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履歴書の趣味・特技欄の書き方紹介|自己PRで採用に繋げる例文とポイント紹介

履歴書の趣味・特技欄は、自分の人柄や志望企業への熱意をアピールする場として活用できます。学歴や職歴だけでは伝わりきらない強みをアピールする方法や、例文を挙げてより好印象を残して採用につなげるコツをご紹介します。
履歴書の趣味・特技欄の書き方紹介|自己PRで採用に繋げる例文とポイント紹介

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

履歴書にある趣味や特技の欄、あなたはどんなふうに書いていますか?「読書」や「スポーツ観戦」などの単語だけを書いておしまいにしたり、空欄のまま出したりしてませんよね!?

そんな人は今すぐやめてください!自己PRの機会を逃す、とてももったいないことをしているんです!

今回は履歴書に趣味を書く理由や、自己PRに使える趣味の書き方を徹底解説いたします。

現在趣味がない方は、PRしたいことから逆算して趣味を始めるのもアリ。好きではないことを無理に続ける必要はありませんが、これがきっかけで新しい趣味に目覚めるかもしれません。

この記事を最後まで読んだら、履歴書の趣味・特技欄を空欄で出すなんてもったいないこと、二度と出来なくなりますよ。

履歴書に趣味や特技を書く理由

「どうして履歴書に趣味や特技を書く欄があるの?」と疑問を感じている方も多くいらっしゃるでしょう。履歴書に趣味や特技を書く理由は、学歴や職歴からは伝わらない人柄や強みを読み取るためです。

学歴や職歴は全員希望が叶うことではありませんので、思い通りの結果を出せていない人もいます。しかし趣味は自分で自由に選び、自由に続けることが可能です。

趣味の世界でも大会やコンクールの順位など、自分の思い通りの結果が出せない部分もあります。もちろん良い成績が出ていればインパクトのあるPRになりますし、やりたい仕事に直結するスキルがあれば書類選考や面接で高評価を得ることもあるでしょう。

それよりも、採用担当が趣味・特技で確認したいと思っているのは、積極性、真面目さ、リーダーシップ、協調性などの人柄。このような部分は学歴や職歴から判断することが難しく、面接でもわかりにくい部分です。

新卒や第二新卒など、職歴がないまたは少ない場合はさらに重要になってきます。

履歴書の趣味・特技欄を自己PRにつなげる6つのアピール方法

履歴書に趣味・特技を記載する理由がお分かりいただけたでしょうか。

採用担当が履歴書の趣味・特技欄から「応募者の人柄」を確認していると分かったら、趣味・特技欄を活用して自己PRをしなければソン!これが趣味・特技欄で手を抜いてはいけない理由です。

では、どうすれば履歴書の趣味・特技欄で上手に自己PRをすることができるのでしょうか。

履歴書の趣味欄で「自分の強みをアピール」

メインになるのは、自分の強みのアピールです。積極性、真面目さ、根気強さ、リーダーシップ、協調性、発想力、コミュニケーション能力、フットワークの軽さなど、人によって様々な強みがあるでしょう。

「自分の強みがいくつかあるなかで、どれをアピールすればいいのだろう」と迷ったときは、応募する企業のタイプや入社後担当したい仕事内容に合わせて選ぶのが基本。

例えば、アイデア勝負の企業なら、「趣味仲間で、イベントを企画して盛り上げた」「日曜大工で、家事の不便さを解消する道具を作った」など発想力をアピールしましょう。

大勢の人の前で話す機会が多い職種なら、「バレエの発表会が楽しみだった」「スポーツの大会に出場した」など、場馴れしていることや度胸があることを伝えるといいでしょう。

積極性、真面目さ、根気強さ、協調性などは、どんな企業や職種でも歓迎されやすい強みだと言えます。

履歴書の趣味欄で「自分の人柄やキャラクターをアピール」

単純な強みとは少し違い、履歴書の趣味・特技欄で人柄やキャラクターをアピールすることもできます。

例えば、近寄りがたいくらいの学歴や職歴を持つ人が、「趣味は絵本の読み聞かせボランティアです。子供の笑顔にいつも癒やされています」と書いていたら、「こんな優しい一面もあるんだな」とホッとしませんか?

先端分野を研究している人が「趣味は茶道です。歴史ある決まりから多くのことを学んでいます」と書いていたら、新しいことも伝統的なことも取り入れるバランスの良い人物像が伝わりますよね。

「マジックで人を驚かせることが好きです」など、ムードメーカー的な素質も学歴や職歴からは伝わりにくい部分。どんどんアピールしていきましょう。

履歴書の趣味欄で「強い印象を残す」

大企業の新卒採用などは特に、採用担当者は大量の履歴書をチェックしています。似たような学歴・職歴で、似たようなリクルートスーツ姿の方が並んでいると、なかなか印象に残ることはできません。

そんなとき、インパクトのある趣味・特技があれば、強い印象を残すことができます。珍しい趣味や目立つ成績を挙げている趣味・特技が向いているでしょう。

バブルサッカーなどのマイナースポーツ、エアギターなど知名度は高くてもやっている人はあまりいない趣味、アフリカンダンスなどの外国の趣味などが該当するでしょうか。「エアギターの大会で日本代表になりました!」などと書いたら絶対記憶に残りますし、面接も盛り上がるかもしれません。

ただし、インパクトのある趣味・特技だけでは「なんだか珍しい人がいるな」で終わってしまい、採用には至りません。学歴や職歴で基礎的な自己PRが出来ていることが前提です。プラスアルファの要素としてインパクトのある趣味・特技をアピールに使いましょう。

履歴書の趣味欄で「社風に合うことをアピール」

スピード感やパワーを求める会社に、コツコツ真面目に落ち着いて仕事に取り組みたい人が入社したら、社風に合わずお互い不幸になってしまいます。

これはどちらが良い悪いという問題ではなく、単なる相性やマッチングの問題です。履歴書の趣味・特技の欄には、こうしたアンマッチを事前に防ぐ効果もあります。

最近では、どこの企業も採用サイトやSNSなどで、積極的に情報を提供しています。企業の代表からのメッセージや、先輩インタビュー、会社のイベントレポートなどの項目は、特に社風が伝わりやすいのでチェックしておきましょう。

合わない社風に無理やり合わせる必要はありませんが、自分に合う部分がある場合は積極的にアピールしてみてください。

履歴書の趣味欄で「やりたい仕事をアピール」

やりたい仕事が決まっている場合は、それに合った趣味・特技をアピールしましょう。

特に、学歴・職歴から方向転換して全く新しい分野に挑戦したいときは、プライベートで関心を持ち勉強を続けていることをアピールする必要があります。

「自分でアプリを作った」「半年前から勉強会に参加している」など、具体的な内容をお忘れなく。

履歴書の趣味欄で「応募企業への本気度をアピール」

社員の慰労や交流を兼ねて、毎年ゴルフコンペやバーベキューなどのイベントを行っている企業も少なくありません。

それに関連する趣味・特技をアピールすることで、企業研究をしっかり行っていることや、応募企業の一員になるイメージができているなど、「本気度」を伝えることができます。

「趣味のキャンプではいつも料理に力を入れているので、もし入社できたらぜひバーベキュー大会で披露させてください」などと話せば面接が盛り上がりそうです。

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履歴書に趣味・特技を書くときのコツ

それでは、実際に履歴書の趣味・特技欄をどんなふうに記入すればいいのか、例を挙げながら見ていきましょう。

箇条書き+補足で簡潔にまとめる

ここまでのご説明から、履歴書に趣味を書くモチベーションがどんどん高まって「よし、いっぱい書くぞ!」という気持ちになっている方も多いと思います。

しかし、いったん冷静になってください。履歴書の趣味・特技欄はあくまで補足的な役割。メインコンテンツではありません。企業によっては、採用担当者は大量の履歴書を短時間でチェックしている可能性もあります。

趣味・特技の欄は、エピソードなどを長文でしっかり書かなくても大丈夫。基本的には「箇条書き+補足」で簡潔にまとめましょう。

面接官の目に留まって話を振られたら、時間配分を見ながら補足説明をすればいいのです。

履歴書の趣味・特技欄に記載したい要素

履歴書の趣味・特技欄で押さえておきたい要素は次の4つです。

具体的な数字を入れる

せっかく成果を出していても、具体的な数字がないと説得力がありません。どのくらい続けているかなど、できるだけ数字で説明しましょう。

好成績や受賞歴があれば記入する

発表会など人前に立った経験も、スキルの高さや度胸の良さが伝わるのでぜひ入れましょう。人前で堂々とプレゼンするスキルが必要な職種も多く、自己PRににつながります。

リーダー経験があれば記入する

イベントを主催した、趣味のコミュニティを運営しているなど、リーダー経験があればぜひ記載しましょう。趣味で鍛えたリーダーシップは仕事にも役立つはずです。

現在の状況を記載する

聞かれているのはあくまで現在の趣味であり、過去のことではありません。現在の状況を記載しましょう。

履歴書の趣味・特技欄の実例

履歴書の趣味・特技欄の書き方を、いくつか例を挙げてご説明いたします。例のあとに簡単な解説も付けましたので、参考にしてみてください。

・野球(中学高校と野球部で、甲子園に出場しました。現在は草野球と子供野球教室のボランティアを続けています)

→結果を出していることで、真面目に取り組む人柄が伝わります。野球を楽しみつつ、ボランティアで社会貢献をしているところも良いですね。

・ピアノ(週1回のレッスンを10年間続けています。昨年、友人の結婚式で演奏を披露しました)

→物事に継続して取り組む根気強さが伝わります。演奏を披露したことで、腕前や人前に立つ度胸があることもわかりますね。

・バンド活動(高校生の頃、友人とバンドを組みギターを担当。現在も年2回ライブイベントを主催し演奏しています)

→ライブイベント主催という経験から、リーダーシップや人望が伝わります。仕事に支障がない範囲で継続しているのもいいですね。

・旅行(海外10ヶ国、国内20都道府県を旅行。各地で友人を作り、SNSで近況を報告し合っています)

→好奇心の強さ、フットワークの軽さ、視野の広さ、コミュニケーション能力の高さが伝わります。どれも充分仕事に活かせる能力です。

・映画鑑賞(洋画・邦画問わず、年間約100本を鑑賞。感想や考察をまとめたブログを運営しています)

→ブログ運営をしていることで、自分の意見を文章にしてまとめる能力や、Webサイト運営の基礎知識があることが伝わります。

・スマートフォンアプリ制作(2年前に独学で開始。スケジュール管理アプリとゲームアプリを作成しました)

→自分で興味があることを見つけて勉強し、形にする能力が伝わります。テクノロジーの進歩が著しい現代では、どんな職業でも必要な能力です。

履歴書の趣味・特技欄のNG事項

最後に、履歴書の趣味・特技欄で「やってはいけないこと」を確認しておきましょう。

嘘を書かない

採用担当者に気に入られたいばっかりに、嘘を書いたり話を盛って書いたりするのは絶対にやめましょう。

面接時や入社後に趣味や特技について質問され、何かのきっかけで嘘だとバレてしまったら、一気に信用を無くしてしまいます。

正直に説明したことまで疑われてしまう可能性がありますし、「嘘を付く人間に大切な仕事を任せることはできない」と入社後の仕事にまで支障をきたす可能性があります。

また、人柄やキャラクターを偽って入社した場合、社内の雰囲気についていけず浮いてしまうこともあるかもしれません。

真実を正当にアピールすることを心掛け、嘘は付かないようにしましょう。

趣味・特技欄はあくまで補足

趣味・特技欄はあくまで補足で、メインコンテンツではありません。趣味・特技の一点突破で採用されるのは、「企業が運営するスポーツチームに選手として加入する」など、かなりのレアケースです。

学歴や職歴など今までの実績をアピールしたうえで、趣味・特技をアピールしましょう。

趣味・特技欄にも手を抜かず、就職・転職活動をがんばりましょう

以上、軽視されがちな履歴書の趣味・特技欄の書き方についてご説明させていただきました。

何かと大変な就職・転職活動。趣味・特技欄は軽視されがちだからこそ、ちょっと気合を入れて書くだけで差を付けることも可能です。

就職・転職活動中は趣味の時間も少なくなるかもしれませんが、無事希望の企業に入社してまた趣味を楽しめるようがんばってくださいね。陰ながら応援しております!

「履歴書に書ける趣味がない…。」「趣味と実益を兼ねたい!」そんな方は、趣味系・就職系おすすめ資格を紹介しているこちらの記事も参考にしてみてください。

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樋口千春 /
ビギナーズ編集部 ライター

映画とアートと焼餃子(皮厚め)を愛するライター兼イラストレーター。写真も少し撮る。激務な会社員時代を経て、出産後フリーに。意外となんとかなるもんだ。乙女な娘&すぐに尻を出す息子と笑い転げる日々。

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