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LED照明の電気代は?従来照明との比較と切り替えるメリットを紹介
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近年、LED照明を取り入れる企業や家庭は多く、省エネ効果が高いとして注目されています。
自宅でまだLED照明を活用していないという方のために、LED照明の特徴や切り替えるメリット、交換する際の注意ポイントなどを解説します。
目次
LED照明と従来照明を比較してみよう
従来照明とLED証明の2つを比較し、LED証明の特徴や切り替えることによるメリットを紹介します。
まずは3つのポイントを押さえておきましょう。
LED照明は消費電力が低い
LED証明と従来照明では、消費電力に違いがあります。
従来照明の蛍光灯シーリングライトと、LEDシーリングライトの電気を使用し、12畳向けのもので比較し以下の消費電力になりました。
- 蛍光灯:120W
- LED:50W
2つを比較すると、従来照明の蛍光灯の半分以下の消費電力で使用できることが分かります。
消費電力はLED照明の方が低いですが、明るさは同じもしくは、LED証明の方が明るいです。
LED照明は消費電力が低いため電気代が節約できる
LED照明と従来照明を比較すると、LED証明の方が消費電力が低いため電気代を抑えられることが分かります。
安くなると聞くとそれだけで魅力に感じますが、どれほど安くなるのか確認しておきましょう。
1日8時間使用したとして、1KWh当たりの電力量料金を25.91円として計算すると以下のようになります。
- 蛍光灯シーリングライト:
1時間当たり3.1円
年間9,078円 - LEDシーリングライト:
1時間当たり1.2円
年間3,782円
1時間当たりの電気代を見ても、約2~2.5倍程差があり、年間にすると約5,200円程も電気料に差が出ます。
この結果から見ても、LED証明にすることで電気代を節約できることがわかります。
LED照明は寿命が長いため交換コストも抑えられる
LED照明の寿命と、交換によるランニングコストも従来照明と比較してみましょう。
LEDシーリングライトは交換ができないので、蛍光灯シーリングライトがよいという人もいます。
しかし、ランプの寿命を見るとLEDの寿命は格段に長く交換の必要がないとされています。
- 蛍光灯:
13,000時間程度
約3年7カ月 - LED:
40,000時間程度
約11年
このように、LEDランプの寿命は従来照明の3倍以上と長く、1日8時間使用したとしても13年半も使用できる計算です。
そのため交換する必要もなく、手間も省けるメリットができます。
さらに、電気代も安く抑えられるため家計の負担も軽減できます。
- 蛍光灯を10年使った場合: 2回の交換が必要のため、購入コストは2,000円
- LED証明を10年使った場合: 買い替え不要のため、購入コストは2,000円
購入コストはどちらとも変わりありませんが、タイプによっても異なります。
しかし、LED照明は1~2年で購入コスト分の元がとれることになるため、最初高いと感じても変えるメリットは大きいです。
LED照明に切り替える際のポイント
LED照明に切り替えるメリットが大きいことはわかりましたが、交換する前に確認しておきたいポイントが5つあります。
「思っていたのと違う」とならないためにも、事前の確認が必要です。
明るさの基準を知っておこう
LEDではルーメン(lm)という単位が明るさの基準になり、ワット(W)が記載されていません。
ワットは明るさを表す単位ではなく消費電力を示す単位になり、ルーメンは明るさを示す単位になります。
LED照明の場合、蛍光灯や白熱電球よりも低い消費電力で同じ明るさを保てるため、「40W相当」と利用者にわかりやすく表記しています。
ルーメン値が大きいほど明るく、40W相当の明るさは485ルーメン、60W相当では810ルーメン以上が目安です。
一般電球タイプで、E26口金のWに対するルーメンは以下の通りです。
- 30W 325lm
- 40W 485lm
- 50W 640lm
- 60W 810lm
LEDは大きめにできている
LED電球は放熱が必要なため大きくできているので従来の電球との大きさの違いに注意しましょう。
LEDは熱に弱いため、放熱が必要になります。
そのため、放熱される部分を広く確保するため、電球自体の大きさも大きくなるわけです。
ガラスシェードなどで電球部分がおおわれている照明器具の場合、事前に把握しておかないとサイズが合わないという事態になるため、寸法を前もって調べておきましょう。
口金サイズは2種類
口金サイズは2種類あり、一般的にはE26とE17が多く使用されます。
口金サイズを間違えると、明るさや電球サイズも変わり、ソケットに取り付けできない場合があります。
あらかじめサイズを確認してから用意することが大切です。
自宅の照明器具のソケットサイズと使用できる形状を確認し、どのLED照明が利用できるか決めてから購入しましょう。
光の色にも注目しよう
LED照明の色は3種類あり、光の色を用途によって使い分けることができます。
それぞれの色の特徴と適するシーンについて解説しましょう。
【昼光色】
青っぽい光で寒色系。適するシーンは勉強や読書、裁縫などの作業するときに適した色です。
子供部屋や作業デスクにも最適で、集中力を保てる色です。
【昼白色】
中間色の白っぽい光です。外の明かりに近い色なので、洋服を選んだりメイクをする空間に向いています。
【電球色】
暖色系のオレンジっぽい色です。目に優しく、リラックスしたい場所に向いた色です。
料理もおいしく見える色なので、食卓の照明色に向いています。
その他にも寝室、リビングやダイニングなどの間接照明として活用する方法もおすすめです。
光の色は、「電球色相当」「昼白色相当」「昼光色相当」とパッケージに記載されているので、必ず色を確認してから購入しましょう。
用途に合った光の広がり方のものを選ぼう
LED照明には、「全方向に明るい」「下方向が明るい」という2種類のタイプがあります。
-
全方向に明るいタイプ
- リビングやダイニングのダウンライト
- ペンダントタイプ
- フロアスタンド
-
下方向に明るいタイプ
- 廊下やトイレ
- 洗面所などのダウンライト
- 絵画や写真を照らすスポットライト
- 間接照明
LED照明交換における注意点
LED照明に変える前に、次のことを確認しておくことで失敗なく適した照明を選ぶことができます。安くてメリットがあるからすぐ購入するのではなく、事前に確認したいポイントを押さえましょう。
調光機能の有無
調光機能の付いた照明器具には、対応製品を使うことが大切です。
間違えて調光機能のある照明器具に、非対応のLED電球を取り付けてしまうとソケット部分に入らない、もしくは故障の原因になります。
調光機能のある照明器具の電球交換は、事前に対応したものを把握して購入することが大切です。
そのためにも、自分の照明器具はどのようなタイプなのか、口金のサイズなども確認しておきましょう。
密閉型器具の場合
バスルームなどのカバーで覆われている照明器具では、対応製品を使うことが大切です。
天井に多く取り付けられているダウンライトで、防音や省エネのため照明器具の周りに断熱材を使用しているものを「断熱施工器具」と言います。
まず、断熱材施工器具の「SB」「SG」「SGI」マークがあるか確認しましょう。
これは、覆われている断熱材により温度が高温になり、LED電球の放熱が上手くできなくなります。すると、電球の故障や短寿命につながるからです。
そのため断熱材施工器具に対応しているLED電球を選ぶことが大切です。
ダウンライトなどの場合
照明器具が断熱材で覆われているようなものは対応製品を使いましょう。ダウンライトは、天井にはめ込む形が一般的で、このタイプの照明も断熱材施工器具になります。
ここでも熱が問題となり、一般的なLED電球を使用すると放電が上手くいかず故障の原因になります。
そこで、断熱材施工器具なのかどうかを判断するために、シールを目印として判断できます。
「SB」「SG」「SGI」Sだけ丸く囲みがあり、後の字は枠外に表記されています。この3種類のうちいずれかがついていたら、その照明器具は断熱材施工器具だと判断しましょう。
LED照明以外でも電気代を節約しよう
LED照明に切り替えただけでも電気代節約に大きな期待が出来ます。
その他にも、自分ができる電気の節約法はいくつかピックアップしています。
すぐにできることは早速始めて、節電意識を高めた生活をしましょう。
節電タップで待機電力を減らそう
個別スイッチ式のタップを使用すれば、待機電力を減らせ節電効果が期待できます。
待機電力は、使用していなくてもコンセントに挿したままでも少量の電力を消費してしまいます。
節電タップを使用することで、コンセントに挿したままでもスイッチオフにすれば待機電力を抑えられるのです。
1時間、1日にすればほんの数円程度の電気料ですが、月や年間にすると大きく節約できることになります。
ただし、冷蔵庫やテレビのコンセントを抜くのはおすすめできません。
最近の冷蔵庫はコンセントを入れたり抜いたりすると故障してしまうものがあり、テレビは、コンセントを入れておかないと付かなくなってしまうものもあります。
常に使うものは挿したままにして、オーディオやエアコンなど、使用はするが頻繁に使用しないというものを対象にして節電タップを活用しましょう。
エアコンの効率を上げよう
エアコンは、室内温度と外気温度に差があることで大きな電力を消費します。
理想の設定温度は夏場だと28℃とされていますが、それでも長時間室内にいれば暑く感じる温度です。
そこで、扇風機も併用して活用することで、体の表面温度を下げられ清涼感も出ます。
エアコンの温度を下げすぎず効率よく使用するには、扇風機も併用することをおすすめします。
また、エアコンのフィルターをこまめに掃除をすることで、エアコンの稼働がよくなり、短時間で部屋の温度を下げられます。
冷蔵庫も工夫次第で節電となる
冷蔵庫の使い方次第で節電効果を高めることができます。次のことを実践することで、節電対策だけでなく、長く冷蔵庫を愛用できることに繋げられます。
- 設定温度を下げすぎない(季節に合わせる)
- 食品を詰め込みすぎない
- 扉の開閉時間を減らす
この3点を実践することにより、今よりさらに節電対策ができます。
さらに、冷蔵庫の買い替えを予定している方は、節電タイプのものにすることで、冷蔵庫にかかる電力を限りなくカットでき、節電効果を高められます。
電力会社を変えてみよう
電力自由化により、1社独占ではなく多くの会社からから適切な電気料金プランを選べます。
電力会社同士での競争もあり、自分のライフスタイルに合ったプランを選ぶことができます。そのため現在の電力会社の料金を見直し、他社に変えるメリットは大きいです。
他の電力会社のプランにも目を向けることで、今までとは違った電気の使い方や、自分が使いたいときに安く利用できます。さらに使用しない時間を高い電力にするなど、自分の生活に合わせたプランを選びましょう。
そうすることで安くお得に利用できるようになり、節電対策ができます。
自宅に合ったLED照明に替えて電気代を節約しよう
照明をLEDに切り替えるだけで、月々でも年間でも大きな節電効果が期待できることが分かりました。
ただし、LED照明には種類や大きさがあり、自分の照明器具に対応したものを選ぶ必要があります。
購入する前にどのようなタイプにするか、大きさなども把握してから選び、節電意識を高めた生活をしましょう。
ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター
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