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引っ越しにはレンタカーがおすすめ?上手に賢く引っ越す方法を紹介

引っ越しの時期に悩むのが「引っ越し」費用です。特に転勤が多いとその都度お金がかかります。こんな時少しでも安く済ませられる方法として利用されるのがレンタカーです。普通免許でも引っ越しに使用できるタイプの車両を借りることができます。
引っ越しにはレンタカーがおすすめ?上手に賢く引っ越す方法を紹介

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

引っ越しの際、業者にお願いする人が多いと思います。しかし、転勤や進学の度に引っ越し業者を利用していると思ったより費用が高くなることもあります。

しかも、春先などの転勤シーズンには希望通りの日時に引っ越しができない「引っ越し難民」も話題になりました。

そのため、レンタカーを利用して自分で引っ越し作業をする人も増えてきています。

レンタカーを使うと自分の生活に合わせた引っ越しができるので、とても融通が利きます。車の免許を持っている人なら誰でも運搬用車両をレンタルすることができます。

引越し業者とレンタカーはどちらがおすすめか

業者に依頼した場合の費用の相場の比較表を紹介します。

業者に依頼した場合の費用の相場

引越し業者に依頼すると、さまざまなサービスが利用できる反面、それに応じた費用がかかります。下の表は引っ越し業者を利用した場合の料金の相場です。業者別の最低料金と最高料金を載せてあります。この他にもオプション料金が加算される場合もあります。

業者名 期間 ~15㎞未満 500㎞~
ヤマト運輸 通常期(5~2月)

単身:28,000円~
家族:52,000円~

単身:~90,000円
家族:~180,000円
繁忙期(3~4月) 単身:35,000円~
家族:70,000円~
単身:~160,000円
家族:~230,000円
日通 通常期(5~2月) 単身:30,000円~
家族:57,000円~
単身:~100,000円
家族:~200,000円
繁忙期(3~4月) 単身:33,000円~
家族:83,000円~
単身:~135,000円
家族:~350,000円
引っ越しのサカイ 通常期(5~2月) 単身:30,000円~
家族:59,000円~
単身:~70,000円
家族:~150,000円
繁忙期(3~4月) 単身:33,000円~
家族:83,000円~
単身:~135,000円
家族:~350,000円

業者は運ぶだけではなく、梱包から搬出・搬入などすべてサービスとして含まれますので、手間を考えると

プロに依頼した方が安心です。その代わり、事前の見積もりや日時などの予約が必要ですし、春先など転勤・進学シーズンになると希望通りの日時に予約できなかったり、料金もかなり割高になります。

そういう手間や融通の悪さ、支出を考えると、レンタカーでの引っ越しも検討してみる価値があります。

単身の場合はレンタカーで引っ越しがおすすめ

短距離や単身者、学生などの引っ越しにはレンタカーを利用するのが便利です。事前の、面倒な下見や見積もりのやり取りなども必要ありませんので忙しい人にも向いています。また、いろいろな業者に問い合わせては早くから引っ越しの日時を予約するという手間も省けます。

特に、引っ越しシーズンなどは、早めの予約が必要ですのでなおさら大変です。

長距離の場合は引越し業者がおすすめ

引っ越しのときは、荷物の多さや引っ越し作業が終われば車は不要になるので、レンタカーを借りるのが一般的です。同じエリア内やそれほどの距離でなければ車を返すのも楽ですし、乗り捨て料金も安く抑えられます。

このようにレンタカーを使用すると圧倒的に便利なように思えます。料金面から考えると確かにリーズナブルです。

しかし、自分で運転して引っ越しをするには、車の大きさや助っ人の確保なども考えなければいけません。しかも、引っ越し先が長距離であったり、荷物運びを複数回しなければいけなくなると、ガソリン代や時間など手間が余計にかかってしまいます。

このように長距離や運ぶ荷物の量などが多い場合は、業者にお願いする方が安く、簡単に済ませられます。

引越しにおすすめのレンタカーの車種

引っ越しに使用する車は、ワンボックス型のバンタイプやトラック型が一般的です。このような車種も普通免許で運転することができますし、普通の自家用車と同様に簡単な手続きでレンタルすることができます。ここでは、引越しのときにおすすめの車種を紹介します。

荷物が少ない場合は「軽トラ」

乗車人数(運転手含む) 2名
積載量(重さ)
  • 350㎏
  • 段ボール箱50個程度可能
積載面積(広さおよび高さ)
  • 1.5畳分の広さ
  • 高さは地上から2.5m以下

軽自動車なので、運転しやすく、少量の荷物であれば料金も安く済みます。小回りも効き、狭い路地や住宅街などでも扱いやすいのがメリットです。左右どちらからでも荷物の積み下ろしができますので便利です。

通常は、幌ナシの状態で貸し出しをし、幌はオプション料金にしているところがほとんどです。悪天候でなければ幌ナシでも、荷崩れしないようにロープなどで固定するだけで大丈夫です。近距離への引っ越しなら軽トラが向いています。

ただし、車体が小さいため、どうしても荷物がはみ出てしまう可能性があります。道路交通法(道交法)によると、はみ出しは車両の長さの10%まで、高さは地上からの高さが2.5m以下まで認められています。

それでも、はみ出てしまうことが分かっている場合は、事前に所轄の警察署に「制限積載許可書」を提出し、許可をとりましょう。そうすればワンランク上の車を用意しなくても済みます。

運転がしやすい「バン」

乗車人数(運転手含む) 3~9名(座席がある場合)
積載量(重さ)
  • 1t~1.25t
  • 段ボール箱80個分
積載量(広さおよび高さ)
  • 1.5畳程度の広さ
  • 屋根付きのため高さ110㎝程度

軽トラよりも荷物を多く積むことができて、乗車人数も最大9名まで可能です。乗車人数が多ければ、積み込める荷物の量は少なくなりますし、人数が少なければ、その分荷物を多く積むことができます。

積み込めるスペース(面積)は、軽トラとほぼ同じですが、屋根があるため、高さは110㎝程度までです。軽トラのようにロープなどで固定する必要はなく、天候にも左右されません。

見た目は大きいですが、安定感があるので、運転しやすいです。トラックの荷台のように車体が高くないので、積み下ろしも運転も比較的楽に扱えます。

大きな家財も詰める「2トントラック」

乗車人数(運転手含む) 3名
積載量(重さ)
  • 2t~2.9t
  • 段ボール箱にしておよそ140個分
積載量(広さおよび高さ)
  • 3畳程度の広さ
  • 路面から3.8m以下(「制限積載許可」申請で4.3m以下まで可能)

一般家庭の家財道具を積み込むことができます。高さも2m程度まで可能ですので、縦にして運びたい冷蔵庫などに便利です。

車体が高く安定感が悪いので、運転に自信のある人向きと言えるでしょう。また、積み方もバランスよく詰め込まないとカーブや大風などでハンドルを取られて転倒する可能性があります。積み込むときには十分に注意が必要です。

乗車人数は3名です。なお、荷台に乗り込むことは禁止されています。たとえ近距離でもやめましょう。

引越しの際のレンタカー業者を比較

単身者あるいは3名程度の家族の引っ越しであれば、レンタカーを手配するのがおススメです。ここでは、12時間レンタルした場合の料金を車種別に解説します。

軽トラのレンタカー代を比較

一般的な軽トラのレンタル料金(12時間)は次の通りです。

日産レンタカー 7,178円
ニッポンレンタカー 6,480円
トヨタレンタリース 6,480円
タイムズレンタカー 6,480円

いずれも、幌や固定用のロープ、ガソリン代、乗り捨て料金は別料金です。ただし、会員になると割引が適用されたり使用する距離により料金が安くなる料金プランを設定しているところもあります。

ハイエースバンのレンタカー代を比較

ハイエースサイズのバンのレンタカー料金(12時間)は次の通りです。

日産レンタカー 13,350円
ニッポンレンタカー 14,148円
トヨタレンタリース 14,580円
タイムズレンタカー 12,852円

会社によって値段に差が大きいですが、会員割引や他のサービスが充実しているものもありますので、自分の予算と相談して会社を選ぶといいでしょう。

2トントラックのレンタカー代を比較

日産レンタカー 18,576円
ニッポンレンタカー 12,420円
トヨタレンタリース 10,260円
タイムズレンタカー 12,853円

形状や車種によって金額に違いがあります。軽トラやバンにくらべると若干高めですが、家族の引っ越しや業者に依頼するよりもかなり安くなります。

ただし、大型家具や家電を運べるサイズですので、搬入・搬出のための助っ人は確保してください。

ただし、会社や地域によっては2tトラックを扱っていない店もあります。車種の有無も事前に調べておきましょう。

レンタカーで引越しをする際の注意点

手軽で使い勝手のいいレンタカーですが、いくつか知っておかなければいけないポイントがあります。

免許の種類によって運転できるトラックのサイズが違う

さまざまなタイプの車がレンタルできますが、取得している免許証によって運転できる車も決まっています。

  車両総重量 積載量 定員
普通免許 3.5t未満 2.0t未満 10人以下
準中型限定免許 5.0t未満 3.0t未満 10人以下
中型限定免許 8.0t未満 5.0t未満 10人以下

2015年6月2日に道路交通法(通称:道交法)が改正され、普通免許で2tトラックの運転ができなくなりました。この表から見ると車の免許を取得している普通免許では2tトラックに乗れないことになります。ただし、普通免許を取得した年月日によります。

この道交法が改正される前に普通免許を取得した人は取得した年月日時点での条件によります。つまり2007年6月1日以前に取得した人は上表の中型限定免許が適用され、2007年6月2日~2017年3月11日に取得した人は準中型限定免許として適用されます。

つまり2017年3月11日までに免許を取得した人は2tトラックが使えるということです。

荷物の量や重さを見誤らないように注意

車種によっては、重さや面積・高さなどが制限されています。借りてから「積めない!」ということがないように気をつけましょう。

事前に家具や家電の大きさ、段ボールの家具などをチェックしてから、車種を決めてください。特に、冷蔵庫のような大型の家電や横にできない家財道具などは、幅だけではなく、高さも事前に調べておきましょう。

また、冷蔵庫など大型になると積み下ろしも大変です。しかも、最近の家電は精密機能がついている分、取り扱いにもより注意が必要になりました。

丁寧に扱いたいのであれば、業者に運んでもらう方が安心です。

レンタカー代以外にも費用に注意

レンタカーを借りるということは、通常引っ越し業者が行うような梱包や搬出、搬入の作業もすべて自分ですることになりますが、家具や大型家電などは一人では運ぶのは困難です。そのため、少なくとももう1人は助っ人が必要です。搬出や搬入だけを業者に依頼することはできません。

また、梱包用の段ボールやテープ、ガソリン代、家具や壁などを傷つけないようにするための養生テープなども自分で用意しなければいけません。

さらに、ご近所への挨拶まわりや手伝ってもらった人へのお礼なども必要ではないでしょうか。

レンタカーの駐車スペースに注意

荷物の積み下ろしをするには、それ相応の時間がかかります。朝早くに引っ越し先へ向かう予定なら、前日から作業をしなければいけません。そのためには、レンタカーを駐車しておく場所も必要です。近所に有料の駐車場があればそれを使うことになります。当日の積み下ろしも、短時間ではできません。それなりの時間駐停車させておく必要が出てきます。

また、引っ越し先でも、搬出作業の際にはご近所への迷惑にならないように駐車するスペースも確保しなければいけません。いずれも、事前に調べておきましょう。

荷物の運搬に注意

自分の所有物だからちょっとぐらい傷がついても構わない、と考えがちです。しかし、モノによっては、扱い方が雑なせいで、買い替える羽目になることもあります。

特に家電の運搬には細心の注意が必要です。

冷蔵庫

冷蔵庫は、コンセントは少なくとも引っ越し前日から外し、庫内の水分をしっかり抜いてから運びましょう。コンセントを抜いて、霜が溶けた状態ですぐ動かすと、機械部分に水が入り込んで故障の原因になります。冷蔵庫は横にせず、立てた状態で運びましょう。特に後部の放熱器はショックに弱いので運搬時は注意しましょう。

ドラム洗濯機

最近の洗濯機は高性能なため、精密な電子部品が多く使われています。そのため、ちょっとした振動や衝撃にも敏感です。できれば、業者に依頼するのをおススメします。洗濯機だけを運んでもらうには費用がもったいないなら、他の家電も一緒に運んでもらうと少しはお得になるかもしれません。その分、他の家財道具や人を余裕を持って乗せることができます。

パソコン

衝撃でデータが飛んでしまうことがあるので、バックアップを取っておくと良いでしょう。できるだけ振動が柔らかくなるように緩衝材を使用するなど、別扱いで運ぶ方がいいでしょう。

ファンヒーターや石油ストーブ、ガスストーブ

特に冬期間の引っ越しに気をつけなければいけないのが暖房器具です。積み込み当日の直前までストーブを使用することも考えられます。しかし、灯油やガスを使っている暖房器具はスイッチを切っても、完全に灯油やガスが抜けきれていません。

できるだけ前日から使用しないで、ガス抜きや灯油抜きをしっかりしておくことをおススメします。さらに、ホース口をテープや止め金具などでしっかり絞めておくなどの注意が必要です。

運搬時にレンタカーに傷がつかないよう注意

引っ越し作業をする時にどうしても運ぶモノの方ばかりに気を向けがちです。しかし、レンタカー自体の扱いにも気をつけなければいけません。たとえ、引っ越しで使用するとしても、レンタカーですから、扱いは一般のレンタカーと一緒です。積み下ろしの際の不注意からくる傷や汚れ、輸送中の事故などはすべて借りた人の責任になります。

通常、輸送中の事故などによる賠償は保険の適用範囲内ですが、積み下ろしの際の傷や落ちない汚れ(灯油こぼれなど)は保険の適用外です。

レンタカーでの引っ越しは計画的に

これまでみてきたように、レンタカーでの引っ越しは、時間的に融通が利き、自分に合った引っ越しが出来るという点が利点です。しかし、荷物の梱包や積み下ろしなど、全て自分でしなければいけません。さらに、引っ越し先の状況も事前に調べておかないと、想定外の手間やお金がかかったりします。

さまざまな車種が揃っているレンタカーの中から自分に合ったタイプや価格、引っ越し先の状況も考えて、最適の車種を選ぶことが大切です。そのためにも、引っ越しを決めた時点で、費用や荷物の量、時期などを考えて計画的に行うこと、これが無駄な費用を抑えるコツです。

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