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大型バイクに乗るために|免許の取得方法・費用・期間を解説

大型バイクに乗るためには、大型二輪免許が必要です。大型バイクの免許を取得するには複数の方法があります。本記事では免許の取得方法やかかる費用、期間について詳しく解説します。併せて、大型バイクのメリットとデメリットも取り上げていきます。
大型バイクに乗るために|免許の取得方法・費用・期間を解説

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「大型バイクで街を走ってみたいけど、大型バイクの免許取得方法がわからない」という夢や悩みを持っている人はいませんか。

大型バイクに乗るためには、専用免許が必要でしかも免許の取得方法はいくつかあります。

そこでこのページでは詳しく大型バイクの免許について解説します。それだけではなく大型バイクのメリットとデメリットも紹介していきます。大型バイクの特徴を知って、免許を取りに行きませんか。

大型バイクには専用の免許が必要

大型バイクに乗るためには18才以上から取得できる「大型自動二輪」という専用免許を持っていなければなりません。費用や期間などは免許の取得方法によって異なります。

大型バイクの免許取得方法

大型バイクの免許を取得する方法は、次の通りです。

  • 教習所に通う
  • 合宿教習を受ける
  • 一発試験で合格する

それぞれの内容を紹介します。

教習所に通うのが一般的

大型自動二輪免許を取得するためには、教習所に通うことが一般的です。教習所では次の手順で免許取得を目指します。

適性試験 運転の適性を調べる
学科試験 交通法規などの知識を学び、効果測定という試験も受ける
技能教習 基本操作や危険を予測した運転などを練習する。1本道を走行する「直進狭路」や短距離でブレーキをかける「急制動」、他にも「波状路」「スラローム」「坂道発進」などにも取り組む
卒業検定 教習所内の検定コースにて運転テスト。100点中70点で合格
適性試験 試験場での身体検査
学科試験 交通ルールやマナーを問われる
免許交付 交付されるのを待つ

指定教習所に通った際は本来受けるべきの技能試験や取得時講習、応急救護講習などが免除されます。また免許の申請手続きに必要な物は、次の通りです。

  • 本籍地の記載がある住民票の写し(発行後6カ月以内のもの)
  • 6カ月以内に撮影したサイズ縦30mm×24mmの顔写真
  • HB以上の鉛筆や消しゴムなどの筆記用具
  • 印鑑(認め印可)
  • 視力矯正が必要な人はメガネやコンタクトレンズ
  • 運転免許申請書
  • 受験票

受験料や交付手数料なども必要なため忘れないようにしましょう。

合宿教習を受ける

泊まり込みで受ける合宿教習でも大型自動二輪免許を取得できます。合宿教習と普通の教習のメリット・デメリットは次の通りです。

教習の種類 メリット デメリット
合宿教習
  • 短い期間で卒業可能
  • スケジュールを考えなくてよい
  • 宿泊費なども込みでトータルコストを抑えられる
  • キャンセルを待っている必要がない
  • ある程度長い休みが必要
  • 遠い場所で行われる
  • 合宿中は予定を入れられない
普通の教習
  • 自分の家から通える
  • 都合に合わせて教習を受けられる
  • 教習所が自宅近くにない場合、通いづらい
  • 予約を取れない可能性あり
  • すぐに免許を取得できない

時間の取れる人であれば合宿教習に通い、費用を節約しながら短期間で免許取得を目指せます。

一発試験で合格する

運転免許試験場で、一発試験を受けることも可能です。

しかしこの方法は自分で勉強しなければならず、合格率は高くありません。簡単な身体検査である適性試験や交通ルールなどを問われる学科試験を受けて、さらに技能試験に合格しなければならず合格後の講習の受講も必要です。

コストを抑えられることやすぐに免許を取得できることはメリットですが、不合格が続いてしまうと受験費用が多めにかかってしまうデメリットもあります。さらに受験料や交付手数料だけではなく、試験車使用料やその他講習料も必要です。

学科試験は文章問題とイラスト問題が出題され、90%以上正解しなければ合格になりません。

技能試験は実際にバイクに乗るため、長ズボンを着用するなど運転に適した服装で受けるようにしましょう。

普通自動車免許の所持で負担軽減

普通自動車免許を持っている人の場合、そうではない人よりも学科教習などが減るメリットがあります。

二輪特有のルールがありますので、学科ではそれを受講するだけでOKです。

さらに学科試験も免除されるため、余計な時間を取られません。普通自動車免許を所持しているだけで、免許取得までの負担が軽減されることを認識しておきましょう。

マニュアルとオートマ限定について

大型二輪免許にはオートマ限定とマニュアル免許と2つの種類があります。

オートマ限定の場合、原付からオートマ小型限定だけではなく、オートマ限定普通や大型スクーターまでのバイクに乗れます。

「排気量650cc以下のバイク」という決まりはありますが、自分の乗りたいバイクに合わせて取得する免許を選ぶようにしましょう。

マニュアル免許ならば排気量の制限がなく、公道走行可能なすべてのバイクを運転可能です。

どれくらいの期間で取得できるのか

大型二輪免許を取得する期間は教習所に通う場合と合宿教習の場合で異なります。それぞれの期間について詳しく解説します。

教習所に通う場合

大型二輪免許を教習所に通い取得する場合約1~3カ月かかります。なかなか教習所に通う時間を取れない人は3カ月程度かかるでしょう。

既に普通自動車免許を所持している人など持っている免許によって、技能教習や学科教習の時間は異なります。またマニュアルとオートマ限定でも、免許をするための期間は変わります。何の免許も持っていない人は、「技能教習36時限・学科教習26時限」が必要です。

合宿教習の場合

合宿教習での免許取得までにかかる期間は何も免許がない状態であれば約2週間程、普通二輪免許を持っている場合は約1週間です。

免許を持っているかどうか関係なく、普通に教習所に通うよりは短期間で免許を取得できます。しっかりとした教習プランがあり、予約することなく毎日教習を受けられるからこそ短い期間に設定されています。

費用はいくらくらいなのか

大型自動二輪免許を取得するための費用は、教習所と合宿で異なります。それぞれどれぐらい費用がかかるのか解説します。

教習所に通う場合

教習所に通う場合、所持免許の有無で費用が異なります。詳細は、次の通りです。

マニュアル取得・免許なし 約24万円
マニュアル取得・普通免許もしくは大型免許所持 約19万円
マニュアル取得・普通自動二輪免許所持 約8万円
オートマ取得・普通免許もしくは大型免許所持 約6万円
オートマ取得・普通自動二輪免許所持 約7万円

こうした費用の違いは学科・技能時限によって決まっています。

合宿教習の場合

合宿教習でかかる費用は所持免許の有無だけではなく、教習を受ける場所によっても異なります。費用相場は10~20万円程度です。

どれぐらいの費用がかかるのか、期間はどれぐらいなのか、事前に確認してから合宿教習に参加しましょう。教習費や宿泊費だけではなく、食事も交通費もセットになっているプランをおすすめします。

大型バイクのメリットとデメリット

大型バイクに乗りたい人は免許取得後に後悔しないようにそのメリットやデメリットについても理解を深めておきましょう。

大型バイクのメリット

大型バイクのメリットは大排気量ならではの加速性能と長距離走行に適していることがあげられます。中型以下のバイクにはないメリットを詳しく紹介します。

大排気量ならではの加速性能

大型バイクは中型などと比較して、圧倒的な加速性能があります。

フェラーリ並みの加速力を持っているバイクもあります。加速性能だけではなく、パワーもあり、坂道などをスムーズに走行できます。エンジン音も大型特有のものです。

しかも、中型とそれほど燃費に差はありません。勝手に加速するため、ギアチェンジも少なくて済みます。

長距離走行に適している

大型バイクは、長距離走行に適しているとも言われています。車格が大きく、運転していても体が疲れにくいからです。

シートが大きく、重量によって安定しているからこそ、中型などと比較すれば長距離走行に適しているでしょう。ツーリングを楽しむ際はたくさんの荷物を載せられ、泊まりでも安心です。

高速道路のような真っ直ぐの道であれば、ブレが少なく、非常に快適に走行できます。排気量の少ないバイクの場合は、高速道路で走っていると、ガタガタとブレることも珍しくありません。

また車格が大きいということは見た目的にもインパクトがあります。ワイルドなタイプや個性的なタイプなど、さまざまな大型バイクがありますので、自分の好きな種類を見つけましょう。

大型バイクのデメリット

大型バイクのデメリットは、次の通りです。

  • 大きくて重く取り回しが大変
  • 車検があり維持費も高め

メリット以外についても、理解を深めておきましょう。

大きくて重く取り回しが大変

車格が大きい場合長距離走行に適しているなどのメリットはありますが取り回しが大変などのデメリットがあります。

他にも倒れたときに起こすことが困難だったり、駐輪場からバイクを出すのも一苦労だったり、低速時のハンドル操作が難しかったりします。

エンジンをかけないと移動させられないほど、ビックサイズのバイクもあります。また人によっては燃費が悪いと感じることもあるでしょう。

この点については中型バイクの方が車格とパワーのバランスがちょうど良く取り回しも楽です。

車検があり維持費も高め

大型バイクの維持費は安くはありません。

車検や税金、保険料の支払いがあるだけでなく、タイヤ代なども高めに設定されています。タイヤは太く、しかも消耗品ですので、費用を抑えることは難しいでしょう。

さらにガソリン代やオイル代などの消耗品にもお金はかかります。

こうした維持費だけではなく、車両価格も高めに設定されています。100万円を超えることも珍しくありません。他のサイズのバイクと比較すると、車両価格も維持費も高くなるためなかなか手を出しにくいです。

バイクの車検にかかる法定費用は次の通りです。

重量税
  • 初度登録から13年未満の場合:3,800円
  • 初度登録から13年超~18年未満の場合:4,400円
  • 初度登録から18年超の場合:5,000円
自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)
  • 24ヶ月の場合:13,640円
  • 25ヶ月の場合:14,010円
印紙代
  • 基準適合性審査の印紙代:1,300円
  • 自動車検査手数料の印紙代:400円
  • 用紙の印紙代:50円
初度登録の場合のケース
  • 重量税:3,800円
  • 自動車損害賠償責任保険(自賠責保険):13,640円
  • 印紙代:1,750円

ユーザー車検という種類の車検であれば法定費用だけで問題ありませんが、自分で検査しなければなりません。ユーザー車検の費用は、約20,000円と安めですが、やはりプロに任せた方が整備もしっかりしてもらえるため安全面でも安心です。

車両整備の知識があまりない場合は業者に頼んだ方がよいでしょう。

法定費用は、業者ごとに違いはありません。しかし、代行手数料や部品代などは異なります。安ければ法定費用+10,000円程度です。

大型バイクの特徴を知って免許を取りに行こう

大型バイクに乗るためには、大型二輪免許を取得しなければなりません。

取得する方法は教習所に通うことが一般的ですが、合宿教習に参加する方法や一発試験で合格するやり方もあります。普通自動車免許を持っている人は、学科教習などが減りますので、他の人よりも短期間で免許を取得できるでしょう。

大型二輪免許には、オートマ限定とマニュアル免許と2つの種類があり、大型スクーターに乗りたい人は、オートマ限定でも構いません。

また大型二輪免許を取得するための費用や期間は、教習所に通う場合と合宿教習の場合で異なります。安ければ、数万円しかかかりません。

大型バイクのメリットは、大排気量ならではの加速性能と安定した長距離走行に適していることです。デメリットは、大きく取り回しが大変であり、車検や消耗品など維持費も高めなことです。

こうした大型バイクの特徴について理解を深め、大型二輪免許を取得しましょう!。

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ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

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