成人式の着付けはどこできる？料金相場や着物レンタル・当日の流れについて

女性にとって、一生の思い出となる着物（振袖）姿での成人式。その女の子の成長を祝い、華やかできらびやかな柄の美しい着物の数々。

「絶対に気に入った柄の着物を着て成人式に出席したい」、女の子なら誰しもがそう願うイベントです。

また、成人を迎える本人にとってだけでなく、ご家族にとっても成人式は一大イベント。

ここまで大きく育ってくれたことを盛大に祝って、可愛く綺麗に飾り付けた姿をぜひ記念に残しておきたい。そう思うご両親・ご家族も多いのではないでしょうか。

女の子の成人式にとって、着物（振袖）は重要なアイテムです。どのように準備するのか、どこで着付けるのか、早いうちから準備を始める必要があります。

中でも、着物の着付けは早いうちから予約が必要です。着付けをできる場所やお店には限りがあり、早く予約を入れた順に良い時間帯が埋まっていきます。

のんびりしていると、かなり早朝の予約時間しかなくなってしまったり、また成人式に間に合う時間に予約が取れないといった状況にもなりかねません。成人式の予約戦争に乗り遅れないよう、こちらの記事を参考にしてみてください。

着物（振袖）の準備方法

まず、簡単に着物の準備方法について解説します。成人式用の着物を準備するにはいくつか方法があります。

来店レンタル

呉服店や専門のレンタル店などを訪れ、着物をレンタルする方法です。大学の生協などが主催し、大学内でレンタル会が開催される場合もありますね。

来店でのレンタルの場合、実際にどのような柄や質感なのか自分の目で確かめることが可能です。帯や小物の確認などもその場でできるため、自分好みの組み合わせを選ぶことができます。

一般的に、成人式が終わった直後が一番、レンタル店に着物の数が揃っているシーズンになります。そのため、成人式の1、2年前に訪れ、予約する方がたくさんいます。

やはり着物の多い時期に訪れた方が、好みの柄に出会えるチャンスが多いですよね。

ネットレンタル

着物はネットでもレンタルすることができます。自分の手に取って確認することはできませんが、近くにレンタル店がない場合などとても便利です。

また、一般的に来店でのレンタルよりお値段がお手頃なお店が多いため、着物以外のメイクやヘアに予算を使いたい方にとってもおすすめです。

DMMいろいろレンタルでは、振袖レンタルも行っています。高額な振袖が安くレンタルできてお得です。

持参（購入・ママ振袖など）

レンタルを利用せず、手持ちの着物を利用する方もいます。一生に一度しかない成人式。記念にと着物を新調する方も。

また、母親や姉妹から着物を譲り受け、思い出を家族で引き継いでいく方もいらっしゃいます。こちらの場合は、事前に自宅で試着をし、サイズが合っているかどうか確認することを忘れないようにしましょう。

着付けを行っている店・サービス

次に、着物（振袖）の着付けができる場所・サービスについてです。

自分で着るという手段もありますが、成人式の着物は浴衣と違って小物が多く、一人で着るにはなかなか一苦労なもの。

着崩れてしまわないか、成人式に間に合うように準備が終えられるのかなど、一人だけで準備するには不安要素が盛りだくさん。できるだけ、慣れた人の手を借りるようにしましょう。

着付けを誰かにお願いする際は、自分の状況にあった方法を選ぶようにしましょう。どの方法を行う場合も、事前に予約や約束をすることを忘れないように。当日になって着付けができない事態になってしまっては一大事です。

美容室

美容室の中には、着物・浴衣等の着付けサービスを提供しているお店があります。お店によってサービスの有無は違いますので、確認の上、予約をするようにしましょう。

成人式の着付けの場合、着付けを早朝にお願いしなければいけないケースが多々あります。

• 早朝対応してもらえるか
• その際追加料金が必要となるか
• ヘアセット・メイクも行ってくれるか

できるだけ当日の移動を少なくしたい場合は、美容室での着付けは良い選択肢です。 上記のことを確認しましょう。

着物をレンタルしたお店

着物のレンタル店では、着付けのサービスを提供しているお店が多くあります。着物レンタルとセットになっている場合もありますので、着物を予約する際にしっかり確認するようにしましょう。

呉服店などの着付け店

レンタルしたお店以外でも着付けを行ってもらえます。例えば呉服店などです。自宅や会場の近くのお店にお願いすると便利なので、事前に探してみましょう。

出張訪問着付けサービス

美容室や専門の着付け師が自宅に来てくれる、訪問着付けのサービスを利用することもできます。基本的に成人式当日は予約が殺到することが予測されますので、早めに予約を入れるようにしましょう。

家族や知人に頼む

ご家族やご親戚、または知り合いの方が着付けてくれる場合、自宅で準備をすることも可能です。その場合、着付けを行ってくれる方と事前に当日のスケジュールをしっかり確認することを忘れずに。

後述するヘアセットやメイクの時間を考え、成人式の開始時間から逆算をし、余裕を持った時間から着付けを始めるようにしましょう。

着物（振袖）以外に必要なもの

着物の着付けには、着物以外に必要なものがたくさんあります。

まずは着物の下に着る肌襦袢。肌着となるものです。キャミソールやタンクトップで代用できる場合もありますので、着付けをしてくれる方やお店に確認しましょう。

次に、体の凹凸をなくし、フラットにするための詰め物です。体型によっては必要のない場合もありますが、念のため準備をしておいた方が安心です。

他にも、足袋や腰ひもといった小物が必要となります。着物を購入やレンタルする場合、全てセットになったものが提供されている場合があります。事前に確認しておきましょう。

また、ヘアメイクを行う場合、髪飾りを持参する必要があります。美容室やレンタル店で購入できる場合もありますので、これも確認が必要な項目です。

上記が一般的な持ち物になりますが、レンタル内容や着付けのお店によって、持参すべきものは変わってきます。当日までにお店の人に確認することを忘れないようにしてくださいね。

成人式当日着付けの流れ

成人式当日、着物の着付けを始め女子は大忙し。メイク、ヘアセットとこなし、仕上げに着付け。綺麗になるための準備が盛りだくさんです。

どんなに忙しくても、一切妥協のできない日。事前準備をしっかり行い、抜け漏れのないようにしましょう。

着付け

当日一番重要なことは着付けです。

着付け・メイク・ヘアセットと当日こなさなければならないスケジュールは多いですが、もし叶うのでしたらメイク・ヘアセット→着付けの順番で予約をすると、一番着物を着ている時間が短くなり、成人式前に着崩れしてしまうことや疲れてしまうことを防ぐことができます。

けれど、美容院の予約等で準備が前後してしまう場合も。その場合は、できるだけ着付けの際にメイクや髪に触れないよう注意しましょう。

メイク

次はメイクです。メイクはヘアセットと同時に行うことが多いです。

成人式のメイクは、美容室で行うまたは自分で行うことが一般的。自分で行う場合は、当日失敗しないよう、事前に何度か練習をしておくようにしましょう。

美容室で行う場合、ヘアセットと一緒の美容室にお願いをすると、準備時間が短縮できます。

また、着物のレンタル店や呉服店に着付けをお願いしている場合、着付けと一緒にお店でやってもらえることもあります。着付けと一緒にはできない場合も、お店が提携している美容室を紹介してもらえる場合がありますので、着付けをお店に頼む際は、メイクやヘアセットについても確認するようにしましょう。

また、つけ爪をつける方は、着付け中に着物に引っ掛けてはがれてしまうことを防ぐため、着付け後につけることをおすすめします。

ヘアセット

着物の次に装いの印象を決める大きなポイントであるヘアセット。どのようなヘアにするのかどうか、当日までにしっかりと考えておくようにしましょう。

ヘアセットは美容室で予約してお願いすることが一般的。成人式当日はどこの美容室も朝早くから予約でいっぱいになります。早め早めの予約を心がけましょう。

自宅や着付けをしてもらうお店の近く、または成人式の会場の近くの美容室にお願いすると、会場まで崩れることなく移動ができ便利です。

成人式の着付けの注意点

成人式当日は、とても慌ただしいスケジュールをこなす必要があります。事前に準備できることはしっかりと準備をし、落ち着いて当日を迎えられるよう心がけましょう。

忘れ物をしないこと

着物を着付けてもらうためには、上記でご紹介したような持参すべき小物が数多くあります。

一般的な持ち物は前述の通りですが、着付けを頼むお店やセット内容によって、持ち物は変わってきます。成人式の当日までにしっかり確認をし、朝慌てることがないよう寝る前にカバンに詰めておくようにしましょう。

遅刻しないこと

成人式当日はどこのお店も予約が詰まっています。予約時間に遅れてしまうと他の方にも迷惑が掛かりますし、大幅な遅刻の場合最悪着付けができないという事態も。

いつも以上に時間には気を付けて行動するようにしましょう。

まとめ

一生に一度の思い出となる成人式。その成人式の華となる着物（振袖）は、女の子にとって重要なもの。妥協することなく、自分が気に入った着物を着て参加したいですよね。

着物のレンタルや着付けの予約は、早く予約を入れた順によい柄やよい時間帯が埋まっていきます。早め早めの行動を心掛け、余裕をもって予約をするようにしましょう。

こちらの記事では、成人式の前撮りについて解説しています。