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今流行りの「BMX」とは?初心者におすすめモデル9選・種類や選び方

今流行りの「BMX」とは?初心者におすすめモデル9選・種類や選び方

※当記事はアフィリエイト広告を含みます。

BMXとは、2020年に注目を集めているスポーツです。

「自転車を使ってアクロバティックな技を決める」というイメージを持っている人も多く、ワイルドで野生的な印象が強いBMXに憧れて、初心者からBMXを始めたいという人も増えてきています。

今回はBMXの楽しみ方や、BMX初心者におすすめする自転車の種類や選び方についてご紹介します。「BMXを始めたい!」という人は、ぜひ参考にしてみてください。

BMXとは

BMXとは「Bicycle Motocross」の略で、ロードバイクを使って行われる「ロードレース」、マウンテンバイクを使って行われる「MTBレース」などと並ぶ、有名な自転車競技の一種です。

BMXで使う自転車の特徴は、ロードバイクやMTBと比べると「小さくて小回りが利く」ということ。

別名「バイシクルモトクロス」とも呼ばれ、短距離をするスピードで駆け抜けます。

スタートしてすぐに最高時速まで到達するため、BMX競技で使われる自転車の車体は、通常の自転車に比べて構造が単純で頑丈!

BMXは、1970年頃にアメリカ西海岸に住む子どもたちが「オートバイのモトクロス競技にあこがれて」真似をはじめたのがきっかけだといわれていることからも、BMX用のバイクが「子どもが乗りやすい20インチのもの」であるのもうなずけます。

参考:初心者、BMXを始めたい方必見!! BMXの種類、BMXの選び方!!

BMXの種類

BMXは、順位を競う「レース」と、アクロバティックな技を競う「フリースタイル」の2種類に分かれているのも特徴的です。

レースは土やアスファルトで作られた凹凸のあるコースにて、最大8名で覇気の感じられるレース展開が行われます。

こちらは、2019年に行われたBMXスーパークロスワールドカップの動画です。

一方、2020年の国際競技大会の種目として追加された「フリースタイル」では、自転車ごと空中に飛び上がったり回転したりして技を決め、得点を競い合います。

ちなみに、フリースタイルの中でも「地面で足を着かないように技を決めるフラットランド」、「スケボーのパークを利用してジャンプ技を決めるパーク」、「公園などの街中で楽しむストリート」とジャンルが3種類に分かれています。

こちらは、フリースタイルの動画です。

かっこよさが引き立つBMXですが、レースにしてもフリースタイルにしても、両方「スピードを出す」「自転車に乗りながら空中を回転する」などといった危険な技も多く、BMXをする限り怪我はつきものとも考えられるでしょう。

BMXの選び方

これから「BMXを始めたい!」と思っている人は、まず自分がやってみたいライディングスタイルを選ぶことから始めましょう。

ここでは、初心者のためにBMXの選び方や必要な道具を詳しくご紹介します。

ライディングスタイルで選ぶ

最初に決めるのは、自分がどのようなライディングに挑戦してみたいか。それによって選ぶべきBMXが異なるため、しっかりと各ライディングスタイルの特徴を把握しておくことが大切です。

レース

BMXレースに挑戦したい場合は、「レーサーBMX」と呼ばれる専用の自転車が必要。

凹凸のある地面をフルスピードで駆け抜けるため、ときには転倒してしまうこともあります。

しかし、レースで相手を追い抜いたときなどは言葉にできないほどの快感を味わうことができるため、競争やスピード感が好きな人にはレースがおすすめです。

レース用BMXの完成車を取り扱っているメーカーをリストアップしてみましたので、購入を検討している人は参考にしてみてください。

  • HARO
    老舗メーカーのため、信頼が厚い。トップクラスのライダーも数名所属していて、価格も比較的良心的です。
  • DK
    コスパのよさで定評があるDKは、レース用のBMXはもちろん、フリースタイル用のBMXも数多く取り扱っています。
  • SE BIKKES
    こちらも老舗のメーカーです。ラインナップは少ないですが、重厚感のあるデザインが人気を集めています。
  • Free Agent
    「Maris Strombergs」が乗っていたことでも有名な、老舗メーカー。
  • CHASE
    Rioメダリストである「Connor Fields」も、CHASEのバイクに乗っています。

ここでご紹介した以外にもさまざまなメーカーがありますが、やはり充実しているのはBMX発祥の地であるアメリカとなってしまいます。

日本にもBMX専門店はありますが、海外のメーカーと比べるとバイクのラインナップが少なく、好みのデザインを見つけられないという声も聞こえてきます。

フリースタイル

フリースタイルは最近注目を浴びている種目です。

また、基本的に技の完成度や難易度によって得点が決まるため、誰かと速さを競うのではなく「自分との戦い」。

技ができるようになる喜びは言葉では表現できないことも多く、コツコツと練習をすることが苦ではない人におすすめです。

フリースタイルには「フラットランド」「パーク」「ストリート」の3種類に分かれていますが、どれもスケボーの感覚に精通しているところがあるため、横ノリ系のスポーツ/が好きな人はBMXにハマってしまう人も多いといいます。

日本では、最前線で活躍しているトップBMXライダー「田中光太郎氏」によってプロデュースされている、MOTELWORKSというブランドが有名です。

こちらでは「ストリート」「フラット」「キッズ」などさまざまな種類のBMXバイクが揃えられているため、フリースタイルに挑戦してみたい初心者は必見!

おしゃれなアパレルラインやスクールなども展開されているため、多方面からBMXの魅力を感じることができるでしょう。

身長に合うサイズを選ぶ

ライディングスタイルが決まったら、身長に合わせて自転車のサイズを選びます。

BMXを選ぶ際に重要なのは「トップチューブ」と「チェーンステイ」で、このサイズを基にして自分に最適なBMXバイクの大きさが決まります。

最も大切なのは「トップチューブ」で、サイズの目安は「19.5インチ:150cm〜165cm」「20.5インチ:160cm〜170cm」「20.75インチ:170cm〜180cm」と、身長に合わせるのが一般的。

また、トップチューブの次に重要だといわれているチェーンステイは、トレンドに左右される傾向があります。

近年の流れでは、「12.5″(317.5mm)〜14.25″(362mm)」程度のものが多く、短いチェーンステイ特有の機敏な動きがフリースタイル派のライダーたちから支持を集めている様子。

初心者には「完成品」がおすすめ!

BMXをこれから始めたいと思っている人にとって、どのようなバイクを選べばいいのかは、とても難しい問題です。

BMXにはさまざまな種類があり、レース用のバイクの予算は「3〜10万円」、フリースタイルでは「5〜15万円」とかかる費用にも差が生じます。

できるだけ失敗しないように、BMXバイクを購入する際は、できるだけ専門店でプロフェッショナルからのアドバイスをもらうようにしましょう。

そして、初心者には断然「コンプリート(完成品)」タイプのバイクがおすすめです。

コンプリートモデルなら、平均的な身長や希望のライディングスタイルさえしっかりと把握していれば、大きく失敗してしまうことも少ないでしょう。

BMXを始めたい人必見!おすすめコンプリートモデル9選

ここでは、BMXを初めたい初心者のために、おすすめのコンプリートモデルをご紹介します。

コンプリートモデルなら、よくわからないパーツの選択や面倒な部品の組み立てもなく、届いてすぐにライディングを楽しむことができるのでおすすめです!

moineau 20インチ

初心者用のBMXを検討していて、ジャイロは無くても大丈夫という方はこちらがおすすめ。

幅5cmの極太タイヤで、乗り心地もとてもいいです。

余計な装飾がなくカスタマイズにも最適。そのままシンプルに使うもよし、ステッカーなどでオリジナルの一台に仕上げるのもよしです。

街乗りしやすさを考えて、スタンドを標準装備しており、大きなペダルでとても漕ぎやすいです。

grive X-206

折りたたみタイプのBMXなのでコンパクトになり、走ればSTREET仕様のBMXです。

アサスペンション付きなので、小さなMTBともいえるでしょう。

BMXとマウンテンバイクと折りたたみ自転車のいいところを集めた1台です。

剛性もしっかりしており、剛性のよさは走りの安定につながります。

6段変速のおかげで坂道もスイスイと走ることができますよ。

TRUCKERS BMX 20\\\’

シングルスピードと呼ばれることもあり変速機がない自転車。BMXやビーチクルーザー、安価なシティサイクルなどもシングルスピードの仲間です。

完成車には固定とフリーと2つのギアが左右についているので好きな方を選択できます。

ENCOUNTER BM-20E

オオトモのNewブランド、ENCOUNTERのBMXはブラックでシンプルなデザインが特徴的です。

太めのタイヤで安定感のある走りを実現できて、ハンドリングもしやすいため普段使いの一台としてもぴったり。

BM-20R

コスパが魅力のブランドのレイチェルのBMXです。

コンパクトなフレームや、スチール製のペグ・ジャイロ機構のハンドルなど、安価ながらフリースタイルに必要なパーツを装備しています。

STOLEN BMX 自転車 URBAN 20″ COMPLETE

プロモ御用達!完全に組み立てられた最強のBMXが、アメリカからやってきました!ストリート用バイクなので、街中にある縁石や階段、手すりなどを使ってのライディングを楽しむことができます。

ジャンプした際の安定感を得るために少しだけ大きく作られているのが特徴的で、激しい動きでもへこたれない強度が魅力です。組み立ては一切必要ないため、届いたらすぐにBMXを始めることができますよ。

SUBROSA × SHADOW Complete ストリートBike 21.0”

限定生産で希少価値が高いこちらのバイクは、The Shadow Conspiracyとのコラボレーションをした2019年モデルです。シャドーパーツが数多く組み合わされることによって全体の統一感が高まり、細部まで配色をこだわった激レアパーツアッセンブル!

お店のBMXライダースタッフによる組立だけではなく、各ギアの調整や試走もしてすぐに乗れる状態にて届けてくれるというサービスと、ストリートBMXのDVDもプレゼントとしてついてきます。

BMX ストリート コンプリート Subrosa 2020 Salvador Park

「パークライディングに挑戦してみたい!」という人には、パークライディングに適したフレーム設計となっているバイクがおすすめです。こちらのモデルには、トップチューブ、ダウンチューブ、ハンドルバー、フォークの全てに「Cro-Mo」が100%使用され、快適なパークライディングをサポート。

さらには「ハンドルがくるくる何回転も回る」という工具である「ジャイロ」が標準装備されているため、パークでの激しいトリックにも最適です。ハイスペックながらも手の届きやすい価格に抑えてあるところも、BMX初心者には嬉しいですよね!

BMX ストリート コンプリート Subrosa 2020モデル

「20インチのバイクは小さすぎる…」と感じてしまう大柄な人には、ハンドルバーが9.0”と高めにセットされているコンプリートモデルがおすすめです。

スペックは「インテグラルヘッドセット」「MID BB」「3PCクランク」と、上級グレードのバイクにも採用されている名前がずらり。ダートや大柄な人だけではなく、初心者でもできるだけスペックを妥協したくないという人にも最適でしょう。

BMXの世界へ飛び込もう!

BMXとひとことでまとめられるシーンも多々ありますが、一歩BMXの世界に踏み込めばさまざまな楽しみ方があると気づかされます。

スリリングな競争が好きな人は「レーススタイル」を、横ノリ系のスタイルが好きな人は、シーンに合わせて「フラット」「パーク」「ストリート」の中から選んでみるといいでしょう。

BMXは世界的にも注目度の高い競技ですが、危険が伴うスポーツであることも忘れてはいけません。

特にBMX初心者の場合は、ヘルメットやサポーターなど身を守るアイテムを活用し、安全にBMXを楽しむようにしてください!

こちらの記事では、サイクリング初心者の服装をご紹介しています。

白根 鮎美 /
ビギナーズ編集部 ライター

独学で英語を勉強後、オーストラリアでは幼児教育の専門学校で勉強。帰国後は子ども英会話教室にて1歳から高校生への英会話を指導していました。また、サーフィン歴は10年以上、海を愛する2児のママサーファー。

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