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ピアノで手首が痛いを完全解消!6つの原因と予防法

ピアノを弾いたら手首が痛くなる原因と予防法をまとめました。痛くなる原因は実は沢山あります。ピアノを弾くと手首がどうしても痛くなる方は、一つ一つ原因を解消してみてくださいね!そして、予防をすればかなり痛みを軽減できるでしょう。
ピアノで手首が痛いを完全解消!6つの原因と予防法

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本格的なピアノ曲は、大きく手を広げて低音から高音まで鍵盤を同時に押さえたり、スピードのある激しい演奏をしたりします。そのため、人によっては「手首が痛い~!」という状態になることも。

手首に負荷がかかると、炎症を起こします。時には手が動かせない程の痛みを感じることも……。何とか予防して、そういった痛みは避けたいものですよね。

しかし、手首が痛くなる原因は様々です。今回はそれぞれの原因に対応する予防法をご紹介しますので、日々の生活に取り入れてみてください。

ピアノを弾くと手首が痛い原因

この章では、手首が痛くなる原因をまとめました。次章で個々の原因に対応した予防法をご紹介しますので、併せてお読みください。

指が短い・手が小さい

バッハやショパンなど、ピアノ曲の作曲者は男性が多く、そのため、男性の手の大きさ、指の長さに合わせた曲が多いです。手が小さい方は、無理やり大きく手を広げなくてはならないため、手に力が入り、手首が痛くなるようです。

しかし、手が小さいとピアノは無理という訳ではありません。実際、手の小さいプロのピアニストもいらっしゃいます。

力が入っている

ピアノを弾く場合、手を伏せたお椀のように構え、脱力して弾きます。基本的には力が入っていないため、腕は痛くなっても手首だけが異常に痛くなることはあまり無いでしょう。逆に、手指に力が入っていると手首が痛くなります。

弾き方や姿勢が合っていない

人によって手の大きさや腕の長さが違うため、自分に合った腕の角度や弾き方を見つけなくてはなりません。ピアノを長くしている方からも、「弾き方を変えたとたん、とても楽になった!」といった話を聞きますよ。

ピアノの鍵盤が重すぎる

ピアノによっては鍵盤が重く、弾くのに苦労するくらい堅く感じることがあります。無理をして力を入れて弾いていると、手首が痛くなることがあります。

手首が弱い

もともと手首や足首が痛くなりやすい方がいます。そういった方は、どんなにベストな姿勢と弾き方、完璧な力具合をもってしても、毎日長時間練習していると手首が痛くなります。

ピアノに限らず、ちょっと重い物を運んだだけで手首が痛い……といった方は、要注意です。

慢性的な疲労・痛みが癖になる

「つい手指や手首周辺に力が入ったまま演奏を続けたせいで手首を痛めた」「日常生活の中で、物を持ったら手首を痛めた」「スポーツをしている時に手首を痛めた」……等々、理由は様々です。

一度痛めてしまうと癖になってしまうことがあります。癖になると再発しやすいのがネックです。

ピアノを演奏しても手首が痛くならないための予防法

では、具体的にどのような対処をすれば手首が痛くならないのでしょうか?この章では具体的な予防法をお伝えします。

指が短い・手が小さいことの対処法

手指に力を入れなくても、余裕で遠くの鍵盤に指が届くようにすることが肝心です。

指が届かない状態で、低音と高音を同時に押さえようとすると、手に力が入ります。その力みが痛くなる原因です。

予防としては手指を広げる練習をします。手指をぐ~~っと広げたり閉じたりするストレッチをしていると、徐々に親指から小指までの可動域が広がっていきます。ゆっくり気持ちが良い程度でストレッチなさってくださいね。

力の入れ方を変える

一般的な指の長さ、手の大きさなのに「3曲ほど引いたら手首が痛くてたまらない」という方は、手の構え方、力の入れ方を変えてみると良いでしょう。ギリギリ音が出るところまで、力を抜いてみてください。

ピアノを弾く時の手の構え方を色々変えてみることもポイント。力を入れずに音が出せる構え方が見つかるはずです。そして、意識して手首や手指の力を抜く癖をつけましょう。

プロのピアニストは年間を通して長時間演奏をしています。腕には筋肉がついて

太くなっていますが、格闘家のように手や指がムキムキマッチョの人はほとんどおらず、むしろ指は細いですよね?

手指が鍛えられているならば、ムキムキになるはずですが、そうでないのは力が入っていない証拠です。

弾き方と姿勢の調節

一般的に、手のひらを平べったく下に置いて、指を高く上げる弾き方は腱鞘炎になりやすいです。指を高く上げるのではなく、手の甲を高くしておきます。

第一関節が一番高くなるように、手で丸いお団子を握っているような状態にするのが、一番負担はかからないとされています。

しかし、人によって微妙にベストな形は違います。手のひらを低く広げてみたり、これ以上丸くできないという所まで丸くしてみたりして、自分に合った状態を探してください。

また、腕と鍵盤のベストな角度も、人によって違います。椅子の高さや座り方を調整しつつ、「この角度が一番疲れない!」という角度を見つけてくださいね。

鍵盤の重さ調節

力を入れなくても弾ける状態を作りましょう。本来ならば、ピアノはほとんど力を入れなくても弾けるものです。「全力で手指全体に力を入れないと音が出ない」という場合は、ピアノの鍵盤の調整が必要かも知れません。

しかし、手指の構え方や腕の角度でもピアノの弾きやすさは変わり、鍵盤の重さも違って感じます。まずは自分で腕の角度や手指のポジションなどを変えてみてくださいね。

ちなみに子供向けコースのあるピアノ教室では、子供や初心者が弾きやすいように軽めに調整していることが多いです。対照的に自宅のピアノが重いと、力の入れ具合が違うため、力が入りすぎることがあります。

手首のケア

普段から手首サポーターをしておく、手首を使ったらすぐ冷やすといった生活習慣を徹底し、手首を守ります。

おすすめは病院や整体で相談をすることです。手首サポーターも病院の物の方がフィットして使いやすいという方が多いですし、シップも市販のものより効くからです。

また、「整体で筋のねじれを治してもらったら、手首が痛くなくなった。とてもピアノが弾きやすくなった!」という方もいますので、一度相談してみるとよいでしょう。

慢性的な疲労・痛みを予防

まず、ピアノ以外で手首を酷使してしないか思い返してみてください。「実は趣味のスポーツの方で手首をよく使っており、そちらで痛めている」ということも。その場合はスポーツの後にも、手首をすぐ冷やすといった対処が必要です。

また、慢性的な痛みとなった場合は、痛みと付き合って行かなくてはなりません。毎日手や手首を大事にしてください。対処法としては手首を使った直後にしっかり冷やすのが一番です。

手首の柔軟性も重要で、手首のストレッチや入浴などで、手首を温めたり筋を伸ばしたりすることも必要です。しかし、炎症が起きている間は、温めてはいけません。炎症が悪化するからです。炎症の見極めが難しい場合は病院や整体にかかってください。

まとめ

今回ご紹介したピアノを弾くと手首が痛くなる理由と対処法はすぐに実践出来るものです。

とにかく

  • 力を入れない
  • ベストな腕の角度と手の形で演奏する
  • 手首を使った直後は冷やす

この3つが重要です。

日ごろから気を付けてみてくださいね。ピアノを愛する皆様の、手首の痛みが軽減することを祈っております。

正しい弾き方を教えてもらうこともいいかもしれません。ピアノ教室についてこちらの記事で紹介しています。ぜひご覧ください

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宮乃 かぽり /
ビギナーズ編集部 ライター

フリーライター兼イラストレーター。学生時代は吹奏楽部に所属し、楽器の数などの都合で金管楽器をほぼ経験しました。現在は音楽、ヒーリング、占い、フラワーアレンジなど趣味多彩。チャレンジ精神豊富です!

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