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【釣り糸の結び方】基本の結び方13選解説|糸同士から糸と金具まで紹介
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釣りをする際に重要なのは、糸をきちんと結ぶことです。釣り糸同士を結んだり、釣り糸と仕掛けを結んだりとすることは多く、用途に合った結び方をマスターしなければなりません。
しかし釣り初心者だとどのような結び方があるのか、またどのように結ぶのか分からず困ることも多いです。用途に合わせた基本的な結び方をマスターして、上手に仕掛けを作っていきましょう。
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目次
釣り糸と釣り糸を結ぶ
仕掛けを作る際に最初に行うのは、釣り糸同士を結ぶことです。リールから出る道糸とその先につけるハリスを結ぶ必要があり、結び方は多数あります。
- 電車結び
- サージャンノット
- SFノット
基本的かつ簡単な結び方は、これら3つです。釣り糸同士をきちんと結ぶことで糸の強度を高められ、簡単に切れないようにすることができます。
電車結びの結び方
電車結びは、電車の結び目が電車の連結部分のように繋がっている点が特徴です。
まず道糸とハリスを並行に伸ばし、一方を数字の6のようにして輪を作ります。
もう一方の糸を外側から輪の中に通し、4~5周程度巻きます。巻く回数が多すぎても結び目が大きくなって扱いづらいため、4~5回程度がベターです。
また、数が少ないと糸の強度が下がるため注意しなければなりません。
輪に通した糸をゆっくりと絞り、両方の糸を引っ張って団子状にします。
この工程をもう一度、今度は最初に通したほうの糸で輪を作り、4~5周程度巻いてもう一つ結び目を作ります。
最後に糸の両端を引っ張り、結び目を繋がった状態にして完成です。
左右の余った糸は切って、綺麗にしておきましょう。
サージャンノットの結び方
サージャンノットは結ぶ糸同士を重ね、束ねた状態で輪を作ります。
糸同士は20cm程度重ねて持つと結びやすく、最初にある程度長さを決めておくことで、糸が絡まったり、過剰に余ったりするのを防げます。
作った輪に重ねた糸の先端をくぐらせ、3~4回ほど巻き付けましょう。 回数が少ないと、糸に十分な強度が出ないため注意が必要です。
巻き付けた後は両端を持ったままゆっくりと引っ張ります。早く引っ張ると絡まる恐れがあるため気をつけましょう。
最後まで引っ張り、真ん中に結び目ができた後は余った糸を切って完成です。
SFノットの結び方
細くて強い結び目を作るなら、SFノットがおすすめです。
まずはショックリーダーに、PEラインに三つ編みのように巻き付けます。
回数は10回程度で、多すぎると、結び目が太くなったり、長くなり過ぎたりするため注意が必要です。
PEラインを編みつけた後は、ショックリーダーを持ち、先端部分でPEラインに巻きつけます。 この時3回程度巻き付けると、両方の結び目がほどけづらく、強度も高まります。
巻き終わりはショックリーダーで小さな輪を作り、そこに先端部分を挟み込んで片結びのようにしましょう。
両方の糸を引っ張って締め、余った部分を切って完成です。
釣り糸と針を結ぶ
糸同士を結んだ後は、ハリスと針を結びます。針に結ぶ方法も多数ありますが、基本的で簡単なのは次の3つです。
- 外掛け結び
- 内掛け結び
- スネルノットの結び方
基本となる結び方を知っておくことで、幅広いシーンでの釣りに対応できます。
外掛け結びの結び方
基本的で人気の結び方が、外掛け結びです。 外掛け結びでは、まずは針を横向きに持ち、先端が外を向いた状態にしましょう。
その状態でハリスを持ち、針の軸の下に沿わせます。ハリスの先端を掴み上げ、数字の6を描くように輪を作ります。
そのまま針の根元に向かって、外側から数回ハリスを巻いていきます。
回数は5~7回程度がおすすめです。根本まで巻いた後は最初に作った輪にハリスの先端を通し、ゆっくりと締めます。
ハリスの先端を持ちながら主線を引っ張り、きちんと固定して完成です。 余った部分は切って、ごわつかないようにしましょう。
内掛け結びの結び方
外掛け結びよりもさらに強く、ほどけにくくしたいなら、内掛け結びがおすすめです。内掛け結びは強度が高いため、大物狙いの釣りにも対応可能です。
まずはハリスで輪を作り、針に添えます。この時先端を20cm程度余らせておくと、十分な長さが確保できて結びやすくなります。
輪に糸を通し、針の根本に向かって5~7回程度結び付けます。小さな結び目をいくつも作るイメージで、最初に作った大きな輪はまだ残しておきましょう。
根本まで巻いた後は、大きな輪にハリスの先端を通し、ゆっくりと引っ張って締めます。
針の根本に結び目が巻き付いていることを確認し、余った部分を切って完成です。
スネルノットの結び方
強度を高くしたいならスネルノットという結び方がおすすめです。スネルノットはほどけにくくて丈夫なだけではなく、ハリスが多少太くても綺麗に結びやすい点が特徴です。
まずは針にハリスを添わせて緩く輪を作ります。 ハリスの先端は、30cm程度長めに残しておくと結びやすいです。
輪を針に絡め、8の字を描くようにハリスを巻き付けます。 その後、根元に向かって5~7回程度巻き、ゆっくりと締めていきます。
針の根本のフックに引っかかるまで引っ張り、余った部分を切って完成です。
釣り糸と金具を結ぶ
サルカンやスナップ、ルアーといった仕掛けでは、釣り糸を金具を結びます。基本的な結び方は、次の4つです。
- クリンチノット
- インプローブドクリンチノット
- インプローブドダブルクリンチノット
- スネルノット
使用する仕掛けや求める強度によって、結び方を変えることが大切です。
クリンチノットの結び方
サルカンやルアーなどを結ぶ基本の方法が、クリンチノットです。様々な仕掛けで使える基本的な結び方であり、海釣りから川釣りまで、幅広く使える点が特徴です。
クリンチノットは金具に糸をかけて折り返します。
先端部分を持ったまま糸に5~7回程度巻き付けます。この時金具の根本にある輪に巻き付ける部分が近づきすぎないようにしましょう。
巻き付けた後は金具の根元にある輪に糸の先端を通しゆっくりと締めて完成です。
余った部分は、綺麗に切っておきましょう。
インプローブドクリンチノットの結び方
インプローブドクリンチノットは、クリンチノットよりも多く結ぶ方法です。クリンチノットの派生形であり、途中までの工程は同じです。クリンチノットよりも強度が増すため、重たいルアーを使用する際に使われます。
通常のクリンチノットと同じように、金具に糸をかけて折り返し、輪を作って根本の部分に糸の先端を巻きつけます。
巻きつけてそのまま締めず、最初に作った輪に糸を通した後、さらに巻きつけた際にできた輪にも先端を通しましょう。
ゆっくりと締め結び目を固定し、余った糸を切って完成です。
巻きつけた後、最初にできた輪に通してすぐ締めてしまうと、通常のクリンチノットになるため注意が必要です。
インプローブドダブルクリンチノットの結び方
インプローブドクリンチノットをさらに改良した結び方が、インプローブドダブルクリンチノットです。
手順はほとんど同じですが、金具に糸をかけて折り返す際に、一度輪を作っておきます。
後は糸に数回巻きつけ、金具にできた輪と糸にできた輪の両方に通し、ゆっくりと締めるだけです。
金具に糸をかける段階で輪を作っておかないと、通常のインプローブどクリンチノットになるため注意しなければなりません。
輪を作ってから結ぶ方法のため、Uの字のように開いた金具ではなく、Oの字のように閉じた金具のほうが結びやすいでしょう。
パロマーノットの結び方
簡単でありながら強度のある結び方をしたいなら、パロマーノットがおすすめです。パロマーノットでは、糸を二重に持って結び始める点が特徴です。
二重に持った糸を金具にかけて折り返し、緩く輪を作ります。
この時小さな輪と大きな輪が2つでき、まずは大きな輪に糸の先端を通して、緩く片結びのようにしましょう。
ゆっくりと引っ張り、小さな輪が金具に固定したのを確認して、さらに締めます。
糸全体のたるみがなくなったことを確認し、余った部分を切って完成です。
釣り糸で輪を作る
道糸同士やハリス同士、あるいは道糸とハリスを結ぶ際には、糸で輪を作る結び方があります。
- 8の字結び
- 三つ編み結び
- ビミニツイスト
輪を作る結び方は、多様なシーンで使えて便利なため、覚えておくとよいでしょう。
8の字結びの結び方
エイトノットとも呼ばれる8の字結びは、輪を作る結び方の基本です。
結び方は非常に簡単で、糸を二重に持ち、二つ折りにして文字通り8の字を作ります。
8の字を作った後は、輪の根元の部分を持ち、糸の先端をゆっくりと締めて完成です。
簡単ながら強度も高いため、初心者におすすめの結び方と言えます。
三つ編み結びの結び方
三つ編み結びは、ルアーフィッシングでよく使われる結び方です。基本の結び方でもあるため、覚えておくと便利でしょう。
結び方は非常に簡単であり、糸を持って文字通り三つ編みを作っていきます。
大きく輪を作って糸をかけ、上下に巻き付けながら何重にも編み込みます。 編み込み回数は多いほど強度が高くなり、最初は50回程度を目安にするとよいでしょう。
十分編み込んだ後は、先端部分で輪を作って糸に絡ませ、ゆっくり締めて結びます。 この時輪に糸を何重かにして巻き付けると、結び目がほどけにくくなります。
ゆっくり締めて結び目を固定し、余った部分を切って完成です。
ビミニツイストの結び方
ビミニツイストは、ナイロンのラインやポリエステルのラインなどで使用される結び方です。
まずは糸を折り返し、半円を作ります。
半円の下部で糸をクロスし、15回~20回程度ねじりましょう。この時半円に指を入れておくと、輪が固定されてねじりやすくなります。
ねじった部分を下から持ち上げ、半円に近づけていきます。
半円にもう一方の糸を通しておき、ねじった糸の先端を持ってねじった部分の下側に数度巻き付けましょう。
ゆっくりと締めながらほどけないように指を抜き、軽く絞って一度固定します。
半円に通した糸を5~7回程度巻き付けてさらに絞り、固定して余った部分を切って完成です。
半円から途中で指が抜けないようゆっくりと巻くことが大切であり、ねじった部分をきちんと締め上げながら結ぶと、指も抜けづらくほどけにくくなります。
用途に合った釣り糸の結び方を見つけよう
初心者にとっては釣り糸の結び方は非常に難しく見え、実際にやってみても上手くいかないことが多いです。しかし、単に片結びをしているだけでは糸の強度が出ずに釣りに支障をきたすため、正しい方法で結ばなければなりません。
用途や求める強度によって適切な結び方は変わるため、やり方は複数覚えておくことが大切です。基本をマスターすると応用もしやすいため、まずは簡単なものから覚えて、釣り糸の結び方をマスターしていきましょう。
ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター
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