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アイアンで飛距離を伸ばすコツや扱う際の注意点などを紹介
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ゴルフを趣味にしている人には、アイアンで飛距離を出したい人も多いです。しかし、アイアンはドライバーなどとは異なり、グリーンへボールを運ぶクラブです。飛距離を出すのではなく、正確なショットのために必要なクラブです。
番手などによって、長さが違うクラブでもあり、自分に合ったものを探すためには、知識を深める必要があります。基本的にゴルフクラブは、自分に合ったものを選んでください。そうすることで、ミスを減らせます。
アイアンの役割や種類、狙った距離に飛ばすコツ、扱う際の注意点などを取り上げていきます。「アイアンで上手く飛ばすコツを知りたい」「良いアイアンがなかなか見つからない」という人などは、ぜひ参考にしてください。
目次
アイアンのクラブとしての役割
ユーティリティ、ウッド、ウェッジ、パターといったゴルフクラブあります。アイアンは、どのような役割を担っているのでしょうか。
また、アイアンの中でも番手が分れています。アイアンのクラブとしての役割や種類について紹介します。
役割
アイアンの役割は、ボールをピンに近づけることです。あるいは、狙った場所に正確にボールを飛ばすことです。「アイアン=鉄」といった意味があり、ヘッドは平らで鉄製のクラブでもあります。形状、構造、素材などによってクラブの特性も変わります。
最も有名なゴルフクラブのドライバーは、ボールをできる限り遠くに打つものであり、ユーティリティは、アイアンとウッドの中間的な存在です。パターは、グリーン上で使うクラブです。このように、クラブによって役割が異なりますので、それぞれの特徴などをおさえておきましょう。
アイアンの基本的な打ち方は、ダウンブローです。ダウンブローとは、地面に打ち込むようなスウィング軌道です。ドライバーであれば、払い打ちが適しています。クラブによって最適な打ち方が異なることも認識しましょう。
種類と名称
アイアンの種類は大きく分けて、ロングアイアン、ミドルアイアン、ショートアイアンの3種類あります。また、それぞれの中でも3種類に細分化できます。ロングアイアンは、1番の「ドライビング·アイアン」、2番の「ミッド・アイアン」、3番の「ミッド・マッシー」です。
ミドルアイアンは、4番の「マッシー・アイアン」、5番の「マッシー」、6番の「スペード・マッシー」、ショートアイアンは7番の「マッシー・ニブリック」、8番の「ピッチング・ニブリック」、9番の「ニブリック」です。ビギナーにおすすめの種類は、7番です。また、番手の数が小さいほど、飛距離が出ます。
3~5番であれば、スピーディなスイングが求められますが、長距離に最適です。6~8番は扱いやすい番手です。9番はアプローチショットに適しています。
ラウンドを回る際、12本程度クラブを持ち、アイアンは8、9本と他のクラブよりも多めです。そのため、アイアンに関する知識はゴルフを楽しむために欠かせません。
番手別の飛距離
アイアンの番手によって飛距離が異なります。また、ゴルフレベルによってもどれくらい飛距離をがあるのか違います。番手別の飛距離について解説します。
飛距離を把握する目的
アイアンの番手別の飛距離目安を把握すれば、状況に合わせて適切なクラブを選べます。そしてそれは、スイングにも影響します。もちろんアイアン以外のクラブにおいても、どれぐらいの飛距離が出るのか理解しておきましょう。
番手別の平均的な飛距離
男性アマチュアを例に、番手別の平均的な飛距離を紹介します。地面に転がる距離を含まず、地面に達するキャリーを数値とします。
- 2番手:170
- 3番手:160
- 4番手:150
- 5番手:140
- 6番手:130
- 7番手:120
- 8番手:110
- 9番手:95
あまりボールが飛ばない人は、95~170を目安にしましょう。
- 2番手:195
- 3番手:180
- 4番手:170
- 5番手:160
- 6番手:150
- 7番手:140
- 8番手:130
- 9番手:115
平均的な飛距離の人は、115~195程度です。
- 2番手:210
- 3番手:200
- 4番手:185
- 5番手:170
- 6番手:160
- 7番手:150
- 8番手:140
- 9番手:130
比較的飛距離を出せる人は、130~210が目安です。
また、アイアンの飛距離において、ロフト角は無視できません。リアルロフトとオリジナルロフトという種類があり、それぞれに特徴があります。
シャフトも飛距離に関係します。シャフトにはスチールとカーボンという種類があり、スチールシャフトは自身でクラブを調整したい人、カーボンシャフトはクラブの助けを借りたい人にオススメです。
狙った距離に飛ばすコツ
ゴルフレベルによるアイアンの飛距離を理解した上で、狙った距離に飛ばすコツを伝授します。ダウンブローに打つこと、飛距離の再現性を強化、自分に合ったアイアンを選ぶことがコツです。
ダウンブローに打つ
アイアンを使った適切なスイングは、ダウンブローに打つことです。ダウンブローは、インパクトがポイントであり、正しい打ち方には、ちょっとしたコツが必要です。
インパクトがポイント
ゴルフに慣れていない人がダウンブローできない理由として挙げられるのは、ダウンスウィングした際、左肩が開いてしまうことです。これを防ぐためには、トップ~ハーフウェイダウンまでの形を習得すれば問題ありません。また、一気にタメを解くタイミングなども重要です。
打ち方ドリル
ダウンブローに打つ手順は、アドレスしてハーフウェイバックのポジションにテイクバックが来たら、グリップから右手を離します。そして、ヘッド付近まで、右手を滑らしましょう。
この状態で体を右に向け手を下ろします。ハーフウェイダウンまで到達したら一気に右手を伸ばしましょう。こうすることで、左手を右手が越して、ヘッドが走ります。
飛距離の再現性を強化する
他にも狙った距離に飛ばすコツはあります。それは、飛距離の再現性を強化することです。具体的には、スイングのリズムをつかみ、左右対称な振り幅にし、飛距離と振り幅の基準を見極めましょう。
スイングのリズムを掴む
まずは、スイングのリズムを掴みます。意識するポイントは、自分にとって心地良いリズムなのかどうかです。ダウンスイングとバックスイングのリズムが一緒になることも意識しましょう。
振り幅を左右対称にする
続いて振り幅です。振り幅は、安定した距離感を実現させるために、左右対称を意識しましょう。また、左右対称の振り幅は、力の加減がしやすいです。
振り幅と飛距離の基準を見極める
自分に合った心地よいスイングのリズムと適切な振り幅を体得し、腰から腰の振り幅でどれぐらい飛ばせるのか理解しましょう。距離をコントロールするためには、力加減や振り幅を変更してください。
自分に合ったアイアンを選ぶ
アイアンを選ぶコツは、飛距離が出すぎないクラブがオススメです。なぜなら、飛び過ぎてしまう方がリスクが大きいからです。プロゴルファーは、「マッスルバック」という飛距離をコントロールしやすいクラブを選ぶ傾向にあります。
趣味でゴルフを楽しんでいる人は、「キャビティバック」というヘッドが大きめなクラブをチョイスしましょう。「キャビティバック」であれば、ミスを防げますし、ボールを打ちやすいです。
また、形状だけではなく、ソールもアイアン選びのチェックポイントです。幅が広いタイプであれば、打ちやすく、ミスを減らせます。逆に幅が狭いタイプは、コントロールしやすいですが、慣れないうちは、使わないことをオススメします。
自分の体重や体格に合わせたアイアンを選ぶことも重要です。体格に自信のない人は軽めのシャフトがオススメであり、体力のある人がこのタイプを使ってしまうと、クラブをコントロールすることが難しいです。
飛距離を伸ばすコツ
アイアンのスイングで飛距離を出すためには、ヘッドスピードをあげる必要があります。また、カスタムシャフトにすることでヘッドスピードは変化します。こうした飛距離を伸ばすコツについて詳しく解説していきます。
ヘッドスピードをあげる
ヘッドスピードを上げることで、飛距離が出るだけではなく、しっかりとスピンもかかるメリットがあります。打ち方のドリルと併せて紹介します。
速さと飛距離は比例する
飛距離を伸ばすために、ヘッドスピードは無視できません。「飛距離=ヘッドスピード×5.55」という計算式によって飛距離を導き出せるため、速さと飛距離は比例関係です。
アマチュアのゴルファーであれば、38~43m/s程度が平均的なスピードです。プロになるとさらに飛距離を出せるため、ヘッドスピードは48m/s以上です。
また、年齢が若ければ若いほどヘッドスピードは速く、男女でも違いがあります。60代を境にヘッドスピードは下落傾向になり、筋力トレーニングしてもヘッドスピードに直接関係ない結果もあります。
打ち方ドリル
ヘッドスピードをアップさせるためには、フォローポジションを作り、そこからテイクバックをスタートし、フォローの位置をめがけ、スイングしましょう。
そして、この打ち方をリピートしてください。スイングで重要なことは、左ヒジの締めと右手が上になることです。リピートすることで、スピードアップにつながります。スピードアップを目指すためには、慌てずにゆっくりとトレーニングしましょう。
アイアンショットが上手な人の特徴は、右手の返しです。右手を返すことで、飛距離は伸びます。右手を返さない場合、弾道が右にそれてしまう可能性もあります。また、軸の安定性も大切です。軸のずれは、ダフリなどにつながります。体の軸を安定させるためには、頭のポジションをキープするようにしましょう。
ドライバーをカスタムシャフトにする
ドライバーをカスタムシャフトすることで、ヘッドスピードは変化します。カスタムシャフトにした人であれば、43.25m/sという平均スピードになりますが、そうではない場合、39.83m/sが平均スピードです。筋力トレーニングするよりも、ドライバーをカスタムシャフトにする方が効率的と言えるでしょう。
カスタムシャフトはカスタムしたシャフトがつけられているクラブです。どのメーカーでも、カスタムシャフトをリリースしています。純正シャフトであればスイングしやすい特徴がありますが、万人向きのため、性能に優れているとは言えません。また、コスパが良いということもメリットです。
カスタムシャフトは、シャフトごとの特徴が異なるため、自分に合ったクラブを選べば、飛距離やスイングに大きく貢献するでしょう。ゴルフ上級者やプロゴルファーでさえも、シャフトには非常にこだわりを持っています。
シャフトを変えることで、タイミングの取りやすさに影響があります。そして、ゴルファーによってタイミングの取りやすさは違います。ミスを減らすためにも、上達スピードを上げるためにも、シャフト選びを怠らないようにしましょう。
アイアンを扱う際の注意点
アイアンを扱う時の注意ポイントはいくつかあります。まずは、メーカーごとのロフト角の違いです。また、番手ごとの距離感の相違についても意識しましょう。このようなアイアンを扱う際の注意点を見ていきます。
ロフト角の違いに注意
ゴルフメーカーによって、アイアンの番手のロフト角に違いがあります。つまり、一緒の番手でも、ロフト角が異なりますので、コントロールしにくいです。大幅にロフト角が違う場合、そしてゴルフメーカーが異なる場合は、注意してください。
ロフト角とは、ボールが当たるフェースの平面とクラブを地面に置いた時の垂直線が成す角度のことです。大きなロフト角は、フェースが斜めになっている状態で、垂直であればロフト角は小さいです。飛距離を伸ばすためには、ロフト角が小さいクラブを選びましょう。
しかしながら、ヘッドスピードが速くない人は、ロフト角が大きいと飛距離が出る場合もあります。ゴルフを始めたばかりの人は、10度~12度のロフトがオススメです。この角度であれば、ボールが高く上がります。
こうしたロフト角の選び方は、アイアンでは当てはまらない時もあります。そのため、ゴルフショップのスタッフと相談して、自分に合ったアイアンを入手できるようにしましょう。
一定の間隔で刻めるようにする
アイアンを使う場合、「〇番手ならば〇ヤード」という目安を作りましょう。さらに、一定の間隔で刻めるようにすると、間の開きが多い時のような難易度の高さを回避できます。飛距離の差を均等にすれば、適切にアイアンを使用できるでしょう。
100ヤード以下は、細かい打ち分けが必要です。打ちっぱなしでトレーニングする際は、クラブの持ち方やスイング幅を変えて打ち分けしてみましょう。
アイアンは飛距離を出すことより把握することが大切
狙った場所に正確にボールを飛ばすためのアイアンには、ロングアイアン、ミドルアイアン、ショートアイアンといった種類があり、それぞれで飛ばせる飛距離が異なります。長距離には3~5番、短距離には9番が最適であり、扱いやすさを重視する人は、6~8番を選びましょう。
狙った距離に飛ばすコツは、ダウンブローです。飛距離の再現性を強化することも大切ですが、忘れてはいけないのが自分に合ったアイアンを選ぶことです。ビギナーであれば、形状は「キャビティバック」、幅が広いソールのクラブをオススメします。
アイアンで飛距離を伸ばすためには、ヘッドスピードを上げることです。飛距離とヘッドスピードは比例関係であり、38~43m/s程度を目安にしてください。右手の返し、軸の安定性も意識すると良いでしょう。
アイアンを扱う時の注意ポイントは、メーカーによってロフト角が異なることを認識することです。「〇番手ならば〇ヤード」という目安を作ることで、難易度の高さを回避可能です。自分に合ったアイアンで、今まで以上にゴルフを楽しましょう。
ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター
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