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サイクリングにヘルメットは必要?選び方や人気メーカーを紹介

サイクリングにヘルメットは必要?選び方や人気メーカーを紹介

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サイクリングの安全対策のひとつがヘルメットの着用です。バイクの場合、ヘルメットの着用は法律で義務付けられていますが、実は自転車の場合は着用の義務はありません。しかし、クロスバイクやロードバイクは時速30km近いスピードで走行することがあるのに、着用は不要といえるでしょうか。

サイクリングをしていて怖いのが転倒などの事故です。誰しも自転車に乗ったことはあると思いますが、自転車に乗っていて転んだことや自動車や人などにぶつかりそうになったことは少なからずあるのではないでしょうか。スポーツサイクルの場合、ひとつの事故が大惨事を招きかねません。サイクリングに常につきまとう事故のリスクを減らすことは、サイクリングの趣味を楽しむために必要なことだと言えます。

この記事では、サイクリングのヘルメットについて、その必要性について説明します。ヘルメットの選び方や初心者の方にもおすすめのヘルメットも紹介しますので、参考にしてみてください。

サイクリングにヘルメットは必要?

手に持つと分かりますが、サイクリング用ヘルメットはとても軽く簡単な作りになっています。国で基準が定められているバイクの重たい頑丈なヘルメットとは違い、自転車のヘルメットは発泡スチロールなどを素材として軽量な作りです。これは安全性や快適性など各メーカーが試行錯誤の末にたどり着いた様式で、現在では広く定着しています。

着けてみると快適なサイクリング用のヘルメットですが、蒸れるから嫌だ、着けるのが面倒くさいという方にもいらっしゃるかもしれません。しかし、安全面を考えるとヘルメットの着用は必要です。ヘルメットの意義について、まずは説明できればと思います。

サイクリングのリスクとは?

公道を走行する場合、自転車も歩行者や自動車と同様に事故のリスクを伴います。自転車だけが特別ではありません。むしろ、どこにでも自転車道があるわけではないため、常に注意を払いながら走行しなければいけないことを考えると、交通ルールを適切に守らなければサイクリングの事故リスクは高いという見方もできます。

本当に怖い自転車の事故

You Tubeなどの動画サイトを閲覧すると、自転車事故の動画はたくさんあります。

自転車に乗り慣れている方でも、ふとした瞬間でこのような事故に直面します。自分自身の不注意もあれば、歩行者や飛び出してきたり、自転車の不注意により衝突してしまうこともあります。こういった負の側面もあることを、身の安全のために知っておく必要があるでしょう。

自転車は事故が多い乗り物?

道路交通法的には、自転車は車両の一種で、広くは軽車両に分類されます。自転車は歩行者と一緒などと軽く考えていると痛い目をみます。こういった法律上、自転車は自動車と同様にルールを守らなければいけませんが、なかなか意識が浸透していない現状もあると思います。深くは触れませんが、警視庁が発表している平成28年の自転車事故の発生件数は、全国で約9万3千件でした。年々減ってきてはいるのですが、これは全事故件数の2割程度にあたります。全国でみると、1日に約250件の自転車にまつわる事故が起きていることになります。

参考:警視庁|自転車事故関連データ

自転車事故で死に直結するのは、頭部への損傷です。実際に事故のリスクがつねにつきまとう乗り物だからこそ、サイクリングにでけかけるのであればヘルメットの着用は必要といえるでしょう。

安全なサイクリングの心得

自転車にヘルメットの着用は義務ではありません。特に、街乗りの場合や速度をそこまで出さない場合は不要かもしれません。ただ、スポーツサイクルを普段使いで乗られる方に知って欲しいことはまだまだあります。そのことについて説明します。

通勤・通学時は特に注意する

スポーツサイクルで通勤・通学する場合は特に安全に気をつけて下さい。ヘルメットやサイクリングウェアの着用は面倒くさく荷物になるので、みなさんスーツや制服の格好で走行されています。安全に注意すれば問題ないのですが、朝の忙しさのためか危険な走行をしている自転車を多く見かけます。信号無視、イヤホン着用、車や歩行者を無視した車道や歩行の無理な走行などなど、挙げればきりがないくらいです。同じことをしないのはもちろん、もらい事故の危険性もあるので通勤・通学時もヘルメットの着用をしたり、安全に細心の注意を払うようにしましょう。

ライトとグローブで安全対策

ヘルメット以外に安全対策に必要なものがライトです。当たり前かと思われるかもしれませんが、街灯などで視認性の高い場所では驚くほど無灯火の自転車をみかけます。ライトの目的は視認性を確保することだけでなく、前方の車や歩行者、後ろから来る車などに存在をアピールすることです。そのためには、前照灯に加え、サドルの後ろにつけるテールライトの両方をつけるようにしましょう。

また、グローブは転倒時の手のひらの損傷を防ぐのに有効です。手のひらのケガはダイレクトに生活へ支障が出るので、サイクリングの際は着用をおすすめします。汗をかくと意外とハンドルをグリップしている手が滑りやすくなります。そんなときは、小石を踏んだり、アスファルトの段差などでバランスを崩してしまうこともあるので、グローブをしてそういった危険性を下げる効果もあります。

ヘルメット選び方のポイント

サイクリングに最適なヘルメットを選ぶ際、ヘルメットのメーカーは様々で、種類も豊富なので迷ってしまいます。ヘルメットを買うときは自転車と一緒に購入する場合が多いと思いますので、できれば出費を抑えるためにコスパのいいものを選びたいですよね。ここでは、ヘルメットの選び方について紹介します。

自分に合ったものを選ぶ

ヘルメットは汎用品で、主要メーカーのものであれば安全面などの品質はまず問題ないありません。あとは自分との相性が大切になります。価格の面でいえば、各メーカーが出しているエントリーモデルがありますので、初心者の方やヘルメットをはじめて購入するという方はエントリーモデルを選ぶことをおすすめします。ではどういった点で自分との相性を見極めればいいのでしょうか。

サイズにとにかく注意

服や靴と一緒でサイズがとにかく重要です。どんなに高価なヘルメットを選んでも、サイズがあわなければ使っていて嫌になってきます。選ぶときは試着をして、フィット感を確かめるようにしましょう。頭のサイズが大体わかればインターネットで購入しても問題ないのですが、サイズが合っていてもフィット感が違うなどモデルにより異なるのではじめての場合は特に試着をした方がいいと思います。靴を選ぶときと似た感覚です。

頭よりちょっと大きめを選ぶ

よくある間違いは頭の形を理解しなままサイズだけで選んでしまうことです。日本人は比較的丸い形の頭の人が多いといわれます。また、側頭部が横にでっぱっているのが特徴です。そのため、ヘルメットを深く被るとき、ヘルメットの側頭部の部分が当たって入らない場合があります。こういった場合は、変に小さいサイズやジャストすぎるものを選ばず、多少大きいサイズを選ぶのがおすすめです。サイズがやや大きいだけであれば、締め付けることで被ることはできるからです。

実用性も忘れないように

忘れがちなのが、実際の装備を想定しないでヘルメットを選んでしまうことです。サイクリングをするときはサングラスをしたりサイクルキャップをなどを被ることがあります。そういった装備をヘルメットと一緒に装着したときに、互いに干渉して不快に感じてしまうことがあります。実用を想定して選ぶことも忘れないようにしましょう。

安全面に注意して選ぶ

あまり出回っている印象はありませんが、ヘルメットの中には日本の安全基準を満たさないものがあります。安全面で考えたときにも、ヘルメットを選ぶ際のポイントがあるので抑えておきましょう。

安全基準をクリアしたものを選ぶ

一般的な自転車用のヘルメットにはSGマークを取得したものがあり、スポーツサイクル用のものであればJCF(日本自転車競技連盟)が公認・推奨しているものがあります。海外製のものであれば、米国のCPSC(米国消費者製品安全委員会)や欧州連合のCEマークが貼られています。スポーツサイクル用のヘルメットであればJCFマークがあるものをおすすめします。

参考:JFC(日本自転車協議連盟)|公認/推奨ヘルメット

目立つ色かどうかも大事

ヘルメットの役割は頭を守るためだけでなく、目立つことで自動車などに自分の存在をアピールし事故を抑制するという効果もあります。多くのヘルメットがカラフルなのはこういった効果を期待してのものです。ブラックカラーのヘルメットも多く発売されていますが、より安全面を重視するのであれば、カラフルでより目立つヘルメットを選ぶのがいいかもしれません。

中古を選ぶときは注意を

ヘルメットの劣化は外観からでは分からないことが多く、ネットオークションなどで出品されている中古のヘルメットを安易に選ぶことは避けましょう。ヘルメットの寿命は概ね3年といわれています。たとえあこがれの高級ヘルメットでも、使用歴が不明瞭なものであれば思わぬ故障に見舞われたり、防護効果を失ったヘルメットを分からずに使ってしまうこともありえます。初心者の方であれば特に、中古の購入は控えましょう。

ヘルメットで気分が変わる!

サイズもデザインも最適なヘルメットに出会えれば、きっと快適にサイクリングができると思います。ヘルメットはサイクリングの快適性も左右しますし、ファッションとしてもキマっていれば気分も上がってサイクリングができると思います。適当に選ばず、自分に合った最高のヘルメットを探してみましょう。

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初心者の方におすすめ!人気のヘルメット

そもそもヘルメットをかぶることが億劫な方は、あまりスポーツ感が強いヘルメットには抵抗があるかもしれません。でも、安全やファッションのためになくてはならないヘルメットですから、適当に選んでしまったり妥協して選んでしまうのはもったいないですよね。なので、エントリーモデルの入門用ヘルメットから初心者の方でも抵抗なく着用できるおすすめのヘルメットを紹介します。

人気メーカーのおしゃれヘルメット

まずは、普段のサイクリングや街乗りでも、おしゃれでカジュアル感が強いヘルメットを紹介します。スポーツサイクル用のヘルメットはちょっと抵抗があるという方は以下のメーカーから選ぶのがおすすめです。

GIRO

知る人ぞ知る有名メーカーのGIROのヘルメットがおすすめです。スポーツから街乗りまでラインナップが幅広く、外さないメーカーです。なかでも、GIRO ASPECTというシリーズは、スポーティな外観ですが街乗りでも映えるヘルメットとしておすすめです。

軽量で快適でどんなサイクリングにも似合います。フィット感がたまらないヘルメットです。空気孔がしっかりと空いているので、ファッション性の高いヘルメットながら蒸れにくいのもおすすめな点です。

Bern

アクションスポーツ向けのヘルメットの代表格がBernです。スポーツヘルメットですが、カジュアル感が強く、ファッションアイテムとして選びやすいです。Bern ALLSTONというモデルがオススメで、軽さや通気性などのクオリティーはもちろん、スタイリッシュなデザインはいろいろな私服にもあいやすいです。街乗りされている方が被っているのをよく見かけるヘルメットでもあります。

OGKカブト

国内メーカーといえばKABUTOです。日本メーカーということだけあり、日本人の頭にフィットし易い作りの商品が多いのが特徴です。ハイエンドラインとして、発売されたKOOFUも、スポーツから街乗りまで幅広く使えるデザイン性バッチリなヘルメットです。

デザインも日本人の好みにあわせたものが用意されていて、着用した際のシルエットもすっきりしたものが多い印象です。あくまで感覚値となりますが、OGKカブトのヘルメットはお店にラインナップされている種類も豊富なので、手にとっていろいろ試しやすいヘルメットといえるかもしれません。

安いヘルメットは危険?

紹介したヘルメットは、比較的高価なモデルが多いです。初心者の方でエントリーモデルを検討されている方は、もしかしたら安全性を心配に思われることもあるかもしれません。しかし、高価なヘルメットとエントリーモデルのヘルメットの違いは主に部品など、手間やコストがかかる付加機能があるため高価になります。生産工程も異なり、高価なモデルは複雑な形状な作りのため高価になってしまいます。安全性については差がないと思っても問題ないので、エントリーモデルの安価ヘルメットも十分オススメできます。ぜひ、予算や好みのバランスで選んでみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。とにかくヘルメットはサイクリングにマストなアイテムです。安全を第一にサイクリングを楽しむために、こだわって選びたい装備といえるでしょう。安全のためだけでなく、ヘルメットはサイクリングファッション楽しむためにも大切なアイテムです。お気に入りの1つが見つかれば、きっとサイクリングが楽しくなると思います。

またヘルメットの他にもサイクリングウェアというサイクリング用の服装が必要です。

サイクリングロードで快適にサイクリングを楽しむためには防寒・防風対策、通気性のよい服装が重要です

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