DANCE

更新

ダンスの種類と特徴解説|自分らしく楽しめるダンスを見つけよう!

ダンスの種類と特徴解説|自分らしく楽しめるダンスを見つけよう!

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

ダンスはイベントなどのコンサートや学校の授業など、さまざまな場面に取り入れられるようになりました。

ダンスは自分が楽しい気持ちになるだけではなく、見ている側も楽しい気持ちにさせてくれる素敵なスポーツです。パフォーマンス性も高く、みんなで踊ることでコミュニケーションも大事にできるので、健康やダイエット、ストレス発散効果も得られます。

ここではこれからダンスを始めたいと思っている方に向けて、ダンスの種類や特徴などを解説しています。自分が踊りたいダンスを踊ることで、より楽しく体を動かすことができダンスの魅力を実感できます。

いつ生まれたの?ダンスの起源

ダンスの明確な起源は正確にはわからないくらい古く、文献として残っている最古のダンスは古代エジプトの壁画だとされています。

クラシックダンスの代表であるバレエは、ルネッサンス期(14~16世紀)のイタリアで、貴族の宴や結婚式のために踊られたのが起源です。約500年前に確立されたバレエが形を変えたり派生したりして、現代のダンスにも影響を与えています。

一方、ストリートダンスは1960年代にアメリカで発祥した黒人文化です。歴史的には100年未満と比較的新しいですが、現代の様々なストリートスタイルにつながっています。

ストリートダンスの歴史と定義

ストリートダンスとは、ひとつのダンススタイルを指す言葉ではなく、ストリート発祥のあらゆるダンススタイルをひとまとめにした言葉です。

ストリートダンスの中には、ヒップホップやブレイクダンス、ハウスダンスなどが有名なダンススタイルが含まれます。

1960~70年代以降ブラックミュージックの影響を受け、ストリートから発祥、またはストリートで踊られてきたものを、ストリートダンスと言うようになりました。

誕生したのが比較的古いものをオールドスクール、新しいものをニュースクールと言い、日本ではその中間に誕生したものをミドルスクールと呼んでいます。

  • オールドスクール=ロック、ポップ、ブレイキング、ワック
  • ミドルスクール=NEW JACK SWING、BE BOPなど
  • ニュースクール=ヒップホップ、ハウス

【ストリートダンス】種類と特徴

ストリートダンスと言っても種類がいくつかあります。種類と特徴を見ていきましょう。

ロッキングの特徴

70年代にロサンゼルスのストリート・ダンス・チーム『ロッカーズ』が生み出したダンス・スタイルとされたダンスです。

「ロック」は「鍵をかける」という意味を表しています。素早い動きと、カチッと鍵をかけるように瞬間的に動きを止めてポーズを決め、メリハリのあるダンススタイルが特徴です。

  • 鍵をかけたように動きを止めるポーズ
  • メリハリがある

ポップの特徴

1970年代頃、「エレクトリックブガルーズ」というダンスチームが広めたとされたダンスです。

ロボットのような動きをするロボットダンスや、身体の様々な部位をうねらせる「ウェーブ」などがポップの代表的なスタイルです。固い動きとなめらかな動きの両方をダンスに取り入れているため、パフォーマンス性が高い動きが特徴です。

  • ロボットのような動き
  • 体の部分をウェーブさせる動き

ブレイキングの特徴

一般的にブレイクダンスと呼ばれているジャンルです。ブレイキング、ビーボーイングが正式な名称です。

ニューヨークのギャングが銃ではなくダンスで優劣を決めるために作ったジャンルと言われ、ダンスに威嚇や銃を撃つ動きを盛り込むスタイルが特徴です。

「エントリー」(立ち踊り)、「フットワーク」(屈んだ状態から素早く足を動かすムーブ)、「パワームーブ」(ヘッドスピンなどの大技)、「フリーズ」(動きを止めること)という4つの動きから構成されます。

  • 優劣を決めるためのダンス
  • 威嚇や銃を撃つスタイル

ヒップホップの特徴

元々「ヒップホップ」は70年代後半ニューヨークで生まれたブラックカルチャーのことを表します。

「ラップ」「DJ」「グラフィティ」「ダンス(ブレイクダンス)」の4つの要素で構成され、現在一般的に言われるヒップホップダンスは、ブレイクダンス 、ソウルダンス、ポップなど様々なダンスジャンルの影響を受けて誕生しました。

その後も、レゲエ、ジャズ、R&Bなどのダンスの要素を取り入れながら発展を続けています。

現在は、ヒップホップ=ヒップホップに合わせて踊るダンスとされることが多いです。動作は、上で音を取る「アップ」と、下で音を取る「ダウン」が基本となっています。

  • アップダウンの動作
  • 4つの要素が構成されている

ハウスの特徴

70年代~80年代にシカゴで誕生したハウスミュージックに合わせて踊るダンスです。

「4つ打ち」と「速めのテンポ」が特徴のハウスミュージックに合わせ、流れるような素早い足さばきが最大の特徴です。カポエラやブレイクダンス、ヒップホップなどを取り入れる自由さが魅力で、個性を表現できるアレンジ性の高いダンスを踊れます。

  • テンポが速い
  • 個性的で自由なダンス

ワックの特徴

ワック(WAACK)は、70年代初めにゲイクラブで生まれたダンスです。

ディスコミュージックに合わせて、腕を鞭のように振り回したり、体に巻き付けたりする動作が特徴です。クラシックバレエやジャズダンスのスピンやターンなどの動きも取り入れられており、柔軟性も磨かれるダンスです。

  • スピンやターンなどの動き
  • 体に巻き付ける動作

ヴォーグの特徴

60年代ラテン系同性愛者のダンスシーンから発展したストリートダンスです。

1980年代からアメリカのゲイクラブシーンに広まり、90年に歌手マドンナのシングル『ヴォーグ』のミュージックビデオで全世界に知られるようになったのが始まりです。

オールドウェイ(左右対称的で、流れるような動き)、ニューウェイ(ひねるような動き、幾何学的な動き)、フェム(アクロバティックな動き)の3つのスタイルで構成されています。

  • ひねる、流れる、アクロバティックの3つのスタイル
  • マドンナのミュージックビデオで有名

レゲエの特徴

速いテンポとデジタルサウンドが特徴のレゲエ「ダンスホールレゲエ」に合わせて踊るジャンルです。

セクシーさが魅力のダンスで、レゲエダンサーの大半が女性であることも特徴です。テンポが速いため、基礎体力やスタミナも付いていきます。

露出の多い衣装で、お尻を振ったり開脚したり、ダイナミックでインパクトのあるダンスです。レゲエミュージックが好きな方にもおすすめできます。

  • 速いテンポ
  • セクシーで露出のある衣装

ビバップの特徴

1990年にイギリスでジャズ、ストリートジャズ、レゲエ、ジャズファンクなどあらゆるスタイルのミクスチャーとして誕生しました。

アップテンポの動き、激しい足さばき、スピンやジャンプなどアクロバティックな動きが特徴です。

速いテンポになると動きにキレを出さないとついていけなくなるため、基礎体力の向上にもつながります。踊れるようになれば人気者になれるダンスです。

  • アップテンポで激しい足さばき
  • アクロバティックな動き

【ストリート以外】クラシックダンスなどの種類と特徴

ダンスは種類が多く、ストリートダンス以外にもさまざまなダンスがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

バレエの特徴

1400年代に誕生したセリフや歌詞を伴わない舞台舞踊が特徴です。

決まった曲で、決まった振付を踊るクラシックバレエと、自由な発想によって行われるモダンバレエがあります。

クラシックバレエは、全てのダンスの基本と言われ、クラシックバレエの基礎を身につけることで、色々なダンスジャンルに応用することができます。

姿勢や柔軟性が求められ、時に静止するスタイルもあるため、基礎体力や筋力も求められます。つま先から指先まで、体全身でダンスを表現していくため、どんなダンスにも応用できるが伺えます。

健康や美容のために始める方も多いです。自分のレベルに合わせてレッスン内容を変えていきましょう。

ジャズダンスの特徴

1920年頃、黒人たちが白人のタップダンスのようにリズムを取り始めたのが起源と言われています。

当時はジャズミュージックに合わせて踊っていました。バレエやストリートダンスの要素を取り入れながら発展し、はっきりとした型は持ちません。

ミュージカルなどに取り入れられることが多く、1人でダンスするより大勢でダンスをすることで、一体感と迫力が増します。

アーティストのバックダンサーなどにも、ジャズダンスを取り入れているスタイルが多いです。

タップダンスの特徴

靴底についた金属で音を鳴らしながら踊るダンスです。

現在はリズムタップやミュージカルタップなどのスタイルがあり多様化しています。日本では映画「座頭市」で、ビートたけしさんが踊っていることでも有名になりました。

足裏の上部分とかかとをリズムよく床に打ち付け、テンポの速い足さばきのパフォーマンスもプラスされ、見ている側を楽しませてくれるダンスです。金属音だけですが、上達すると靴底で鳴らしているとは思えないほどのリズムとステップができるようになります。

タップダンスが踊れると、ちょっとしたイベントや芸にも最適です。1人で踊ってもよいですが、2人、3人で行うタップダンスも迫力がありギャラリーを沸かせられます。

1人でも完成まで難しいダンスですが、複数人が同時に同じステップをするため難易度も高くなります。その分できたときの達成感は、本人にしか味わえない最高のものになります。

ボールルームダンス(社交ダンス)の特徴

ペアで踊り、日本では社交ダンスと呼ばれています。競技ダンスは社交ダンスのうちの10種目を、競技形式で踊ります。

大きく分けてスタンダードとラテンアメリカンの2つの種類があり、それぞれに5つの種目があります。個人や集団で踊るダンスとは異なり、男女ペアで踊るスタイルになります。

決められたステップとオリジナルの振り付けを融合させ、2人の息やリズムがマッチしないと素晴らしいダンスができません。芸能人社交ダンスがきっかけで社交ダンスを始める方が急増したほど、人気を集めたダンスです。

姿勢が改善されるため、健康のために始める方も多いです。

ベリーダンスの特徴

世界最古と言われるダンスで、「女神のダンス」と言われるほど見ている人に癒しを与えます。

腰を細かく震わせる動きなど、女性的なセクシーな動きが特徴です。

難しい振り付けはなく基本的に腰を動かすシンプルな動きなのですが、腰回りの腹筋背筋が強化され、ボディラインが美しくなることで人気のダンスです。ダイエットや美容のために始める方も多いです。

上半身で女性らしい柔らかさを表現し、指先もしっかり気持ちを込めて表現すると全体的に美しいスタイルにまとまります。インナーマッスルも鍛えられ、思ったより運動量の多いダンスになります。

日本では最近になってブームとなり、スタジオレッスンも多くなっています。

フラダンスの特徴

ハワイの伝統的なダンスで手、腕、腰、足を常に動かし続けるステップが特徴です。健康やダイエットにも効果的と注目されています。

若い世代はベリーダンスが人気で、フラダンスは比較的中高年の方に人気があります。難しいダンスではないため子供たちと一緒に踊るなど、イベントにも取り入れて、地域活性化を図る自治体も多いです。集団で踊るダンスなので仲間たちとのコミュニケーションも大切にできます。

フラダンスの大会もあるので、上を目指したい方にもおすすめです。

フラメンコの特徴

スペインの南部、アンダルシア地方の民族芸術です。掻き鳴らされるギターに合わせ、激しいステップを踏むのが特徴です。情熱的な心を表現し、速いテンポのステップで床を打ち付けて踊るスタイルが印象的です。

集団で踊るスタイルもありますが、1人で踊るのが好きな方にもおすすめできます。

フラメンコも下半身の動きが鍛えられるため、健康や美容を維持したいという方に最適です。

サルサダンスの特徴

サルサ音楽に合わせ、男女2人で踊るラテンダンスです。男女がペアで踊るダンスの中では、男性リードでスピードが速い点が特徴です。

チアダンスの特徴

チアダンスはアメリカ発祥で、「Pom Dance(ポンダンス)」とも呼ばれています。ポンポンを持ちながらダンスする姿から来た造語のようです。もともとチアリーディングでは踊りとアクロバティックな組み体操をするところ、その踊りの部分に特化したものがチアダンスと言われています。

チアダンスは、基本的にはポンポンを持って踊る(持たないこともある)中で、ラインダンス・ジャズダンス・ヒップホップの要素を組み込んでいます。

自分にぴったりのダンスジャンルを見つけよう

ダンスは数多くの種類があり、自分に合うダンスを見つけるのも難しく感じます。

しかし、ダンスの種類や特徴を知ることで、自分が踊ってみたいと思えるダンスに出会うことができます。また、踊ってみたいと直感で思うダンスも積極的に踊ってみましょう。

始める前に、自分がどのダンスを踊りたいのかを把握しておくことが大切です。同じダンスでも踊り手が違えば振り付けや動きも異なるので、自分らしく楽しく踊れるダンスを見つけて楽しみましょう。

こちらの記事では、初心者も楽しめるダンスや上達するためのポイントを徹底解説しています。

マーケットエンタープライズフィールドセールス

ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

趣味と出逢うメディアサイト「ビギナーズ」の編集部です。趣味を見つけたい方を応援します。

ビギナーズTOPページ