの記事ではジャズの名曲7選を紹介しています。ぜひ聞いてみてくださいね。
ひろこがね /
ビギナーズ編集部 ライター
趣味は映画を観ることと、パソコンをいじることです。柴犬が大好きです。アメリカにはたまに足を運びます。