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一人暮らしにおすすめの電力会社5選とその選び方を解説!

日本でも電力が自由化され、さまざまな業者がお得な電気供給プランを提供してくれるようになりました。契約の見直しと日々の節電で、高い電気代は劇的に下げられます。一人暮らしの方が電気代をお得にするために必要な知識を紹介していきます。
一人暮らしにおすすめの電力会社5選とその選び方を解説!

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一人暮らしをしていると、食費、携帯電話料金、交通費、趣味にかける費用などいろいろお金がかかりますが、意外に負担が大きいのが光熱費です。

光熱費、なかでも電気代を減らす場合、まず誰でも考えるのが節電です。そして実はもうひとつ電気代を減らす手段として、安い電力会社を選んで使う方法もあります。一人暮らしで電気代を減らす方法を、電力会社選びと節電の両方の面から解説します。

一人暮らしでの電気の使用状況

平均的な一人暮らしの場合、電気代というのはどのくらいかかるのでしょうか。また、どういう行動が電気代を増やすのでしょうか。各種統計からデータを読み取ってみます。

一人暮らしでかかる電気代の相場

総務省の「家計調査(2016)」によると、一人暮らしの一ヶ月の平均電気料金は5300円ほどです。これが、34歳以下だと平均が3200円ぐらいに下がります。

理由は簡単で、若い一人暮らしの人は学校や仕事先に長時間出かける生活をしていることが多く、家にいる時間が短いからです。ですから一日の半分以上は出かけているという人は、この3200円が電気代の基準になります。

逆に自宅で仕事をしたりして、ずっと家にいるのが生活の基本になっている人は、5300円より多く電気代がかかるものと考えるといいでしょう。

電気代がかかる家電製品

家電製品の中で、一番電気代がかかるのはなんでしょうか。資源エネルギー庁の調査によると、1位は冷蔵庫です。だいたい電気代の14%ぐらいを冷蔵庫で使っています。

2位は照明器具。これも家にいる間はつけているのが前提になる分、やはり電気代はかかります。3位がテレビ。電気代を食うというイメージのあるエアコンは4位と、意外に低い感じもします。

ただし、エアコンの場合、家にいる時間が多めだと電気代が跳ね上がることが予想されます。

その下には電気温水器、エコキュート(給湯器)、電気ポットなど、お湯を作る器具が目立ちます。電子計算機、つまりコンピュータは2.5%と低めの数字ですが、これも環境や仕事によって大きく変わります。

ライフスタイルと地域で電気の使用状況に違い

電気代はライフスタイルはもちろん、性別や住んでいる場所でも大きく違ってきます。たとえば年齢ごとの違いを見てみると、34歳以下がもっとも安く、35歳以上50歳以下は少し高めになり、51歳以上だとさらに高くなります。

上の電気代の内訳のデータでいうと、テレビやエアコンなどの費用が大きく違ってくるのだと思われます。

男性と女性では、全体的に女性のほうが電気代がかかっています。また、住んでいる場所でいうと、大都市よりも中都市に住んでいるほうが電気代は高くなる傾向が見られます。

地域で見るともっとも電気代がかかる地方は北海道と東北です。暖房費を中心に、ある程度費用がかかってしまうのは仕方がないところかもしれません。

もっとも安いのは関東。やはり、周囲に豊富な電気設備があり、なおかつ気温がほどほどの地域が電気代的にはお得といえます。

一人暮らし向けお得な電力会社の選び方

2016年の4月、「電力自由化」と呼ばれる変化が電力業界に起きました。これまで地域ごとに決まっている電力会社としか契約できなかったのが、自由にいろいろな電力会社の中から選んで、電気が使えるようになったのです。

この電力自由化のときに参入してきた新しい電力会社を、よく「新電力会社」と呼びます。新電力会社が用意しているプランにはいろいろな形で電気代を安くしてくれるものが多いのですが、そのぶん契約内容をよく知っておく必要があります。

まずは、電力会社と契約をするときの基礎知識を知っておきましょう。

一度に使用する電力の量で決める

契約の前に必ず考えておきたいのが、契約アンペアです。契約アンペアとは簡単にいうと、部屋で同時に使うことができる電気の上限量です。

複数の電気器具を使って電気量が契約アンペアを超えると、ブレーカーが落ちて停電してしまいます。

ならば契約アンペアは多いほうがいい、ということになるのですが、多ければ多いほど基本料金が上がります。問題ない範囲でなるべく少ないアンペア数で契約をするのがベストです。

何アンペアが必要なのかは、よく使う電気用品に書いてある消費電力、300ワットとか400ワットとか書いてある数字を調べると計算できます。

同時に使う必要のある各器具のワット数を全部足して100で割ります。その数字が部屋で必要なアンペアです。

こうして必要なアンペアを出したら、それを満たして、しかもアンペアが多すぎないような契約を選びましょう。

ライフスタイルに合った契約プラン

新電気会社のなかには、特定の時間帯には電気代が安くなるようなプランを用意しているところもあります。サービスになる時間帯は地域や会社、プランによってさまざまですが、もっともポピュラーなのが深夜から朝方にかけて安くなるものです。

たとえば夜遅い時間しか家にいないというような生活スタイルなら、深夜割引のプランを選ぶことで電気代をかなり安くすることができます。逆に夜に出かけてゆく仕事をしているなら、昼間に安くなるプランを選べば相当お得になるでしょう。自分のライフスタイルに合った割引サービスを探してみましょう。

サービスも含めて安くなる電力会社

まずやっておきたいのが支払い方法の確認です。新電力の場合、コンビニ払いなどの直接現金を支払う方法はほぼ用意されておらず、だいたいが口座振替とクレジットカード決済のみです。自分の望む支払い方法が用意されているかどうかは確認しておきましょう。

つぎに、トラブル時の駆けつけサービスや相談サービスがあるかどうか。もちろんあったほうがよく、とくに交通の便がよくないところに住むならばかなり重要なポイントになります。

そしてポイント還元。新電力会社のなかには、カードサービスや小売サービスなどと連携したポイント還元を用意しているところがあり、それだけでけっこうお得になったりします。ここもチェックしておきたいポイントです。

実はもっとも重要なのが、乗り換えのときの負担です。契約してみたもののいまひとつだった、別に会社に移りたい、というようなケースは意外と多くあります。

契約時に入会金を払ったり、長期間の縛りを入れて解約時に違約金を取ったりするような会社はなるべく避けましょう。

知名度の低い電力会社は避ける

新電力会社と一言で言っても、事業規模も経営形態もさまざまです。よさそうな新電力会社を見つけたら、必ずどんな母体を持つどのくらいの規模の会社なのか調べてみましょう。

あまりに小さい会社、できたばかりの会社はなるべく避けたほうが無難です。というのも、資金の少ない会社は苦しくなるとすぐ値上げしてしまうからです。電気代を安くあげるためにわざわざ契約したのに、値上げされてしまっては元も子もありません。

もっと酷いときは会社自体が電気供給から撤退してしまいます。そういうときは同地域の別の電力会社が肩代わりしてくれるので電気を使えなくなることはないのですが、電気代は上がってしまう可能性が高いです。

そうならないために、当分潰れる心配がないと思える会社を選んで契約しましょう。

一人暮らしにおすすめの電力会社5選

ここからは、安心しておすすめできる新電力会社を紹介していきます。

おうちでんき

ソフトバンク・ワイモバイルのユーザーにおすすめのサービスが「おうちでんき」です。この2つのユーザーの方は、回線1つにつき110円の割引を受けられます。

もちろん、他のキャリアの方でもおうちでんきを利用できます。

また、現在ソフトバンクのおうちでんきに新規加入すると、2ヵ月分の電気代が0円になるキャンペーンを実施中です。このキャンペーンは、他キャリアユーザーもキャンペーンの適応対象です。

基本料金/最低料金、電力量料金、そのほかの料金を含めてすべて無料になるので、気軽に申し込みやすいでしょう。

また、電力会社の従量料金が毎月1%お得になるので、継続的にメリットも受けられます。

おうち電気の詳細をみる

HTBエナジー

ともかく電気代が節約できる新電力会社ということになると、有力候補になるのが「HTBエナジー」です。東京なら従来の電力会社の電気代より10%引き、他の地域でも大半のところで5%引きになります。

また、1日のうち2時間、特定時間帯の電気料金がいくら使っても無料になるという「ママトク」というプランが用意されています。

朝6時から8時の朝ママトク、夜19時から21時のママトク、夜22時から24時のミッドナイトママトクと3つのプランがあります。特定時間にしか家にいない人や、特定時間にまとめて家事をやる人などにとっては、大きなお得を生み出す可能性のあるサービスです。

HTBエナジーの詳細をみる

あしたでんき

「あしたでんき」は非常にシンプルで明快な料金体系が特徴の新電力会社です。料金プランは2つあり、使用電気量少なめの世帯向けの標準プランは基本料金が0円です。また、契約料もなく解約料も発生せず期間縛りもないと、気軽に契約できるのも長所です。

基本料金が0円ということは、ほとんど電気を使わなければほとんどお金を取られないということです。ですから一人暮らしの人のなかでも、電気消費が少なめの人にとって非常に得になります。部屋には夜帰ってくるだけ、というようなライフスタイルの人はまず基本料金0円の会社を検討してみましょう。

全体的に「Looopでんき」とよく似た料金プランになっていますが、最大の違いは電気量料金、つまり使った電気の単価。「Looopでんき」の電気量料金は地域によって少しずつ違うのですが、「あしたでんき」は全国統一の価格になっています。お住まいの地域によって、どちらを選んだほうがお得かは変わってきます。両者のサイトを見つつ検討してみるといいでしょう。

あしたでんきの詳細を見る

楽天エナジー

「楽天エナジー」は名前からわかるように、楽天が運営する新電力会社です。基本料金無料、契約料も解約金もなしと、こちらも明快な料金プランになっています。バックが大きな企業なので当面潰れる心配がないのも安心につながります。

なんといっても最大の特徴は、電気代とともに楽天ポイントが貯まることです。電気代200円で1ポイントが貯まります。楽天カードを所有しそれで電気代を支払うとさらにお得になり、100円ごとに1ポイントが貯まっていきます。これはかなり美味しい貯まり方です。

楽天ポイントは買い物だけでなく、電気代そのものを払うことにも使えるので、実質的にはそのぶん割引きがされていることになります。契約上の電気量単価以上にお得感があるプランです。

楽天エナジーの詳細を見る

昭和シェル石油

もし、あなたが車を持っていて毎日のように乗っているならば「昭和シェル石油」の新電力プランを使ってみてはどうでしょうか。電気代が節約になり、しかもガソリン代も割引きされるという面白いプランです。

このプランに入りカーオプションを選択すると、月100Lまで、ガソリン代が1L2円安くなります。電気自動車の場合も月の電気代が200円お得になります。

電気代は、基本料金+電気量料金という従来どおりの形ですが従来の料金よりはかなりお得になっています。とくに月々の電気量が多くなるほどお得になってゆくのが特徴です。

昭和シェル石油の詳細を見る

一人暮らしで電気代をお得にする方法

最後に、日々の暮らしのなかで電気代を節約するためのノウハウをいくつか紹介します。

電気代が高い家電製品の設定を変更

節電をしたいとき、まっさきに見直したいのが冷蔵庫の設定と設置場所です。平均で家庭の電力消費の約14%を占めているからです。

まず、冷蔵の強さをできれば「弱」にしましょう。これだけで電気代がかなり変わってきます。弱でもじゅうぶんに冷えるので、よほどのことがなければ大丈夫です。

さらに見直したいのが冷蔵庫の置き場所で、壁と冷蔵庫の背面の間に2cm以上の隙間を作ってください。そして冷蔵庫の上には何も置かないようにすることが大切です。

この2つを守るだけで、冷蔵庫の熱効率は劇的に上がり、電気代にも大きな好影響があります。

同じく電気食いなのがエアコンですが、よく知られているように、一度電源をつけたらつけっぱなしにしてコンディションを保つのが節約になります。調整すべきは設定温度。設定温度と外気温の差を1度少なくするだけでかなりの節電になります。

温かい空気や冷たい空気は特定の場所に溜まりやすく効率が落ちがちなので、換気扇を併用して空気をかき混ぜることも考えてみましょう。

冬の暖房でいうと、実はコタツは電気代的にはかなり優良です。ライフスタイルにもよりますが、積極的に使うことでエアコンの負担を減らしてみてはどうでしょうか。電気毛布も、意外に電気代はかからないことが多いです。

新しく買う家電は省エネ機能

新しく家電や家電用のパーツを買う場合は、なるべく省エネ機能を持ち消費電力の少ないものを選ぶようにしましょう。エアコン、冷蔵庫、テレビといった大型の家電の省エネ能力によって、電気代はかなり変わってきます。

忘れがちですが影響が大きいのが照明関係の器具です。統計でも、冷蔵庫に次いで電気を食うことがわかっています。最近使われているLED照明は、物の単価こそ旧来の照明より高めですが、消費電力が桁違いに少なく長持ちもするので、結果的には間違いなくお得になります。

すぐに使わない家電のコンセントを抜く

基本的に、長時間電気を使いつづけるものは節電の大きな妨げになります。なかでも影響が大きいのは保温をするものです。

たとえば炊飯器。ご飯を長時間保温するのは電気代の面からいうとかなりの無駄です。冷凍してしまって、必要なとき取り出して電子レンジで解凍したほうが安上がりになります。

電気ポットも、電気を使っているのは沸かすときよりむしろ保温している時間。使わないお湯をずっと溜めておくより、その都度沸かしたほうが節約になります。

テレビなどの大型家電は、リモコンで電源を切ってもずっと待機電力を使っているものが多いので、できれば長時間使わないならコンセントから抜いておくといいでしょう。

一人暮らしの電気代を節約しよう

電気自由化がされたことは知っていても、自分の電気契約を変えるという発想にはならず、なんとなく他人事のように思っているかたも多いのではないでしょうか。

ですが実は、新電力はノーリスクで気軽に契約でき、簡単に電気代が減らせる可能性がある節約手段です。

自分のライフスタイルに合ったプランを選び、お得に節約しましょう。

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ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

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