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見守り家電で遠くの家族の暮らしも安心|その種類や選び方を紹介

遠方に住む両親が高齢になってくると、毎日元気に暮らせているか気になる人は多いでしょう。見守り家電はそのような悩みを解消するのに役立つ便利な家電です。この記事では見守り家電の種類や選び方などを詳しく解説します。導入の際の参考にして下さい。
見守り家電で遠くの家族の暮らしも安心|その種類や選び方を紹介

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両親と離れて暮らしていると、困っていることはないか、体調を崩していないかと心配になる人も多いでしょう。また、電話をかけて様子を伺いたくても、仕事が忙しくてなかなか余裕がない場合もあります。

見守り家電を利用すると、相手の起きている時間などに合わせて電話をかける必要がなく、自分の好きな時間にメールや専用のアプリから、安否情報が確認できます。

ここでは、見守り家電にはどのようなものがあるのか、どのようなメリットがあるのかを紹介していきます。

見守り家電を使う理由とメリット

見守り家電の一番のメリットは、異変にいち早く気づけることです。また、遠く離れて生活していても、生活リズムなどが把握できるので見守る側も安心です。

話さなくても安否の確認が出来る

親元を離れて暮らす子供にとって、親が高齢になってくると健康状態や日々の生活で不自由していないか、気になる人も多いでしょう。しかし、仕事を持つ人はこまめに電話をかけて安否の確認をする時間をとることが難しいのが現状です。

また、元気にしているかとそれだけのために定期的に電話をかけるのは、親にとっても子供にとっても負担になる場合もあります。見守り家電なら日常生活の中で、家電の稼働状況から生活のリズムがわかったり、安否が確認できます。

メールで家電の使用状況をお知らせしてくれたり、アプリで確認したりできるので、忙しい人でも隙間時間に簡単に安否確認できて安心です。

高齢者の普段の暮らしを確認できる

見守り家電には、家電のオン・オフがわかるようになっていて、家電の使用時間や電気の使用量がわかり、規則正しい生活ができているかがわかります。

グラフで家電を使用している時間帯がわかるため、いつもと異なる状態かどうか、すぐに判断することができます。また、冷蔵庫やトイレのドアなどにセンサーを付けて、開閉で使用状況がわかるものもあります。

このように、日常の行動が確認できる見守り家電は、高齢者がいつも通り問題なく暮らしているかを確認できます。そして、日常の行動がわかることで異変にも気づきやすくなります。

いち早く異変に気づくことができる

見守り家電の中には、センサーで人の動きをとらえて、その部屋で活動しているか、その部屋に滞在しているかがわかるものがあります。

また、ドアなどに付けるセンサーだと、開閉で家電の使用状況やトイレや風呂の使用状況を確認できるものもあります。

毎日利用する家電を見守り家電に取り替えれば、その家電が長時間使用されないと、メール等で通知がくるようになっています。

このように、異常を察知したときにはメール等で連絡がくるので、電話をかけたり、セキュリティサービスを利用して、万が一のときにはいち早く対処することができます。

進化する見守り家電

IoT技術の普及とともに見守り家電もさまざまなものが開発・販売されています。いろいろなタイプの見守り家電があるので、自分が必要とするものを見極めて利用するとよいです。

IoTの普及と進化

近頃では、インターネットとものをつなぐことで、生活を便利にする製品がどんどん開発されています。このものとインターネットをつなぐことをIoTと言い、この技術によって遠隔地にあるものをインターネットを通して操作できます。

見守り家電の先駆けとして発売された象印の「iポット」は、電気ポットの使用状況で安否確認ができるものです。今では、電球や電池、フォトフレームなどに通信機能を持たせ、さまざまな見守り家電が開発されています。

そしてこの技術を活かすと、家電製品を外出先からコントロールすることもできます。例えば、夏の暑い日にエアコンの稼働状況を確認して連絡することも、見守る側からエアコンをつけることもできます。

IoTが普及し、更に進化を続けることで、遠くにいる両親の様子や安否を見守り家電で簡単に確認できます。

プライバシーが確保される

見守り家電の中には、カメラを設置して高齢者や子供、ペットの安否確認ができるものがあります。しかしカメラだと、特に高齢者にとっては監視されている気がして落ち着かないという人も多くいます。

近頃ではカメラを搭載したものもありますが、人の動きをセンサーで察知して見守る家電や、家電自体に通信機能を持たせて、家電の使用状況から日々の生活の状態を見守るものがあります。

そのため、センサーや家電を利用した見守りだと、見られていると感じることが少なく、プライバシーが守られるのでお互いストレスなく利用できます。

スマホやパソコンに通知が届く

見守り家電は、家電の使用状況や電源のオン・オフ、動きなどを察知するとその時間や場所を記録します。そして見守る側は定期的に送られてくるメールで安否確認ができたり、専用のアプリで安否確認ができたりします。

見守り家電を利用する際、見守られる高齢者や子供側には、特にパソコンやスマホを持っている必要はありません。

見守り家電の中には、設定をしなくても簡単に利用できるものもあります。

万一の備えになるものも

見守り家電の中には、セキュリティ機能を有するものもあります。大きな電力を使用したときに火災が起こることを防ぐ機能や、不審者が現れた場合に警告音を鳴らすもの、自動的に異常を察知してセキュリティスタッフが駆けつけるものなどさまざまなものがあります。

このように、日常生活の見守りからいざというときのために役立つシステムが備えられているものもあり、一人暮らしの高齢者にとっても、離れて暮らす家族にとっても、見守り家電は心強いものです。

特性に合わせて見守り家電を選ぶ

見守り家電には、使用状況を記録するものや直接カメラで見守るものなどいろいろな種類があります。

どのような見守り家電があるかを知り、見守り家電を選ぶときの参考にしましょう。

姿を確認したい人におすすめ

カメラが付いた見守り家電なら、姿を直接確認できるので見守る人にとっては安心です。顔色を見たり、スマートスピーカーが付いたものだと、会話して体の調子を尋ねることもできます。

しかし、見守られる側は、カメラがあると常に監視されているような感じがして、プライバシーが確保できず不快に感じる人もいます。

そのため、カメラ付きの見守り家電を利用する場合には、話し合いをしてお互いが納得して利用を始めることが大切です。

自炊をする人におすすめ

2001年にサービスが始まった象印の「みまもりほっとライン」は、見守り家電の先駆けともいわれる家電で、電気ポットを利用して、遠く離れて暮らす家族をさりげなく見守ることができます。

毎日電気ポットを使ってお茶を飲む人なら、この通信機能が内蔵された電気ポットで安否確認ができる「みまもりほっとライン」がおすすめです。

この電気ポットは使用状況を記録し、メールでお知らせしたり、グラフで確認したりできるようになっています。

設置工事の必要もないので、高齢者でも簡単に利用を始められます。また、お茶を飲まないときにはお出かけボタンがあるので、そのボタンを押すことで安否確認ができます。

みまもりほっとライン

見守られていることを意識したくない人におすすめ

カメラのように、いかにも見守られているというのが苦手な人には、電気の使用状況やセンサーなどの見守りなら、人の目を感じることは無くおすすめです。

電気の使用による見守り

カメラなどで日常生活を見守られることに抵抗がある人は、電気の使用状況で安否確認ができる見守り家電がおすすめです。

日常的によく使うテレビのリモコンの電池を見守り家電の機能が付いたものに変えるだけで、テレビのオン・オフや視聴時間から安否確認ができます。

また、トイレやリビングの電球を変えるだけで、通信機能を内蔵した電球がオン・オフの使用状況を記録してメッセージで通知します。

これらの見守り家電は電池や電球を変えるだけで、あとは普段どおりに生活するだけで使用状況から安否が確認できるので、見守られる側も見守られていることを意識せず利用できます。

人感センサーによる見守り

ドアの開け閉めをセンサーで感知して、センサーを設置した家電の使用状況から見守りができるものがあります。

例えば、冷蔵庫のドアやトイレのドアなど、毎日、必ず開閉するドアにセンサーを設置すれば、元気に活動しているかどうかの確認ができます。

このタイプも設置してしまえば、見守られていることを意識することなく利用できるので、プライバシーを確保しつつ見守りを行いたい人にはおすすめです。

外出の多い人におすすめ

家での生活状況も気になりますが、外出の多い人なら外出先でのトラブルも気になる人は多いでしょう。万が一に備えて、居場所を確認したい場合にはぴったりの小型のIoT機器があります。

GPS機能を搭載した見守り機器は、落とし物などを見つけるのに役立つ製品です。そして、この製品を使用して、外出時の位置確認や万が一に備えることができます。

タグ状やキーホルダー状の小型のものがあるので、外出時に着る上着や鞄に付けると、どこにいるかを確認できるので、万が一に備えられます。

話し相手が少ない人におすすめ

見守り家電の中には、ロボット型で簡単な受け答えができるタイプもあります。ロボット型の見守り家電には、簡単にメッセージが送れるものや、ドアの開閉があるとメールで通知するもの、直接会話ができるものなどさまざまなタイプがあります。

日頃、外出の機会が少なく、話し相手が少ない人だとロボット型の見守り家電なら、安否確認をしながらコミュニケーションをとることが可能です。

行政や企業による見守りサービス

高齢者の見守りは、見守り家電以外にも、行政での見守り活動や民間の見守りサービスなどさまざまな場所で行われています。これらの見守りサービスを見守り家電と併せて利用すると、より安心です。

おすすめ!東京電力の遠くても安心プラン

東京電力では、家電ごとの使用状況を見ながら家族の見守りを行う「遠くても安心プラン」があります。

このサービスでは分電盤にセンサーを設置するだけで、日常的に使用する掃除機や洗濯機、電子レンジ、冷蔵庫、テレビなど8つの家電の使用状況から生活リズムが確認できて見守ることができます。

センサーを取り付けるだけなので、特に家電を買い替える必要はありません。複数の家電の使用状況が確認できるので、生活リズムの把握がしやすく、生活リズムに変化があった場合にもわかりやすくなっています。

見守りサービス「遠くても安心プラン」の詳細を確認する

市区町村や社会福祉協議会の見守り活動

団塊の世代が高齢者となる2030年には、4人に1人が65歳以上になると言われています。高齢者が増えてくると高齢者だけの世帯や高齢者の一人暮らしも多くなるため、見守り活動の重要性が見直されています。

高齢者の見守りとしては、市区町村や地域包括支援センターなどさまざまな組織での高齢者の見守りがあります。また、地域の住民や民生委員などを中心としたボランティアでの見守りも行われています。

このように各自治体や地域の中でも、声掛けや訪問などを行って高齢者の見守りを行っています。

ガス会社や郵便局等の見守りサービス

地域で業務を行っているガス会社や郵便局の職員によって行われる高齢者の見守りもあります。電力会社やガス会社だと、使用量を確認し生活のリズムを把握することができます。

電気やガスの使用量に変化があった場合には、メール等で通知が行われます。また、郵便局では直接訪問したり電話での安否確認や、いざというときの駆けつけサービスも行っています。

警備会社などでも見守りサービスを行っているところがあります。警備会社のサービスだと万が一のときに24時間いつでも駆けつけるサービスもあるので、離れた場所に暮らす高齢者を持つ家族にとっては安心できるサービスです。

見守り家電なら今の暮らしを変えずに見守れる

IoTの技術が進み、近頃では、さりげなく見守ることができる家電がたくさん販売されています。カメラでの見守りは、直接多くの情報を一度に確認できるので見守る側にとっては安心ですが、見守られる側にはストレスを感じるものです。

見守り家電の中には、プライバシーを確保しながら見守ることができるものもあるので、そのような見守り家電を選べばストレスを与えることなく見守りを行えます。

最適な見守り家電を見つけて、離れていてもお互いが安心して暮らせるようにしましょう。

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ビギナーズ 編集部 /
ビギナーズ編集部 ライター

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