更新
電子ピアノのメーカーごとの特徴解説|どんな違いがある?おすすめの選び方
※当記事はアフィリエイト広告を含みます。
電子ピアノは習い事をしているお子さんやお孫さんへのプレゼントとして選ばれることが多く、生徒の中でも実際に入学祝いに買ってもらうという家庭が多くみられます。
また、子供だけでなく趣味で始めた大人の方にも電子ピアノはお手頃なうえ、本物のピアノのような音色を出せるということで、電子ピアノ人口が増えてきています。
そこで今回はちょっとした大きなお買い物となる電子ピアノ選びを失敗しないために、メーカーごとの特徴とおすすめの選び方を紹介していきます。
目次
電子ピアノメーカーの特徴とおすすめモデル
電子ピアノメーカーはさまざまあります。特徴を知って、自分に合ったものを見つけましょう。
タッチで決めるなら|KAWAI
カワイはピアノ販売では世界2位のシェアを占めていて、コンクールでも使用されるなど世界的な評価を得ています。
電子ピアノの中でも初心者向け商品が多くあり、価格も比較的安い傾向にあります。カワイの一番の特徴は木製鍵盤のタッチ感にこだわっており、値段と比べても音もタッチも良いという点でコスパが良いと思います。
安価なモデルから音に深みがあり、練習に最適な鍵盤の重さ、上位モデルに至っては本物のピアノに近い表現の練習が出来るのも特徴です。
音で決めるなら|ヤマハ
ヤマハの電子ピアノの特徴は音のクオリティが高いだけでなく、鍵盤のタッチ感も生ピアノに近いものが多くあります。
また、価格帯も初心者向けの低価格シリーズ、「アリウス」というものから、「グラビノーバ」というグランドピアノにかなりに近い、高級感のあるものまで、幅広い種類の商品を販売しています。
グラビノーバになると、繊細なタッチ感がピアノのように再現が出来たり、音に関してはとても素晴らしい商品です。
デザインで決めるなら|KORG(コルグ)
コルグは上級者用として販売されているピアノが多くみられますが、同じ上級者向けを多く取り扱っているローランドと比べて比較的低価格で購入できます。
私は初めての電子ピアノはKORGを選びましたが、一番はデザインで選びました。茶色で高級感があるところに惹かれ、一目ぼれでした。
参考:KORG公式ホームページ
機能性で決めるなら|ローランド
ローランドは電子ピアノを最初に開発したメーカーで、種類もノーマルタイプのものから画面付きのもの、そして形もグランドピアノのものまであり、音を変化させる機能が豊富だったりと、機能も充実しています。
テレビでもグランドピアノを使って演奏しているように見えて、実はローランドのデジタルグランドピアノが使われていたりするほど、音の性能もとてもいいものです。
上級者用として販売されている電子ピアノが多くあり、私も生徒たちにはまずはローランドを基準に見てみるようにしてもらっています。
コンパクトさで決めるなら|CASIO
腕時計のメーカーとして有名ですが、電子ピアノの販売もしています。コンパクトでデザインもシンプル、機能もとてもシンプルで、人気のPriviaシリーズの値段で5万円前後と、とてもお手軽です。
安いと心配…という声も聞きますが、大人の趣味として日常生活に音楽を取り入れたいと思っている方にはおすすめです。
軽いので、自分で楽器を持ち込んで演奏しに行くときにとても便利で、私も愛用しています。ハンマーが内蔵されており、グランドピアノに近い弾きごたえがあります。
いきなり購入するのを迷う方は、電子ピアノレンタルサービスを活用するのもおすすめです。メーカーごとに異なる使用感を確かめてみましょう。
電子ピアノが人気な理由・メリット
ピアノは本体自体の大きさから搬入や設置が大変なうえに、マンションや住宅環境から思うように練習でいないのが現状です。
その悩みを解消してくれるのは電子ピアノであり、レッスンでも実際に使っている私としてもとても便利なものです。
ピアノで練習できることが良いにこしたことはないですが、どうしてもピアノは振動や音のボリュームが調節できず、弾く時間が限られてきます。そこで練習の手助けをしてくれるのが電子ピアノですが、注意点・デメリットもあります。
電子ピアノのメリット
まずは、音や振動問題。ピアノは弾いてはいけない時間だけど、電子ピアノでヘッドホンしての練習ならしていいという場合は、とても助かりますよね。音の心配もあるかと思いますが、最近のピアノは先ほど紹介した通り、本物に近い音が設定されています。
私が一番電子ピアノの良さを感じる所は、調律をしなくていい点です。ピアノは最低でも1年に1回の調律が必要なことと自由に移動ができないこと、移動した場合は調律する必要があることなど、気を付けなければいけない点がたくさんあります。その問題も電子ピアノで解決できます。
そのようなことから電子ピアノは音楽業界でも重宝されています。アーティストそれぞれの世界観を大事にしたセット演奏がほとんどで、電子ピアノのデザイン性を活かして使われています。
また、外での演奏となると気温によって変わってしまうピアノより、どのような状況でも最高なコンディションで演奏ができる電子ピアノが使われています。
音や振動問題をあまり気にせずに済む電子ピアノですが、そもそもピアノを習うメリットにはどんなものがあるのでしょうか。ピアノを習うメリットはたくさんあります。メリットを理解した上で演奏すると、よりピアノが楽しくなるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?ピアノより電子ピアノが使い勝手がよく、年間通してもピアノを購入する70%の方が電子ピアノを選んでいるのが現状です。
目指すところによっては電子ピアノでは補えない点はありますが、練習をいつでもできるという点で、趣味の方はもちろん、コンクール上位入賞する方でも電子ピアノを持っている方がほとんどです。
それぞれメーカーによって特徴があるため、絶対にこれがいい!これはダメ!といった商品はありません。これを機に自分の目的に合った電子ピアノに出会えるといいですね。
こちらの記事では、電子ピアノの選び方とおすすめモデルをご紹介しています。
レベル別のおすすめはこちらの記事で紹介しています。ぜひ参考にしてください。
伊藤しおり /
ビギナーズ編集部 ライター
趣味はピアノを演奏することと、野球観戦。 現在は自宅でピアノ講師をしながら、演奏活動をして音楽を楽しんでいます。野球も小さい頃から好きなので、音楽もスポーツもどちらの楽しさもお伝えできたらいいなぁと思います!