WEDDING

更新

着物で結婚式に参列するときの注意点は?和装のマナー・選び方・おすすめレンタル着物を紹介

結婚式に着物で参列したいとき、マナーや注意事項はありますが、それさえ押さえてしまえば着物は怖くありません。着物を着て参列すれば、結婚式がより一層特別な思い出になるはず。今回、結婚式に着物で参列する際のマナー・着物選びのポイント・おすすめ着物をご紹介します。
着物で結婚式に参列するときの注意点は?和装のマナー・選び方・おすすめレンタル着物を紹介

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

最近和装の人気が復活している結婚式の衣装。着物で参列することに憧れている人も多いのでは?

でもいざ着物で結婚式に参列しようと思うと、わからないことがいっぱい!特にマナーは知っておかないと、花嫁さんや他の参列者に迷惑をかけてしまうことも…。

そこで今回は、着物で結婚式に参列する際に知っておきたいマナー、着物の選び方、おすすめの着物などをまとめてみました!

着物で結婚式に参列するメリット・デメリット

まずは着物で結婚式に参列する、メリット・デメリットをチェックしておきましょう。着物とドレスで迷っている方は、参考にしてみてくださいね。

着物で結婚式に参列するメリット

まずはメリットから見ていきましょう。

華やかで目立つ!

着物で結婚式に参加するメリットは、なんといっても華やかで目立つこと!しかも悪目立ちするのではなく、控えめできちんとした印象も残せるので、好感度は抜群です。

目上の方に褒められる機会も多いですよ。

人とかぶらない!

ドレスで結婚式に参列して、他の参列者とかぶってしまった経験がある方もいらっしゃると思います。着物は色や柄のバリエーションが豊富ですし、帯の結び方や髪型など色々なところで自分らしさが出せるので、人とかぶることがほとんどありません。

体型や年齢を選ばないので、長く着られる!

女性の美しい部分を見せ、見せたくないところは隠してくれることも、着物の魅力のひとつ。洋服のコーディネートでも、首、手首、足首の3首を見せると華奢に見えてスッキリしますよね。

着物は着痩せファッションとしても超優秀なんです。体型が多少変わってもカバーできますし、色や柄次第では年齢を重ねても着られるものもたくさんありますので、一度買えば長く楽しめるというメリットも。

合わせる小物で印象を変えられるので、「いつも同じ格好」という事態も避けられます。親子や姉妹で貸し借りすることも可能。

よい着物を仕立てて世代を超えて受け継いでいくのも素敵です。

着る機会が少ないからこそ、着られるときは着たい!

ドレスはパーティーなどでも着る機会がありますが、着物を着られる機会はやっぱり少ない!だからこそ、着られるときには着ておいた方が特別感があり、後悔が残りません。

もちろん、茶道や華道を始めるなど、着物を着る機会を増やすのもいいですね。

レンタルを使えば、意外と気軽に着られる

最近は参列者用の着物レンタルが充実しているので、意外と気軽に着物を着ることができます。宅急便で送れるものも便利でおすすめ。

結婚式場によっては、式場で着つけができることもあるので、確認してみてください。

着物で結婚式に参列するデメリット

着物で結婚式に参列するデメリットは意外と少なく、着つけが大変なことくらい。ドレスもデザインによっては体型キープが必要だったり、ヒールがつらかったり、冬場は寒かったりと、大変な部分がありますしね……。

自宅からはきれいめのワンピースを着て行き、結婚式は着物で二次会はワンピースというのもアリ。コインロッカーや宅配便を使えば、荷物や手間も最小限で済みます。

着物は種類によって「格」が決まっている!

さて、着物で結婚式に参列する気持ちが固まったら、今度はマナーをチェックしましょう。

ご存知の方も多いと思いますが、着物には「格」というものがあります。色々な要素でランキングが決まっていて、結婚式に参列してもよい着物と、結婚式に参列するにはマナー的にNGな着物があるのです。

これから購入したりレンタルする場合はお店の方に相談すれば教えていただけると思いますが、「お母さんが持ってる着物、結婚式もOKかな?」といった場合は参考にしてみてください。

「この着物、結婚式OK?」着物の格と種類をチェック!

着物の格と着て行ける場所や場面はこのようになっています。

第一礼装/黒留袖、色留袖(五つ紋)、本振袖

黒留袖、色留袖(五つ紋)、本振袖は、一番格が高い着物「第一礼装」。ドレスではイブニングドレス相当の格です。

黒留袖は親族の既婚女性が着ます。五つ紋の色留袖は、親族・ゲスト・既婚・未婚関係なく着られますが、どちらかというとゲストよりも親族が着ることが多いようです。

振袖は未婚女性の正装。大振袖、中振袖、小振袖があり、袖が長いほど格上です。花嫁が振袖を着る場合は、親族やゲストは格を下げて中振袖にするとよいですよ。

略礼装/色留袖(三つ紋、一つ紋)、訪問着、振袖、色無地

略礼装も結婚式に着られる格の着物。訪問着は結婚式の他にも、入学式や卒業式、茶会やパーティーにも着られるので、幅広いシーンで着られる着物を探している方にはおすすめの着物です。

色留袖は紋の数によって格が変わるので、三つ紋と一つ紋は略礼装に入ります。

外出着/付下げ、小紋

付下げや小紋は外出着というポジション。素材や柄によって「結婚式もアリ」と考える人がいたり「ちょっとカジュアル寄りでは?」と考える人がいたりするので、判断が難しい場合も……。初心者は第一礼装や略礼装を選んだ方が安心かもしれません。

紋について

紋(家紋)の数で格が変わるので、こちらもチェックしておきましょう。五つ紋の紋の場所は、背中の中心、両胸、後ろ袖。三つ紋は背中の中心と後ろ袖、一つ紋は背中の中心に紋があります。

親族orゲスト?既婚or未婚?立場で着るものは変わる

「振袖は結婚したら着られない」ということをご存知の方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。このように、着物の種類によって未婚女性が着るもの、既婚女性が着るもの、未婚・既婚両方が着られるものが決まっています。

格については、ゲストより花嫁や親族の方が格上の着物を着るのがマナー。これは「高い格の着物でゲストをお迎えする」という考えがベースになっています。

親族・ゲスト両方着られる着物もありますので、自分が着られるのはどれか確認しておきましょう。

ゲスト(未婚)が着られる着物

色留袖(三つ紋、一つ紋) ※着てもOKですが、どちらかというと親族が着ることが多いです
振り袖(花嫁が振り袖を着る場合は、花嫁より格を下げる)
訪問着
色無地

ゲスト(既婚)が着られる着物

色留袖(三つ紋、一つ紋) ※着てもOKですが、どちらかというと親族が着ることが多いです
訪問着
色無地

親族(未婚)が着られる着物

色留袖(五つ紋、三つ紋、一つ紋)
振り袖(花嫁が振り袖を着る場合は、花嫁より格を下げる)
訪問着
色無地

親族(既婚)が着られる着物

黒留袖
色留袖(五つ紋、三つ紋、一つ紋)
訪問着
色無地

色や柄について

主役はあくまで花嫁なので、花嫁より派手にならないように気をつけたいところ。黒ベースの着物も、黒留袖とかぶってしまうので避ける方が無難。

ドレスの場合白は避けますが、着物は白を着ても大丈夫。着物の白と花嫁の白無垢は全く印象が異なるので問題にならないようです。

ゲストにおすすめなのは、訪問着!

このように色々なマナーがある着物の世界。「カジュアルになりすぎず、親族よりも格下」を考えると、ゲストとして結婚式に参列する際におすすめなのは訪問着です。

訪問着は結婚式の他に入学式や卒業式などの式典、お茶会、パーティー、訪問、お見合い、お食事会、初詣などにも着て行くことができます。着られるシーンが多いために種類も豊富。レンタルでも様々な色や柄を選ぶことができます。

結婚式に着て行く訪問着や帯の選び方

若い方は華やかな色をベースに、全体的に柄が入っているタイプがおすすめ。落ち着いた色合いで裾の方にスッキリとした柄や模様が入っているものは、年配の方におすすめ。大人ならではの落ち着いた魅力を演出してくれます。

結婚式なら、帯は金色が入った華やかなものを選びましょう。小物や下着などもセットでレンタル・購入できるお店もたくさんありますよ。

訪問着なら何を着ても大丈夫なので、基本的には自分の好みで選んでOK!「選び方がわからない」という方は参考にしてみてください。

結婚式におすすめのレンタル訪問着

ゲストが結婚式に参列する際におすすめの訪問着をピックアップしてみました。

レンタル着物・訪問着・水色×古典

レンタル着物・訪問着・水色×花

レンタル着物・訪問着・水色×吉祥華

レンタル着物・訪問着・グレー×都絞り

素敵な訪問着ばかりで、見ているだけでワクワクしますね!

また、商品ラインナップが多さが特徴のDMMいろいろレンタルでも、着物を多数取り扱っています。格安でレンタルできて往復送料無料です。

着物のレンタルや着付けの注意点

着物のレンタルや着つけを予約する際、チェックしておくべきポイントをまとめてみました。当日にバタバタしないためにも参考にしてみてくださいね。

着物をレンタルする場合は、ここをチェック!

レンタルを利用する場合、お店によって含まれているサービスが違います。「安いと思ったら小物がついてなかった」ということもありますので、事前にしっかりチェックしておきましょう。

  • セット内容(スリップ、足袋、腰紐など自分で用意するものはないか?)
  • 借りられる日数は?
  • 式場や美容室まで直送可能か?
  • 着用後、クリーニングは必要?不要?(着物のクリーニングは高額で時間もかかります!)
  • 往復の送料は無料?別途必要?
  • 汚れたり傷がついた場合はどうなる?保険などはあるか?
  • キャンセルは可能?キャンセルする際のルールは?

着付けをしてもらう場合は、ここをチェック!

レンタルした店舗、式場、美容院などでお願いできる着物の着つけ。場所によってサービス内容が異なるので、事前の確認は欠かせません。

  • レンタル着物の受け取りや発送は可能か?
  • 持ち込み料は?
  • 持ち物
  • 所要時間
  • 荷物の預かりは可能か?
  • ヘアセットやメイクも一緒にしてもらえるか?(自分でヘアメイクをしない場合)

家族や知人に個人的に着つけを頼む場合も、丸投げせず持ち物や時間は事前に確認をしておきましょう。家族・知人とは言え、貴重な時間を割いて技術を提供してくれていることに変わりはありませんので、謝礼やお礼の品も忘れずに。

レンタルや着つけの予約はできるだけ早めに!

レンタルも着つけも、予約はできるだけ早くしておくのがおすすめ!

結婚式は同じ時期に集中することが多く、特に春の場合は入学式・卒業式シーズンとも重なります。人気の日時や着物から予約が入ってしまうので、予定が決まり次第予約しておきましょう。

お店によっては早割などのキャンペーンがある場合も!早めの方がお得で安心なのです。

着物で特別な思い出を作ろう!

色々とマナーや注意事項はありますが、それさえ押さえてしまえば着物は怖くありません。

着物を着て参列すれば、結婚式がより一層特別な思い出になるはず。お気に入りの着物を見つけて、素敵な時間を過ごしましょう。

こちらの記事では、結婚式で使えるレンタルカメラをご紹介しています。

マーケットエンタープライズフィールドセールス

樋口千春 /
ビギナーズ編集部 ライター

映画とアートと焼餃子(皮厚め)を愛するライター兼イラストレーター。写真も少し撮る。激務な会社員時代を経て、出産後フリーに。意外となんとかなるもんだ。乙女な娘&すぐに尻を出す息子と笑い転げる日々。

ビギナーズTOPページ